のめろう
PAST282「仁王くん、私何度も言いましたよね。制服を着崩すのは校則違反です」
もうあと幾分かで四時間目始まりのチャイムが鳴るというときに想像もしていなかった声が頭上から降ってきて仁王は少し驚く。
「なんでお前さんここにおんの。もう授業始まるじゃろ」
登校日数ギリギリを常に攻めている仁王とは違い柳生はウチの学校きっての優等生だ。そんな柳生が授業をサボるなんて到底考えられない。
「なんでって……次は体育でしょう?」
「お、おん体育やね?」
確かに次の授業は体育である。しかし仁王には次の時間が体育なことと、柳生がこんな時間にここにいることがうまく結びつかず首をかしげる。
目の前で首をかしげている仁王をみて柳生はわざとらしくため息をついた。
2328もうあと幾分かで四時間目始まりのチャイムが鳴るというときに想像もしていなかった声が頭上から降ってきて仁王は少し驚く。
「なんでお前さんここにおんの。もう授業始まるじゃろ」
登校日数ギリギリを常に攻めている仁王とは違い柳生はウチの学校きっての優等生だ。そんな柳生が授業をサボるなんて到底考えられない。
「なんでって……次は体育でしょう?」
「お、おん体育やね?」
確かに次の授業は体育である。しかし仁王には次の時間が体育なことと、柳生がこんな時間にここにいることがうまく結びつかず首をかしげる。
目の前で首をかしげている仁王をみて柳生はわざとらしくため息をついた。
redsoullover
PAST大阪無配続きを書いているのでここにも上げておく。
嘘つき男 其の壱ある日の雨の夜、一人の赤子を拾った。
それは、死んだ女の墓から這い出た子だった。
普通の赤子はそんな事は出来ない。
幾ら独り身の自分でもそれくらいは分かる。自分はその赤子は人ではないと察した。だから人の世に出る前に殺してしまおうと思った。
自分は赤子を抱き上げ、その身体を墓石に叩きつけようとした。
しかし、出来なかった。
叩きつけようとしたその瞬間、音が、そして声が聞こえた気がした。
カランとした乾いた音と、自分の名を呼ぶ男の声を。
実際そんな音など聞こえる訳はなかった。
聞こえるのは雨音だけ。
そう、それは俺自分の頭の中にだけ聞こえた音。
それが何を意味するのか、その時の俺自分自身には分かるこ事はなかったが。
赤子を家に連れて帰れば、母親は驚いた顔をした。
6390それは、死んだ女の墓から這い出た子だった。
普通の赤子はそんな事は出来ない。
幾ら独り身の自分でもそれくらいは分かる。自分はその赤子は人ではないと察した。だから人の世に出る前に殺してしまおうと思った。
自分は赤子を抱き上げ、その身体を墓石に叩きつけようとした。
しかし、出来なかった。
叩きつけようとしたその瞬間、音が、そして声が聞こえた気がした。
カランとした乾いた音と、自分の名を呼ぶ男の声を。
実際そんな音など聞こえる訳はなかった。
聞こえるのは雨音だけ。
そう、それは俺自分の頭の中にだけ聞こえた音。
それが何を意味するのか、その時の俺自分自身には分かるこ事はなかったが。
赤子を家に連れて帰れば、母親は驚いた顔をした。
さつき13悪魔
PAST最近描いたカラーの自信作(?)👀いつも書いてるモノクロ絵より時間かかっってて笑う。一枚五時間。しもべ達はルキさんとサルガナさん以外、ソロモン72柱の子達をカラーかつ簡素にしたやつら。 黒髪のやつ 最上くん 金髪のやつ アスタロトくん 4
さつき13悪魔
PAST過去作のソロモン72柱 第五弾。 画像サイズはデカく、相変わらずモチーフがマイナーな部分が伝わらないイラストで悪魔は地底の底からもっちゃりした顔で悲しんでる。(202412月〜2025) 5
さつき13悪魔
PAST過去作のソロモン72柱 第四弾。このまま画像がデカすぎると投稿を何回もしないといけない事実に気づいた。何度もたくさん新着に出てきてすみませんの気持ちが溢れる悪魔であった。 (202412月〜12月23日) 7さつき13悪魔
PAST過去作ソロモン72柱 第二個目。相変わらずモチーフがわかりにくい細かさ。一個一個描いてたらいつの間にかこうなる始末。見る人に説明が難解な悪魔の所業😈
(202411月〜11月22日) 8
さつき13悪魔
PAST過去のイラスト達であるソロモン72柱を自分の性癖や趣味マシマシにしてあげたやつ。ちなみに、書いた順番はバラバラな上、おおよそ私しかわからないような悪魔様の歴史やイメージモチーフなどがたくさんなため、ソロモン王の小さな鍵や悪魔学知らぬ人でも全然ながら見できる、、、はず (20248月〜11月まで) 13
rokuro_yusa
PASTsky実録Xのイラストを全消ししたので載せる場所に迷いましたが、せっかくskyメインの置き場を作ってあったのでここに過去絵をぽいします。
ラストの一枚は当時、師匠との別れがあってすぐお姿を描きとめようとしたときの絵。
この漫画を描くときにはちゃんとアイテム一覧を調べておそらくこれだったなというのを選んでお姿を再現してますが、まあ人間の記憶力ってこんなもんだなという良い例ですね笑 17
黄月ナイチ
PAST因果の渦・とらみみエディション(真田と毛利/身内向けパロ)海に向かう道のりの最後に待ち構えていたのは翠緑の具足を身につけた小柄な男だった。
「何者か」
砂浜に生えた手頃な岩に腰を下ろしたままこちらには背を向けていた彼の鋭い誰何に、虎は反射的に身をすくめた。誰を問われてもあいにく今は答える正体すら持たないのだ。
虎の無言は慌てた気配だけを伝えたのか、男は小さく息を飲むようにして重ねた。
「…長曽我部、か」
低く、怒りを滲ませたようにも見えるそれはいかにも小さく、そうであることを期待する、ことを否定するような、複雑なかたちをしていた。
「いっ……否ッ、某、名乗る名はござらぬが、そのう、お尋ねの御仁とは違いますればっ!」
なので虎は慌てて、こちらを振り返った小柄な男の眼前に身を投げ出し、今ある己をありのままに明かすことにした。勢い良く現れた虎の姿をつま先から頭上まで確認して、男は嘲笑うように鼻を鳴らす。で、あろうな、と呟き脚を組み直すと、膝から下には何も身に着けていないのが見えた。
1284「何者か」
砂浜に生えた手頃な岩に腰を下ろしたままこちらには背を向けていた彼の鋭い誰何に、虎は反射的に身をすくめた。誰を問われてもあいにく今は答える正体すら持たないのだ。
虎の無言は慌てた気配だけを伝えたのか、男は小さく息を飲むようにして重ねた。
「…長曽我部、か」
低く、怒りを滲ませたようにも見えるそれはいかにも小さく、そうであることを期待する、ことを否定するような、複雑なかたちをしていた。
「いっ……否ッ、某、名乗る名はござらぬが、そのう、お尋ねの御仁とは違いますればっ!」
なので虎は慌てて、こちらを振り返った小柄な男の眼前に身を投げ出し、今ある己をありのままに明かすことにした。勢い良く現れた虎の姿をつま先から頭上まで確認して、男は嘲笑うように鼻を鳴らす。で、あろうな、と呟き脚を組み直すと、膝から下には何も身に着けていないのが見えた。
棺(ひつぎ)
PAST原作者及び公式関係者、様々な媒体での自作を宣伝の為の書き込みやURLを貼り付ける行為は行っておりません。#+チ動説認定記念日
に参加させて頂きました
オクジー編2
チ動説認定記念日/オクジー編2#チ動説認定記念日/オクジー編
あの日、あの時、あの夜空に俺の世界は変わった。
以前ならば頑なに空を見上げるという選択肢はなかったのに。何故。ふと見てみたくなったのかもしれない。一人、二人と夜空を見上げた方が良いと教えてくれたから。まぁ一方はかなり圧力を感じたけど。
あの一瞬により感動は一生分の喜びを得たと例えても過言ではないかもしれない。
そして月日は流れ、ついにやってきたのだ。
決して避けられぬ刻が…
願わくば
もっと長い時間を共に過ごしてみたかった。俺の知らない知を教えてほしい。俺に文字を教えてほしい。そうすれば、今よりもバデー二さんとヨレンタさんの会話に混じる事が出来るかもしれないから。
そんな夢も消えゆくのかと思うと悔しい寂しい悲しいという感情は何故か湧いてこないのだ。きっと今、この瞬間が恐ろしくないのかもしれない。目の前に貴方(バデー二さん)がいる。
594あの日、あの時、あの夜空に俺の世界は変わった。
以前ならば頑なに空を見上げるという選択肢はなかったのに。何故。ふと見てみたくなったのかもしれない。一人、二人と夜空を見上げた方が良いと教えてくれたから。まぁ一方はかなり圧力を感じたけど。
あの一瞬により感動は一生分の喜びを得たと例えても過言ではないかもしれない。
そして月日は流れ、ついにやってきたのだ。
決して避けられぬ刻が…
願わくば
もっと長い時間を共に過ごしてみたかった。俺の知らない知を教えてほしい。俺に文字を教えてほしい。そうすれば、今よりもバデー二さんとヨレンタさんの会話に混じる事が出来るかもしれないから。
そんな夢も消えゆくのかと思うと悔しい寂しい悲しいという感情は何故か湧いてこないのだ。きっと今、この瞬間が恐ろしくないのかもしれない。目の前に貴方(バデー二さん)がいる。
なー。
PAST🫖→→→→→→(激重)🌸のすおさく🫖がめんどくさいです。🐢が途中出てきます。
力尽きたので誰か続き書いてください。泣
放課後、眠い目をこすって軽く伸びをして、眠気から少しずつ冷めて来るのを感じながらボーッと周りを見渡す。先程楡井が慌ただしく自分になにかを伝えてからどこかに行ったのを思い出すがほぼ寝ぼけていたのであまり記憶に無い。なにか大事な用だったら……と思ったがそういった危なそうな雰囲気は感じられなかったので確実に大丈夫だろう。今日は見回りの予定も特になく、でも家に帰っても暇なだけなので結局だらだらと教室に残ってはいつも通りさわがしくも楽しげなクラスメイトをぼーっと眺めていた。オレはこの時間が割と好きである。
だがぼーっとその光景を眺めていれば横から見慣れた制服が大きく視界に映り込み、ギョッと目を見開く。
「───桜君、今から本屋へ行くんだけど、予定が無ければオレに付き合ってくれないかな?」
7806だがぼーっとその光景を眺めていれば横から見慣れた制服が大きく視界に映り込み、ギョッと目を見開く。
「───桜君、今から本屋へ行くんだけど、予定が無ければオレに付き合ってくれないかな?」