すすき
REHABILI前ツイートした、絶対に好きにさせるブラッドリー×絶対に好きにならないカインのブラカイ現パロの教師×高校生のつもり
呼び出されても抵抗する気は起きなかった。もうとっくの昔に両手では足りない数になっているのだ。さすがに諦めもつく。カインの抗議程度では、ブラッドリーが行動を変えることはないのだと。それでもため息ぐらいは許してほしい。重苦しい息が口から零れた。
ある日の放課後に、ブラッドリーの秘密とも呼べない秘密を目撃してしまってから早一か月。どうしてこう頻繁に呼び出されているかと言えば。
「カイン」
思っていたより近くで声がする。普段の授業中には聞くことのない、甘く優しい声。動揺に震えた指先を気づかれぬように握りこむ。近すぎると文句を言おうとして、それより早く髪に触れた指先に息を飲んだ。
「随分めかしこんでんじゃねえか」
1377ある日の放課後に、ブラッドリーの秘密とも呼べない秘密を目撃してしまってから早一か月。どうしてこう頻繁に呼び出されているかと言えば。
「カイン」
思っていたより近くで声がする。普段の授業中には聞くことのない、甘く優しい声。動揺に震えた指先を気づかれぬように握りこむ。近すぎると文句を言おうとして、それより早く髪に触れた指先に息を飲んだ。
「随分めかしこんでんじゃねえか」
高間晴
REHABILI敦太800字。一緒にお風呂。背をなぞる 太宰と敦が住む安アパートの風呂は、言わずもがな狭いし古い。トイレと風呂が別なだけまだましなのかもしれないが。
ポートマフィア時代は、こんなアパートと比べ物にならないくらい広くて豪奢な部屋に住んでいたけど、今のほうが満たされていると太宰は思ってしまう。
――それもこれも、今の私には敦君がいるから。
太宰が湯船に浸かっていると、敦が帰ってきた。そのまま浴室から声をかけると彼は入ってきて、洗い場で髪を洗い始めた。
もこもこ泡立つシャンプーが温かい湯気の中で弾けていくにつれ、二人で共有している香りが浴室に広がっていく。
敦は髪を洗うのに専念していて、目も閉じている。太宰はその背に人差し指を這わせた。
「ひゃっ!? 太宰さん!?」
836ポートマフィア時代は、こんなアパートと比べ物にならないくらい広くて豪奢な部屋に住んでいたけど、今のほうが満たされていると太宰は思ってしまう。
――それもこれも、今の私には敦君がいるから。
太宰が湯船に浸かっていると、敦が帰ってきた。そのまま浴室から声をかけると彼は入ってきて、洗い場で髪を洗い始めた。
もこもこ泡立つシャンプーが温かい湯気の中で弾けていくにつれ、二人で共有している香りが浴室に広がっていく。
敦は髪を洗うのに専念していて、目も閉じている。太宰はその背に人差し指を這わせた。
「ひゃっ!? 太宰さん!?」
rara_wcat
REHABILIリハビリバミファやくもくクリア後設定
膝枕
https://poipiku.com/18609/7480967.html
の続き
あの子と僕/疑念[リバミファ]「一体どういうつもりなんだい?」
ハイラル城のミファーにあてがわれた部屋で彼女に詰め寄った。
「どういうつもりって?」
「どうもこうも、僕との付き合いのことだよ」
「だから貴方の事をもっと知りたいからって」
「付き合わなくてもお互いを知ることだって出来るはずだ」
「つ、付き合わないと分からない事だってあると思うのだけど…」
「……。君が僕と付き合う直前、あいつに振られたって聞いたんだよ」
「……!」
「僕は…あいつの代わりなのかい…?」
「…………」
ミファーは答えない。
答えない代わりにクッションを投げられ、部屋から締め出された。
「ミファー!答えてくれミファー…!」
「今日は二人とも冷静じゃないから……。だから、今はお互い頭を冷やそう?」
466ハイラル城のミファーにあてがわれた部屋で彼女に詰め寄った。
「どういうつもりって?」
「どうもこうも、僕との付き合いのことだよ」
「だから貴方の事をもっと知りたいからって」
「付き合わなくてもお互いを知ることだって出来るはずだ」
「つ、付き合わないと分からない事だってあると思うのだけど…」
「……。君が僕と付き合う直前、あいつに振られたって聞いたんだよ」
「……!」
「僕は…あいつの代わりなのかい…?」
「…………」
ミファーは答えない。
答えない代わりにクッションを投げられ、部屋から締め出された。
「ミファー!答えてくれミファー…!」
「今日は二人とも冷静じゃないから……。だから、今はお互い頭を冷やそう?」
幸瀬ノコ
REHABILI「二度あることは三度あるっていうけど勘弁してほしい」幼い頃に死にかけたら死んだことになっていたらしいので幼馴染と再会したけれど、何故かまた死にかけた話(🔥)
本編:https://privatter.net/p/9285067
*個性有なのでリンク先注意書きの確認をお願いします。
*画像は一部抜粋/変更したもの
(「~」縦書き表示が反映されていません)
#wnpeプラス 4
高間晴
REHABILI敦太800字。暖房器具を買いに行く二人。冬の過ごし方 今日の敦と太宰は、家電量販店に暖房器具を見に来ていた。秋も深まったので、朝晩など肌寒い時があるのだ。
「あ、太宰さん。炬燵がありますよ」
敦が指差すのは二人で向かい合わせに入るとちょうどよさそうなサイズの炬燵。うーん、と太宰は顎に手をやる。
「いいと思うんだけど、これ買ったら最後、私はトイレに立つのも面倒になりそうな気がする」
「確かに……」
炬燵に入ったままの太宰が「もうずっとここにいたい」などと云うのが、敦には容易に想像できた。これは却下だ。
「じゃあ電気毛布や電気あんかは?」
「布団に入る時は敦君の体温が高いからいらないかなぁ」
それを聞いて敦は少し顔を赤らめてしまう。一方太宰は真剣に暖房器具を見ている。二人で売り場をゆっくり歩きながら見ていく。
867「あ、太宰さん。炬燵がありますよ」
敦が指差すのは二人で向かい合わせに入るとちょうどよさそうなサイズの炬燵。うーん、と太宰は顎に手をやる。
「いいと思うんだけど、これ買ったら最後、私はトイレに立つのも面倒になりそうな気がする」
「確かに……」
炬燵に入ったままの太宰が「もうずっとここにいたい」などと云うのが、敦には容易に想像できた。これは却下だ。
「じゃあ電気毛布や電気あんかは?」
「布団に入る時は敦君の体温が高いからいらないかなぁ」
それを聞いて敦は少し顔を赤らめてしまう。一方太宰は真剣に暖房器具を見ている。二人で売り場をゆっくり歩きながら見ていく。
rara_wcat
REHABILIリハビリバミファ。やくもくクリア後設定。「失恋を覚悟する時」https://poipiku.com/18609/7476350.htmlの続き
あの子と僕/結婚前提の付き合い[リバミファ] 気付けばミファーと付き合うことになっていた。それも結婚前提の。
ミファーは何を考えているのだろう。
「どうしたの? ハーブティー、冷たかった?」
ゾーラの里のミファーの部屋でヒンヤリハーブの冷茶を二人で飲んでいると、ミファーが不安げにこちらを覗き込んできた。
「君は一体どういうつもりなのかい? 急に僕と付き合うとか言い出して…。しかも結婚前提なんて…」
「あぁ、そのこと…」
ミファーは飲んでいたグラスから口を離し、テーブルに置いた。夜光石製のグラスはカタリと上品な音を立てる。
「そうでも言わないと、貴方と付き合えないから」
「は? それはどういう…」
続きは彼女の手に嘴を捕われて言えなかった。
「知りたいの。貴方のことをもっと」
330ミファーは何を考えているのだろう。
「どうしたの? ハーブティー、冷たかった?」
ゾーラの里のミファーの部屋でヒンヤリハーブの冷茶を二人で飲んでいると、ミファーが不安げにこちらを覗き込んできた。
「君は一体どういうつもりなのかい? 急に僕と付き合うとか言い出して…。しかも結婚前提なんて…」
「あぁ、そのこと…」
ミファーは飲んでいたグラスから口を離し、テーブルに置いた。夜光石製のグラスはカタリと上品な音を立てる。
「そうでも言わないと、貴方と付き合えないから」
「は? それはどういう…」
続きは彼女の手に嘴を捕われて言えなかった。
「知りたいの。貴方のことをもっと」
rara_wcat
REHABILIリハビリバミファ。やくもくクリア後設定ミファーに嫌いだと言って失恋しようとするリーバルの話
あの子と僕/失恋を覚悟した時[リバミファ]「君なんて、嫌いだよ」
正面きって、ミファーにそう告げる。
これで終わる。これで終わってしまうんだと心の中で何度も繰り返しながら。
「……」
なのに彼女はどこか不思議そうに僕を見て、儚げに微笑んだ。
「……嘘は良くないよ、リーバルさん」
優しい優しい人魚のお姫様はそんな事を僕に告げる。
「う、嘘じゃ…っ!」
「じゃあどうして貴方はこんなに悲しそうな顔をしているの?」
「!」
うかつだった。
覚悟して、ポーカーフェイスを決め込んでいた筈の顔は今にも泣き出しそうなのに今更気付く。
「嘘なんか、つかなくて良いんだよ」
そっと人魚姫の両手が頬に触れる。そのままやわやわと抱き締められた。
「…っ!」
触れた人魚の肌は冷たくて心地よくて、何もかもがよく分からなくなって…思わず涙がこぼれていた。
363正面きって、ミファーにそう告げる。
これで終わる。これで終わってしまうんだと心の中で何度も繰り返しながら。
「……」
なのに彼女はどこか不思議そうに僕を見て、儚げに微笑んだ。
「……嘘は良くないよ、リーバルさん」
優しい優しい人魚のお姫様はそんな事を僕に告げる。
「う、嘘じゃ…っ!」
「じゃあどうして貴方はこんなに悲しそうな顔をしているの?」
「!」
うかつだった。
覚悟して、ポーカーフェイスを決め込んでいた筈の顔は今にも泣き出しそうなのに今更気付く。
「嘘なんか、つかなくて良いんだよ」
そっと人魚姫の両手が頬に触れる。そのままやわやわと抱き締められた。
「…っ!」
触れた人魚の肌は冷たくて心地よくて、何もかもがよく分からなくなって…思わず涙がこぼれていた。
高間晴
REHABILI後朝の敦太800字。いちゃいちゃしてるだけ。
モーニングコーヒー「敦君のいれた珈琲が飲みたい」
朝、目覚めて開口一番に太宰がそう云う。先に服を身につけていた敦は、良いですよ、と云いおいて台所で湯を沸かし始めた。
しばらくしてから二人分のマグカップを持った敦が戻ってきて、ひとつを太宰に渡す。
「熱いから気をつけてくださいね」
太宰は、琥珀色の水面を何度か静かに吹いて冷ましていたが、やがて一口すすった。ほう、と安堵にも似たため息が漏れる。
「美味しい」
「インスタントだから誰がいれても同じ味だと思いますけど」
それに自分は珈琲をいれるのがそんなに上手くない、と敦はこぼす。布団に入ったままの太宰に寄り添うようにして座ると、敦も珈琲を一口飲んだ。
「……やっぱり。ついつい粉をケチって薄めになっちゃうんです」
837朝、目覚めて開口一番に太宰がそう云う。先に服を身につけていた敦は、良いですよ、と云いおいて台所で湯を沸かし始めた。
しばらくしてから二人分のマグカップを持った敦が戻ってきて、ひとつを太宰に渡す。
「熱いから気をつけてくださいね」
太宰は、琥珀色の水面を何度か静かに吹いて冷ましていたが、やがて一口すすった。ほう、と安堵にも似たため息が漏れる。
「美味しい」
「インスタントだから誰がいれても同じ味だと思いますけど」
それに自分は珈琲をいれるのがそんなに上手くない、と敦はこぼす。布団に入ったままの太宰に寄り添うようにして座ると、敦も珈琲を一口飲んだ。
「……やっぱり。ついつい粉をケチって薄めになっちゃうんです」
bmbfuki
REHABILIちょっと色々と変えてますが小説書いてたら描きたくなったtkbn ル…tkbnルありだと思うんですよね…。
M2での一件以来、服するだけで気になるようになっちゃうルとか普通にアロとあんなことそんなことしてるときに そこばっかやられた結果貼るようになったみたいな感じのですね(強制終了)
Roy
REHABILIomen×yoru(⚠️R15くらい)⚠️nsfw!!!
https://twitter.com/Roy_2quilizer/status/1567513275994357761?s=20&t=u6SkqQv-Y3AfXNHZlXKLiQ の続き。
一番舌長くて厚いと思うからどろどろえっちなキスするomen
もうこれ口でセックスしてるじゃねぇか…っていつか言わせたい。 2
oguma01703987
REHABILI弊社ハセ指の幻覚 過去に地上で傭兵的なサムシングをやっていた指揮官が当時議員だった議長の左目をぶち抜いてしまったところから始まると~ってもロマンチックな弊社の話をしたかったんですが途中で終わってます。過去に書いていたもの繋ぎ合わせたりショーシャンク見た影響が少し出ている。 6703まっぴーの残念創作
REHABILI【楽の日記 7日目】いよいよ7日目。本編前のリハビリ、楽ちゃんの日記もラストです。
幼なじみ颯ちゃんとの不穏な別れですが、ふたりがこの後どうなるか本編でじっくり書いていきたいと思ってます。
お付き合いいただきありがとうございました😊
よかったらいいねとか、気が向いたら感想などくれても…!いいんですよ…!
楽の日記 7日目 睿様の夢が現実のように付き纏う一日だった。あれはただの夢だったのか。あるいは本当にあったことなのか。心配して声をかけてくる颯にも、たぶんまともに返事ができなかったかもしれない。うわの空だった。まだ何日かしか経っていないのに僕は東土が恋しくなってしまったのかな。子供みたいだ。
颯と二人ひたすら駆け、時々休憩のために馬を降りる。辺りを見渡せる小高い丘の上。小川のせせらぎの心地良い森林。颯は毎回眺めのいい場所を休む所に選んだ。野宿も二日続いたけれど、必要なものはたいてい用意されている。小腹が空けば菓子を、汗をかけば香を焚き込めた手拭いを、夜になれば干し肉と干し果物を、寝る前は風よけの外套を。とにかく颯は僕の世話を焼いた。僕はそんなに頼りないんだろうか。でもそのいつも通りの世話焼きが心地良くて、思えば僕は小さい頃に出会ってからずっと颯に甘えっぱなしだ。もしかしたら年寄りになって文使を引退しても颯は僕の世話を焼き続けるかもしれない。そんなことを考えながらの道中はとにかく楽しかったけれど、それも今日で終わる。今日はいよいよ西火に入る。
2895颯と二人ひたすら駆け、時々休憩のために馬を降りる。辺りを見渡せる小高い丘の上。小川のせせらぎの心地良い森林。颯は毎回眺めのいい場所を休む所に選んだ。野宿も二日続いたけれど、必要なものはたいてい用意されている。小腹が空けば菓子を、汗をかけば香を焚き込めた手拭いを、夜になれば干し肉と干し果物を、寝る前は風よけの外套を。とにかく颯は僕の世話を焼いた。僕はそんなに頼りないんだろうか。でもそのいつも通りの世話焼きが心地良くて、思えば僕は小さい頃に出会ってからずっと颯に甘えっぱなしだ。もしかしたら年寄りになって文使を引退しても颯は僕の世話を焼き続けるかもしれない。そんなことを考えながらの道中はとにかく楽しかったけれど、それも今日で終わる。今日はいよいよ西火に入る。