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    manju_maa

    @manju_maa

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    manju_maa

    MOURNING※※※そうはならんやろが満載すぎるので何でも許せる人向けです※※※サクラ迷宮20階層の探索もそろそろ頃合いかと思われた時。俺達の目の前に、再び時空の歪みが現れた。
    これまでもここに入ってはアーチャーやランサー、キャスターという強敵との戦闘が待っていたわけだが…。
    今回の歪みは今までのものとは少し異質な雰囲気を感じる。
    歪みの所々で時折ノイズが発生し、歪みというよりバグと言った方がしっくり来る。
    身の安全を考えれば無視するに限るのだが――

    「ほう、これまた随分と面白そうな気配がする。…どうする。尻尾を巻いて逃げるか?雑種」

    案の定、ギルガメッシュは乗り気だ。
    しかも、無視するという選択肢を『逃げ』と言って潰しに来ているこの言い方。本当に性格が悪いサーヴァントだ。

    「ここまで来て逃げないよ。…行こう、ギル」
    「フッ、それでこそ我が雑種。さて、此度はどのような相手が待ち構えているか、見ものだな」

    どこか嬉しそうに笑うギルガメッシュと共に、歪みに飛び込む。足を踏み入れた瞬間、俺達を包み込むように歪みが広がっていき――
    目を開けると、洞窟のような場所に俺達は立っていた。

    「…なんか今までと雰囲気が全然違うね。…静かで、不気味だ」
    「ふむ。…どこぞの世 7364

    manju_maa

    MOURNING細かいことは全て無視してとにかくキングゥに諦めきったギルさまを殺してほしかったから書いたなんでも許せる人向けバビif。

    皆死んでる。
    なんでも許せる人向け。
    細かい設定は全部無視してる
    結論から言うとウルク───つまり旧人類は敗北した。
    栄えた町から聞こえる声は一つもなく、例外なく民は全員滅びた。
    そして、人理を守らんと未来からやって来た異邦人。……カルデアもまた、敗北した。
    視線を横に逸らすと見えるのはかつて藤丸立香と呼ばれていたマスターとそのサーヴァントである盾の少女の亡骸。
    彼だったものが付けている腕輪から聞こえる、カルデアの男の声も、やかましかったのでその手首ごと踏み潰した。
    そして、キングゥである僕は。
    今や旧人類最後の生き残りともいえる男。ウルクの王…ギルガメッシュの身体に跨り、その無様な姿を見下ろした。

    僕を見上げるギルガメッシュの瞳に戦意は無かった。
    覆らなかった未来に絶望したのか、己の無力さを嘆いているのか。そんなことはもう、分からない。
    とにかく目の前の男は、とうに戦意はおろか生気すら失っていた。

    「……何か言うことは無いのかよ」
    「今更我が何を言ったところで、何も変わらぬだろう」
    「ああ、そうだ。お前達は敗北した。旧人類はお前が死ねば終わり。そしてその終止符を僕が打つ」
    「そうか」

    ハァと大きく息を吐く。

    「立香とマシュが死んだ時点で人理 2381

    manju_maa

    MOURNINGいつか漫画で書いた現パロ金女主の続きものその日の私は期待と嬉しさで心踊らせながら、待ち合わせの場所へと足を向けていた。
    休日の街は、自分と同じように仕事や学校が休みの人達で賑わっている。
    恋人同士で楽しそうに話している人、友達同士で賑やかにしている人、家族で買い物に出かけている人、沢山の人達とすれ違う。
    皆が皆、各々の時間を満喫している。
    そして、私もまたもうすぐその満喫している人達の中に混じるのだ。

    今日の十三時、街の時計台の下。
    それが、彼──ギルガメッシュとの待ち合わせの約束だった。

    待ち合わせの場所へと到着し、ギルガメッシュの姿を探し、居ないことを確認して彼が来てもすぐに分かるであろう場所に立つ。
    メールで先に到着した旨を伝えて、一息。
    ギルガメッシュは仕事で毎日忙しそうにしている人だ。今日も待ち合わせの時間までは仕事だと言っていた。
    「それなら休みの日でも平気だよ」と言うと「時間は作る。貴様は構うな」との事だった。

    「でも、ギルと会うのも久しぶりだな…ふふっ」

    楽しみな気持ちが抑えきれずに一人、笑みを零す。
    「今向かっている」という短いメールを読んで、どこから彼が来るのかと辺りを見渡しながら、彼の到着を待つ 4810