罪咎ライフ 俺以外の誰もいない、教会の開いていない休みの日に、裏庭で集めた落ち葉や枝を燃やす。ついでに、不要な書類も。
割と前から、これは俺の仕事だ。
というより、俺が進んでやっている。燃やすもののないときは、進んで薪を購入してやるくらいだから、今の俺の唯一の趣味と言っても良い。
パチパチと燃え盛る火を見つめて手を合わせ、祈りを捧げる格好だけした。特に祈りはない、これは、俺が俺のためにやっているだけのことだから。そもそも、自分の為の祈りなんか、神は聞き入れたりしない。俺のこれは、神にお目溢しを願っているだけだ。
いつまで、この生活を続けなければならないのだろう、とぼんやりと、赤い炎を見ながら思う。いつも思うその考えに答えは出ない。
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