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    ガスト

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    КАРАКУЛИガスウィル
    独り言聞いちゃったガストの暴走(ハッピーエンド)
    「こんな俺、好きになんか、なってくれないよな……」
    いや、好きですが何か???
    おっと、いきなり失礼。思わず本音が。初めましての人は初めまして。そっじゃない人はごきげんよう。ガスト・アドラーだ。って何いきなり自己紹介してんだよ。
    虚しく一人ツッコミを入れながら、目の前の現実をどうにか飲み込む。俺の視線の先にいるのは、ウィル・スプラウト。ついさっき、トレーニングルームでちょっとした口喧嘩になって、足早に出ていった相手だ。そして俺は、そんなウィルの忘れ物を慌てて届けに来た紳士。よし、ダメだこれ。
    話の流れ的に、おそらく、きっと、ウィルは俺のことが好きで、今までの態度から叶わない恋だと思い込んでいる。これは俺の願望ではないはず。ではここで調子こいて『マジで!? 俺も!!!』と出ていったらどうなるか。良くて逃げられる、悪くて振られる。両思いなのに。だがこれはほぼ間違いない。だって考えても見ろ。オトモダチもお断り、いつでもどこでも大嫌いと言い続けて来た相手にどの面下げてあなたが好きですって言える? いや、こっちからしたらバッチ来いだけど本人の心情としてさ、無理だろ。言ってて地味にダメージ来た。なんで俺がこんな目に、両思いなのに。
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    晴れ🌞

    СДЕЛАНОガストお誕生日おめでとう!!
    (R18ほどではないですが、後半わりといちゃいちゃしているので苦手な方はお気をつけください)
    🍃🌹 タクシーのリアウインドウ越しにレッドサウスストリートの街並みを眺める。もうすぐ日付も変わろうかという時間なのに、バーの看板は煌々と明かりを灯し、路上では若者たちが瓶ビールを片手にたむろするいつもと変わらぬ風景だ。
     アルコールでふわふわとする思考と火照る頬を冷ますように、ガストはリアウインドウに頭を預けた。車内の効きすぎた空調に冷やされたガラスは心地よくて、目を閉じたら眠ってしまいそうだ。ポケットを探ってスマホを取り出し、ロック画面で時刻を確かめる。《23:07》、なんとか約束の時間までに間に合いそうでガストはほっと胸を撫で下ろした。明かりを落とした車内で眩しく光るスマホのロック画面の写真は、先月行ったばかりの海の写真だ。白い砂浜と砕ける波、波打ち際に並べられたサイズの違うビーチサンダルが二足。ガストは小さな方のビーチサンダルの上を指でなぞってロックを解除し、通話アプリを立ち上げた。通話履歴の中で一番多く表示されているその名前をタップして、待つことたったのワンコール。ガストが今一番聴きたいと思っていたその愛おしい声に自然と頬が緩む。
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