Recent Search

    tokinoura488

    @tokinoura488

    @tokinoura488
    こちらではゼルダの伝説ブレスオブザワイルドのリンク×ゼルダ(リンゼル)小説を書いております。
    便宜上裏垢を使用しているので表はこちらです。→https://twitter.com/kukukuroroooo

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 26

    tokinoura488

    MOURNING現在、編集作業中のリンゼル本に掲載予定で書いた【姫と騎士の百年・試作薬の記憶】の本に掲載しなかった没作です。どうしても気になる部分というか、ストーリー展開自体に納得がいかなかったものの為、下記の点に留意して読んで頂ければうれしいです(´·ω·`) モヤッとしたら止めてね

    ●ジェンダーレスへの気遣い

    pixivに同作のリンゼル本に掲載予定のサンプルをアップしているので、比べてみてくださいませ。
    リンゼル本未掲載の没作【試作薬の記憶】姫と騎士の百年【試作薬の記憶】


    姫と騎士の百年【試作薬の記憶】 一聞いて八を知ればよし


     インパから名指しでプルアを訪ねるよう伝えられたのは、姫様が執務のため護衛の任を解かれている午後のことだった。
     彼女の部屋はそこかしこに書きかけの紙が散らばり、飲みかけのカップが置いてある机にはいくつもの底の輪型が残っている。お世辞にも綺麗な部屋とは言えないが、プルアにはすべて正しい位置にあるらしい。リンクは床にも散らばった紙を踏まぬように留意しつつ、声が届くところまで近づいた。
     プルアはリンクの接近など気にも止めぬように、椅子に腰掛けつつ机に踵を引っかけて書き物をしている。声を掛けようと息を吸い込んだところで、ぬっと手が伸びてきた。
    7654

    tokinoura488

    MAIKINGちょこちょこ更新している【政略婚リンゼル】まとめ
    メモ的にあらすじのみで進めてます。
    ツイート元のあらすじ
     ↓
    姫様は力に目覚めず厄災は次世代との予言がなされ、勇者として選ばれたばかりのリンクとハイラル王の指示で婚姻を成す。リンクが一度主従であることを理由に断ったことから姫様はこれはリンクの意思ではない政略結婚なのだと思う。彼の激重感情も知らずに――。
    【政略婚リンゼル】1~67までのまとめ・一気に読みたい方用(まだ続くけど)【政略婚リンゼル】あらすじのみで連載中

    ★ツイート元となった「書きたいな発言」のあらすじ
     姫様は力に目覚めず厄災は次世代との予言がなされ、勇者として選ばれたばかりのリンクとハイラル王の指示で婚姻を成す。リンクが一度主従であることを理由に断ったことから姫様はこれはリンクの意思ではない政略結婚なのだと思う。彼の激重感情も知らずに――。
     次世代へと厄災が先延ばしになったということは、世継ぎを産むことこそが姫様に架せられた最大の責務。リンクに夜伽を望むも断られますます心が沈む姫様。夜な夜な寝室を出て行くリンクの不貞を疑い(それすら自分を責める)後を付けるも捲かれる。リンクの気持ちが分からないまま彼に恋をしてると知る。
    11255

    tokinoura488

    MAIKING【政略婚リンゼル】あらすじのみで進めています!

    姫様は力に目覚めず厄災は次世代との予言がなされ、勇者として選ばれたばかりのリンクとハイラル王の指示で婚姻を成す。リンクが一度主従であることを理由に断ったことから姫様はこれはリンクの意思ではない政略結婚なのだと思う。彼の激重感情も知らずに
    政略婚リンゼル・まとめ《51~67》リンク視点後半 名ばかりの夫婦は婚前と同じ主従の距離で過ごした。巷では噂が立つ。姫の気位が高い故に子ができぬのだろう、いや婿騎士が手を出さぬそうだ。ならばやはり姫に魅力がないのでは――とリンクの耳にばかり入るのは取り入りたい者多々いる為だ。姫には早くお子をとの声ばかりが届く。
     自分はいい。なんと言われようと。だが姫はダメだ。
     いつ耳に入るか知れぬ危機感にリンクの苦渋を飲む日々は続いた。

     転機は遠方より与えられた。研究所所員プルアを訪ねる調香の旅に出よとのお達し。明け透けな狙いに姫の機嫌は終始悪かった。
     プルアから手渡されたのは子宝の香。やはりとリンクは奥歯を噛む。こんなものを使ってまで意に染まぬ関係を結べというのか。ハテノ村は己の故郷。自生の薬草など熟知している。香の成分は分からずとも効果を打ち消す方法などいくらでもある。姫の言葉に従い小さな部屋に入った。
    3993

    tokinoura488

    MAIKINGちょこちょこ更新している【政略婚リンゼル】ゼルダ視点まとめ
    メモ的にあらすじのみで進めてます。
    ツイート元のあらすじ
     ↓
    姫様は力に目覚めず厄災は次世代との予言がなされ、勇者として選ばれたばかりのリンクとハイラル王の指示で婚姻を成す。リンクが一度主従であることを理由に断ったことから姫様はこれはリンクの意思ではない政略結婚なのだと思う。彼の激重感情も知らずに――。
    政略婚リンゼル・まとめ《1~35》ゼルダ視点【政略婚リンゼル】あらすじのみで連載中

    ★ツイート元となった「書きたいな発言」のあらすじ
     姫様は力に目覚めず厄災は次世代との予言がなされ、勇者として選ばれたばかりのリンクとハイラル王の指示で婚姻を成す。リンクが一度主従であることを理由に断ったことから姫様はこれはリンクの意思ではない政略結婚なのだと思う。彼の激重感情も知らずに――。
     次世代へと厄災が先延ばしになったということは、世継ぎを産むことこそが姫様に架せられた最大の責務。リンクに夜伽を望むも断られますます心が沈む姫様。夜な夜な寝室を出て行くリンクの不貞を疑い(それすら自分を責める)後を付けるも捲かれる。リンクの気持ちが分からないまま彼に恋をしてると知る。
    5236

    tokinoura488

    DONE【解くの者は誰ぞ】①
    緊縛リンク【縄痕―じょうこん―】の続話
    その後、リンクが再び縛られても、姫様が縛られても美味しいよな……という気持ちから派生した続編です。途中までできたので投げておきます。
    先日テキストライブで書いてたやつです。全部書いたら手直しして支部にアップ予定
    こちらは緊縛リンクバージョン★
     その痕に気づいたのは、野盗が築いた半地下の根城から脱出した直後のことだった。
     これはなんだ? 縄痕? 
     肘に近い部分に赤黒い渦。巻き貝の形に似たその痕は他の傷とは違う痛みを肌に走らせている。いや、今は自分の些事に気を取られている場合ではない。稲光が走る雲居の下、リンクはゼルダの手を取り走っていた。長い下草がやけに足に絡む。グンと後方に引かれる感覚に振り向く。
    「すみません。急ぎすぎましたか」
     ゼルダは首を横に振る。しかしその大きく上下する肩と赤らんだ頬が限界であることを告げている。バリバリと空気を裂く稲妻。雨が降るのも時間の問題。リンクは周囲に目を走らせた。
    「こちらへ」
     岩壁に黒々とした洞が開いている。ゼルダの背を支えるようにして、リンクはそこへと走り込んだ。廃坑道だろうか、奥へと深く続く洞。駆け込んだ途端、雨が一気に地面を叩いた。
    2816

    tokinoura488

    DONEリンゼル創作垢のツイートが表示されなくなったので、すこし整えてこちらにポイしておきます。(*ノ▽ノ)
    ロリでもショタでもない年齢なので、ティーン(死語?)リンゼルです♡
    一応背徳リンゼルとして連載中の「アレキサンドライトの夜」の過去if物語です。
    【知る者はひとり】ティーンリンゼル

     《アレキサンドライトの夜・if物語》

    「友人の娘だ。わずかな間だがこの辺りを案内してくれるか」

     父はそう言ってまた遠い城へと勤めに出て行った。
     少年リンクの家に父が連れてきた少女はお日様色の髪と森の瞳を持っていた。十二歳のリンクと同じ年頃の少女はルデアと名乗った。ふたりきりの家、リンクは少女のためにご飯を作った。
     びっくりするほど、ルデアは家事について知らなかった。自然現象についてのたくさんの知識を持っていたけれど、実際に触れるのは初めてのことばかり。シャボン玉を飛ばしては驚き、跳ねるカエルを目を輝かせた。
     短い夏の間の邂逅。
     ふたりは自然に仲良くなり、一緒に虫を捕り、川で遊び、草原に寝転んだ。いつまでも一緒にいたい。ひとりで過ごすことの多い少年にとって、少女と過ごす時間がかけがえのないものになるのに時間は掛からなかった。
    2432

    tokinoura488

    DONETwitterに「#ハイラル城備忘録・幻史」のタグでアップしたモブ視点リンゼルSS
    登場モブ:造園技師 短髪白髪交じりの元気なご老体
    タイトル:孤独の終焉

    #ハイラル城備忘録・青史【造園技師の記録1・枝を乱す者】の続きのお話
    ハイラル城備忘録・幻史【造園技師の記録2】

    2 孤独の終焉

     刈り込んだ枝葉に、朝露が美しく光っている。儂の手のひらでは今日にでも咲くだろう蕾が、まだ眠そうにしている。この花はゼルダ姫様のお気に入りの花だ。淡いベージュの地味な花だが、とても香りが良い。東の空は次第に明るくなり、薄雲の中から太陽が生まれた。
    「今日も綺麗だ」
     儂は満足して次の作業へと移る。井戸に水を汲みに行き、水でいっぱいになった木桶を上げる。滑車の音を聞きながら、先日のことを思い出していた。
     今は亡き王妃とゼルダ姫様にだけの【隠れ園】に辿り着いた青年。姫付きの騎士となったリンクは、どうやらあれから何度もあの隠し通路を使っているようだ。外から見てもただ庭木が林立しているようにしか見えないが、人ひとりだけ通れるようになっている。彼奴の性格からして、強引な突破はおそらく一度きりのはず。ただ確証はない。ゼルダ姫様が嫌だと言えば、きっとあの騎士は道順を知ったとしても、決して立ち入ることはないだろう。
    2895

    tokinoura488

    DONETwitterに「#ハイラル城備忘録・青史」のタグでアップしたモブ視点リンゼルSS
    登場モブ:近衛兵・20才代・男性
    タイトル:差し出す手は
    ハイラル城備忘録*青史【近衛兵の記録】

    1:差し出す手は

     いつになくオレは高揚感に酔いしれていた。
    「ゼルダ姫様はここより峡谷を抜けられる。全方向に注意せよ! 心してかかれ!」
     隊長の声が林立する苔むした樹木の間に響いた。
     ゼルダ様を狙う者が部隊に紛れ込んでいるという情報が伝わったのは、前夜のことだ。リトの村への訪問は変えられない。狙われるとすれば必ず通らねばならない峡谷との予測の元、方策が思案され、そして決行された。
     オレの左側を金色の髪を揺らした華奢な身体が遠ざかっていく。その隣には青い英傑服が寄り添って進む。伝説のマスターソードが握られた手。感情の読めない顔に鋭い青い目だけが、やけに強く印象に残るのがリンクという近衛兵だ。オレが入隊した時にはすでに在籍していた先輩に当たるが、オレよりずっと年は若い。オレは目の前で見せつけられる実力の差に猛烈な嫉妬を抱き続けていた。細身の身体からは想像できないほどのスピードと一太刀の威力。それは同じ近衛兵となり前線に出る機会が増えて、より強くオレの心を抉っていく。どんなに追いかけても到底追いつくことのできない領域。そんなのオレにだって分かっている。あいつにとってオレなど歯牙にも掛からない存在だということも理解している。それでもオレの中の嫉視は消えない。リンクがゼルダ様付きとなって以降より強くなったほどだ。
    3194