tia_10l0
DONEこちら椎那わたるさん主催の魏無羨女体化企画の作品になります。「魏無羨が月餅を食べたら、翌日、女性になっていた。手紙を頼りに藍忘機を連れて、犯人のもとへ赴くが、解呪方法は知らないと言われた。静室へと帰還した忘羨は、解呪天天を始めることとなった……」
「魏無羨、女体事件」 初夏。
じんわりと汗ばむのを感じながら魏無羨は、雲深不知処の麓周辺をぶらついていた。藍忘機が仕事だった為、暇潰しをしていたのだ。荷車がやっと通れそうな道をすたすたと歩いていると、前から人がやってきた。
その人は鼠色の外套を纏い、頬がこけているのが見え、痩せぼそっているような印象を受けた。魏無羨が危うい気配を感じながらも、その人に道を譲ろうとした時だ。
「あっ、すみません……」
「おっと……」
なんと外套を着た者は、魏無羨の前を通った瞬間、身体がふらつき彼にぶつかってしまったのだ。魏無羨はすぐに反応し、身体を支えてやった。
「怪我はないか? 行き先は? 案内するよ」
「親切にありがとうございます。大丈夫です」
11512じんわりと汗ばむのを感じながら魏無羨は、雲深不知処の麓周辺をぶらついていた。藍忘機が仕事だった為、暇潰しをしていたのだ。荷車がやっと通れそうな道をすたすたと歩いていると、前から人がやってきた。
その人は鼠色の外套を纏い、頬がこけているのが見え、痩せぼそっているような印象を受けた。魏無羨が危うい気配を感じながらも、その人に道を譲ろうとした時だ。
「あっ、すみません……」
「おっと……」
なんと外套を着た者は、魏無羨の前を通った瞬間、身体がふらつき彼にぶつかってしまったのだ。魏無羨はすぐに反応し、身体を支えてやった。
「怪我はないか? 行き先は? 案内するよ」
「親切にありがとうございます。大丈夫です」
りゅうひよこ
DONE天才と名高い蔵色散人の遺作である人工知能・魏嬰。藍湛はそのAIに道ならぬ恋をしていた。元々彼は身体的な交わりに興味が薄く、恋人が肉体を持たないことを気にしていなかった。だが生物学者・莫玄羽が倫理規定を破り、蔵色散人とその夫の遺伝子を用いて人工胚から人間・魏嬰を産みだしてしまう回。🐰傾向:らぶらぶ♡ SFよくわかりません♡ 🐰スタンプもらえると喜びます♡科学者・藍湛×人工知能・魏嬰キッチンで湯が沸くのを待つあいだ、藍湛はひとりでに口もとがゆるむのを感じた。
何年も思い続けてきた恋人を、はじめて抱きしめた次の朝なのだから仕方ないことだ。恋人が唇をねだってきたときの胸の高鳴りはいまだ治まることなく、藍湛の心を高揚させている。
ポットとティーカップとマグカップをトレーに乗せて恋人のもとへ向かいかけたが、思い留まって玄関の鏡を見た。チノパンツにボタンダウンシャツというカジュアルな服装だが、襟が曲がっていないことを確かめてから寝室のドアを開けた。
閉じたままのカーテンごしに朝陽が差し、ほのかに白く満たされた部屋へ入ると、ベッドの真ん中で白いブランケットに頭からくるまった人かげが座りこんでいるように見えた。
2504何年も思い続けてきた恋人を、はじめて抱きしめた次の朝なのだから仕方ないことだ。恋人が唇をねだってきたときの胸の高鳴りはいまだ治まることなく、藍湛の心を高揚させている。
ポットとティーカップとマグカップをトレーに乗せて恋人のもとへ向かいかけたが、思い留まって玄関の鏡を見た。チノパンツにボタンダウンシャツというカジュアルな服装だが、襟が曲がっていないことを確かめてから寝室のドアを開けた。
閉じたままのカーテンごしに朝陽が差し、ほのかに白く満たされた部屋へ入ると、ベッドの真ん中で白いブランケットに頭からくるまった人かげが座りこんでいるように見えた。
ship_hoko
DONE #MDZS交流会6_白兎#MDZS交流会6_黒兎
女体化魏無羨Webアンソロ企画
初アンソロジーは、にょたで出発します!!よろしくお願いします!!!
※女体化しております。苦手な方はご遠慮ください。
※パスワードは企画HPに記載されています。
はるもん🌸
MOURNING怒らせたい魏嬰とビビる思追【藍思追の心配】魏無羨が弟子数人に集まれと言ったくせに、本人が遅刻する時がある。
そんな時、静室にいる魏無羨を呼ぶのはいつも藍思追の役目となっていた。『魏先輩、迎えにきました』と声を出そうとしたその時だ。
「ああ、悪かった藍湛!もうしない、しないったら許せ!」
「いつも口ばかり。全く反省がない」
今日もやっている、と藍思追は片手で顔を覆った。
「ほらほらそんなに怒るな、藍思追がそこまで来てるんだ。今日の所はひとまず許してくれ、頼むよ」
気配だけで自分の居場所を察知したのかと藍思追は驚く。
****
弟子達が待つ場所へと魏無羨を連れていく際、今度は何を含光君にしでかしたのかを聞いてみた。
すると、魏無羨はいつものようにヘラリと笑って「大人の秘密だ」と言ってごまかすのだ。藍思追はそこまで大人の事情に詳しくはなかった。
992そんな時、静室にいる魏無羨を呼ぶのはいつも藍思追の役目となっていた。『魏先輩、迎えにきました』と声を出そうとしたその時だ。
「ああ、悪かった藍湛!もうしない、しないったら許せ!」
「いつも口ばかり。全く反省がない」
今日もやっている、と藍思追は片手で顔を覆った。
「ほらほらそんなに怒るな、藍思追がそこまで来てるんだ。今日の所はひとまず許してくれ、頼むよ」
気配だけで自分の居場所を察知したのかと藍思追は驚く。
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弟子達が待つ場所へと魏無羨を連れていく際、今度は何を含光君にしでかしたのかを聞いてみた。
すると、魏無羨はいつものようにヘラリと笑って「大人の秘密だ」と言ってごまかすのだ。藍思追はそこまで大人の事情に詳しくはなかった。
未さん
DONE含光君×らおず 後編性癖
・童貞なのに歴戦の猛者みたいな藍湛のtn
・騎乗位、対面座位
・喘がない訳がなかった
・tnパラダイス
これにて完結でございます!前編から読んでくださってありがとうございました!!! 18
winterland1234
MAIKING江氏の弟子が魏嬰の体についてるアザや傷跡を見てDVと疑い心配するけど実は藍湛の激しい天天だったことを見る羽目になる話が書きたくて途中まで書いてみました。モブに見られた忘羨(書きかけ)「あのっ!」
魏無羨が呼び止められたことに気づいて振り返ると、そこには紫色の衣を着た雲夢江氏のでしと思しき人が心配そうに彼を見つめていた。
「ん? なんだ?」
「あの……、辛いことがあったらいつでも雲夢に戻ってきてくださいね!」
「どうした、何があった?」
魏無羨が眉をひそめて近づいてくるので、江氏の弟子は思わず指を差して指摘した。
「魏公子ってよくはだけた服を着るじゃないですか。……それで、うなじから肩にかけて赤い傷跡やアザが見えているんです」
「それがどうした?」
すると、江氏の弟子はどこか心配そうな表情をして、重そうな空気感を醸し出しながら言った。
「もしかして魏公子は道侶の方から暴力を受けているのではと……」
1576魏無羨が呼び止められたことに気づいて振り返ると、そこには紫色の衣を着た雲夢江氏のでしと思しき人が心配そうに彼を見つめていた。
「ん? なんだ?」
「あの……、辛いことがあったらいつでも雲夢に戻ってきてくださいね!」
「どうした、何があった?」
魏無羨が眉をひそめて近づいてくるので、江氏の弟子は思わず指を差して指摘した。
「魏公子ってよくはだけた服を着るじゃないですか。……それで、うなじから肩にかけて赤い傷跡やアザが見えているんです」
「それがどうした?」
すると、江氏の弟子はどこか心配そうな表情をして、重そうな空気感を醸し出しながら言った。
「もしかして魏公子は道侶の方から暴力を受けているのではと……」
karan282828
DONE中秋節にTwitterに載せた忘羨小話です。魔道祖師、陳情令の設定が混在しています。用語もそれっぽいものを使っていますが、多分にいい加減なところがあります。ふんわり読んでください。
年劫の兎(ねんごうのうさぎ)
一筋縄ではいかない人のことを指す。劫(ごう/こう)=仏教用語できわめて長い時間のこと。長い年月を生き抜いて、悪賢くなった兎の意。
年劫の兎この時期、姑蘇の街にも月餅と並んで兎をかたどった菓子がたくさん並ぶ。
最初は夜狩りから帰った子弟が土産として持ち込んだのだが、そのあまりの可愛らしさに年若い子弟の間で買って帰るのが流行り出した。そうなると年嵩の子弟たちも流行りものは気になる。
思追と景儀が、土産として買いこんだ兎の菓子を静室に届けるのに、そんなに時間は掛からなかった。
「藍湛、みろよ、この菓子、兎のヒゲまで描いてある。こっちは飴菓子だ。飴を流してこりゃ見事な一筆書きだ」
菓子箱にきれいに収められた兎菓子をひとつひとつ取り出してはひとしきり感嘆して、魏無羨は藍忘機の前に幾つも皿を並べた。
「さて、どれから食べる?」
「あなたの好きなものから」
1271最初は夜狩りから帰った子弟が土産として持ち込んだのだが、そのあまりの可愛らしさに年若い子弟の間で買って帰るのが流行り出した。そうなると年嵩の子弟たちも流行りものは気になる。
思追と景儀が、土産として買いこんだ兎の菓子を静室に届けるのに、そんなに時間は掛からなかった。
「藍湛、みろよ、この菓子、兎のヒゲまで描いてある。こっちは飴菓子だ。飴を流してこりゃ見事な一筆書きだ」
菓子箱にきれいに収められた兎菓子をひとつひとつ取り出してはひとしきり感嘆して、魏無羨は藍忘機の前に幾つも皿を並べた。
「さて、どれから食べる?」
「あなたの好きなものから」
はゆや
DOODLEガーデンバース忘羨(座学)都合の良いように解釈して書きました
罰を受けた後に沢蕪君に教えられて行った冷泉で、藍湛に花を食べられちゃう魏嬰
書きたいシーン書けたから、幸せ🥰
inしてないけど、すけべ描写あり
なんでも許せる人向け 3243
pene
CAN’T MAKEキスの日0523忘羨そういえばらぶいなにかをかいたことありませんね…と思って…。
でももうこれ以上塗らない気がするので供養。なげやりにもほどがある。特に藍湛の簪。遠近おかしい。
りゅうひよこ
DONE🐰ほのぼのラブコメ 🐰スタンプもらえると喜びます。魏嬰が女ものの漢服を着てみたので、藍湛にイメージ・プレイしようって言い出す回。「今夜はこの服を着て、芝居風にやろう!」
早めの寝支度をしていた藍忘機は、魏嬰の言葉に手を止めた。顔をあげると、魏嬰が女人の着るような裙の長い服を身にまとっていた。
「魏嬰、その服は…」
「出入りの行商人からちょっとな」
魏嬰が愉快そうに提案した。
「こういうのはどうだ? 俺は娼館の娘で、おまえは客だ」
「きみは女人の役なのか?」
「まあ、そうだな。せっかく女の服だから」
藍忘機はうなずいた。
「おまえは夜狩のついでに、娼館に気晴らしに来たっていう筋書きにしよう」
「そんなことが気晴らしになるのか?」
「俺に聞くなよ。今度、行ってるヤツらに聞いとくよ」
魏嬰に促されて寝台に腰掛けると、彼もその隣に座った。
静室の窓からの西陽で、襦のうすぎぬが黄金色に透け、魏嬰の体の線があらわになっていた。藍忘機が目のやり場に困ってわずかに目を逸らすと、それも彼なりの演技のひとつだと魏嬰は受け取ったらしい。
1642早めの寝支度をしていた藍忘機は、魏嬰の言葉に手を止めた。顔をあげると、魏嬰が女人の着るような裙の長い服を身にまとっていた。
「魏嬰、その服は…」
「出入りの行商人からちょっとな」
魏嬰が愉快そうに提案した。
「こういうのはどうだ? 俺は娼館の娘で、おまえは客だ」
「きみは女人の役なのか?」
「まあ、そうだな。せっかく女の服だから」
藍忘機はうなずいた。
「おまえは夜狩のついでに、娼館に気晴らしに来たっていう筋書きにしよう」
「そんなことが気晴らしになるのか?」
「俺に聞くなよ。今度、行ってるヤツらに聞いとくよ」
魏嬰に促されて寝台に腰掛けると、彼もその隣に座った。
静室の窓からの西陽で、襦のうすぎぬが黄金色に透け、魏嬰の体の線があらわになっていた。藍忘機が目のやり場に困ってわずかに目を逸らすと、それも彼なりの演技のひとつだと魏嬰は受け取ったらしい。
mako
DONE※拙書「雲深き処 花を抱いて眠る」をお手にして下さった方へのおまけ小説となります。ご了承下さい※【内容】
「雲深き~」の第四天と第五天の間の魏先輩と小双璧のやり取りと、第五天で泣いちゃった景儀くんのその後。
ギャグです。モブが出ます。世界観に合わない言葉もいっぱい出ます。本当に何でも許せる方のみお読み下さい。パスワードは拙書302頁最初の四文字。
MiG-25は世界一速い戦闘機。マッハ3も出る。 14928
kurono_666
MOURNINGこの前の逆転if忘羨の続きを書いたので、供養させてください。色事は手を繋いだり触れあうだけのちゅーくらいしか知らない魏嬰と教えたい藍湛。非常にぬるい微エロ。
#忘羨 #魔道祖師
階−きざはし− ②蔵書閣で雅正集の書き取りをしなさいと、昨晩の飲酒の罰として言い渡された。
戒尺で打たれるのもやむ無しと思っていた魏無羨は、ほっと胸を撫で下ろしながら蔵書閣に向かっている。
(でも、酒って存外美味いんだなぁ)
意識を失う前に口に含んだ酒の味はなんとなく覚えていた。ふくよかな香りと、わずかに喉を焼く旨み。確か姑蘇の銘酒、天子笑と言っていたか。
(そういえば彩衣鎮でたくさん売っているのを見たな)
ぺろりと無意識に唇を舐める。
雲深不知処内ではご法度だが、飲酒自体は禁じられていないはずだ。
(予定のない日に町に飲みに行ってもいいか師兄に相談してみよう)
駄目だと言われたら大人しく諦めればいい。けれど、次期宗主である藍曦臣は意外に話の分かる人だった。もしかしたら許可してくれるかもしれない。それに、今回の罰が思ったより軽いのも、彼が何かしら口添えしてくれたからだろう。にこにこと自分を送り出してくれた姿を思い出して、魏無羨は心の中で感謝した。
5891戒尺で打たれるのもやむ無しと思っていた魏無羨は、ほっと胸を撫で下ろしながら蔵書閣に向かっている。
(でも、酒って存外美味いんだなぁ)
意識を失う前に口に含んだ酒の味はなんとなく覚えていた。ふくよかな香りと、わずかに喉を焼く旨み。確か姑蘇の銘酒、天子笑と言っていたか。
(そういえば彩衣鎮でたくさん売っているのを見たな)
ぺろりと無意識に唇を舐める。
雲深不知処内ではご法度だが、飲酒自体は禁じられていないはずだ。
(予定のない日に町に飲みに行ってもいいか師兄に相談してみよう)
駄目だと言われたら大人しく諦めればいい。けれど、次期宗主である藍曦臣は意外に話の分かる人だった。もしかしたら許可してくれるかもしれない。それに、今回の罰が思ったより軽いのも、彼が何かしら口添えしてくれたからだろう。にこにこと自分を送り出してくれた姿を思い出して、魏無羨は心の中で感謝した。
oriya16kf
DONE忘羨ワンドロワンライお題「無邪気」「下着」
所要時間:1時間+18分
藍湛の小さい頃などを捏造しています。
何でも大丈夫な人だけ読んでくださいませ。
※藍曦臣がいっぱい出ていて、藍啓仁が少し出ます。
(大丈夫なんじゃないかって言ってもらえたので、普通にワンライでアップすることにしました) 3000
Iz_Mas_x
DONE纏まった時間が取れないため、魏嬰ちゃん番外篇となります。今回は江澄視点でお送りいたします。
もう少し掘り下げたかったのですが、時間切れで残念無念。
献舎されて蘇った魏無羨が、何故か女性だった話 番外篇 江晩吟の憂鬱 大梵山で十三年振りに魏無羨に会った。奪舎してまで蘇り何をする積もりなのだと、怒りに駆られて紫電で打ち付けたが何も起こらなかった。奪舎ではないということは、まさか献舎なのだろうか。誰が何の目的で魏無羨を蘇らせたというのだ。
目の前の魏無羨は、江晩吟が知っていた前世の彼よりも五寸(約十五センチメートル)程背が低く、身体付きも随分と華奢になっている。彼が蓮花塢に連れて来られた頃を彷彿させる痩せぎす振りだ。纏っている[[rb:襤褸 > ボロ]]も、何処の世家のものか判別が付かない程酷いものだ。
恐らく虐待された怨みを晴らすべく、無上邪尊、あるいは魔道祖師と悪名高い魏無羨を献舎の相手に選んだのだろう。選りに選って何故、と江晩吟は忌々しげに舌打ちをした。誰よりも慈悲深い男だ、困っている者を助けない筈がない。
3068目の前の魏無羨は、江晩吟が知っていた前世の彼よりも五寸(約十五センチメートル)程背が低く、身体付きも随分と華奢になっている。彼が蓮花塢に連れて来られた頃を彷彿させる痩せぎす振りだ。纏っている[[rb:襤褸 > ボロ]]も、何処の世家のものか判別が付かない程酷いものだ。
恐らく虐待された怨みを晴らすべく、無上邪尊、あるいは魔道祖師と悪名高い魏無羨を献舎の相手に選んだのだろう。選りに選って何故、と江晩吟は忌々しげに舌打ちをした。誰よりも慈悲深い男だ、困っている者を助けない筈がない。