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    @zunnda_motico

    Twitter(X)で投稿したものをこちらにも上げています✍️
    現在GW:T(K暁とCPなしメイン、たまに暁K、)作品になります
    (アイコンはいかてんころもさん(@Ikaten_koromo)作です☺️ありがとうございます☺️)

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    8月のK暁デー、お題『満月』で書かせていただきました!🌕
    すごく短いですが生存if、同棲設定です⚠

    #K暁
    #毎月25日はK暁デー

    お題『満月』「月が綺麗だね」
    ベランダで2人並んで月を見上げていると、暁人がそう呟いた。そのままの意味で呟いたわけではないのは明白で、オレは少し笑いながら
    「今日は満月だからなぁ」と返した。
    「…そうじゃなくて」
    味気ないオレの返答に暁人がムッとした表情になる。可愛らしい反応につい口角が上がった。
    「そんなの、言わなくてもわかるだろ?」
    咥えていた煙草をそっと離し暁人に接近するも、口付けすることはなくまた離れる。暁人がじれったそうにオレを見つめて悔しげな表情を浮かべるのがなんとも堪らなくて。
    「…オマエと見る月だから、良いんだよ」
    そうして、ふぅと煙草の煙を暁人に吹きかける。
    「うわッ、煙いんだけどッ」
    「嫌いじゃねぇだろ」
    非喫煙者の暁人でもオレの吸っている煙草の香りは嫌いじゃないらしく、むしろ好きな部類に入るほうだと言っていた。だからこうして隣で吸っても文句は言われない。
    「そうだけど、いきなり吹きかけられたらびっくりするだろ」
    「…………コレの意味は知らないんだな?」
    本当に分からないようで暁人が、え?と首を傾げる。月にまつわる告白言葉は分かっても、さすがにこの行為の意味は知らないらしい。
    「な、なに…?」
    暁人に手を伸ばし引き寄せると、ぎゅっと密着しながら耳元で囁いてやった。
    「いいか?顔に煙を吹きかけるってのはな……」
    それを聞いて赤面する暁人の肩を抱いて、オレは部屋へと戻っていく。

    そんな2人の姿をよそに、満月は光り輝いていた。
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    DONE2024年2月25日
    K暁オンリーイベント、開催おめでとうございます🥳
    K暁デーネットプリント企画、お題「バレンタインデー」で書かせていただきました。
    同棲軸の二人のはなしです🍚
    ※既にお知らせしていますが、本部様のネップリアンソロに申請させていただいた予約番号は不備があったためすでに削除しています。白黒版、修正したカラー版を登録し直したので、詳細はTwitter(X)をご覧下さい!
    ビターな思い出を塗り替えて「KK、いつもありがとう」
     お皿の上にちょこんと乗せられたそれは、どうやらチョコレートケーキのようだ。
    「あ?……昨日作っていたのは、それだったのか」
     昨日の夕方頃、帰宅すると部屋中チョコレートの甘い香りで包まれていて、その残り香が甘ったるくてつい顔を顰めてしまった。その香りの正体が、これだというわけだ。
    「甘さ控えめにしたからさ、KKでも食べられると思うよ」
     食べてみて苦手なら残してもいいからさ、と暁人は皿をずずいっとオレの前に差し出してくる。残してもいいと言うが、せっかく作ってくれたものを食べないわけにもいかない。とりあえず一口、と控えめにスプーンですくって口へと運ぶ。
    「…………美味いな、これ」
    1959

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    ウジムシ蛾

    DONEえへへ、仲良くしてもらってるちぐさんのお誕生日に捧げた小話でございます~!お誕生日おめでとうございます!!!! やっぱモブ視点の推しカプはなんぼあってもいいですからね!アプデがきてから、色々、そりゃもう色々な幻覚が捗っております。お陰様で情緒もむちゃくちゃになっちゃう!!!!ありがたい!!!! K暁が仕事で関わっているお寺のお坊さん視点とかも、いいよね!!!!
    ある書店員のお話【モブ視点K暁】本屋でのバイトもそろそろ三年。
    大学に行きながら、好きな本に囲まれる生活は悪くない。店舗もそこそこ大きいから、忙しくはあるが、好きなものに関われるのは幸せだ。
    色んな人たちが来る本屋。
    いい人も嫌な人もいっぱいる。
    さて、そのお客様の中で気になる人物がいた。
    涼しげな目元のえらく顔の綺麗なお兄さん。おそらくは近くの大学に通う大学生。つまり同じくらいの年だろう。
    口角が上がっているからかクールな顔立ちなのに、近寄り難さがない。それに声と話し方が柔らかくて、そこにギャップがあって男の俺でもドキッとした。
    前はたまに友人、時々妹さんらしき人と来ていた。だから、心の中で「お兄さん」と呼んでいる。同学年だとわかっているが、なんとなく「お兄さん」という言葉が似あう。
    1987