ハイラル
べろす丼
MOURNINGらくがきで描いてたつもりが色々と体調不良やらが重なってしまったせいで絵柄の割に時間が掛かってしまった歴代のリンクちゃん達でやりたかったらしいはいらるのゆうしゃむし達ブレワイの歴代勇者装備の強化に使う宝石の色を眉毛の色に反映させる際トゥーンこと風タクはどうしよと思い眉毛でなく全体の毛色になったらしい。itono_pi1ka1
DOODLEpixivより引っ越し。リト師弟が飛行訓練場でなんやかやする話。やくもく5章、ハイラル西部救援戦語の神獣戦闘(ヴァ・メドー)が終わった辺りの時間軸。
帰巣の風 雪道をゆく影二つ。ハイラル北西の雪山へブラの麓は今日も今日とて重く雪の舞うなか、日も入り近くでようく冷え込んでくる頃に笠の一つ、上着の一つも無くようようと歩いていける人影は、正気を疑う武者修行の阿呆か、痛みを知らない魔物のどれか、というのはハイラルを旅する者の心得だ。一寸先が白の闇、息も凍る寒さのヘブラで出会うには、どちらも関わり合うことなかれが安全の秘訣である。
しかし、この度の影はどちらの例にも違っていた。
歩いているものの影は魔物というよりも、人というよりも、鳥のすがたをしていた。頭はとさかに嘴、足元は尾羽に蹴爪と、両の肩からは大きな翼が伸びて、羽先が手指のように弓を持っている。
今にも羽ばたいて空へ飛んでいけそうな鳥であり、大地に生きる人でもある生き物。
22698しかし、この度の影はどちらの例にも違っていた。
歩いているものの影は魔物というよりも、人というよりも、鳥のすがたをしていた。頭はとさかに嘴、足元は尾羽に蹴爪と、両の肩からは大きな翼が伸びて、羽先が手指のように弓を持っている。
今にも羽ばたいて空へ飛んでいけそうな鳥であり、大地に生きる人でもある生き物。
Gocom_GameNote
DOODLEコンセプトアートのイケおじリンクに思いをはせる休日。汚いラフです。ちょっと捏造入ってる。
続編に出てきてくれないかなーーーーーー
ハイラル王的ポジションで序盤の案内人として来てくれたら熱い。 3
厄災課玄武
MAIKINGゼルダ無双ハイラル〜 ヴァルガ様小説1話魔女の争乱から1〜数年前 ゼルダ王女が竜氏の事知ってる風だったので捏造しました。
カップル・BL要素皆無
ヒトあらざる その男は、民間の徴兵で入り込んでいた。
大柄で無口で、腕の立つ男。
捨て駒のような少数部隊で魔物の拠点を攻めた際、負傷した隊長に代わり指揮を取り、魔物達を撤退させたというのが、最初の武勲。
壊滅寸前の自軍に単騎で助太刀し、撤退の援護をしたとも。
しかし、隊長抜擢も、論功行賞も辞退した。
周囲の信頼くらいは得そうだったが、常に甲冑をまとい、顔すら見せなかったため、薄気味悪く感じる者が多かった。
「名は、ヴァル、と名乗っていますが、彼を知る者が全くおらず、どこの地域の出身かもわかりません」
報告する親衛隊隊長の声は淡々と。
「一度、こちらへ出向くよう伝令を出しましたが、必要ないと答えただけだったと聞いております。
2122大柄で無口で、腕の立つ男。
捨て駒のような少数部隊で魔物の拠点を攻めた際、負傷した隊長に代わり指揮を取り、魔物達を撤退させたというのが、最初の武勲。
壊滅寸前の自軍に単騎で助太刀し、撤退の援護をしたとも。
しかし、隊長抜擢も、論功行賞も辞退した。
周囲の信頼くらいは得そうだったが、常に甲冑をまとい、顔すら見せなかったため、薄気味悪く感じる者が多かった。
「名は、ヴァル、と名乗っていますが、彼を知る者が全くおらず、どこの地域の出身かもわかりません」
報告する親衛隊隊長の声は淡々と。
「一度、こちらへ出向くよう伝令を出しましたが、必要ないと答えただけだったと聞いております。
白衣くれお兄さん
PASTブレワイ夢ーノ イクツカマトメターノぜんぶ同性同士
昨年のクリスマスあたりにようやくこの時代のハイラルに足を着くことが出来たので毎日がデートでした楽しい。
ラブポンドは楽しすぎてマジで頑張って描いた
自分のプレイしているデータに限っては、このリンクは自分のパートナーリンクとしていいと思うんですよね。人には人の世界線。これオイラの世界線、くっついても誰にも迷惑書けない大丈夫。 6
東 @azm_hgs
DOODLE主にハイラル国外を放浪しているトワさんと時さんの旅の記録。という体の旅する師弟のオムニバス小話。細かな注意書きは1つ目参照です。
(https://poipiku.com/2996800/5797136.html)
旅する師弟 3その街は乾いた大地の中、貴重な水源であるオアシスの淵を沿う様に作られていた。小ぶりなオアシスのほとりに作られた、見て回るのに一日もかからないような小さな街だ。乾燥した赤土を踏みしめ、ブーツに土の色を付けながら土壁でできた家々が建ち並ぶ街の大通りを一人歩く。トワは片手に抱えた荷物の位置を調整しながら財布の中身を計算していた。
しばらくの食料やこれから先の旅路で必要となるだろう品々は市場で確保できた。小さな街故に、何かものを売るには少々適さないので路銀は暫く心許ないが。けれど幸先の良いことにこの街を出て街道沿いに歩きいくつかの村を超えた先、そこには東西南北に道が交差し行商人たちが集う大きな街があるのだと聞いた。そこまでの辛抱だ。あとで金銭感覚の鈍い旅の同行者に良く言い聞かせなければいけない。と、こんなことを言えば「トワが金に厳しすぎるだけだ」と彼は顔を顰めるのだろうが。
1866しばらくの食料やこれから先の旅路で必要となるだろう品々は市場で確保できた。小さな街故に、何かものを売るには少々適さないので路銀は暫く心許ないが。けれど幸先の良いことにこの街を出て街道沿いに歩きいくつかの村を超えた先、そこには東西南北に道が交差し行商人たちが集う大きな街があるのだと聞いた。そこまでの辛抱だ。あとで金銭感覚の鈍い旅の同行者に良く言い聞かせなければいけない。と、こんなことを言えば「トワが金に厳しすぎるだけだ」と彼は顔を顰めるのだろうが。
てんた
DOODLE前に描いたブレワイ供養。時々またハイラルを駆け回りたくなります。コログは全部見つけたけど、800超えたあたりで攻略に頼りました。むり/(^o^)\
正直、今までプレイしたゼルダの中で一番かわいいゼルダだと思ったのですが、コログ探し始めちゃうと姫どうでもよくなってしまうほどのコログっぷりはどうかと思うよ…900匹目見つけた時の達成感…
最後の1枚だけEDのネタバレ注意です。 4
東 @azm_hgs
DOODLE主にハイラル国外を放浪しているトワさんと時さんの旅の記録。という体のオムニバス小話です。時リン→トキ(ムジュラ、古の勇者後)
トワリン→トワ(トワプリED後)
ハイラル国外なので二人以外の登場人物は全員モブ、国外の情勢など諸々全て捏造です。
※CPなどは想定していませんが、普段はトワ時に傾倒している人が書いています。
※勇者達の距離感が近いです。
旅する師弟「おっちゃん、そこをもうひと声!」
青く晴れ渡った空にきん、と大きな声が響き渡る。その声を聞きながらトキは視線を上に向けた。
雲の下を飛ぶ鳥の影が3つ、城壁を越えてどこかに飛び立っていく。龍のうろこのような細かな雲が群れをなして連なる空は、もうすっかりこの大陸が秋になったことを示していた。あの鳥たちは渡り鳥かな。国境も検問も関係なく飛び立つ様は伸び伸びとしていて少し羨ましい。
まあ、自分たちだって一つ所に留まらず諸国を放浪する身なのだけれど。人の身というのは如何せん制約が多いのだ。
「ちぇ、そうかよ。……まあ似たようなもの向こうでも見つけたし、そこのおばちゃんの方が優しそうだ。俺、女の人にけっこうモテるんだ」
3049青く晴れ渡った空にきん、と大きな声が響き渡る。その声を聞きながらトキは視線を上に向けた。
雲の下を飛ぶ鳥の影が3つ、城壁を越えてどこかに飛び立っていく。龍のうろこのような細かな雲が群れをなして連なる空は、もうすっかりこの大陸が秋になったことを示していた。あの鳥たちは渡り鳥かな。国境も検問も関係なく飛び立つ様は伸び伸びとしていて少し羨ましい。
まあ、自分たちだって一つ所に留まらず諸国を放浪する身なのだけれど。人の身というのは如何せん制約が多いのだ。
「ちぇ、そうかよ。……まあ似たようなもの向こうでも見つけたし、そこのおばちゃんの方が優しそうだ。俺、女の人にけっこうモテるんだ」
tokinoura488
MAIKINGなかなか進まない原稿リンゼル本を出す気はあるんだよっという気持ちを込めて、こっそりフォロワー様限定で「ハイラル城備忘録・姫と騎士の百年【闇市調査の記憶】」の前半部分(R18前)を尻叩き用として載せます(*ノ▽ノ)
存分に尻を叩いてくださいませ! 7962
tokinoura488
MAIKINGちょこちょこ更新している【政略婚リンゼル】まとめメモ的にあらすじのみで進めてます。
ツイート元のあらすじ
↓
姫様は力に目覚めず厄災は次世代との予言がなされ、勇者として選ばれたばかりのリンクとハイラル王の指示で婚姻を成す。リンクが一度主従であることを理由に断ったことから姫様はこれはリンクの意思ではない政略結婚なのだと思う。彼の激重感情も知らずに――。
【政略婚リンゼル】1~67までのまとめ・一気に読みたい方用(まだ続くけど)【政略婚リンゼル】あらすじのみで連載中
★ツイート元となった「書きたいな発言」のあらすじ
姫様は力に目覚めず厄災は次世代との予言がなされ、勇者として選ばれたばかりのリンクとハイラル王の指示で婚姻を成す。リンクが一度主従であることを理由に断ったことから姫様はこれはリンクの意思ではない政略結婚なのだと思う。彼の激重感情も知らずに――。
次世代へと厄災が先延ばしになったということは、世継ぎを産むことこそが姫様に架せられた最大の責務。リンクに夜伽を望むも断られますます心が沈む姫様。夜な夜な寝室を出て行くリンクの不貞を疑い(それすら自分を責める)後を付けるも捲かれる。リンクの気持ちが分からないまま彼に恋をしてると知る。
11255★ツイート元となった「書きたいな発言」のあらすじ
姫様は力に目覚めず厄災は次世代との予言がなされ、勇者として選ばれたばかりのリンクとハイラル王の指示で婚姻を成す。リンクが一度主従であることを理由に断ったことから姫様はこれはリンクの意思ではない政略結婚なのだと思う。彼の激重感情も知らずに――。
次世代へと厄災が先延ばしになったということは、世継ぎを産むことこそが姫様に架せられた最大の責務。リンクに夜伽を望むも断られますます心が沈む姫様。夜な夜な寝室を出て行くリンクの不貞を疑い(それすら自分を責める)後を付けるも捲かれる。リンクの気持ちが分からないまま彼に恋をしてると知る。
tokinoura488
MAIKING【政略婚リンゼル】あらすじのみで進めています!姫様は力に目覚めず厄災は次世代との予言がなされ、勇者として選ばれたばかりのリンクとハイラル王の指示で婚姻を成す。リンクが一度主従であることを理由に断ったことから姫様はこれはリンクの意思ではない政略結婚なのだと思う。彼の激重感情も知らずに
政略婚リンゼル・まとめ《51~67》リンク視点後半 名ばかりの夫婦は婚前と同じ主従の距離で過ごした。巷では噂が立つ。姫の気位が高い故に子ができぬのだろう、いや婿騎士が手を出さぬそうだ。ならばやはり姫に魅力がないのでは――とリンクの耳にばかり入るのは取り入りたい者多々いる為だ。姫には早くお子をとの声ばかりが届く。
自分はいい。なんと言われようと。だが姫はダメだ。
いつ耳に入るか知れぬ危機感にリンクの苦渋を飲む日々は続いた。
転機は遠方より与えられた。研究所所員プルアを訪ねる調香の旅に出よとのお達し。明け透けな狙いに姫の機嫌は終始悪かった。
プルアから手渡されたのは子宝の香。やはりとリンクは奥歯を噛む。こんなものを使ってまで意に染まぬ関係を結べというのか。ハテノ村は己の故郷。自生の薬草など熟知している。香の成分は分からずとも効果を打ち消す方法などいくらでもある。姫の言葉に従い小さな部屋に入った。
3993自分はいい。なんと言われようと。だが姫はダメだ。
いつ耳に入るか知れぬ危機感にリンクの苦渋を飲む日々は続いた。
転機は遠方より与えられた。研究所所員プルアを訪ねる調香の旅に出よとのお達し。明け透けな狙いに姫の機嫌は終始悪かった。
プルアから手渡されたのは子宝の香。やはりとリンクは奥歯を噛む。こんなものを使ってまで意に染まぬ関係を結べというのか。ハテノ村は己の故郷。自生の薬草など熟知している。香の成分は分からずとも効果を打ち消す方法などいくらでもある。姫の言葉に従い小さな部屋に入った。
tokinoura488
MAIKING【政略婚リンゼル】あらすじのみで進めています!姫様は力に目覚めず厄災は次世代との予言がなされ、勇者として選ばれたばかりのリンクとハイラル王の指示で婚姻を成す。リンクが一度主従であることを理由に断ったことから姫様はこれはリンクの意思ではない政略結婚なのだと思う。彼の激重感情も知らずに
政略婚リンゼル・まとめ《36~50》リンク視点 父の手に引かれ見たその人は小鳥のようだとリンクは思った。守らなければならない小鳥。全身を通り抜ける風を感じてそれは確信になった。成長したリンクの元にその書状は届いた。赴いた先でかの人は立っていた。幼き日に見たのと同じ小さな鳥はリンクを怪訝な目で見ていた。理解している一度も顔を合わせていない相手と婚姻をと迫られているだから。
リンクは恭しく頭を垂れながらつま先を見ていた。整えられた足先。そこに存在するのだと実感できたからだ。名を告げる声は小鳥のさえずり。リンクはそっと胸に当てた手を握りしめた。
姫がわずかに噛んだ唇。言いたい言葉はそれだけで伝わる「何故あなたは受け入れたのか」今、その答えをリンクは持っていなかった。
2008リンクは恭しく頭を垂れながらつま先を見ていた。整えられた足先。そこに存在するのだと実感できたからだ。名を告げる声は小鳥のさえずり。リンクはそっと胸に当てた手を握りしめた。
姫がわずかに噛んだ唇。言いたい言葉はそれだけで伝わる「何故あなたは受け入れたのか」今、その答えをリンクは持っていなかった。
ろく@rocggm
DOODLEこんなんだったら初日からダメそうだなって思った姫付騎士拝命ほやほや妄想まんが(雑あと、ハイラル城のトイレどこなのか凄く気になってしまった……
既に考察あるかもですが検索の範囲では分からず……本編でも厄黙でも、それらしい場所見当たらないし、下手したら滝とか上手いこと活用してた?ってことで外に用足し用の小屋的なのあったけど厄災で全部壊れた説を支持します(それじゃお堀最強になってしま 2
tokinoura488
MAIKINGちょこちょこ更新している【政略婚リンゼル】ゼルダ視点まとめメモ的にあらすじのみで進めてます。
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姫様は力に目覚めず厄災は次世代との予言がなされ、勇者として選ばれたばかりのリンクとハイラル王の指示で婚姻を成す。リンクが一度主従であることを理由に断ったことから姫様はこれはリンクの意思ではない政略結婚なのだと思う。彼の激重感情も知らずに――。
政略婚リンゼル・まとめ《1~35》ゼルダ視点【政略婚リンゼル】あらすじのみで連載中
★ツイート元となった「書きたいな発言」のあらすじ
姫様は力に目覚めず厄災は次世代との予言がなされ、勇者として選ばれたばかりのリンクとハイラル王の指示で婚姻を成す。リンクが一度主従であることを理由に断ったことから姫様はこれはリンクの意思ではない政略結婚なのだと思う。彼の激重感情も知らずに――。
次世代へと厄災が先延ばしになったということは、世継ぎを産むことこそが姫様に架せられた最大の責務。リンクに夜伽を望むも断られますます心が沈む姫様。夜な夜な寝室を出て行くリンクの不貞を疑い(それすら自分を責める)後を付けるも捲かれる。リンクの気持ちが分からないまま彼に恋をしてると知る。
5236★ツイート元となった「書きたいな発言」のあらすじ
姫様は力に目覚めず厄災は次世代との予言がなされ、勇者として選ばれたばかりのリンクとハイラル王の指示で婚姻を成す。リンクが一度主従であることを理由に断ったことから姫様はこれはリンクの意思ではない政略結婚なのだと思う。彼の激重感情も知らずに――。
次世代へと厄災が先延ばしになったということは、世継ぎを産むことこそが姫様に架せられた最大の責務。リンクに夜伽を望むも断られますます心が沈む姫様。夜な夜な寝室を出て行くリンクの不貞を疑い(それすら自分を責める)後を付けるも捲かれる。リンクの気持ちが分からないまま彼に恋をしてると知る。
ろく@rocggm
DOODLEめでたい!これはらくがきしたくなるよーって嘘です割とすぐ描きながら観てました、金確定くらいで描き終えましたすみません笑
ハイラルにオリンピックがあったらハイリンピック??ちょうど5種族、輪っかもぴったり
既出な気もするけど
リーバル アーチェリー
ミファー 高跳び
ダルケル ハンマー投げ
ウルボザ レスリング
とかかなあ笑
Na0
DONE私事ですが去年の今日。ブレワイを始めました。記念にと、リンクの旅立ちを書いたSSです。
何番煎じかなとは思いますが、自分の文書で煎じた事はなかったので。
ハイラルを愛した勇者の魂が、百年ぶりにその大地に立つ瞬間。ゲームでも印象的な効果がワクワクしました。そのワクワクを少しでもと、記念の今日にアップします。 2
tokinoura488
DONETwitterに「#ハイラル城備忘録・青史」のタグでアップしたモブ視点リンゼルSS登場モブ:ゲルド族の踊り子・デューラ・24歳
タイトル:ふたりは運命共同体
ハイラル城備忘録・青史【宮廷踊り子の記録1】
【ふたりは運命共同体】
あたしの名はデューラ。期間限定で宮廷の踊り子として雇われた身だ。
屈強な者の多いゲルド族の中で、踊り子として身を立てている者は少なく、毛色の珍しさもあって呼ばれているのかも知れない。が、自分の踊りを披露する場を与えられていることはありがたく、日々踊りと体を磨くことは欠かさない。
温かな日差し降り注ぐ午後。あたしは城下の宿で身支度を整えた。今日は王宮に呼ばれている。ゼルダ姫には二度目の謁見になるか。
前回はとても疲労しているとのことで、姫の表情は芳しくなく、口数も少なかった。そこに寄り添う近衛兵がそつなつく対応していたのが印象に残っている。思い出すのはその誠実で冷静な対応だけではなく、姫が下がられた後の表情だ。
5771【ふたりは運命共同体】
あたしの名はデューラ。期間限定で宮廷の踊り子として雇われた身だ。
屈強な者の多いゲルド族の中で、踊り子として身を立てている者は少なく、毛色の珍しさもあって呼ばれているのかも知れない。が、自分の踊りを披露する場を与えられていることはありがたく、日々踊りと体を磨くことは欠かさない。
温かな日差し降り注ぐ午後。あたしは城下の宿で身支度を整えた。今日は王宮に呼ばれている。ゼルダ姫には二度目の謁見になるか。
前回はとても疲労しているとのことで、姫の表情は芳しくなく、口数も少なかった。そこに寄り添う近衛兵がそつなつく対応していたのが印象に残っている。思い出すのはその誠実で冷静な対応だけではなく、姫が下がられた後の表情だ。
Na0
MAIKINGchatgrisさんのツイから拝借いたしました。勢いとchatgrisさんに少しでも元気をと思って書きました。
オチは明日以降にまた。
ハイラルの風習はわかりません!
近衛リンゼルを書くのはまだまだ先だろうと思ってたので、考察も何もなくノリです。
あと好きなアーサー王物の漫画から知識をいただきました。
頭真っ白にして、少しでも楽しんでニヤリとしていただけたら幸い。 5
tokinoura488
DONETwitterに「#ハイラル城備忘録・幻史」のタグでアップしたモブ視点リンゼルSS登場モブ:造園技師 短髪白髪交じりの元気なご老体
タイトル:孤独の終焉
#ハイラル城備忘録・青史【造園技師の記録1・枝を乱す者】の続きのお話
ハイラル城備忘録・幻史【造園技師の記録2】
2 孤独の終焉
刈り込んだ枝葉に、朝露が美しく光っている。儂の手のひらでは今日にでも咲くだろう蕾が、まだ眠そうにしている。この花はゼルダ姫様のお気に入りの花だ。淡いベージュの地味な花だが、とても香りが良い。東の空は次第に明るくなり、薄雲の中から太陽が生まれた。
「今日も綺麗だ」
儂は満足して次の作業へと移る。井戸に水を汲みに行き、水でいっぱいになった木桶を上げる。滑車の音を聞きながら、先日のことを思い出していた。
今は亡き王妃とゼルダ姫様にだけの【隠れ園】に辿り着いた青年。姫付きの騎士となったリンクは、どうやらあれから何度もあの隠し通路を使っているようだ。外から見てもただ庭木が林立しているようにしか見えないが、人ひとりだけ通れるようになっている。彼奴の性格からして、強引な突破はおそらく一度きりのはず。ただ確証はない。ゼルダ姫様が嫌だと言えば、きっとあの騎士は道順を知ったとしても、決して立ち入ることはないだろう。
28952 孤独の終焉
刈り込んだ枝葉に、朝露が美しく光っている。儂の手のひらでは今日にでも咲くだろう蕾が、まだ眠そうにしている。この花はゼルダ姫様のお気に入りの花だ。淡いベージュの地味な花だが、とても香りが良い。東の空は次第に明るくなり、薄雲の中から太陽が生まれた。
「今日も綺麗だ」
儂は満足して次の作業へと移る。井戸に水を汲みに行き、水でいっぱいになった木桶を上げる。滑車の音を聞きながら、先日のことを思い出していた。
今は亡き王妃とゼルダ姫様にだけの【隠れ園】に辿り着いた青年。姫付きの騎士となったリンクは、どうやらあれから何度もあの隠し通路を使っているようだ。外から見てもただ庭木が林立しているようにしか見えないが、人ひとりだけ通れるようになっている。彼奴の性格からして、強引な突破はおそらく一度きりのはず。ただ確証はない。ゼルダ姫様が嫌だと言えば、きっとあの騎士は道順を知ったとしても、決して立ち入ることはないだろう。
tokinoura488
DONETwitterに「#ハイラル城備忘録・幻史」のタグでアップしたモブ視点リンゼルSS登場モブ:アデヤ村の娘・15才代・女性
タイトル:それは森の色
ハイラル城備忘録*幻史【アデヤ村村娘の記録1】
1 それは森の色
アデヤ村は今日も眠たくなるくらい平穏だ。窪んだ大地に湧き出る泉の中に点在する家々。丘の上には影ですっぽり村が隠れてしまうのではないかと思うほどの巨木が立っている。私は主の樹と勝手に呼んでいる。泉に立ち並ぶ家と家とを繋いでいる渡橋の木板を踏めば、振動に驚いて小魚が水面に勢いよく跳ねた。水しぶきが太陽の光にキラキラ光って、美しい波紋が広がっていく。
私は今年で十五になる。もう少しで独り立ちしてもいい年になるけれど、自分が将来どうするのか未だ決めきれないでいる。一つしか年の変わらないゼルダ姫様は、厄災を封じるために修行の日々だと聞いた。
40981 それは森の色
アデヤ村は今日も眠たくなるくらい平穏だ。窪んだ大地に湧き出る泉の中に点在する家々。丘の上には影ですっぽり村が隠れてしまうのではないかと思うほどの巨木が立っている。私は主の樹と勝手に呼んでいる。泉に立ち並ぶ家と家とを繋いでいる渡橋の木板を踏めば、振動に驚いて小魚が水面に勢いよく跳ねた。水しぶきが太陽の光にキラキラ光って、美しい波紋が広がっていく。
私は今年で十五になる。もう少しで独り立ちしてもいい年になるけれど、自分が将来どうするのか未だ決めきれないでいる。一つしか年の変わらないゼルダ姫様は、厄災を封じるために修行の日々だと聞いた。
ひやむぎ
DOODLEトワくんと古さんバレンタイン遅刻漫画(?)大遅刻したけどチョコじゃないから大丈夫だよね理論(大丈夫ではない)
持っているのはハイラル城のシャンデリアあるフロアの段差。チョコっぽいよねという話。
tokinoura488
DONETwitterに「#ハイラル城備忘録・青史」のタグでアップしたモブ視点リンゼルSS登場モブ:調馬師・40才代後半・男性
タイトル:人参は美味しい
ハイラル城備忘録・青史【調馬師の記録】
1:人参は美味しい
コイツがここに来るようになったのは、姫付きの護衛が選ばれたと耳にしてからまもなくのことだった。
ここは王族専用の馬房。調馬師のおれが専属になって何年になるだろう。こんな風に自分の馬がいるでもないのに訊ねてくる奴は時々いる。王族の馬を預かる場所として、基本的に調馬師と飼育担当以外は立ち入り禁止だ。周囲をぐるりと囲んだ柵の周辺には衛兵が巡回しているし、大きな門扉の前には見張り小屋もある。
「ただの胡散臭いボウズじゃなかったか」
金属を何重にも輪にしたブラシで、丁寧に白いたてがみを梳かしている細身の青年に目をやった。気に入らないのか白馬はむず痒そうに時折首を大きく振る。その対処に必死で、きっとおれの言葉は耳に届いてはいないだろう。
26241:人参は美味しい
コイツがここに来るようになったのは、姫付きの護衛が選ばれたと耳にしてからまもなくのことだった。
ここは王族専用の馬房。調馬師のおれが専属になって何年になるだろう。こんな風に自分の馬がいるでもないのに訊ねてくる奴は時々いる。王族の馬を預かる場所として、基本的に調馬師と飼育担当以外は立ち入り禁止だ。周囲をぐるりと囲んだ柵の周辺には衛兵が巡回しているし、大きな門扉の前には見張り小屋もある。
「ただの胡散臭いボウズじゃなかったか」
金属を何重にも輪にしたブラシで、丁寧に白いたてがみを梳かしている細身の青年に目をやった。気に入らないのか白馬はむず痒そうに時折首を大きく振る。その対処に必死で、きっとおれの言葉は耳に届いてはいないだろう。
tokinoura488
DONETwitterに「#ハイラル城備忘録・青史」のタグでアップしたモブ視点リンゼルSS登場モブ:近衛兵・20才代・男性
タイトル:差し出す手は
ハイラル城備忘録*青史【近衛兵の記録】
1:差し出す手は
いつになくオレは高揚感に酔いしれていた。
「ゼルダ姫様はここより峡谷を抜けられる。全方向に注意せよ! 心してかかれ!」
隊長の声が林立する苔むした樹木の間に響いた。
ゼルダ様を狙う者が部隊に紛れ込んでいるという情報が伝わったのは、前夜のことだ。リトの村への訪問は変えられない。狙われるとすれば必ず通らねばならない峡谷との予測の元、方策が思案され、そして決行された。
オレの左側を金色の髪を揺らした華奢な身体が遠ざかっていく。その隣には青い英傑服が寄り添って進む。伝説のマスターソードが握られた手。感情の読めない顔に鋭い青い目だけが、やけに強く印象に残るのがリンクという近衛兵だ。オレが入隊した時にはすでに在籍していた先輩に当たるが、オレよりずっと年は若い。オレは目の前で見せつけられる実力の差に猛烈な嫉妬を抱き続けていた。細身の身体からは想像できないほどのスピードと一太刀の威力。それは同じ近衛兵となり前線に出る機会が増えて、より強くオレの心を抉っていく。どんなに追いかけても到底追いつくことのできない領域。そんなのオレにだって分かっている。あいつにとってオレなど歯牙にも掛からない存在だということも理解している。それでもオレの中の嫉視は消えない。リンクがゼルダ様付きとなって以降より強くなったほどだ。
31941:差し出す手は
いつになくオレは高揚感に酔いしれていた。
「ゼルダ姫様はここより峡谷を抜けられる。全方向に注意せよ! 心してかかれ!」
隊長の声が林立する苔むした樹木の間に響いた。
ゼルダ様を狙う者が部隊に紛れ込んでいるという情報が伝わったのは、前夜のことだ。リトの村への訪問は変えられない。狙われるとすれば必ず通らねばならない峡谷との予測の元、方策が思案され、そして決行された。
オレの左側を金色の髪を揺らした華奢な身体が遠ざかっていく。その隣には青い英傑服が寄り添って進む。伝説のマスターソードが握られた手。感情の読めない顔に鋭い青い目だけが、やけに強く印象に残るのがリンクという近衛兵だ。オレが入隊した時にはすでに在籍していた先輩に当たるが、オレよりずっと年は若い。オレは目の前で見せつけられる実力の差に猛烈な嫉妬を抱き続けていた。細身の身体からは想像できないほどのスピードと一太刀の威力。それは同じ近衛兵となり前線に出る機会が増えて、より強くオレの心を抉っていく。どんなに追いかけても到底追いつくことのできない領域。そんなのオレにだって分かっている。あいつにとってオレなど歯牙にも掛からない存在だということも理解している。それでもオレの中の嫉視は消えない。リンクがゼルダ様付きとなって以降より強くなったほどだ。
tokinoura488
DONETwitterに「#ハイラル城備忘録・幻史」のタグでアップしたモブ視点リンゼルSS登場モブ:医務官・60才代・男性
タイトル:傍にいるべき者
ハイラル城備忘録*幻史【医務官の記録】
1:傍にいるべき者
ハイラル城常駐の医務官である私の元に、ゼルダ姫が運び込まれたのは月が頭上高く昇った頃だった。ひどく静かな夜で、遠方に出向いた英傑一行が戻ると聞いていたより、ずっと早い到着に思えた。
「こちらへ。事情を説明して頂けますかな?」
ぐったりとしたゼルダ姫の御身をその胸に抱きかかえ、開け放ったドアの前で肩を上下させていたのは青い顔をしたリンク殿だった。彼の話で何かを飲んだらしいことは分かった。古い文献を探す為、出向いた先での出来事という。その場所の名に悪い予感が頭をよぎった。私は手早くゼルダ姫の状態を確認した。
上気した頬。その割に発熱に至らぬ体温。乱れた息と顔色だけなら通常の感冒と症状は似ているが、やはり何か違う。
23011:傍にいるべき者
ハイラル城常駐の医務官である私の元に、ゼルダ姫が運び込まれたのは月が頭上高く昇った頃だった。ひどく静かな夜で、遠方に出向いた英傑一行が戻ると聞いていたより、ずっと早い到着に思えた。
「こちらへ。事情を説明して頂けますかな?」
ぐったりとしたゼルダ姫の御身をその胸に抱きかかえ、開け放ったドアの前で肩を上下させていたのは青い顔をしたリンク殿だった。彼の話で何かを飲んだらしいことは分かった。古い文献を探す為、出向いた先での出来事という。その場所の名に悪い予感が頭をよぎった。私は手早くゼルダ姫の状態を確認した。
上気した頬。その割に発熱に至らぬ体温。乱れた息と顔色だけなら通常の感冒と症状は似ているが、やはり何か違う。
tokinoura488
DONETwitterに「#ハイラル城備忘録・幻史」のタグでアップしたモブ視点リンゼルSS登場モブ:図書館司書・35才・妻子あり
タイトル:掃除の極意
ハイラル城備忘録*幻史【図書館司書の記録】
1:掃除の極意
図書館司書の一日は掃除から始まる。片手に大きめの刷毛を持ち、中央階段を奥へと上がっていく。刷毛はシツゲンスイギュウの毛が一番適している。毛質は硬いがしなやかで埃を絡め取るが、表紙の細やかな装丁を傷つけないからだ。
ハイラル城の書物のほとんどは覧できるように整えられている。大きなホールを中心に、背の高い本棚が並び、左右に設けられた中二階は廊下と書棚を兼ねる。ホールには書物を読んだり、書き物ができるよう机が設えられ、学者や術士が学びにやってくる。時々僕のちいさな息子も妻に連れられて絵本を借りていく。だからこそ居心地の良い場所にせねばという気持ちが強くなるのだろう。
29381:掃除の極意
図書館司書の一日は掃除から始まる。片手に大きめの刷毛を持ち、中央階段を奥へと上がっていく。刷毛はシツゲンスイギュウの毛が一番適している。毛質は硬いがしなやかで埃を絡め取るが、表紙の細やかな装丁を傷つけないからだ。
ハイラル城の書物のほとんどは覧できるように整えられている。大きなホールを中心に、背の高い本棚が並び、左右に設けられた中二階は廊下と書棚を兼ねる。ホールには書物を読んだり、書き物ができるよう机が設えられ、学者や術士が学びにやってくる。時々僕のちいさな息子も妻に連れられて絵本を借りていく。だからこそ居心地の良い場所にせねばという気持ちが強くなるのだろう。