Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    みらい

    @rairai_aki

    K暁メイン
    基本パピED 皆生存ifの世界線で書いてます。
    無断転載は絶対に許さないマンなので、見つけ次第訴えます!

    ※R18はリス限となっております。
    18以上の方のみリスインさせていただきます。

    誤字脱字は許してください。
    方言だとわかる言葉ありましたら、報告ください!お願いします!!
    閲覧、いいね、いつもありがとうございます。
    程よく溜まったら、pixivにも上げます。

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 38

    みらい

    ☆quiet follow

    腐女子の麻里ちゃんと絵梨佳ちゃんがK←暁で萌える話。
    腐女子表現苦手な人は回れ右。苦情は受け付けておりません!
    ちゃんと、K暁です。

    続き→https://poipiku.com/5178582/6937443.html

    #K暁

    ネタがほしいんです!『ネタがほしいんです!』

    「お兄ちゃん、何時になったら、KKさんとくっつくの?」
    「……」
     アジトのソファで寛いでいると、麻里に詰められる。真剣な顔をしている。
    「そうですよ、何時くっつくんですか?」
     麻里の背後から絵梨佳がやってくる。麻里の肩に手を置き、覗くように顔を出し、頷きながら同意している。リビングには暁人と麻里、絵梨佳しかいない。現在、三人以外の面々は出払っている。
    「私たち、今、供給不足なの!だから、早くくっついて、ネタ供給して!」
    「そうだ!そうだ‼」
    「身内をネタに使おうとしない…」
     麻里と絵梨佳は所謂腐女子だ。暁人自身、偏見はない、人の趣味をとやかく言うつもりもない。しかし、ネタに使おうとするのは別である。
    「だって、こんな近くに良い物件があるんだよ?するでしょ!」
    「力説するな!」
    「で、何時くっつくんですか?」
    「絵梨佳ちゃんものらない!」
    「「えーーーー」」
     ハモった二人のブーイングに頭を抱える。これは二人が満足するまで離してくれないやつだと、早々に諦める。
    「で?どうしたいの?」
     暁人の諦めの声に、目を輝かせて見つめてくる。
    「アプローチ!アプローチ!」
    「やっぱり、最初はボディタッチからだと私は思うなー」
     楽しそうに二人に詰められ、ソファの片隅に追いやられる。近づいてくる二人はまさに獣だった。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    【ステップ1】ボディタッチ

    「KK、もしかして眠い?」
    「…ぁあ」
     今にも瞼が閉じそうなKKがソファに身を預けている。瞼が何度も開閉すると、微睡む。余程疲れているのだろう。しかし、ソファの上で寝るより、布団へ行くべきである。
    「KK、布団行った方がいいよ」
    「…ぅ、ん」
    「KK?」
    「…ここでいい」
     睡眠を邪魔され、不機嫌な声を上げる。再びソファで微睡み始める。力なくずるずると下がっていく。
    「KK!僕ここから退くから、せめてそこで寝ないで」
     そのまま寝そうになるKKに慌てた暁人がソファか退こうとすると、KKの手が膝を抑える。
    「…膝、貸せ、ここで…ねる…」
    「え、ちょっ…」
    「すぅーーー」
     暁人の膝の上に頭を乗せ、寝息を立て始めたのである。

    「ってことが、あった」
    「ありがとうございますーーーーーーーーーー‼‼‼」
    「膝枕‼最高‼」
    「で、その後は!」
    「ああ、目空けた瞬間に固まったよ」
    「脈ありじゃん!」
    「そうだよ、絶対脈ありじゃん!」
     あの時のKKの顔は面白かったなーと、二人の叫び声をBGMに思い出す。
    「ある意味、ボディタッチは成功!」
    「次は、甘える!」

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    【ステップ2】甘える

    「飲み物でも飲むか?」
    「奢ってくれるの?」
    「あぁ?まあ、頑張ったしな」
    「ふふふ」
     調査を一通り終えた二人は、アジトへと歩いて戻っていた。道路の脇に設置された自動販売機を目にしたKKが一息入れようと暁人へと提案してくる。強請ったみたいで、少し恥ずかしくなるも、透かさず褒められ、笑みが零れた。
    「どれだ?」
    「うーん、ミルクティーにするよ」
    「甘ったるいの飲むなー」
     無糖のコーヒーを選んだKKが続けて、ミルクティーのボタンを押す。
    「ほらっ」
    「ありがと」
     短くお礼を言うと、冷たいペットボトルの蓋を開けた。ミルクと茶葉の香が鼻を通る。口をつけると、甘さが広がっていく。疲れた脳に効く。
    「うん、おいしい」
     KKは缶コーヒーを飲みながら、幸せそうに飲む暁人の様子に微笑んだ。
    「KK、一口頂戴!」
    「あん?無糖だぞ?」
    「いいの」
    「やめとけ、お前にはまだ早い」
     缶を四十五度に傾け、残っていたコーヒーを飲みほした。
    「あ!」
     暁人は声を上げ、剥れる。
    「悪いな」
    「……」
     嘲笑うKKを剥れたまま、ジト目で睨みつけ、飲み物に口付けた。
    「暁人」
    「何?」
     素っ気ない返事だ。楽しそうに笑ったKKが、飲み物を持つ暁人の手の上から握りこむと、飲み物に口を付けた。
    「うげっ、甘ったる…」

    「間接キス…」
    「え、やばっ」
    「もうこれで一つの作品作れる‼」
    「このままキスまで持ってこう!」
     アジト内で麻里と絵梨佳が騒ぐ、興奮しすぎて周りが見えていないようだ。玄関へと小走りで向かいながら、この後の展開を話あっている二人を他所に、暁人はテーブルに肘を置く。リビングより奥にある部屋から顔を出したKKが近づいてきた。
    「おい、何時言うんだ?とっくの昔に付き合ってるって」
    「言ったら、根掘り葉掘り聞かれるよ」
     耳打ちしてくるKKに遠い目をした暁人が答える。
    「(まあ、後で言っても同じだろうけどね…)」
     深く深くため息を吐くのであった。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    💯💯💕💕💕💕💖❤❤💖💘💯❤☺☺❤💞😍💞☺☺☺☺☺☺☺☺☺☺☺☺👏💕💖☺💖💖💖💖💖💖☺☺☺👏💞👏👏💞💞💯❤💘☺💖💴💖😊❤
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    recommended works