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    アンデス

    みまと

    DONEラスティニキ×621

    ラスティニキがよすぎて短いが文章を打ち込んでしまった。
    ルビコニアンデスワーム戦は間違いなく一番楽しいお祭りイベで愉快な遠足。
    レールキャノンぶっぱするラスティニキのセリフマジシビれる。
    発射時に音が遠ざかってラスティニキの決めゼリフが強調される演出クッッッッソ最高。
    まだクリアしてないので間違ってたり捏造部分あるかもです。
    621は携帯用通信端末は支給されてるのだろうか。
    まどろみの声「ゆっくり休め、621」

    ハンドラーにそう言われて大人しく自室へと篭もる。
    ベッドへ仰向けに寝転び、無機質で暗い天井を見つめる。
    程なくして降り掛かってきた睡魔に身を任せてまどろんでいたところベッド横のテーブルの上で通信端末が震えて音を立て始める。
    のろのろと端末を手に取り、表示された文字を確認することなく画面に指をスライドさせて端末を耳に当てた。

    「私だ。ヴェスパー部隊のラスティだ」

    つい少し前にも聞いたばかりの耳に心地いい声にそうか、と抑揚なく答える。
    突然通信を寄越してくるとは、緊急の用事だろうか。

    「君の声が聞きたくてね。
    …眠たそうな声だな。もしかして起こしてしまったか?
    それは申し訳ないことをした。
    君とは仕事上の話ばかりだからな。
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    かもがわ たかお

    MOURNING小国の姫であるあんずが、えでんの人たちが治る大国に嫁いできた!みたいなやつです 茨あんです
    ふわっとファンタジーなのでオ?と思っても見逃してくれると助かります 続きはありません
     緑と資源豊かな小国の姫が、隣接する雪で閉ざされた帝国へ嫁いで来たのは、ある春の頃であった。春、と言っても、寒冷地に根を下ろした帝国で、花の咲く季節は極めて短い。姫が帝国に輿入れしてきた時も暦の上では春を謳いながらも、土地には未だ雪景色が広がり、寒々しい灰色の雲が青空を覆い尽くしているような、そんな時節であった。
     姫と呼ばれた娘は、未だ少女と言えるような柔らかい肢体に花嫁衣装を纏わせて、厳かな謁見の間に於いて膝跨いて顔を上げない。まるでその純白は死装束の様だと、王の隣に控え立つ宰相-茨は思った。雪で閉ざされる期間が長いこの国で、資源確保の問題は現在過去未来に至るまで永劫の問題である。その中で隣接する豊かな小国とのいざこざは絶えず起こっていたが、現帝は争いを好まず侵略も是としないため、当代は双方珍しく穏やかな時代を過ごしていた。その中でその平穏を確固たるものにしようと送られてきたのが、姫-あんずと呼ばれる少女であった。
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    Luli

    MAIKINGTwitter企画『ドルあんず姫』の参加作品🎀
    西洋ファンタジーパロの宗あんです。
    政略結婚させられることから始まる、小国の姫・あんずと大国の第二王子・宗によるお話。
    いろいろとご都合主義なのでゆるっとご覧ください。

    ふたりの出会いのシーンを書きました。続きも構想はあるので、投稿期間内に書き上げられたら頑張りたい……!

    2023.02.01
    リボンの姫と薔薇の君 いつかの時代、どこかの地に、自然と歴史が共存する美しく小さな王国がありました。
     その国の王様とお后様の間にはお姫様がひとりだけいました。名を『あんず』といい、実に純真で愛らしい姫でした。
     あんず姫は長い髪をリボンで結うのがお好きでしたので、両陛下は世界中からさまざまな色や模様のリボンを取り寄せては姫に贈りました。姫はこれを大層気に入り、とても大切にしていました。そのため城の者や国の民からは『リボンの姫』と呼ばれることもありました。
     あんず姫は両陛下に愛情を注がれ健やかに成長していきましたが、両陛下が跡継ぎとなる男子に長らく恵まれなかったため、後継者として隣に位置する大国の王子を迎え入れ、姫と結婚させようという運びになりました。あんず姫はまだ結婚をするつもりはありませんでしたが、国の民と平和のため、そしてほかならぬ御両親のためとすんなり受け入れられました。
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    ltochiri

    DONE #星とあんずの幻想曲3 陸上部とあんず【移動】プチオンリー #君とどこに行こうか 展示作品です。(斑あんです)
    ざっくり夏〜秋くらいの設定です。
    ESビルの七階からロビー階まで移動している時の話です。
    ※イベント終了にともないパスワードをはずしました。当サークルまでお越しいただき、またリアクション等いただきありがとうございました!
    映画はラブストーリーがいい アンサンブルスクエアの拠点——通称、ESビル。そのフロアとフロアを繋ぐエレベーターは、到着が遅いことで有名だ。
     P機関のトップである『プロデューサー』は「修行のため」と言って階段を使うことがあるのだが、それはエレベーターが来るのを待ちきれなかったから、と噂を立てられてしまうほど。
     その話の真偽はともかく、ESビルで働く人々が、このエレベーターにひどく恨めしい気持ちを抱いていることに、違いはない。
     噂の『プロデューサー』も、今日はエレベーターに乗っていた。
     タイミングが良く、すぐにエレベーターが来たので運がいいと喜んだのも束の間。あんずは今、ひどく焦っていた。
     七階でエレベーターが止まると、ドアが開き、その向こうから三毛縞斑が現れた。長身の彼を見上げるスタッフたちを通り越して、斑はエレベーターの隅で肩を縮こまらせながら立っているあんずを見つけておや、と思った。ホールハンズで見た予定では、彼女はこの後、十二階に用があるはずだから。
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    ltochiri

    DONE #星とあんずの幻想曲3 女装アイドル×あんずプチオンリー #Pぼくスカート 展示作品です。(斑あんです)
    暗夜行路から骨董綺譚までの間の秋というゆるめの設定があります。
    スカウト「ホワイトブリム」のストーリーもよろしくお願いします。
    ※イベント終了にともないパスワードをはずしました。当サークルまでお越しいただき、またリアクション等いただきありがとうございました!
    メイド服を着ないと出られないフィッティングルーム 衣装に負担は付きものである。
     Double Faceとしてユニット活動をしているのなら、なおさら。
     キレのあるダンスで糸がほつれるだけでならまだしも、ホール内に雨を降らせる演出で水浸しにもなる。当然、生地の伸び縮みや色褪せ、装飾品の綻びなどがあるので、ライブが終わるたびに修繕される。
     そのたびに斑はあんずから直接受け取っていて、今日もまた、衣装ルームへやってきた。
    「こんにちはああ! ママだぞお!」
     斑のあいさつは絨毯の敷かれた部屋の隅々にまで響き渡った。けれどその大きな声に対して返されるのは静寂のみ。まるで音がカーテンの布に吸収されたみたいにしんとしている。
     あんずが不在であることに首を傾げながら——ここで待っていると連絡をくれたのは彼女の方だ——斑はソファとテーブルがある位置に移動した。すると、丁寧に畳まれた衣装と小さな透明の袋に分けて入れられている装飾品が置いてあるのを見つけた。
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    kotobuki_enst

    DONEあんず島展示① 寒い日の茨あん
    地獄まで道連れなことに定評のある茨あんですが、一度茨のいるところまであんずさんを引き摺り下ろした後に共にまた上り詰めてほしいという概念の話です。
    その身体のぬくもりよ「おかえり、早かったね」
    「会食をドタキャンされてしまったもので」

     もこもこのルームウェアで着膨れした彼女は足先までルームソックスに包み、その上毛布に包まりながらソファに縮こまっていた。限界まで引き延ばしたであろう袖口に収まりきらなかった指先が膝上に置かれたマグカップを支えている。冷え切った自分とは対照的に、随分と暖かそうな格好だった。暖房の効いたリビングは空っ風に吹き付けられた体をじわじわと暖めていく。

    「食べてくると思ってたから何にも用意してないや」
    「連絡を怠ったのはこちらですのでお気遣いなく。栄養補助食品で済ませます」
    「……用意するからちゃんとあったかいご飯食べて。外寒かったでしょ」

     日中の最高気温すら二桁に届かなくなるこの時期、夜は凍えるほどに寒くなる。タクシーを使ったとはいえ、マンションの前に停めさせるわけにもいかず少し離れた大通りから自宅まで数分歩いただけでも体の芯まで冷え切るような心地だった。愛用している手袋を事務所に置いてきてしまったことが悔やまれたが、家に帰ってきてしまえばもうそんなことはどうでもいい。
    2027

    りんごおばけ

    DOODLEアン葉アンです(???たぶん???)
    なぜか今このときにバレンタインデー。中身あんまり関係ないけど。

    こういう感じ、違和感なく攻守がコロコロ切り替わるのが好きです、麻倉夫婦は。


    ポイピクとはなんだろう……(文字数)
    いいなずけたちの事情最後に見えたのは、琥珀色の瞳と絹糸のように細い髪で。
    直後暗転した世界にもたらされたのは、マシュマロみたいに柔らかくて溶けそうな唇の感触、だった。


    熱い。頭が熱い頬が熱い目が熱い。唇が、燃えるように熱い。
    そのうえ今しがた口の中でとろけてしまったモノのせいで、甘い。圧倒的な甘さが脳を麻痺させてくるから。
    唇が……あまい。
    「なっ……ななななになになにすすする」
    「なにするんだって?キスよキス」
    「キッ………!!!」
    「落ち着きなさい、たかがキスで」
    「おっ、落ち着けるかっ!!!!」
    バン!とオイラはテーブルを叩いた。くしゃくしゃになった金色の紙がポコンと跳ねる。甘さの元凶、チョコレートの入っていた包み紙。
    アンナが、いかにもどうでも良さそうにスーパーから買ってきた、2月の真ん中頃のイベントのアレ。しかも今日は当日でさえない。その日はとうに終わってる。つまりこれは売れ残……適当にも程があるがそれでもくれると言うなら尻尾を振って受け取ってしまうのは。悲しいかな惚れた弱みというやつか。
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