ナガヤマ
REHABILIみどてとお題お借りしています( https://shindanmaker.com/587150 )
お題「言い訳はバッチリさ」「み、翠くん!」
放課後。俺たちの教室。
窓際の最後列が、先日の席替えで彼が勝ち取った一等席だ。チャイムが鳴り終えても頬杖をついて外を見つめている翠くんに、俺はぎゅ、と目を瞑ってから深呼吸して声をかけた。
「ん……、あ、鉄虎くん。どうしたの?」
「ええっと……あの……」
“遊園地のペアチケットをもらったんだけど、一緒に行かない?”
もらった、なんていうのは口実で、本当は俺が二枚用意したのだけれど。脳内で何度も繰り返したシミュレーションでは、俺に誘われた翠くんは少し驚いたような顔をして“俺と?”って言うはずなのだ。そうしたら次は“ヒーローショウをやるみたいだから参考に”って俺が答えて、“それなら”って翠くんが言う。口実なんていくらでも用意してきている。忍くんは生徒会で忙しいって言っておいて、なんて気を回してくれていたし(有難いやら気恥ずかしいやら)、ヒーローショウがダメでも、ゆるキャラのショウだってチェック済みで、それで、ええっと。
1274放課後。俺たちの教室。
窓際の最後列が、先日の席替えで彼が勝ち取った一等席だ。チャイムが鳴り終えても頬杖をついて外を見つめている翠くんに、俺はぎゅ、と目を瞑ってから深呼吸して声をかけた。
「ん……、あ、鉄虎くん。どうしたの?」
「ええっと……あの……」
“遊園地のペアチケットをもらったんだけど、一緒に行かない?”
もらった、なんていうのは口実で、本当は俺が二枚用意したのだけれど。脳内で何度も繰り返したシミュレーションでは、俺に誘われた翠くんは少し驚いたような顔をして“俺と?”って言うはずなのだ。そうしたら次は“ヒーローショウをやるみたいだから参考に”って俺が答えて、“それなら”って翠くんが言う。口実なんていくらでも用意してきている。忍くんは生徒会で忙しいって言っておいて、なんて気を回してくれていたし(有難いやら気恥ずかしいやら)、ヒーローショウがダメでも、ゆるキャラのショウだってチェック済みで、それで、ええっと。
theblackbox58
REHABILI【ボブハン】猫ちゃん画像にかわいいって笑うボブを見て、ねこちゃんに対抗するハンです。ついったのつぶやきから妄想広げたはずが、元ツイからだいぶかわってしまった。 2Soqi7O
REHABILI金魚売りのはじめちゃんと人間に化ける金魚の立香ちゃんの話岡本かの子の金魚繚乱と室生犀星の蜜のあわれのパロディみたいなものです。
漫画のプロットに書いたものを小説っぽく整えました。前半はモブキャラ視点です。好きな人だけどうぞ
※時代は戦後の昭和をイメージしてますが金魚の値段は現代参考にしてます。金魚の飼育法については素人調べなので雰囲気だけです。あしからず
金魚姫一、金魚売りの男
私は近所でも有名な金魚の愛好家である。若い頃に苦労して働いてばかりいたので、子供が大きくなってそれぞれ自立していくと私はすっかり暇になってしまった。そんなとき知人が、うちで飼えなくなったので飼わないかと私に1匹の金魚を託した。犬猫を飼った経験はあるが水棲の生き物は全くの未知で、貰った当時は世話も細君に任せきりだった。金魚とは不思議な生き物で、犬猫ならば餌をやればあとは勝手に育つものだが、これは毎日水を入れ替え丁寧に世話をしてやらないと死んでしまう。元はフナだというのに大変手のかかる繊細なものだった。しかし、毎日手間暇をかけて育てれば育てるだけ美しくなるような気がして、私はいつしかこの生き物にすっかり魅了され、のめり込んでいた。
8702私は近所でも有名な金魚の愛好家である。若い頃に苦労して働いてばかりいたので、子供が大きくなってそれぞれ自立していくと私はすっかり暇になってしまった。そんなとき知人が、うちで飼えなくなったので飼わないかと私に1匹の金魚を託した。犬猫を飼った経験はあるが水棲の生き物は全くの未知で、貰った当時は世話も細君に任せきりだった。金魚とは不思議な生き物で、犬猫ならば餌をやればあとは勝手に育つものだが、これは毎日水を入れ替え丁寧に世話をしてやらないと死んでしまう。元はフナだというのに大変手のかかる繊細なものだった。しかし、毎日手間暇をかけて育てれば育てるだけ美しくなるような気がして、私はいつしかこの生き物にすっかり魅了され、のめり込んでいた。
加藤 怪鬼
REHABILI【キュウジン小説】受けが寝落ちとともに迷い込んだ、偶然のパラレルワールド設定。r-15くらいもし、目覚めた時、自分の知り合いが急に態度が変わったら。それは別の世界線の彼なのかもしれないーーーー
アナタは、俺が知らないカレシでした。今日○月✕日。
俺の1つ上の先輩・九尾先輩の高級宿舎の部屋に、チョコボーを沢山提げて遊びに来ていた。
今度遊びに行っていい?という、何気ない一言を覚えてくれてて。まあ恐らくそれだけじゃなくて、単に最近発売したえんら先生の極秘写真集を俺に見せびらかしたい…という気持ちも相まった結果だったとは思う。
案の定直ぐにその写真集を見せびらかしたと思えば、ドヤ顔を連発した先輩にそれ以外の色んなえんら先生の極秘本を見せて貰えた。俺はついつい夢中になって、それは先輩も同じだったと思う。
でも俺の場合、普段慣れない本をめくるという行為の連続に。たとえ中身が好きでも単調な作業には他ならない・・・
いつの間にか俺は眠りに落ちていた。
4746俺の1つ上の先輩・九尾先輩の高級宿舎の部屋に、チョコボーを沢山提げて遊びに来ていた。
今度遊びに行っていい?という、何気ない一言を覚えてくれてて。まあ恐らくそれだけじゃなくて、単に最近発売したえんら先生の極秘写真集を俺に見せびらかしたい…という気持ちも相まった結果だったとは思う。
案の定直ぐにその写真集を見せびらかしたと思えば、ドヤ顔を連発した先輩にそれ以外の色んなえんら先生の極秘本を見せて貰えた。俺はついつい夢中になって、それは先輩も同じだったと思う。
でも俺の場合、普段慣れない本をめくるという行為の連続に。たとえ中身が好きでも単調な作業には他ならない・・・
いつの間にか俺は眠りに落ちていた。
Chaos_09chan
REHABILI久しぶりにアナログ絵を描きました。模写です。。。
最近、アオアシにハマっております♡
面白すぎる!!
推しキャラ1人に絞れません。
たすけて〜ヽ(´Д`;ヽ≡/;´Д`)/
ナガヤマ
REHABILIみどてとお題お借りしました( https://shindanmaker.com/587150 )
ありがとうございます
お題「愛が歪んだ」「どうしたの鉄虎くん」
学食を前に眉間に皺を寄せるその人に話しかける。すると彼は腕を組んで唸りながら天を仰いだ。
「……悩んでるッス」
「何を?……ていうか、そんなこと自分から言うなんて珍しいね?」
俺は自分の分の食事の載ったトレイをコト、と置いて、鉄虎くんの前の席に座った。
「……聞かれたから答えたまでッスけど」
「ああ、うん……そうだよね、うん、そうだ、そうだ」
口元がにやけそうになるのを、手で覆うようにして誤魔化す。胸の底の、何かが混み上がってくるような気持ちを、ごほんごほん、と二度咳をして追いやった。
俺はスプーンを手に取り、目の前のシチューを掬い上げる。とろりとした温かなクリームからオレンジ色のそれが顔を出したところで、ひとつの仮説に突き当たる。
823学食を前に眉間に皺を寄せるその人に話しかける。すると彼は腕を組んで唸りながら天を仰いだ。
「……悩んでるッス」
「何を?……ていうか、そんなこと自分から言うなんて珍しいね?」
俺は自分の分の食事の載ったトレイをコト、と置いて、鉄虎くんの前の席に座った。
「……聞かれたから答えたまでッスけど」
「ああ、うん……そうだよね、うん、そうだ、そうだ」
口元がにやけそうになるのを、手で覆うようにして誤魔化す。胸の底の、何かが混み上がってくるような気持ちを、ごほんごほん、と二度咳をして追いやった。
俺はスプーンを手に取り、目の前のシチューを掬い上げる。とろりとした温かなクリームからオレンジ色のそれが顔を出したところで、ひとつの仮説に突き当たる。
りり@ルスハン
REHABILI任務後アドレナリン出まくったまま喧嘩してそのままおっ始めてほしいルスハン。致す前まで。昔書いてた時一人称なのか三人称なのか忘れてしまいリハビリもリハビリ。ROOSTERの意味は「戦う覚悟は出来ている」闘志と劣情は似ているその日は灼熱の暑さだった。サンディエゴの太陽が容赦なく機体を灼き、マーヴェリックの手厳しい特訓に喘ぐトップガン精鋭たちの体をさらに焦がす。
ルースターとハングマンの応酬がいつもより険のあるものになったのも、きっとそのせいだった。
「おいルースター、そろそろコールサイン変えたらどうだ?お前に"Rooster"なんて勿体ねえよ」
機体から降りて開口一番、ヘルメットを脱ぎ捨て汗を飛ばすように頭を振るハングマンが憎まれ口を叩いた。いつも通り口元は弧を描いているが、その青い眼は険しくルースターの背中を射抜く。
同じく機体から降りてきたルースターに、フェニックスが「奴に構うな」というアイコンタクトを送る。いつもならその視線に軽く一瞥をくれるルースターは黙って踵を返すはずだった。
2267ルースターとハングマンの応酬がいつもより険のあるものになったのも、きっとそのせいだった。
「おいルースター、そろそろコールサイン変えたらどうだ?お前に"Rooster"なんて勿体ねえよ」
機体から降りて開口一番、ヘルメットを脱ぎ捨て汗を飛ばすように頭を振るハングマンが憎まれ口を叩いた。いつも通り口元は弧を描いているが、その青い眼は険しくルースターの背中を射抜く。
同じく機体から降りてきたルースターに、フェニックスが「奴に構うな」というアイコンタクトを送る。いつもならその視線に軽く一瞥をくれるルースターは黙って踵を返すはずだった。
もるもるもいん
REHABILIこの子は休みの日でもおうち時間短そうなイメージがあります。かわいいルームウェアというものがよく分からないので、ごめんねってかんじ。暑すぎたり雨すぎたりする日はゆるりとすごそう。
sima_kabe
REHABILI彼シャツBL幼馴染/天然不思議×面食い平凡
どうせ最後には俺を選ぶでしょ「マオ頼むっ、俺に服貸して!」
マオの家に来て開口一番そう言うと、マオは怪訝そうに眉を顰めた。
*****
マオと俺は幼稚園の頃から幼馴染みだ。家が隣同士で、小学生の時はいつも学校が終わったらマオの家に一直線だった。
ちなみに、それは高校生になった今でも割と変わらず、俺は学校から帰ってすぐにマオの家へと突撃した。
マオの名前は本当は真央(さねひさ)と読む。けれど、子供の頃呼びやすいからマオ、と呼んでいたらそれが定着してしまった。
マオも、俺が呼びやすいならそれでいいと認めているので、俺だけは真央をマオと呼んでいる。
突然の俺のお願いに、マオは不満そうに唇を尖らせ俺の名前を呼んだ。
「あつむー、ゲームは? FFFの新作……」
11182マオの家に来て開口一番そう言うと、マオは怪訝そうに眉を顰めた。
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マオと俺は幼稚園の頃から幼馴染みだ。家が隣同士で、小学生の時はいつも学校が終わったらマオの家に一直線だった。
ちなみに、それは高校生になった今でも割と変わらず、俺は学校から帰ってすぐにマオの家へと突撃した。
マオの名前は本当は真央(さねひさ)と読む。けれど、子供の頃呼びやすいからマオ、と呼んでいたらそれが定着してしまった。
マオも、俺が呼びやすいならそれでいいと認めているので、俺だけは真央をマオと呼んでいる。
突然の俺のお願いに、マオは不満そうに唇を尖らせ俺の名前を呼んだ。
「あつむー、ゲームは? FFFの新作……」
ナガヤマ
REHABILI「140字で書くお題ったー」様( http://shindanmaker.com/375517 )のお題をお借りしました140字では無理でした
お題「ちょっと黙って」「あっ!ほら、翠くんっ、ゆるキャラ!ゆるキャラがテレビに出てるッスよ!」
そう言いながら、座ったままずりずりと後ずさるてとらくんに、俺は腹の底をじり、と焦がした。
「知ってる。録画してるし」
床に置かれた彼の手を、紙をくしゃりと丸めるみたいに少し強引に握れば、指先がぴくりと動くのが掌に伝わる。
「ほ、ほら、そろそろお腹も空く頃だし!ね!」
「そうだね、空いてる」
「そ、そうッスよね!あ、なんか買いに行くッスか?」
「あのさぁ、」
一向に目の合わない彼の視界に無理やり入り込む。いつもは強いはずの、けれども今は少し頼りけのないその橙に俺を映せば、鉄虎くんがごくりと喉を鳴らした。
「ちょっと黙って」
互いの鼻先が擦れる。
332そう言いながら、座ったままずりずりと後ずさるてとらくんに、俺は腹の底をじり、と焦がした。
「知ってる。録画してるし」
床に置かれた彼の手を、紙をくしゃりと丸めるみたいに少し強引に握れば、指先がぴくりと動くのが掌に伝わる。
「ほ、ほら、そろそろお腹も空く頃だし!ね!」
「そうだね、空いてる」
「そ、そうッスよね!あ、なんか買いに行くッスか?」
「あのさぁ、」
一向に目の合わない彼の視界に無理やり入り込む。いつもは強いはずの、けれども今は少し頼りけのないその橙に俺を映せば、鉄虎くんがごくりと喉を鳴らした。
「ちょっと黙って」
互いの鼻先が擦れる。
ああや
REHABILI #ささろワンドロライ143回「怪我」(+1h)
ほの仄暗/ヤンデレ一歩手前のロ
最近今更『時計なんで10:31なの問題』をよく考えます。
純情の不純今まで対して気にしていなかったが、何をしていても右手人差し指というものはわりかし視界に入るもんなんやなというのが本日の盧笙の気づき。人差し指の先端、絆創膏、鮮やかグリーン。
昨夜盧笙がノートを捲った際、指を切った。体感的に〝あー、痛った。あー、〟程度の話だったのだが、『あー』と声を出していたものだから昨日も”たまたま”横に居た簓がなぁに?と気づいた。
『あー。』
『クーラー効きすぎてるんかなあ、あんま乾燥してるようには…』
『ちょい待って』
『あ?』
簓が雑な仕草で自分の鞄を引き寄せ、ガサゴソと、そして、〝あったあった〟、人差し指を取られ、チロ、そして、ペタッと絆創膏にプリントされた”ぬるさらちゃん”がコンニチワ。
1811昨夜盧笙がノートを捲った際、指を切った。体感的に〝あー、痛った。あー、〟程度の話だったのだが、『あー』と声を出していたものだから昨日も”たまたま”横に居た簓がなぁに?と気づいた。
『あー。』
『クーラー効きすぎてるんかなあ、あんま乾燥してるようには…』
『ちょい待って』
『あ?』
簓が雑な仕草で自分の鞄を引き寄せ、ガサゴソと、そして、〝あったあった〟、人差し指を取られ、チロ、そして、ペタッと絆創膏にプリントされた”ぬるさらちゃん”がコンニチワ。