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    らいか⛩

    @raikasandesuyo

    25↑腐のもの大好き
    今はK暁の二次創作ばかりの書いてますが新人(?)……。
    2022年に書き始めたばかりなので至らない所が沢山ありますがご了承下さい…。

    リアクションや応援絵文字ありがとうございます。いつも励みにさせて頂いております

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    らいか⛩

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    お狐パロ序章です。
    同時進行のようにしたいので暁人目線、KK目線で分けてお送りします。
    ただ初めて小説を書いたので至らない部分が多々あると思います。暖かく見守って下さると幸いです。
    今回はKKは出ません。

    #K暁

    #お狐パロ

    「……ちゃん……おに……ん…」
    僕を呼ぶのは誰…?まだ体が思うように動かないんだ…
    誰かの呼び声に暁人は徐々に意識を浮上させる。
    「おにい……おき……お…ちゃん…!」
    「ッ!……麻里…僕はどれぐらい寝てた…?」
    呼び声は妹の麻里だったようで暁人はガバリと起き意識を覚醒させるかのように頭を横に軽く振る。
    そんな姿を見て妹の麻里は心配そうに眉を下げながら「三日間寝てたよ…」と教えてくれた。
    「3日か…前よりはマシだけどやっぱり力が吸われてる感覚は拭えないよ…」
    暁人と麻里は社にある御神水で生き永らえてる狐だ。勿論悪さをする方の狐ではなく所謂神獣というモノに値した狐であった。
    そんな暁人はある日いつものように御神水を口に含んだ瞬間倒れそれを見ていた麻里が大慌てで暁人を御神水から遠ざけたが既に遅く御神水は穢れを隠していたかのようにじわじわと黒く澱み始めた。
    その日から暁人の力は徐々に穢れに冒され眠る必要のない神獣だが糸が切れたかのように眠る日があった。
    「絵梨佳ちゃんと凛子さんの持ってきた他の社の御神水だけじゃ穢れが消えないってこと…?」
    「そうみたいだね…早く穢れをどうにかしなきゃこの社まで危ない…」
    暁人が眠るようになった数週間前偶々神社の見回りに来ていた絵梨佳と凛子の「ここは澱みがある」という言葉を聞き神主が慌てて2人を暁人と麻里に引き合わせたのが始まりだ。
    その際絵梨佳が持って来ていた御神水が少しだけだが暁人の体力を回復させた。
    ただ…穢れを祓うまでの力は戻らず絵梨佳と凛子に穢れを祓ってほしいと依頼をしたのがこの数週間の出来事だった。
    「あと少しで絵梨佳ちゃん達が穢れを祓ってくれるから…お兄ちゃん頑張って…」
    「うん…麻里もここの御神水飲めなくて辛いだろうけど…こんな辛い思いしなくて良かったよ」
    暁人のその顔は辛そうに見えるも心の底から麻里を案じ大切に思うものが伺えそんな兄に麻里は何もできない自分の無力さに拳を固く握るしかなかった。
    「私は大丈夫だよ。絵梨佳ちゃんが多めに御神水持って来てくれたから穢れが祓われるまでは大丈夫。」
    悲しそうに眉を下げ自らの拳を強く握り締める妹の姿に暁人は同じく眉を下げそっと麻里の手に自らの手を重ねようとした瞬間襖の奥から声がかかった。
    「暁人様、麻里様、穢れを祓ってくれる方が参りました。」
    声を掛けたのは神主らしく来訪を知らせてくれた。
    「ありがとう。お迎えに上がるので拝殿でお待ちして貰ってください」
    「分かりました」
    神主に指示を出すと暁人はそっと身嗜みを整え麻里の支えを頼りに拝殿の方まで向かう。
    拝殿の方では既に人がいてその姿に暁人も麻里も目を見開いた。
    「あ、貴方は…!」
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    らいか⛩

    DONE25日はK暁デーのお題「犬or猫」です

    素敵なお題ありがとうございました!
    とても楽しかったです
    「お、いたいた、俺の話聞いてくれるか?」

    煙草を吸いながら隣に来た中年男は自分に目もくれず話し始めた。
    聞いてくれるか?と言っているが実際返事を聞く前に語り始めているのを見ると聞かないという選択肢はないようで男をジッと見つめる。

    「俺の恋人兼相棒がそこにいるんだが、あいつはやたらと犬や猫に好かれやがる。あの日も…おっと、あの日って言ってもわからんだろうが、簡単に言えば命懸けの共同作業をしたんだよ。で、あの日もあいつは犬を見たらドッグフードを与え猫を見たら撫でたり声をかけたりと俺が引くぐらいさ。つまり恋人さまは根が優しくてなぁ…そこにマレビトも妖怪も寄っちまう程で俺ぁ心配でたまんねぇ。今もマレビトに怯えて逃げてた犬やら猫がマレビトを祓ったお陰なのか戻って来て恋人さまを奪いやがる。正直面白くねぇな。あいつの良さと言えば聞こえはいいが、俺だって…あ、いや、なんでもねぇ。……話を戻すが、俺は犬や猫に好かれねぇ質でな、こっちには来やがらねぇ。俺にとっちゃ良いことだがな。おい、今苦手なんだろとか思っただろ?苦手じゃねぇよ、あいつらが俺を苦手なんだ。そんなに好きなら自分家で飼えばいいだろって言ってみたがたまに触るから良いんだとよ。本当に人並みの好きなのか?まぁ、そこはいい。別に議論するつもりもねぇしな。っと、俺は餌なんて持ってねぇよあっちいけ」
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    32honeymoon

    MENUジューンブライド小説、後編。
    初夜後から式を挙げるまでの話になります。
    直接的な描写はありませんが、凛子と恵梨佳、エドとデイルが恋仲のように書かれる部分があります。また、デイルの性格(セリフ)にある程度の捏造がありますのでその辺注意。
    雨が連れてきたはじまり<後編>新たなる決意、そして始まり【第四夜◇◆◇ 重(かさね)】

    「ん・・・・・」
    優しい重みで暁人は目を覚ました。身じろぎしてほんの少しだけ重いまぶたをひらけば、目の前に裸のまま自分を抱きしめて眠るKKの姿がある。
    途端に昨日のことを思い出して、暁人は思わずもう一度ぎゅっと眼を閉じた。

    (・・・・あんなの反則だろ・・・!)

    昨晩ーいや正確にはつい先刻まで。散々啼かされて喘がされて、身体の奥の奥まで何度も穿たれて。
    思い出せばそれだけで、また身体が反応してしまう。待って待って待ち焦がれて、やっと得たものは、愛されているという実感そのもので、そして何よりも。

    (・・・こんなに、気持ちいいなんて)

    ほう、と思わず吐息が漏れる。本当なら昨日はまずは「お試し」であって、またこれから少しづつ何度も身体を重ねて気持ち良くなって行ければいい、なんて思っていたし、そうKKにも言われていたから安心していたのに。
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