mizuki_mir
DONEいつもきかない私の少尉殿!開催おめでとうございます。WEBアンソロ参加させていただきます!
【WEBアンソロ】夢の伝言バーでたまたま隣に座った青年が、いくら男から見ても美人で綺麗だったからといって、好きになった覚えはないし、好かれている覚えもない。枕元に立たれるような理由はない。
2度目に会ったときに教えてもらった「鯉登」と言う苗字が、聞いたことがある大企業のものと同じだからといって、俺がどう思ったかなんて相手には関係のないことで、だから、やっぱり、そこに鯉登さんそっくりな男が立っているのは、おかしい。
実際は立っているのではなくて空中で器用に座って浮遊している、大体幽霊のようなものだと思う。足の先まで見えているが、靴だ。黒い長靴。
星のついた袖と線から、恐らく軍人の服だと思う。
ベッドから見上げる俺の視線に気づいたのか、はたと男がこちらを見て口を開く。
27472度目に会ったときに教えてもらった「鯉登」と言う苗字が、聞いたことがある大企業のものと同じだからといって、俺がどう思ったかなんて相手には関係のないことで、だから、やっぱり、そこに鯉登さんそっくりな男が立っているのは、おかしい。
実際は立っているのではなくて空中で器用に座って浮遊している、大体幽霊のようなものだと思う。足の先まで見えているが、靴だ。黒い長靴。
星のついた袖と線から、恐らく軍人の服だと思う。
ベッドから見上げる俺の視線に気づいたのか、はたと男がこちらを見て口を開く。
ST_gacky31
PROGRESSWebオンリー「いつもきかない私の少尉殿!」開催おめでとうございます!学パロ×同級生×サッカー部の月鯉🌙🎏
6月新刊予定の途中までを展示します!
⚠同級生ですが月島は基本敬語です
⚠名前ありモブが出てきます
本編は全年齢で完成次第サンプルとしてpixivにアップする予定で、
紙媒体では本編にモブから見た月鯉と卒業後の2人「アディショナルタイム(R-18)」を追加する予定です。
アプローチをかけないで ――抜いた!
相手チームのDFをドリブルでかわし、一気に視界が開けた。ここからであれば確実にゴールを狙える。そう思って鯉登が蹴り上げようとした瞬間、目の前に現れた選手が足を差し込んできた。
誰だ、コイツは。咄嗟に身を翻して避けたものの、バランスが崩れて放たれたボールはクロスバーに直撃した。
チッと舌打ちをして振り返ると、目に入ったのは背番号4番のビブス。鯉登よりも背が低かったが、傍から見ても分かる筋肉量でガッチリとした体型の選手だった。
夏の全国大会、決勝戦。結果は2対1でこちらが勝利した。この2得点はいずれも自分が決めたものだったが、鯉登は腑に落ちなかった。ユースチームでも部活でも、中学生になってからシュートを阻止されたことは一度もない。単純に悔しかった。
14317相手チームのDFをドリブルでかわし、一気に視界が開けた。ここからであれば確実にゴールを狙える。そう思って鯉登が蹴り上げようとした瞬間、目の前に現れた選手が足を差し込んできた。
誰だ、コイツは。咄嗟に身を翻して避けたものの、バランスが崩れて放たれたボールはクロスバーに直撃した。
チッと舌打ちをして振り返ると、目に入ったのは背番号4番のビブス。鯉登よりも背が低かったが、傍から見ても分かる筋肉量でガッチリとした体型の選手だった。
夏の全国大会、決勝戦。結果は2対1でこちらが勝利した。この2得点はいずれも自分が決めたものだったが、鯉登は腑に落ちなかった。ユースチームでも部活でも、中学生になってからシュートを阻止されたことは一度もない。単純に悔しかった。
mizuki_mir
MAIKINGいつもきかない私の少尉殿!開催おめでとうございます。
新作のできてるところまで公開します。
特殊設定ですがグロくはないとは思います…がなんでも許せる人向け。
まだ誰も出てきてない
タイトルから察してください。
ねこ!ねこ!ねこ!【ゆめうつつ】
私を撫でる手は、優しい。
うつらうつらと陽だまりの中にあって、薄く目を開け、眩しさにすぐまた閉じる。
最近の中では一番上手に撫でてくれる、この男の手が好きだった。
家は決まっていないけれど、どこかの家でご飯をもらい、少し接待してやり、また好きなところに散歩に行く。
撫でるのは誰でもいいわけじゃない。構われ過ぎず、弱すぎず、強すぎず、いい塩梅の。柔らかい手も、硬い手もたくさんあった中で、最近のお気に入りは、この男のところだった。
色々な家に顔を出す私のことを、みな好きなように呼ぶので色々な名前があるけれど、この男は私のことを呼ばなかった。
「また撫でてるの」と家族に聞かれた男は、短く「ああ」と返した。
1711私を撫でる手は、優しい。
うつらうつらと陽だまりの中にあって、薄く目を開け、眩しさにすぐまた閉じる。
最近の中では一番上手に撫でてくれる、この男の手が好きだった。
家は決まっていないけれど、どこかの家でご飯をもらい、少し接待してやり、また好きなところに散歩に行く。
撫でるのは誰でもいいわけじゃない。構われ過ぎず、弱すぎず、強すぎず、いい塩梅の。柔らかい手も、硬い手もたくさんあった中で、最近のお気に入りは、この男のところだった。
色々な家に顔を出す私のことを、みな好きなように呼ぶので色々な名前があるけれど、この男は私のことを呼ばなかった。
「また撫でてるの」と家族に聞かれた男は、短く「ああ」と返した。
なお(いなほなみ)
DONE「いつもきかない私の少尉殿!出張版」展示作品2つ目の現パロ月鯉です。サラリーマン月島✕男子大学生鯉登。R15です。
大人ってなんだろな?二人の年の差は現パロの醍醐味ですね。
月島基さん、お誕生日おめでとうございます!!
パスは月島誕生日を数字4桁でお願いします。 7579
まり@二次元逃避
DONE20230401【いつも聞かない私の少尉殿】開催おめでとうございます!!お祝いごはん企画、おやつの部に参加させていただきます。
月鯉カラーの琥珀糖を作ってみました。宝石みたいで綺麗☆軍曹生誕祭なので、豪華に金箔を散らしてみました。
簡単なレシピも載せてありますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね♪ 6
endo
PROGRESS2023.06.25発行予定新刊「さよなら大人たち」(月鯉/R-18/A5/表紙込76ページ)の冒頭3ページです。金塊争奪戦後、満州駐箚の長期視察へ行くことになった鯉と、同行を断る月…
の前のモブ兵と月の会話です。
以下大丈夫な方のみ、宜しければご覧ください。
・まだ線画
・鯉くんは1コマ声のみの出演
・本にはいご草ちゃんも出ます
・ハピエンです 4
hasune_omt
DONEいつもきかない私の少尉殿!出張版展示作品です。明治軸。陸大受験を目指す鯉登と自分の役目の終わりを考える月島の話。ふわっとした知識で書かれた短いハピエン話です。直接の描写はありませんが性行為を匂わせる発言があります。パスはサークルカットから確認できます。 4278
ほっき貝
DOODLE壱と違って配慮必要無いはず ネタはあれだが脱いですら(カットしたとこくっつけたら脱いでましたでも事後ですし、すぐ着込みますし) 消し跡で無惨な少尉どのはいつか治る願をかけて重石を乗せておきます 23かきくけこ
PROGRESS年始にポイピク、pixivにあげた「voltage」月の隣人モブ男さん視点のお話です。月と隣人さんの出会いから月に憧れを抱く様になるエピソード、そして鯉を見かけ、その日隣から声が聞こえて・・・(←バレタイン&褌の日にあげた話のモブ男さん視点になります)と話の前半部分まで書いたのでここに投げておきます。 5255rabimomo
DOODLEエリート島シリーズその3月視点を交えてその後を書くつもりが、あまりにも長くなってしまったので一度切ります。
キス止まりですが絡みありなのでご注意下さい。(月鯉)
そろそろ原稿もピンチなので、続きは少し落ち着いてからの予定です〜えろいシーン含めた完成品をそのうちpixivにアップ予定です!
③エリートリーマン月×大学生鯉 取引先の経営者の次男である、高校生の家庭教師をしてくれ。
その厄介な頼み事に対し、初め月島は困惑し頭を抱えたのだった。
まずどうして、自分なのかが理解出来ない。大学受験など遥か昔のことであり、しかも恥じるような学歴ではないだろうが社にはT大やK大を出ている者もいる。修士課程を修了している者もいる。その中では、地方の学士のみで就職した月島の学歴では見劣りするのだとは否めない。もう少し若く、学歴も月島よりも上の者の方が適任ではないのかと思ったものだが、その取引先は直属の上司である鶴見の懇意のご家族で、鶴見からは信用出来る部下となればお前しかいないのだと頼み込まれた。社則で副業は基本的に禁止されているが、重要な取引先相手となればそれは上層部からも一種のプロジェクトとして許可が下されている。つまり月島がいくら釈然としないものを抱えていようが、ほとんど社命に近かった。サラリーマンたる月島に、それを断るという選択肢は初めから用意されていないのだった。
11786その厄介な頼み事に対し、初め月島は困惑し頭を抱えたのだった。
まずどうして、自分なのかが理解出来ない。大学受験など遥か昔のことであり、しかも恥じるような学歴ではないだろうが社にはT大やK大を出ている者もいる。修士課程を修了している者もいる。その中では、地方の学士のみで就職した月島の学歴では見劣りするのだとは否めない。もう少し若く、学歴も月島よりも上の者の方が適任ではないのかと思ったものだが、その取引先は直属の上司である鶴見の懇意のご家族で、鶴見からは信用出来る部下となればお前しかいないのだと頼み込まれた。社則で副業は基本的に禁止されているが、重要な取引先相手となればそれは上層部からも一種のプロジェクトとして許可が下されている。つまり月島がいくら釈然としないものを抱えていようが、ほとんど社命に近かった。サラリーマンたる月島に、それを断るという選択肢は初めから用意されていないのだった。
rabimomo
DOODLE昨年の月鯉バレンタインSS企画の続きです書きかけのデータ発掘したので書き足しました
2022年の話なので、14日が月曜日のような描写になってますが気にしないで読んでいただければと思います!
バレンタインSS拡大版—-140字SSは以下—-
店先の華やかな一画が視界に入る。今までの人生では縁のなかった場所だが、足を止めて見入っていた。我ながら浮かれていると呆れるが、誤魔化しようなく浮き足立っているのも事実で――店員に呼び止められ、今時は男性から贈ることも珍しくないと告げられ、包みを一つ。鯉登さんの笑顔が脳裏を過った。
———ここまで———
通勤鞄とスマートフォンに交互に目をやりながら、月島は深々と吐息を漏らしていた。
二月十四日。なんの変哲もない平日、しかも週初めだ。社会は年始の慌ただしさから抜けきれぬまま年度末に向かい突き進んでいる。月島とて暇な時期ではない、学生である鯉登もまたレポートや試験で忙しくなってくる頃合いだろう。
2862店先の華やかな一画が視界に入る。今までの人生では縁のなかった場所だが、足を止めて見入っていた。我ながら浮かれていると呆れるが、誤魔化しようなく浮き足立っているのも事実で――店員に呼び止められ、今時は男性から贈ることも珍しくないと告げられ、包みを一つ。鯉登さんの笑顔が脳裏を過った。
———ここまで———
通勤鞄とスマートフォンに交互に目をやりながら、月島は深々と吐息を漏らしていた。
二月十四日。なんの変哲もない平日、しかも週初めだ。社会は年始の慌ただしさから抜けきれぬまま年度末に向かい突き進んでいる。月島とて暇な時期ではない、学生である鯉登もまたレポートや試験で忙しくなってくる頃合いだろう。
rabimomo
DOODLEエリート月と大学生鯉の続きです。前作読んでいないとまるで話が繋がらないと思いますので、お読みいただける方は1からお願い致します!
以下の要素を含みます
・かっこいい月島の少しかっこ悪い話
・香りづけ程度のすれ違い(不穏な要素は0)
・最初から最後まで安心安全の両思い
・月鯉肉体関係ありが前提(性描写なし)
②エリートリーマン月×大学生鯉 ――そこから、三月ほど。
月島との交際は、順調だった。セックスも、数回に渡る触れ合いや指による慣らしを経て、交際ひと月を数える前に月島を受け入れることが出来た。一度身体を許せば冷たくなるということもなく、月島は相変わらず紳士な態度を一切崩すことがなかった。甲斐甲斐しいほどに、何もかもを完璧に手配する、理想の恋人そのものだ。女性誌の特集では、最上級の彼氏の振る舞いだとされるに違いない。
そう、月島は完璧な恋人だった。百点満点中の二百点でもおかしくないほどに、何もかもが出来すぎていっそ現実味がないほどに完璧だった。愛されているというくすぐったさを感じると同時に、焦燥を覚えるほどに。
月島の職場はいわゆるブラックではないが、大企業で相応の立場にある月島は責任を負う立場であり激務であることには変わりがない。その合間を縫って鯉登との時間を捻出してくれている。どれほど短い逢瀬であろうと、適当な場所で適当に過ごすことなど一切せず、食事はそれなりのクラスの場所に連れて行かれ、身体を重ねる時には必ず相応のホテルを押さえてくれ、遅い時間の帰宅になる場合にはタクシーを手配してくれた。鯉登とて裕福な家庭に育っているが、これは世の中の標準とは言い難いのだとは理解している。もっとも月島自身は、世の中の標準から随分と上に外れた収入を得ているのだとは知っていたが、それにしても過剰な扱いではないかと心配になるのだった。
6302月島との交際は、順調だった。セックスも、数回に渡る触れ合いや指による慣らしを経て、交際ひと月を数える前に月島を受け入れることが出来た。一度身体を許せば冷たくなるということもなく、月島は相変わらず紳士な態度を一切崩すことがなかった。甲斐甲斐しいほどに、何もかもを完璧に手配する、理想の恋人そのものだ。女性誌の特集では、最上級の彼氏の振る舞いだとされるに違いない。
そう、月島は完璧な恋人だった。百点満点中の二百点でもおかしくないほどに、何もかもが出来すぎていっそ現実味がないほどに完璧だった。愛されているというくすぐったさを感じると同時に、焦燥を覚えるほどに。
月島の職場はいわゆるブラックではないが、大企業で相応の立場にある月島は責任を負う立場であり激務であることには変わりがない。その合間を縫って鯉登との時間を捻出してくれている。どれほど短い逢瀬であろうと、適当な場所で適当に過ごすことなど一切せず、食事はそれなりのクラスの場所に連れて行かれ、身体を重ねる時には必ず相応のホテルを押さえてくれ、遅い時間の帰宅になる場合にはタクシーを手配してくれた。鯉登とて裕福な家庭に育っているが、これは世の中の標準とは言い難いのだとは理解している。もっとも月島自身は、世の中の標準から随分と上に外れた収入を得ているのだとは知っていたが、それにしても過剰な扱いではないかと心配になるのだった。
rabimomo
DOODLEタイトルまんまですめちゃくちゃ出来る男な月を書いてみたくてこうなりました
在宅ワークした日に休憩時間と夜に一気書きしたのでちょっと文章とっ散らかってますので大目に見て下さる方のみ!
直接の描写はないですが、肉体関係になることには触れてますので、そこもご了承の上でお願いします
2/12
②をアップしてます
①エリートリーマン月×大学生鯉「正直に言うと、私はあなたのことが好きです」
ホテルの最上階にあるバーの、窓の外には色とりどりの光が広がっていた。都会の空には星は見えないが、眠らぬ街に灯された明かりは美しく、輝いている。その美しい夜景を眼下に、オーダーもののスーツを纏いハイブランドのビジネス鞄を携えた男は、目元を染めながらうっそりと囁いた。
ずっと憧れていた。厳つい見た目とは裏腹に、彼の振る舞いは常にスマートだった。成熟した、上質な男の匂いを常に纏っていた。さぞかし女性にもモテるだろうとは想像に容易く、子供で、しかも男である己など彼の隣に入り込む余地はないだろうと、半ば諦めていた。それでも無邪気な子供を装って、連絡を絶やせずにいた。万に一つも望みはないだろうと知りながら、高校を卒業しやがて飲酒出来る年齢になろうとも、仕事帰りの平日だろうと付き合ってくれる男の優しさに甘えていた。
4942ホテルの最上階にあるバーの、窓の外には色とりどりの光が広がっていた。都会の空には星は見えないが、眠らぬ街に灯された明かりは美しく、輝いている。その美しい夜景を眼下に、オーダーもののスーツを纏いハイブランドのビジネス鞄を携えた男は、目元を染めながらうっそりと囁いた。
ずっと憧れていた。厳つい見た目とは裏腹に、彼の振る舞いは常にスマートだった。成熟した、上質な男の匂いを常に纏っていた。さぞかし女性にもモテるだろうとは想像に容易く、子供で、しかも男である己など彼の隣に入り込む余地はないだろうと、半ば諦めていた。それでも無邪気な子供を装って、連絡を絶やせずにいた。万に一つも望みはないだろうと知りながら、高校を卒業しやがて飲酒出来る年齢になろうとも、仕事帰りの平日だろうと付き合ってくれる男の優しさに甘えていた。