ゴロウ
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PASTまいごえん非公式webオンリー『あじさいだより Vol.1』◆◆◆過去イラスト・漫画の展示◆◆◆
※パスワードは「azisaidayori」
・ライオンとライライ姉妹が中心
・その他はダイゴロウ、ハヤテ、岡田、謎女さん
・以下の要素を含む作品もあります
成長if、転生他人if、捏造設定、脱落=死or存在消滅の世界線 11
manju_maa
PROGRESSごろうくん視点。獅童編中盤の全カットした空白の二週間の話の一部とヤルオ討伐後の話。「」ない。本当は本編に入れたかったけど時間が足りなくて泣く泣く書くのを止めたけどやっぱり書きたかったから書いたシーン
来栖暁に育てられたあけちごろうくんの話~番外編③~色んな人の世話になりながら、39度近くまで上がっていた熱は完全に引いた。今は蓮が診せたという医者に言われた通り、静養期間だ。身体が元気なのに学校にも仕事にもなんなら外にも出れないというのは、中学時代の謹慎中の三日間を思い出す。
熱がある間は昼間は双葉に、夜から朝は蓮が泊まりがけで付きっきりでそばに居たが、熱が引いたことで蓮はひとまずルブランに返した。
『こうなったのは俺のせいだから』『お前は放っておくとまた無理するから』と色んな理由を述べられて拒否されたが、ならモルガナを監視役として引き続き家に置くからという妥協案を出すと、渋々承諾した。とはいえ昼間は双葉が家に乗り込んできて持参したパソコンをカタカタといじっている。蓮と約束ノートなるものを作って、それのおかげで一人で外出もできるようになったんだと自慢げに話していた。『明智はわたしの恩人だからな!』と満面の笑みを向けられたときは眩暈を起こしかけたが何とか耐えた。
9247熱がある間は昼間は双葉に、夜から朝は蓮が泊まりがけで付きっきりでそばに居たが、熱が引いたことで蓮はひとまずルブランに返した。
『こうなったのは俺のせいだから』『お前は放っておくとまた無理するから』と色んな理由を述べられて拒否されたが、ならモルガナを監視役として引き続き家に置くからという妥協案を出すと、渋々承諾した。とはいえ昼間は双葉が家に乗り込んできて持参したパソコンをカタカタといじっている。蓮と約束ノートなるものを作って、それのおかげで一人で外出もできるようになったんだと自慢げに話していた。『明智はわたしの恩人だからな!』と満面の笑みを向けられたときは眩暈を起こしかけたが何とか耐えた。
manju_maa
PROGRESSごろうくんシリーズ番外編②完全に本編を読んでくれた人向けの暁視点のごろうくん初めての誕生日編です。冒頭は本編小学生編のハンバーグエピソードの翌日の話。
明智の過去をめちゃくちゃ可哀想な方向に捏造してる。
オリキャラ(鈴木君)がとても出しゃばります。
中学生編の喧嘩シーン後の話も書きたいのでそれを書いたら支部にあげたい人生。
なんでも許せる人向け。
あけちごろうくんを育てる来栖暁の話(ごろうくんシリーズ番外編)ピピピとスマホから流れる電子音に目が覚める。
朝はずっと苦手だった。親に起こされるか、モルガナに起こされるか、いつもその二つだった。
しかし、そんな親もモルガナも置いてきたこの世界では、この身を起こすのはこのスマホのアラームと起きなければいけないという意志のみ。そしてその意志は決して曲げてはならないと心に誓っている。
布団を剥いで、起き上がる。親が居なくても、モルガナが居なくても、俺は案外起きれるようだ。
時刻は朝の六時。部屋の向こうで予約設定した炊飯器が使命を完遂した音が聞こえた。
部屋を出て、顔を洗う。そして、音を立てないように自室の隣の部屋のドアノブを回して、扉を開けた。
カーテンが閉められた部屋の中で、ベッドの上には小さな膨らみがある。怪盗団時代に育てた忍足で近寄り、その膨らみの主の顔をそっと覗き込む。
8345朝はずっと苦手だった。親に起こされるか、モルガナに起こされるか、いつもその二つだった。
しかし、そんな親もモルガナも置いてきたこの世界では、この身を起こすのはこのスマホのアラームと起きなければいけないという意志のみ。そしてその意志は決して曲げてはならないと心に誓っている。
布団を剥いで、起き上がる。親が居なくても、モルガナが居なくても、俺は案外起きれるようだ。
時刻は朝の六時。部屋の向こうで予約設定した炊飯器が使命を完遂した音が聞こえた。
部屋を出て、顔を洗う。そして、音を立てないように自室の隣の部屋のドアノブを回して、扉を開けた。
カーテンが閉められた部屋の中で、ベッドの上には小さな膨らみがある。怪盗団時代に育てた忍足で近寄り、その膨らみの主の顔をそっと覗き込む。
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DOODLEずっと前に思いついた小ネタ。カーン国立地熱工業高校野球部が巨乳か美乳かでわちゃわちゃしてて、それに乗っかったソッソの発言を妻ちゃんが聞いてて〜ってやつです。全部説明したな。このごろうまく描けてなくてリハビリ兼ねてます。ソソ妻と言い張る。 2manju_maa
PROGRESS支部の続きです。「」ない。ごろうくん療養編。ちょい病弱な明智吾郎くんに夢見た産物です。熱出し看病シチュはロマン。異論は認めない
来栖暁に育てられたあけちごろうくんの話季節の変わり目になると、毎年と言っていいほどよく熱を出していた。
その度に暁さんは優しく看病してくれた。彼と暮らし始めて初めて熱を出した時もそうだった。
ベッドの上で吐いちゃって暁さんの部屋のベッドに移動したあの日は、熱で辛かったけれどベッドで横になりながら見えるパソコンに向かって仕事をしてるその横顔をずっと眺めていた気がする────
……………………
目を開ける。視界は歪んでる上に霞んでてよく見えない。
だけど何か黒い塊がこちらを見下ろしていて、目を向けるとすぐに視界の外に消えていった。
「……ン!ゴ……が起……ぞ!」
「………か?!」
何か話し声が近くで聞こえるけれど、くぐもったような音しか聞き取れない。
身体は熱くて重く、頭も両手で挟まれているのかと思うような不快感が残って、吐き気もする。どくどくと収まらない動悸のせいで息も苦しい。
4965その度に暁さんは優しく看病してくれた。彼と暮らし始めて初めて熱を出した時もそうだった。
ベッドの上で吐いちゃって暁さんの部屋のベッドに移動したあの日は、熱で辛かったけれどベッドで横になりながら見えるパソコンに向かって仕事をしてるその横顔をずっと眺めていた気がする────
……………………
目を開ける。視界は歪んでる上に霞んでてよく見えない。
だけど何か黒い塊がこちらを見下ろしていて、目を向けるとすぐに視界の外に消えていった。
「……ン!ゴ……が起……ぞ!」
「………か?!」
何か話し声が近くで聞こえるけれど、くぐもったような音しか聞き取れない。
身体は熱くて重く、頭も両手で挟まれているのかと思うような不快感が残って、吐き気もする。どくどくと収まらない動悸のせいで息も苦しい。
manju_maa
PROGRESS支部の続きをあげたぽいぴくにあげた進捗の続き。「」なし。
ごろうくんが常時どの面案件すぎる感じになった春ちゃん覚醒編。杉村くん、流石にこんなにヤリチン男じゃないと思う。たぶん
来栖暁に育てられたあけちごろうくんの話そして数日後。モルガナと共にパレスの調査をするべくオクムラフーズの本社へとやって来た。
高くそびえ立つビルを見て、かつての自分は奥村の墓標のようだと思っていた。事実、彼をこの手で殺して実際に墓標に変えてしまったわけだし。
でも今回、奥村を殺める存在はいない。獅童との関わりが懸念されるが、前の時は奥村は廃人化ビジネスの依頼人として獅童と関わっていた。廃人化が存在しないこの世界では獅童との関わりを持っている可能性は極めて低い。ならば今回こそ、救えるかもしれない。若葉は間に合わなかったけれど、奥村なら。
パレスのキーワードはフタバが突き止めてるぜゴロー。本社ビル、宇宙だ!
適度に褒め伸ばしたおかげでモルガナのメンタルもすっかり元通りだ。
7238高くそびえ立つビルを見て、かつての自分は奥村の墓標のようだと思っていた。事実、彼をこの手で殺して実際に墓標に変えてしまったわけだし。
でも今回、奥村を殺める存在はいない。獅童との関わりが懸念されるが、前の時は奥村は廃人化ビジネスの依頼人として獅童と関わっていた。廃人化が存在しないこの世界では獅童との関わりを持っている可能性は極めて低い。ならば今回こそ、救えるかもしれない。若葉は間に合わなかったけれど、奥村なら。
パレスのキーワードはフタバが突き止めてるぜゴロー。本社ビル、宇宙だ!
適度に褒め伸ばしたおかげでモルガナのメンタルもすっかり元通りだ。
manju_maa
PROGRESS支部の続きです。「」ない。やっとレンレンと会話する機会が増えてきた。ごろうくん、お悩み相談室
来栖暁に育てられたあけちごろうくんの話~春ちゃん編~探偵業やテレビの収録と怪盗団の活動で忘れてしまいそうになるが高校三年生というものは高校生活最後の一年であり受験の年でもある。
成績に懸念は無いとはいえ、流石に一切勉強しないで入学できるほど志望校の偏差値は低くない。夏休みも終盤に差し掛かっており、そろそろ勉強の方にも本腰を入れないといけない。
あら、明智くん。こんにちは
…やあ
ひとまず参考書でも探しに行こうと出向いた本屋で先に来ていたらしい真と出会う。
その手には赤本が抱えられている。
君も参考書買いに来たんだ
ええ。私も貴方と同じ受験生だもの。怪盗をやりながら受験生やるのも大変ね
そんなこと言ったら僕なんてテレビと探偵もあるけどね
それを言われると何も言えなくなるわね。…無理して身体壊さないでよ?
6975成績に懸念は無いとはいえ、流石に一切勉強しないで入学できるほど志望校の偏差値は低くない。夏休みも終盤に差し掛かっており、そろそろ勉強の方にも本腰を入れないといけない。
あら、明智くん。こんにちは
…やあ
ひとまず参考書でも探しに行こうと出向いた本屋で先に来ていたらしい真と出会う。
その手には赤本が抱えられている。
君も参考書買いに来たんだ
ええ。私も貴方と同じ受験生だもの。怪盗をやりながら受験生やるのも大変ね
そんなこと言ったら僕なんてテレビと探偵もあるけどね
それを言われると何も言えなくなるわね。…無理して身体壊さないでよ?
manju_maa
PROGRESS「」ないです。支部の続き進捗。超絶ダイジェスト金城編。
後の展開で理由は書くけど真はごろうくんのこと個人的な理由でちょっと敵視してます。
順当に行けば怪盗団の次のターゲットは金城潤矢だ。
警察ですら手を焼いていた渋谷のマフィアをこの能天気共がどうやって改心まで漕ぎ着けたのかは、わりと一番の謎だった。
しかし、その真相はすぐ判明することになる。
……あのさ
渋谷の連絡通路をアジトにしていた怪盗団は僕が居ると注目を浴びてしまうという理由上、一先ずは僕が来れる日のみアジトの場所を屋根裏部屋に変えるように指示した。
何人か居ない顔があるものの見慣れた光景は少しだけ落ち着く。そもそも公衆の面前で堂々と怪盗の話なんかするんじゃねえよ正体隠す気あんのかという話でもあったので、誰もそれを考えない辺り早急に新島真という取締役が必要だなと思う。
そしてそんな彼らは学校でも同じように話していたらしく、その新島真に堂々と怪盗団であることがバレてしまったらしい。
6456警察ですら手を焼いていた渋谷のマフィアをこの能天気共がどうやって改心まで漕ぎ着けたのかは、わりと一番の謎だった。
しかし、その真相はすぐ判明することになる。
……あのさ
渋谷の連絡通路をアジトにしていた怪盗団は僕が居ると注目を浴びてしまうという理由上、一先ずは僕が来れる日のみアジトの場所を屋根裏部屋に変えるように指示した。
何人か居ない顔があるものの見慣れた光景は少しだけ落ち着く。そもそも公衆の面前で堂々と怪盗の話なんかするんじゃねえよ正体隠す気あんのかという話でもあったので、誰もそれを考えない辺り早急に新島真という取締役が必要だなと思う。
そしてそんな彼らは学校でも同じように話していたらしく、その新島真に堂々と怪盗団であることがバレてしまったらしい。
manju_maa
PROGRESS※「」無いです。ごろうくんは頭が良い子なので中学生にもなれば心理描写がかなり達者になります(ちょー書くの楽になった)
竜司みたいなサッパリ系運動バカと友達になってほしいという気持ちでモブフレンズがかなり出しゃばる。
来栖明があけちごろうくんを育てる話⑥おかあさん。まさよしさん、ってだれ?
時には耳に当てた電話の子機を握りしめながら。時には涙と一緒に肩を揺らしながら。
定期的にその名前を呟く母さんに、それが誰なのかを尋ねてしまったことがある。
その名を口にしている時の彼女はいつも泣いていたから、それが誰であるかを聞くのは無神経どころの話ではない。
でもその時の僕はまだそんなことを考えるほどの知能がなかったから。なんでも母に聞きたがる年頃の子供だったから。だから、いつものように聞いたんだ。
今思うと、風邪を引いたとき以上に困らせてたと思う。
けれど母さんは、誤魔化すことなく、でもどこか疲れたような、諦めたような笑みで教えてくれた。
吾郎の、お父さんだよ
っ!
跳ねるように飛び起きた。
4245時には耳に当てた電話の子機を握りしめながら。時には涙と一緒に肩を揺らしながら。
定期的にその名前を呟く母さんに、それが誰なのかを尋ねてしまったことがある。
その名を口にしている時の彼女はいつも泣いていたから、それが誰であるかを聞くのは無神経どころの話ではない。
でもその時の僕はまだそんなことを考えるほどの知能がなかったから。なんでも母に聞きたがる年頃の子供だったから。だから、いつものように聞いたんだ。
今思うと、風邪を引いたとき以上に困らせてたと思う。
けれど母さんは、誤魔化すことなく、でもどこか疲れたような、諦めたような笑みで教えてくれた。
吾郎の、お父さんだよ
っ!
跳ねるように飛び起きた。
manju_maa
PROGRESSシリーズ構成力がないので、数多のイベントをすっ飛ばしてごろうくんが急成長しています。次からごろうくん中学生編。後で小学生編はまとめて支部にあげます全編ごろうくん視点だと言ったな?あれは嘘だ!!
来栖暁があけちごろうくんを育てる話⑤暁さんのお仕事は、家の中でできることらしい。机の上にあるパソコンを使うんだと言っていた。どういうお仕事なのかと聞いたら「秘密」と言われてしまった。
家は変わったけど学校は変わらなかった。ちょっと遠くなったけど、また転校するより全然いい。
学校から帰ると、暁さんは毎日「おかえり」と言って笑ってくれる。
これまでは帰っても嫌な顔をされるばっかりで、門限ぎりぎりまで外に居たこともあったけれど。
今は暁さんに「ただいま」と言いたくて、「おかえり」と言ってほしくて、学校が終わるとすぐに帰れるようになった。
「明智君、ちょっといいかな?」
暁さんの家で暮らすようになって少しした頃。
手招きする担任の先生の元へ駆け寄ると、茶色い封筒を渡された。
5167家は変わったけど学校は変わらなかった。ちょっと遠くなったけど、また転校するより全然いい。
学校から帰ると、暁さんは毎日「おかえり」と言って笑ってくれる。
これまでは帰っても嫌な顔をされるばっかりで、門限ぎりぎりまで外に居たこともあったけれど。
今は暁さんに「ただいま」と言いたくて、「おかえり」と言ってほしくて、学校が終わるとすぐに帰れるようになった。
「明智君、ちょっといいかな?」
暁さんの家で暮らすようになって少しした頃。
手招きする担任の先生の元へ駆け寄ると、茶色い封筒を渡された。
manju_maa
PROGRESSごろうくんのことが分からなくなってきた。お前は誰だ。私が泣きたい。
(ちょっと内容変えたので③の途中から入れ直してます)
来栖暁があけちごろうくんを育てる話④髪が乾いてから、少しした頃には時計は九時半を指していた。
『そろそろ寝る時間だな』と言う暁さんに見守られながら、部屋のベッドに入る。
「そういえば、あんまりこういうこと聞くのもよくないんだけど…。お母さんと一緒に暮らしてた頃のものとかは一つも持ってないのか?前に俺が親戚の人達から聞いたときは全部捨てたって言ってたんだ」
「…絵本」
「絵本?」
首を傾げる暁さん。
その隣に置いてあるランドセルを指差す。
「その中に、教科書と一緒に絵本があって。…よく読んでもらってて。他は全部捨てられちゃったんですけど、それだけは僕が持ってたからそのまま残ってて。…大事なものだから」
「…見てもいいか?」
頷く。
暁さんはランドセルを抱えて、中から絵本を取り出す。
4694『そろそろ寝る時間だな』と言う暁さんに見守られながら、部屋のベッドに入る。
「そういえば、あんまりこういうこと聞くのもよくないんだけど…。お母さんと一緒に暮らしてた頃のものとかは一つも持ってないのか?前に俺が親戚の人達から聞いたときは全部捨てたって言ってたんだ」
「…絵本」
「絵本?」
首を傾げる暁さん。
その隣に置いてあるランドセルを指差す。
「その中に、教科書と一緒に絵本があって。…よく読んでもらってて。他は全部捨てられちゃったんですけど、それだけは僕が持ってたからそのまま残ってて。…大事なものだから」
「…見てもいいか?」
頷く。
暁さんはランドセルを抱えて、中から絵本を取り出す。
manju_maa
PROGRESSごろうくん、自分に優しい人に全く耐性がない。初日目終わり。終わりが見えなさすぎる。
来栖暁があけちごろうくんを育てる話③「ひとまず無いと今日困るものは一通り買えたな。まあまだ全然揃ってはいないから、それはまた明日買いに行こうか」
「……ありがとうございます」
「いいんだ。何か欲しいものとかあったら言ってくれ。すぐ用意するからさ」
暁さんは買ってきたものを袋から取り出していく。
選んでもらった服のラベルを切って、部屋にあるタンスを開ける。
「服はここに仕舞うからな。着替える時はここから取って」
タンスの中に仕舞われていく服を見る。
暁さんは沢山色んな服を買ってくれた。こんなにいっぱいの服が全部僕のものなのだというのがちょっと信じられない。色んな色の服が並んだタンスの中身が宝箱のように見えた。
「……っと、そろそろ夕飯の時間だな。……吾郎はカレー好きか?」
2494「……ありがとうございます」
「いいんだ。何か欲しいものとかあったら言ってくれ。すぐ用意するからさ」
暁さんは買ってきたものを袋から取り出していく。
選んでもらった服のラベルを切って、部屋にあるタンスを開ける。
「服はここに仕舞うからな。着替える時はここから取って」
タンスの中に仕舞われていく服を見る。
暁さんは沢山色んな服を買ってくれた。こんなにいっぱいの服が全部僕のものなのだというのがちょっと信じられない。色んな色の服が並んだタンスの中身が宝箱のように見えた。
「……っと、そろそろ夕飯の時間だな。……吾郎はカレー好きか?」
manju_maa
PROGRESSごろうくん、懐くの早すぎクソワロタとか言っちゃダメ来栖暁があけちごろうくんを育てる話②気がつくと、暁さんの顔が僕を見下ろしていた。
「……あ、起きたか。大丈夫か?吾郎」
暁さんは変わらず優しく笑いかけてくれる。
僕は暁さんが用意してくれたベッドの上で横になっていた。
大きな温かい手が、頬を撫でる。
「ベッド、寝心地良かったか?」
こくんと頷く。
「なら良かった」
「……僕」
「泣き疲れちゃったみたいでさ。あの後、寝ちゃったんだよ。しばらくヒクヒクしてたから心配だったけど、治まったし安心した」
「…………ごめんなさい」
迷惑をかけてしまったから謝らないと。
だからそう言ったら、暁さんは目を丸くして、でもすぐにハハッと笑う。
「なんで謝るんだよ。吾郎は何も悪いことしてないだろ?……起きれるか?」
こくんと頷いて、身体を起こした。
3064「……あ、起きたか。大丈夫か?吾郎」
暁さんは変わらず優しく笑いかけてくれる。
僕は暁さんが用意してくれたベッドの上で横になっていた。
大きな温かい手が、頬を撫でる。
「ベッド、寝心地良かったか?」
こくんと頷く。
「なら良かった」
「……僕」
「泣き疲れちゃったみたいでさ。あの後、寝ちゃったんだよ。しばらくヒクヒクしてたから心配だったけど、治まったし安心した」
「…………ごめんなさい」
迷惑をかけてしまったから謝らないと。
だからそう言ったら、暁さんは目を丸くして、でもすぐにハハッと笑う。
「なんで謝るんだよ。吾郎は何も悪いことしてないだろ?……起きれるか?」
こくんと頷いて、身体を起こした。
manju_maa
PROGRESSあけちごろうくん(小3くらい) を来栖暁が親代わりになってしっかり愛しながら育てていく親子もの主明書き出し編
来栖明があけちごろうくんを育てる話①願ったのは、彼に『与える』時間。
代償は、与えた『俺』が消えること。
でも、『俺』は消えても俺は居る。彼の運命はこれから変えるが、俺の運命は変わらない。
──ならばいい。充分だ。
そう伝えると、青い少女は『分かりました』と、静かに目を閉じた。
〇 〇
おかあさんが死んだ。
おそうしきで、色んなおじさんやおばさんたちに『おまえのせいだ』って、いっぱい怒られて。
そんなおじさん達がいるいえにひきとられて。おかあさんが生きてたときはあんまりいい子でいられなかったから、いい子でいようとべんきょうしたり、おてつだいしたりして頑張ったけど、やっぱり怒られて。
その家に子達とも仲良くなれなくて、それで他の家に行けって言われて、そこでもがんばったけど、だめで。
3839代償は、与えた『俺』が消えること。
でも、『俺』は消えても俺は居る。彼の運命はこれから変えるが、俺の運命は変わらない。
──ならばいい。充分だ。
そう伝えると、青い少女は『分かりました』と、静かに目を閉じた。
〇 〇
おかあさんが死んだ。
おそうしきで、色んなおじさんやおばさんたちに『おまえのせいだ』って、いっぱい怒られて。
そんなおじさん達がいるいえにひきとられて。おかあさんが生きてたときはあんまりいい子でいられなかったから、いい子でいようとべんきょうしたり、おてつだいしたりして頑張ったけど、やっぱり怒られて。
その家に子達とも仲良くなれなくて、それで他の家に行けって言われて、そこでもがんばったけど、だめで。
スドウ
TRAINING【P5R】あけちごろうくん(6才)が通ってる銭湯の話。ごろうくんは不在。悪い手癖が出た。文舵6-1と繋がってる。大きくなった吾郎くんはラムネのお兄さんのことをすっかり忘れてるけど、お兄さんは覚えてるし、あの頃と全く変わらぬ姿で四茶の銭湯へ気紛れにやってきてはラムネを飲んで帰る姿をモルガナに目撃されてる
※文舵練習問題9-3① 直接触れずに人物描写。ある人物のよく訪れる場所の描写を用いて行う。
待っている人 夕方六時のメロディチャイムが鳴り響いたので、番台に座る老婆はもう一度壁掛け時計を見上げた。それから外へ続く引き戸の方へと身を乗り出し、気遣わしげに頬をさすってから、
「今日はちょっと遅いわよねえ」
テレビ前のソファに座る青年へと問い掛けた。年季の入った座面に腰を深く深く沈めながら、青年は相槌を打った。椅子に食われぬよう床を踏みしめる足元には、ラムネの空瓶が二本置かれている。手に持った方も、もう飲み干す寸前だ。
朝や昼間から駄弁りに集まる老人たちもようやく引き、通勤帰りの客が訪れるまでの隙間時間。数人の客が浴場で足を伸ばしているものの、待ち合いスペースに老婆と青年以外の影はない。
浴場から響く床を叩く桶の音と微かな喧騒がBGMだったが、それが滑舌の甘いハツラツとした声に切り替わった。その後に続くのは、ヒーローの名前を繰り返し呼んでは鼓舞する歌だ。
1147「今日はちょっと遅いわよねえ」
テレビ前のソファに座る青年へと問い掛けた。年季の入った座面に腰を深く深く沈めながら、青年は相槌を打った。椅子に食われぬよう床を踏みしめる足元には、ラムネの空瓶が二本置かれている。手に持った方も、もう飲み干す寸前だ。
朝や昼間から駄弁りに集まる老人たちもようやく引き、通勤帰りの客が訪れるまでの隙間時間。数人の客が浴場で足を伸ばしているものの、待ち合いスペースに老婆と青年以外の影はない。
浴場から響く床を叩く桶の音と微かな喧騒がBGMだったが、それが滑舌の甘いハツラツとした声に切り替わった。その後に続くのは、ヒーローの名前を繰り返し呼んでは鼓舞する歌だ。
吉井デルタ
DONE勝手に描いたファンアートのようなもの。らっこちゃんお誕生日おめでとう!
ムツゴロウさんばりに虎ちゃんをよーしよしよしよしするラッコちゃん〜
とある日、ラッコちゃんが「にーっ!😬」って歯を見せて笑ってくれたの忘れられないよね( ᷄ ͜ʖ ᷅ )
らいむぎ🌾
DONEゴロウザエモンくんの百鬼夜行inナイトプール🌴百鬼夜行は映えると思うのでぜひやってほしいですね。
この絵のえらいところはヘッドの襟の彼岸花を手で描いたところ、この絵のミス(直さない)はヘッドの耳飾りの模様がひとつ多いところです。
あぽろの落書き置き場
DOODLE以前やらせて頂いた#言われたポケモン見ないで描く タグに参加して下さった方からのリクエストで描いた
・ミズゴロウ
・ラプラス
・サンダース
・ヒノアラシ
・ヒトモシ
・ヤドン
のうろ覚えイラストです。 6