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    テンパ

    ミクシゲ

    SPUR ME時間が空いてしまいましたがニノカゲバーテンパロ第三話です!
    ようやくほんの少しだけ話が動いた気がします…だがまだまだ先は長い…。
    カクテルのレシピはウェブを参照したため、使用しているグラスや作り方などは実際と異なる場合がございます。素人がネットなどの知識で書いているため、ご了承ください。
    また協会云々に関しても捏造に捏造を重ねております。ご承知おきください。
    愛に恋を混ぜ込んで③「はよーっす。」

    辻から話を聞いた翌日。
    今日も今日とて開店準備に勤しもうと、二宮が早く出勤すると、指定した出勤時間の遥かに早い時間に影浦が顔を見せた。

    「おはよう……早いな。」
    「あー……まあ、ちょっと。」
    「?」

    影浦は言葉を濁して、さっさと更衣室に引っ込んでしまう。そしてものの数分で着替えてくると、スマホを片手にホールに出てきた。
    むやみに写真を撮ったりするわけでなければ、勤務時間外にスマホの使用を制止する理由もない。カウンターに腰掛け何やらスマホを操作している影浦を横目に、二宮は一日の仕込みを始めた。

    「仕事してっとこ悪ぃ、ちょっと聞きてぇんだけど、」
    「なんだ。」
    「『ジガー』ってどれのことだ?」

    黙々と仕事を進めていた二宮だったが、控えめに声がかかりそちらを向く。すると、影浦から使い慣れた器具の名前が飛び出すので、二宮は近くにあったそれを手に取り、影浦に見せる。
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    ミクシゲ

    SPUR MEニノカゲバーテンパロの第2話です。
    ニノカゲと銘打っていいのかわからないほど恋愛要素がないですすみません。
    今回はカゲのことを知りたい二宮と、カゲについて話す辻ちゃんのお話がメインになります。
    今更ですが年齢操作と、中学時代捏造が加わります。またモブのお客さんも少々出てきます。
    結構長くなりそうな予感がしてますが、必ずハピエンニノカゲになりますSEがそう言ってます。
    愛に恋を混ぜ込んで②「おはようございま~す。」
    「おはようございます。」
    「おはようございます、二宮さん。」

    更衣室で影浦が蹲っている頃、二宮はと言えばホールの仕事を説明するための準備を進めていた。その片手間に掃除をしていれば、店の扉が開いて見慣れた面々が入ってくる。

    「おはよう、犬飼、辻、氷見。」

    犬飼、辻、氷見は全員この店のスタッフである。東の元から独立した後に応募があった者たちで、個々のポテンシャルも仕事ぶりもよかったため、正式に働いてもらうことにした。
    犬飼はコミュニケーションに長けているし、辻は女性客の接客こそ苦手だが完璧にドリンクを提供してみせる。そして二宮を含めた三人をサポートするかのように臨機応変に立ち回ってくれるのが氷見だ。以前は女性スタッフがもう一人いたのだが─今は主にこの四人で店を運営していた。
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    え・ぶん:さとう との

    MOURNINGやることやってんのに付き合うとかそういう発想がない炭善(R指定付けるほどのことはない)

    蝶屋敷で療養中のモブが夜寝付けず部屋を出たところ、廊下の向こう、縁側の方から微かに苦しげな声が聞こえた。心配になり駆けつけたモブが見たものは、炭善がいたしているところだった。抱き合った状態で固まる二人。予想外すぎる事態にテンパったモブは咄嗟にお邪魔しました〜と言い早足でその場を去ったのだった。(導入)
    部屋に戻り布団に潜り込んだ。あの二人、名前は竈門と我妻と言っただろうか、今年入隊した隊士だ。直接話したことは無いが何かと派手なので記憶にはある。それにしても何がどうしてあんなことに…うん、夢かな?夢かもしれないな。よし、寝よう。考えるのを止めると先程まで寝付けなかったのが嘘のようにスッと意識が遠のいた。人はこれを現実逃避と言う。

    次の日の朝、件の二人は揃って俺の元にやって来た。顔を合わせた瞬間から謝りに謝られ、大きな声でする話でもないので適当な所で二人を落ち着かせる。まあそのなんだ、俺のことはともかく、ああいう誰が通るか分からない場所でコトに及ぶのはよろしくないと思う。そもそも療養施設だしな、ここ。大いに反省してくれ。
    そこで我妻が、気まずげな顔をしながらもモソモソと何事かを口にする。

    「…炭治郎が、人が来たら匂いで分かるとか言うから…」

    そういえば、風の噂でこいつらはそれぞれ鼻と耳が異常に良いと聞いたことを思い出す。まあ分かるからいいとかそういう問題ではないのだが。

    「ごめん…途中から善逸の匂いで頭が一杯になってしまって…でもまさかすぐ側に人が来るまで気付かないとは…不甲斐な 1632