すあま
DONEボスとネロが婚姻届を出す話。先日上げたボスのインタビュー記事の本編。長さ的にぽいぴくじゃ厳しいか?と支部にも上げました→ https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=24237337欲を満たしたいと望むこと一、そんな今日の二週間前
「え?なんで知ってんの?」
ネロ、結婚したんだろう?と、ファウストに軽く聞かれた。本当に軽く。そしてつい口をついた言葉がこれだった。
「俺、まだ誰にも話してないんだけど……」
店の臨時休業中。引きこもりすぎて頭がおかしくなりそうで、遊びに寄った嵐の谷。そこにあるファウストの家。手土産にと、朝から作ってバスケットに入れたシナモンチュロスの存在もすっかり忘れ、俺はただ立ち尽くすしか無かった。
「はい」
おもむろに差し出されたのは一部の新聞。厚みはあまりない。どうやら号外のようだ。俺は何を言うでもなく、バスケットを差し出し、受け渡し、そうして空いた手でそのままその新聞を受け取った。
14051「え?なんで知ってんの?」
ネロ、結婚したんだろう?と、ファウストに軽く聞かれた。本当に軽く。そしてつい口をついた言葉がこれだった。
「俺、まだ誰にも話してないんだけど……」
店の臨時休業中。引きこもりすぎて頭がおかしくなりそうで、遊びに寄った嵐の谷。そこにあるファウストの家。手土産にと、朝から作ってバスケットに入れたシナモンチュロスの存在もすっかり忘れ、俺はただ立ち尽くすしか無かった。
「はい」
おもむろに差し出されたのは一部の新聞。厚みはあまりない。どうやら号外のようだ。俺は何を言うでもなく、バスケットを差し出し、受け渡し、そうして空いた手でそのままその新聞を受け取った。
すあま
MOURNINGブネ🔫🍴が結婚したら雑誌や新聞にすっぱ抜かれるっていう小説を書きたくて、その話の中に出てくるブの結婚記念獄中インタビュー記事を書きました。小説の中では全文は出さないかも……と思い、Xとここで供養します。《全文》ブラッドリー・ベイン氏、結婚記念獄中インタビュー ――この度はご結婚おめでとうございます。また、インタビューをお受けくださりありがとうございます。本日はよろしくお願いいたします。
(ベイン氏)ああ、ありがとな。俺も俺の伴侶を世界中に自慢したかったところだ。丁度良かったぜ。
――まず初めに、読者の皆様にブラッドリー・ベイン氏の紹介をさせてください。
ブラッドリー・ベイン氏は北の国で生まれた魔法使いであり、あの人気書物『死の盗賊団盛衰記』で有名な死の盗賊団を率いた頭領でもあります。数多の財宝を手に入れ、百年ほど前に捕らえられました。
その審美眼により集められた財宝は、ほとんどが国宝級や歴史的価値の大変高い品ばかりで、現在では月蝕の館をはじめ、各国の博物館・美術館等にに所蔵されております。
4771(ベイン氏)ああ、ありがとな。俺も俺の伴侶を世界中に自慢したかったところだ。丁度良かったぜ。
――まず初めに、読者の皆様にブラッドリー・ベイン氏の紹介をさせてください。
ブラッドリー・ベイン氏は北の国で生まれた魔法使いであり、あの人気書物『死の盗賊団盛衰記』で有名な死の盗賊団を率いた頭領でもあります。数多の財宝を手に入れ、百年ほど前に捕らえられました。
その審美眼により集められた財宝は、ほとんどが国宝級や歴史的価値の大変高い品ばかりで、現在では月蝕の館をはじめ、各国の博物館・美術館等にに所蔵されております。
danraku
DONE盗賊時代ブラネロ大事にしたくて ブラッドリーは憤慨していた。眉を吊り上げて呆れてもいた。派手好きなわりに節度のある照明に照らされるのは宝石でも銃でもない。死に際の呪詛を食らった俺の、見るも無惨な手だ。
「……痛いか?」
「全然」
「ははっ重症だな」
軽く笑い飛ばしたくせに、眼光は鋭い。存外きれいななりをした指先が塗り薬を取った。筋張った俺の手の甲へと滑らせると、ぐっと練り込むように力を入れる。手首から先は錘が吊り下がるみたいに、ぶらんと揺れ動いた。
「てめえの武器を大事にしねえって、どういう了見だ」
「うわ」
分厚い鱗のようにぽろぽろ浮き上がる肌から、煙が上がった。烟る先からチーズみたいに皮膚がこそげ落ちていく。痛みこそなかったが、正真正銘、俺の肌が硬くなったものらしい。剥がれる先から肉が覗き、すかさずブラッドリーは呪文を唱える。軟膏をたっぷり掬った手に包まれて、薬効に混ざった魔力ごと浸透していく。
1334「……痛いか?」
「全然」
「ははっ重症だな」
軽く笑い飛ばしたくせに、眼光は鋭い。存外きれいななりをした指先が塗り薬を取った。筋張った俺の手の甲へと滑らせると、ぐっと練り込むように力を入れる。手首から先は錘が吊り下がるみたいに、ぶらんと揺れ動いた。
「てめえの武器を大事にしねえって、どういう了見だ」
「うわ」
分厚い鱗のようにぽろぽろ浮き上がる肌から、煙が上がった。烟る先からチーズみたいに皮膚がこそげ落ちていく。痛みこそなかったが、正真正銘、俺の肌が硬くなったものらしい。剥がれる先から肉が覗き、すかさずブラッドリーは呪文を唱える。軟膏をたっぷり掬った手に包まれて、薬効に混ざった魔力ごと浸透していく。
shiita_brnr
DONE2/22 ブラネロwebオンリー「そういうことにしたらつもり!13」内展示作品「言葉にならない甘え方」のスピンオフ作品です!!同じ時間軸をブラッドリー目線で書いてみました。
相変わらずのやおい(やまなしおちなしいみなし)ですが、自分なりにまいてみた伏線の回収が上手くできてればいいなーと思います!笑
感想等いただけるとすごく喜びます😆
溢れた愛の拾い方朝一番のくしゃみで飛ばされた中央の国の商店で、ブラッドリーは意図せず希少な酒を見つけた。今日はなんだかついている気がして、こんな日にはネロのご飯で晩酌をするのがいい。あわよくばネロにも呑ませてやろうと、意気揚々と夕食どきの食堂へ向かうと、そこでご飯を作っていたのはカナリアだった。
「ネロはどこにいったのでしょう。今日の任務は日帰りだと聞いていましたが。」
リケの言葉に賢者が、ネロは用事があってご飯を作れないので、今日はカナリアにお願いしました。ネロは忙しいみたいなのでそっとしておきましょう。と答える。それになんの疑問も持たず食事の席につく魔法使いたちを尻目に、ネロの飯がねえなら用事はないとばかりに食堂をでたブラッドリーは、せめてネロの部屋の作り置きでも掻っ払ってやろうとグラスとウイスキー片手に部屋に乗り込んだ。
6370「ネロはどこにいったのでしょう。今日の任務は日帰りだと聞いていましたが。」
リケの言葉に賢者が、ネロは用事があってご飯を作れないので、今日はカナリアにお願いしました。ネロは忙しいみたいなのでそっとしておきましょう。と答える。それになんの疑問も持たず食事の席につく魔法使いたちを尻目に、ネロの飯がねえなら用事はないとばかりに食堂をでたブラッドリーは、せめてネロの部屋の作り置きでも掻っ払ってやろうとグラスとウイスキー片手に部屋に乗り込んだ。
rikap_D_gm
PROGRESS2024年ブラッドリー様おたおめブラネロ漫画として描き始めました8P漫画の冒頭です。せめてWebオンリーに間に合えば…というところでしたがなかなか手強く…大変申し訳ありません…!!彼らのおたおめあれやこれやは近々ちゃんと完成させていただきますので、今はこのワンシーンからいっぱい妄想していただけましたら幸いです😂!!!danraku
DONE双子のお仕置きが猫耳執事だったブラッドリーと晩酌の予定があったネロふたりのマナー 手袋と燕尾のコートは丸めてソファに投げる。眼鏡とクロスタイを粗野な手つきで外して、髪を掻き上げると頭を振った。階段を上がる音が聞こえるのもお構いなしに、ベストのボタンを一つずつ外していく。その足音は自室の前で止まった。
ブラッドリーは安堵の息を吐き、ノックと同時に声をかけた。
「早えじゃねえか」
向こう側の男も心得たもので、すでにドアを開けている。
「今晩はカナリアがいたからさ。昨日まで任務だったから、俺は休み」
「は、いいご身分だな。こっちはさんざんな目に遭ったってのに」
「自業自得じゃね?」
「どこが」
バーの花瓶を割った穴埋めに、オーエンが西の国のけったいなカフェに向かった。そのことは魔法舎中の噂になっていた。そんな不始末の一因である、ブラッドリーとミスラが連帯責任で双子に仕置きされたことも、周知の事実というわけだ。
1658ブラッドリーは安堵の息を吐き、ノックと同時に声をかけた。
「早えじゃねえか」
向こう側の男も心得たもので、すでにドアを開けている。
「今晩はカナリアがいたからさ。昨日まで任務だったから、俺は休み」
「は、いいご身分だな。こっちはさんざんな目に遭ったってのに」
「自業自得じゃね?」
「どこが」
バーの花瓶を割った穴埋めに、オーエンが西の国のけったいなカフェに向かった。そのことは魔法舎中の噂になっていた。そんな不始末の一因である、ブラッドリーとミスラが連帯責任で双子に仕置きされたことも、周知の事実というわけだ。
お ぎ
DONE『ブラネロwebオンリー「そういうことにしてるつもり!」13』の展示作品です。ブラネロとファ先生がゆるくお話しています。腹は立ってもその役は譲りたくないネロの話。
イベント終了後、最後におまけページを追加しました。 7
しおん
DONE2/23のログスト|若まほに褒められて満更でもない北まほと、最近大好きを隠さなくなってきた北まほの話。騎士様視点。メニューをひらいて 全体的に大雑把でひやひやしたものの、確かに基本はできているのだった。一応それなりに。賢者の魔法使いに選ばれて、初めて顔を合わせた頃を思うと感慨深いものがある。カインはしみじみと嬉しい気持ちで無茶苦茶な「店員」を見上げた。
北の魔法使いであるミスラは、突然に気まぐれを起こして殺し合いをしてばかりいた。この男のコミュニケーションといえば和やかな会話を交わすのではなく戦闘で相手を叩きのめすことだったのだ。
そのミスラが、丁寧さとは程遠く、現在シャイロックの元で接客中のオーエンを褒めるようなことをヒースクリフはカインが口にしたから対抗心を燃やしたのが理由とはいえ、店員の真似事を「これくらいできます」と得意げにやってみせるのだから信じられない。丸くなった、なんて表現すれば嫌がるだろうけど、明らかに変わった。本人からすれば複雑かもしれないものの、いい方向に変化した。
4871北の魔法使いであるミスラは、突然に気まぐれを起こして殺し合いをしてばかりいた。この男のコミュニケーションといえば和やかな会話を交わすのではなく戦闘で相手を叩きのめすことだったのだ。
そのミスラが、丁寧さとは程遠く、現在シャイロックの元で接客中のオーエンを褒めるようなことをヒースクリフはカインが口にしたから対抗心を燃やしたのが理由とはいえ、店員の真似事を「これくらいできます」と得意げにやってみせるのだから信じられない。丸くなった、なんて表現すれば嫌がるだろうけど、明らかに変わった。本人からすれば複雑かもしれないものの、いい方向に変化した。
shiita_brnr
DONEブラネロwebオンリー「そういうことにしてるつもり!13」内「ブラネロ時々猫日和」の企画作品です!猫になったネロがブラッドリーへたくさん甘えるお話です。
xで繋がってくれたり、感想いただけたりするととても喜びます!どうぞよろしくお願いします!
声にならない甘え方西の国で起こった騒動に、シャイロック、ムルと共に何故か駆り出されたのがこの度のネロの騒動の始まりである。西の国のとある街の広場にある、カップルがならすと幸せになるといういかにも胡散臭い誓いの鐘に厄災が取り憑いてしまったのである。その鐘を一緒についたカップルは幸せになるどころか大喧嘩に発展し、もれなくみんな破局して、ついには鐘の打ち壊し計画が立ちそうになったところで街の観光資源がなくなるのを危惧した街人たちから賢者の元へ依頼が入ったのだ。依頼の難易度自体はよくあるもので、鐘についた厄災を倒したことで事態は収束した。しかし、それまで破局状態にあったカップルが一斉によりを戻したものだから、あたりは幸せ一色のピンク色の雰囲気が漂って、消極的で孤独を好む東の国の者にとってはだいぶ居心地の悪い空間になってしまっていた。
7669葵そら
DONEブラネロwebオンリー「そういうことにしてるつもり!」13の展示作品です!バレンタイン当日、魔法舎中の魔法使い達がネロからのチョコレートを貰う中、なぜかブラッドリーにだけはチョコを渡そうとしないネロ。一体なぜ…?
短いお話ですが楽しんでもらえたら嬉しいです! 3446
nameless_mhyk
DONEネロと喧嘩して飛ばされたブラッドリーが、戻ってきて猫耳生えたネロと仲直りする話です。思いついて、いけるか?って勢いで描いたのでとても……荒いです……!!!!!RTAしました……次はじっくり描きます...いつか描き直す。
パスはお品書きをご覧下さい…!
https://pictsquare.net/8ixpo7t5cmvq7omge6mpiej05tj408ch 9
nanhihi373
PAST去年の12月に頒布したブラネロ猫本「心揺らすそれは××」まさかの猫イベにかこつけて23日中までの期間限定で掲載します。猫イベもう終わっちゃったけど😄ヘヘヘ
内容は魔法舎軸でのリアル寄り?な私の考えた猫化が多く含まれます。何でも大丈夫な方向けです、注意書きをお読みください。 25
今朝(けさ)
DONE2/22ブラネロWebオンリーイラスト展示作品です
イベント中見てくださった方ありがとうございました🥰
・7枚目~ すごく短い漫画
⚠️鉛筆書きです
少しリケや賢者が喋ります
・9枚目 現パロ?冬パジャマのブラネロ 9
じゅれ
TRAININGbrnr盗賊団時代の日常のようなお話。えちちはないけどこの後してほしい。ネ口は面倒くさければ面倒くさいほど良い。夜寒を凌ぐには 次に狙っている宝物。今練っている作戦。誰を連れていき、どう立ち回らせるか。勝算の程度。危惧すべき点は何か。決行にあたるおおよその日程、等々。厨房の大テーブルに地図を広げて、ブラッドが語る。活力に満ちた、耳馴染みの良い低音だ。饒舌さからその自信の程も伺える。自ら危ない橋を渡ろうとする性分なのは苦手だが、生き生きとして、愉しそうにしているこいつを見るのは、結構好きだ。
昼間よりもぐっと冷え込む冬の夜、敢えて起きている物好きはそうそういない。見張りを任された奴以外はそろそろ大人しく就寝しているだろう。そんな夜更け、明日の朝飯の支度を兼ねて食材を処理していた所にやってきたブラッドは「ちょっと耳貸せ」と言った。あいにく手元は忙しかったので、「耳だけでよけりゃ、いいよ」と返し、作業の片手間、男の声に耳を傾けた。楽観的な希望的観測ではなく、きちんと計算立てられ、緻密に企てられており、しっかりと現実味がある。ブラッドの作戦が失敗に終わることは、予想外の事態ーー例えば、他の北の魔法使いとバッタリ遭遇するとかーーを覗けば、まずない。それは決行前にかき集められる情報の範疇を越えている事象だから、もはや運としか言いようがないものだ。それでも、その万が一を想定して思案している所は、やはり抜かりがないというか、俺も含め、皆が安心して付き従う所以なのだと思う。
6326昼間よりもぐっと冷え込む冬の夜、敢えて起きている物好きはそうそういない。見張りを任された奴以外はそろそろ大人しく就寝しているだろう。そんな夜更け、明日の朝飯の支度を兼ねて食材を処理していた所にやってきたブラッドは「ちょっと耳貸せ」と言った。あいにく手元は忙しかったので、「耳だけでよけりゃ、いいよ」と返し、作業の片手間、男の声に耳を傾けた。楽観的な希望的観測ではなく、きちんと計算立てられ、緻密に企てられており、しっかりと現実味がある。ブラッドの作戦が失敗に終わることは、予想外の事態ーー例えば、他の北の魔法使いとバッタリ遭遇するとかーーを覗けば、まずない。それは決行前にかき集められる情報の範疇を越えている事象だから、もはや運としか言いようがないものだ。それでも、その万が一を想定して思案している所は、やはり抜かりがないというか、俺も含め、皆が安心して付き従う所以なのだと思う。
shiita_brnr
DONE付き合ってない現パロ大学生ブラネロが2人で旅行に行く小話。隣にいる理由「あーーー、早く酒が飲みてえ……」
温泉独特の硫黄の香りと、少し焦げたような井草の香り。体の力が抜けるような穏やかでどこか懐かしい雰囲気を醸し出すこの和室に、濡れた髪を気にもしないブラッドリーが畳まれたままの布団にどさりと倒れ込む。
「おいブラッド、髪くらい乾かせって!」
秋口の、少し厚みの出た浴衣の上からでも分かる、綺麗に筋の入ったブラッドリーの尻を右足で軽く蹴って、使ったまま放りっぱなしの彼のタオルを拾う。
「うおっ……ったく、おっかねえなぁ」
「うるせー、風邪引いても看病なんかしねえからな」
広縁の小さな物干しに拾ったタオルを通しながら、後ろから飛んできた苦情に睨みをきかせる。はだけた浴衣の裾を引きずって気だるそうに洗面所へと向かうブラッドリーの背中を見送ってから、ネロは夜の窓に映る自分を見てため息をひとつついた。
2084温泉独特の硫黄の香りと、少し焦げたような井草の香り。体の力が抜けるような穏やかでどこか懐かしい雰囲気を醸し出すこの和室に、濡れた髪を気にもしないブラッドリーが畳まれたままの布団にどさりと倒れ込む。
「おいブラッド、髪くらい乾かせって!」
秋口の、少し厚みの出た浴衣の上からでも分かる、綺麗に筋の入ったブラッドリーの尻を右足で軽く蹴って、使ったまま放りっぱなしの彼のタオルを拾う。
「うおっ……ったく、おっかねえなぁ」
「うるせー、風邪引いても看病なんかしねえからな」
広縁の小さな物干しに拾ったタオルを通しながら、後ろから飛んできた苦情に睨みをきかせる。はだけた浴衣の裾を引きずって気だるそうに洗面所へと向かうブラッドリーの背中を見送ってから、ネロは夜の窓に映る自分を見てため息をひとつついた。
RE_734
PAST【ブラネロ】web再録2023年の11月に頒布していたブラネロ漫画をweb再録します。
リーマン(一応)ブラッドリー×飲食店店主ネロの
現パロブラネロ本です。
前半・後半パートでわかれています(前半ネロとファウスト多めnotCP)
距離バグブラネロが漸くくっついたりする話です。
ご購入くださったみなさまありがとうございました! 32
よづり
DONE「俺にはあんたがいれば、」相棒と呼んでくれた彼が頭に浮かぶ。真っ先に浮かぶのは、好物を前に子どもみたいな無邪気な表情をしているボス。続け様に、血だらけで近付いて口元に耳を寄せなければ生きているのかも分からない横たわったボス。叫びたくなる衝動に眉を顰める。
自分の命はいつだって彼の為に捧げられる。たとえ「裏切った」とまともに顔を見れない今でさえも。
ふと自分の命の行先を考える。
最期まで彼中心。 2
Pexxxk1
PROGRESS完成したら支部行きものすごく途中
捏造妄想盛り合わせ
芸能会社を営むフィガロ社長がある日ファウストに一目惚れしてスカウトから始まるアイドルパロ。フィガファウ・ブラネロのカプ感はうっすらとしかありません
無題「おい!!!フィガロ!!!!」
そう声を荒げながら社長室の扉を開けてファウストが入室してくる。
今にも殴りかかりそうな勢いと形相のファウストの後ろには肩を落とし申し訳なさそうにするネロと手を首の後ろに回し開いたままの扉にもたれかけニヤけた面でこちらを見るブラッドリーがいる。
「随分お怒りみたいだけど一体どうしたの?」
「どうしたじゃないだろ!どういうことなんだ!あれは!」
まあまあと宥めるようにネロがファウストの肩を叩き、落ち着く時間を与えるかのように口を開く。
「それが、、次のライブの演目のことで……あーー、ッその、社長に言いたいことがあるらしくて、、」
俺はブラッドリーをチラッと見る。
相変わらずニヤケ面が取れない男があの件を伝えたのだろうと察しファウストの方にもう一度視線を戻す。
12012そう声を荒げながら社長室の扉を開けてファウストが入室してくる。
今にも殴りかかりそうな勢いと形相のファウストの後ろには肩を落とし申し訳なさそうにするネロと手を首の後ろに回し開いたままの扉にもたれかけニヤけた面でこちらを見るブラッドリーがいる。
「随分お怒りみたいだけど一体どうしたの?」
「どうしたじゃないだろ!どういうことなんだ!あれは!」
まあまあと宥めるようにネロがファウストの肩を叩き、落ち着く時間を与えるかのように口を開く。
「それが、、次のライブの演目のことで……あーー、ッその、社長に言いたいことがあるらしくて、、」
俺はブラッドリーをチラッと見る。
相変わらずニヤケ面が取れない男があの件を伝えたのだろうと察しファウストの方にもう一度視線を戻す。
葵そら
DONEタワマンオーナーブラッドリーと貧乏OLネロ♀花火大会編です。
今までの話こちらにまとめてるのでよかったらご一緒にどうぞ!
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=22608602#5 6553
しおん
DONE芸能人パロ②|相方のブに解散を告げたネは友人・ファの家に居候中。現在は実況者のファに誘われ一緒にゲーム実況をしていたところ、思わぬ人物から正体を突き止められ思いがけない提案をされる。含:東保護者|革命軍|因縁|中央主従|おなして
再再再解散Ⅱ 血迷っていかにも胡散臭い占い師にふらふら吸い寄せられていた。友人が冷静に「やめておきなさい」と止めてくれなければ危なかった。
あからさまに弱っている客なんていいカモだ。中身の伴わない見せかけだけの労りなんて、毒にしかならない。ネロ。そんなもので痛みを麻痺させても、きみの問題は何も解決しないだろう。……いつでもどこまでも、真っ直ぐで正しい。年下の友人の声音は、厳しい物言いに反して柔らかかった。
だけどそんなふうに言われてしまったら逃げ場がない。真っ向から立ち向かうたびに丸め込まれてきたから、どうしようもなくて逃亡した身としてはつらい。まあ、厳格な一方で懐に入れたやつにはそれなりに甘く、今日までネロを匿ってくれていたのはこのファウストなのだけど。
14919あからさまに弱っている客なんていいカモだ。中身の伴わない見せかけだけの労りなんて、毒にしかならない。ネロ。そんなもので痛みを麻痺させても、きみの問題は何も解決しないだろう。……いつでもどこまでも、真っ直ぐで正しい。年下の友人の声音は、厳しい物言いに反して柔らかかった。
だけどそんなふうに言われてしまったら逃げ場がない。真っ向から立ち向かうたびに丸め込まれてきたから、どうしようもなくて逃亡した身としてはつらい。まあ、厳格な一方で懐に入れたやつにはそれなりに甘く、今日までネロを匿ってくれていたのはこのファウストなのだけど。