ミスタ
PocketNuclear
MENU新刊「ピカルディの三度」サンプル270ページ、約13万文字
R-18 400円
アイク×ミスタ五篇、ヴォックス×ミスタ五篇からなるミスタ受け固定の短編集です
よろしくお願いします 23
はるさめ
MOURNINGYOASOBIさんのミスターという曲から何故か妄想したアキデン。これ以上膨らまなかったため、供養です。
アンドロイドなデンジと主人アキアンドロイドのデンジ。自分を引き取って連れてきてくれたアキのことは慕っている(主人として)。
初めて会った日から何処か寂しそうな顔をしていたアキ。その表情の理由をデンジは知る訳もなく、献身的にアキの身の回りの世話した。
アンドロイドとはいえ全てを完璧にこなせるわけでないデンジをアキは厳しく叱った。
アキに叱られる度に「俺、失敗ばっか...なぁ、もう俺なんか捨てちまえよ」と呟くデンジ。
それでもアキはデンジを捨てる事はなかった。デンジはデンジでこれ以上アキに叱られないよう隠れてできない事を克服していった。
できなかった事を出来るようになれば普段ほとんど変わらない表情のアキが優しい表情と大きな手で「よく出来たな、デンジ」とデンジの頭を撫でた。
815初めて会った日から何処か寂しそうな顔をしていたアキ。その表情の理由をデンジは知る訳もなく、献身的にアキの身の回りの世話した。
アンドロイドとはいえ全てを完璧にこなせるわけでないデンジをアキは厳しく叱った。
アキに叱られる度に「俺、失敗ばっか...なぁ、もう俺なんか捨てちまえよ」と呟くデンジ。
それでもアキはデンジを捨てる事はなかった。デンジはデンジでこれ以上アキに叱られないよう隠れてできない事を克服していった。
できなかった事を出来るようになれば普段ほとんど変わらない表情のアキが優しい表情と大きな手で「よく出来たな、デンジ」とデンジの頭を撫でた。
RuraTuro
PROGRESS阅前提醒:设定:歸國子女米斯塔,兼職家教的大學生闇之呪,因為想寫「闇先生、みすたん」的愛稱。所以雖然完全不了解,還是把故事背景強行設定在日本,出現常識性錯誤的話⋯⋯是平行宇宙。
可疑信息速遞(?):闇之呪同級生友人,池(ike)·伊芙藍大量出沒,並伴隨大量OOC。
強行翻譯所有人名字是為了鞏固不存在的文風(是惡趣味)。
一個剧情老套且无甚新意的半架空師生パロ(1)學生又在逃避自己視線。
闇之呪心裡有一些沒底,搞不清楚自己的言行是否在哪裡冒犯到了來自異國的學生,又或者是在教學進度上對米斯塔過於緊逼,無形中對他施加了過多的壓力。
「米斯塔,你最近的進展很順利,下週需不需要休息放鬆一下,注意勞逸結合?」闇之呪試探性地提出建議。話音未落就對上了一雙藍瑩瑩的眼睛。
他終於肯看我了,闇之呪坦然自若地觀察起來:米斯塔的眼睛稱得上令人賞心悅目,透徹的眼睛像是一汪清水,毫無保留地坦露出所屬者的全部情緒。
他看起來很驚訝?以己度人,闇之呪自己也不喜歡長時間的學習枯燥單一的課程。某個喋喋不休的禿頭教授哪怕只是少了一節課,闇之呪也會覺得室外的空氣驟然變得清新幾分,讓他願意短暫地離開電子網路,站在窗前放鬆地呼吸幾口。
2919闇之呪心裡有一些沒底,搞不清楚自己的言行是否在哪裡冒犯到了來自異國的學生,又或者是在教學進度上對米斯塔過於緊逼,無形中對他施加了過多的壓力。
「米斯塔,你最近的進展很順利,下週需不需要休息放鬆一下,注意勞逸結合?」闇之呪試探性地提出建議。話音未落就對上了一雙藍瑩瑩的眼睛。
他終於肯看我了,闇之呪坦然自若地觀察起來:米斯塔的眼睛稱得上令人賞心悅目,透徹的眼睛像是一汪清水,毫無保留地坦露出所屬者的全部情緒。
他看起來很驚訝?以己度人,闇之呪自己也不喜歡長時間的學習枯燥單一的課程。某個喋喋不休的禿頭教授哪怕只是少了一節課,闇之呪也會覺得室外的空氣驟然變得清新幾分,讓他願意短暫地離開電子網路,站在窗前放鬆地呼吸幾口。
iori_uziyama
DONEかわいい探偵にご用心!ミ受けオンリー展示品です。メンヘラなミスタに好かれてしまって可哀想なヴォックスと人外に好かれてしまって可哀想なミスタの話。シリアス。色々注意。全然書くつもり無かったんですが新刊の締切に追われていたら何故かコイツが完成しました。
可哀想にヴォックスは執着させてくれない。
普段は嫌ってくらい構ってくるし、それを促す言葉も行動もくれる。なのに、本当に縋りたくなったときはうんともすんとも言わないし来やしない。
そうなると甘えたいのに不安だから、執着しきれない。んでまた落ち着いたらって無限ループだ。
ひでぇ男。
それを何回も何回も何回も何回も繰り返して、ミスタはイカれた。血走った目で包丁を持って、遊びでドタバタ走り回ってたときとは違う、本気で刺す覚悟だった。人の心を弄ぶあのアクマに、ヒトの本気を見せてやるつもりだった。
ザマァみろって言ってやるつもりだった。
なのに。
「 Good Boy!ミスタ!」
なぜこの男は笑っている、?
人混みの中、待ち合わせをしているヴォックスを見つける。なんでもないような声で呼びかけた。
2068普段は嫌ってくらい構ってくるし、それを促す言葉も行動もくれる。なのに、本当に縋りたくなったときはうんともすんとも言わないし来やしない。
そうなると甘えたいのに不安だから、執着しきれない。んでまた落ち着いたらって無限ループだ。
ひでぇ男。
それを何回も何回も何回も何回も繰り返して、ミスタはイカれた。血走った目で包丁を持って、遊びでドタバタ走り回ってたときとは違う、本気で刺す覚悟だった。人の心を弄ぶあのアクマに、ヒトの本気を見せてやるつもりだった。
ザマァみろって言ってやるつもりだった。
なのに。
「 Good Boy!ミスタ!」
なぜこの男は笑っている、?
人混みの中、待ち合わせをしているヴォックスを見つける。なんでもないような声で呼びかけた。
iori_uziyama
MAIKINGかわいい探偵にご用心、🦊受けオンリー展示品です。博愛主義者のヴォックスに振り回されて腹を括ったミスタが啖呵を切る話。
この浮気者!「こンの浮気者!」
何度目か、兎にも角にも両の手では足りないほどの回数、同じ光景。ミスタはワナワナと身体を震わせて、ヴォックスに詰め寄った。いっそ頬を引っ叩いてやろうと胸ぐらを掴んで、ふと、堪忍袋の緒が切れるとは此のことだろうか。怒りは収まらないものの頭が冷えていく。
「もーいい、諦めてやる、諦めてやるよ」
据わった目で深いため息を吐く。
ヴォックスと一緒にいたセクシーな女の子がオロオロと戸惑っているのが見えて、にっこりと笑顔を向けた。女の子に罪はない。そこの素知らぬ振りを貫いている男は別として。
「ごめんな?デートの邪魔して」
スルリと艷やかな髪を撫でる。女の子はちょっぴりドキドキして、ミスタをジッと見つめた。ミスタもヴォックス負けず劣らずいい男だった。
4036何度目か、兎にも角にも両の手では足りないほどの回数、同じ光景。ミスタはワナワナと身体を震わせて、ヴォックスに詰め寄った。いっそ頬を引っ叩いてやろうと胸ぐらを掴んで、ふと、堪忍袋の緒が切れるとは此のことだろうか。怒りは収まらないものの頭が冷えていく。
「もーいい、諦めてやる、諦めてやるよ」
据わった目で深いため息を吐く。
ヴォックスと一緒にいたセクシーな女の子がオロオロと戸惑っているのが見えて、にっこりと笑顔を向けた。女の子に罪はない。そこの素知らぬ振りを貫いている男は別として。
「ごめんな?デートの邪魔して」
スルリと艷やかな髪を撫でる。女の子はちょっぴりドキドキして、ミスタをジッと見つめた。ミスタもヴォックス負けず劣らずいい男だった。
nenekaxxxx
DONEともだちにささげるラ(ル)×ミ小説です。
パスワード:グループ名
※怪盗してる設定+ミの過去捏造など色々
※総受けのつもりで書いてますが比重に偏りがあるかも知れません。
※精神的な意味でミスタに昔酷いことをしていたモブが出てきます。ハピエンです 7038
iori_uziyama
DONE👹🦊 かわいい探偵にご用心!ミスタ受けオンリー展示作品です。勢いとノリで進む短編ラブコメディ。オチが思いつかないなら適当に終わらせればよろしい。片手間にさらっと読めます。
結局いつもこの流れヴォックスとミスタは博愛主義と愛されたがり、浮気性に寂しがり屋、どう考えても相性最悪であろうにお互いの見た目と内面に惚れてなんやかんやイザコザありつつラクシエム全員を巻き込んだ紆余曲折をどうにか乗り越え両思いのバカップルとして爆誕したのだが。
マァ相性は最悪であるがゆえに、問題が発生した。
わかりきった結果である。
きっかけといえばミスタが純粋なことになんとも初心なことにヴォックスとのデートの日を心待ちにしていた所から始まる。なんともいじらしいことに、ヴォックスとのデートの日が決まると、リビングに置いてあるカレンダーにハートマークの印をつけたのだ。赤いペンでグリグリと大きくマークを描いて、なんとも可愛いことにそれが目に入るたびににこにこ照れ照れしていた。
1668マァ相性は最悪であるがゆえに、問題が発生した。
わかりきった結果である。
きっかけといえばミスタが純粋なことになんとも初心なことにヴォックスとのデートの日を心待ちにしていた所から始まる。なんともいじらしいことに、ヴォックスとのデートの日が決まると、リビングに置いてあるカレンダーにハートマークの印をつけたのだ。赤いペンでグリグリと大きくマークを描いて、なんとも可愛いことにそれが目に入るたびににこにこ照れ照れしていた。
で@Z977
DOODLEミスター・マザー・グース嫉妬するグスの小話。
ミスター・マザー・グース お前をひとりにしておきたくないな、というのは俺のエゴだし、それはお前を守るためだ、なんて自分に言い聞かせてみたりもする。そんなの、俺に出会う前のお前が今まで生きてきたのだから、今更俺がいないことでお前にどうこうあるわけではないかもしれないけれど、お前が醸す種々の危うさが俺を不安にさせる。というのはただの言い訳で、もっと端的に言えば、お前が俺のいないところで、俺以外の誰かをその視界に入れることが不快だった。いや、まだ少し誤魔化してるな。お前は俺のものだ、という、もっと暴力的な感情だ。
だから、いつからお前がそんな距離を許したのか、俺は知らない。
突っかかろうとするお前の頭を撫で小馬鹿にするように笑うアイスマンの瞳が、どんな感情を湛えていたか知っているか? いや、知らなくていい。気づかないままでいい。お前はそれを馬鹿にした行動と解釈して憤慨していたから、そのままでいい。
1881だから、いつからお前がそんな距離を許したのか、俺は知らない。
突っかかろうとするお前の頭を撫で小馬鹿にするように笑うアイスマンの瞳が、どんな感情を湛えていたか知っているか? いや、知らなくていい。気づかないままでいい。お前はそれを馬鹿にした行動と解釈して憤慨していたから、そのままでいい。
s_🍵
PAST葉月/6年くらい前に描いた葉月の漫画、昔1週間くらい再録してたので再再録です。加筆修正してます。
甘いのが描きたいって気持ちで描いてただけあって当サークル比で糖度が高め。コミスタ使ってたこの頃のペンの設定が一番好きだな
今年もコーヒーゼリー食べます🎉 24
clarchuman35d
PROGRESSカジノに潜入捜査中です。ヒーローであることを隠すために、燈矢は黒髪黒目に偽装している。
ミスターは前世の記憶あり。燈矢は記憶なし。
【迫荼】怪盗×ヒーロー原稿進捗② 広いフロアを、ヒーローと警察で手分けして探す。ルーレットのテーブルのそばを通ったところで、二つ先のテーブルに、迫がいるのを見つけた。
≪こちら蒼穹。ホシを発見。E2エリアの中央付近の台。近づいて様子を見ます≫
立てた襟に付けているマイクで報告した。無線で連動した右耳のイヤホンから、了解、とスナッチの声が返る。
他の客に紛れながらさりげなく近寄って、目だけで迫を窺った。カードゲームをよく知らないので、何のゲームかは不明だが、迫はディーラーに向けニヤリと笑って、トランプを二枚場に出した。
「上がり」
「おめでとうございます」
ディーラーはにこやかに、場に積んだチップをT字のレーキで迫へ渡す。
「半分もらって、もう一ゲームいいかな」
1367≪こちら蒼穹。ホシを発見。E2エリアの中央付近の台。近づいて様子を見ます≫
立てた襟に付けているマイクで報告した。無線で連動した右耳のイヤホンから、了解、とスナッチの声が返る。
他の客に紛れながらさりげなく近寄って、目だけで迫を窺った。カードゲームをよく知らないので、何のゲームかは不明だが、迫はディーラーに向けニヤリと笑って、トランプを二枚場に出した。
「上がり」
「おめでとうございます」
ディーラーはにこやかに、場に積んだチップをT字のレーキで迫へ渡す。
「半分もらって、もう一ゲームいいかな」
iori_uziyama
MAIKINGちまちま書き進めているドム性の重いアイクと毎日サブドロップするSubミスタのアイミス。色々書き途中ですが、まとめて読みたい人向け。ドムサブアイミス時々サ二バーンこんなにもノーマルっぽい思考回路のドムは初めて見た。アイクは思考回路と倫理観はNormalど真ん中のくせして、バース性は強く、重かった。
そしてそれを発散させるようなプレイは彼の倫理観のもと目打ちされて、どうにか騙し騙し今まで生きてきたらしい。
ミスタは死ぬほどドロップしやすい体質で、更にケアするためには手酷い躾が必要なタイプだった。
というか、Rewardはラスト一回で十分なのだ。基本的に自分は悪い子という幻想の中で生きているので褒められても受け止められないのだ。これだけの罰を受ければ少しくらい罪が清算されたのでは?と思うくらい罰を受けてなお、一度しか受け止められないのだ。我ながら厄介である。
まあそれはさておき。こうして破れ鍋に綴じ蓋、二人はパートナーと相成ったのである。
17610そしてそれを発散させるようなプレイは彼の倫理観のもと目打ちされて、どうにか騙し騙し今まで生きてきたらしい。
ミスタは死ぬほどドロップしやすい体質で、更にケアするためには手酷い躾が必要なタイプだった。
というか、Rewardはラスト一回で十分なのだ。基本的に自分は悪い子という幻想の中で生きているので褒められても受け止められないのだ。これだけの罰を受ければ少しくらい罪が清算されたのでは?と思うくらい罰を受けてなお、一度しか受け止められないのだ。我ながら厄介である。
まあそれはさておき。こうして破れ鍋に綴じ蓋、二人はパートナーと相成ったのである。
odaka222
DOODLE昨日PCとペンタブとお絵かきソフトを全部変えた。10年以上コミスタだったけどクリスタに変えたので全然勝手が違う…難しい;;暫く練習。というか、多分パソコンとタブレットの相性に問題があるのか、ペンの感知が異常すぎて描いていると線がめちゃくちゃになるので作業にならない。うーんどうしよ。クリスタ便利機能いっぱいあるみたいだからどうにか楽しみたい…!Imoyama_poteto
DOODLE👟に怒られる🦊が見たいって思ってたんです…attention
・このお話は最初は「シュウくんに怒られるミスタくん見たいな」という思いが産んだ別物です。ごめんなさい。
・書き手はこちらの界隈初心者のため、拙いところもあると思いますがお許しください。
・今回、過分に呪術師に対する設定捏造しておりますので全ては書き手の妄言です、信じないでください。 6973
87imbi
MENU品書きです!肉夢漫画(16歳スプリングマン/兎の化身超人夢主)
https://poipiku.com/123493/7508508.html
肉夢絵(ミスターカーメン+その子孫夢主ふたり)
https://poipiku.com/123493/7508508.html
肉夢小説
https://privatter.net/p/9293289
tatsu_tatta
MEMO❚ 十二星座館殺人事件HO 山羊座 ♑
Adam・Z・Capricornus
>>>
タコさんウインナー殺人事件
>>>
DIAMOND RIP TRAP
>>>
ミスターペテンは禁断の薔薇を綻ぶか?
https://twitter.com/tatsu_tatta/status/1565484396085329920 7
黒猫さん
MOURNING幼ミスタのとある夏の話「夏の終わりのラクシ怪談ワンライ」
夏チリン…チリン…と軽い鈴のような音が、風が吹く度聞こえてくる。
その日は風は吹いてたが、暑くて、ミスタは手に持っていたタオルで汗を拭った。
部屋の中なのに暑くて、暑くて、仕方がない。
ぼんやりと小窓から青空を見れば、雲がゆっくり動いていた。
「暑いなぁ……」
ぽつりと呟く。
ミスタの言葉に返事はかえってこない。
ミスタは細くて日焼けなんかしたことないような右腕を真っ直ぐにゆっくり、ゆっくり肩まで上げる。
そして人差し指だけ真っ直ぐに伸ばして、指の先に視線を投げた。
「どうして俺を置いていったの?」
目の前にいたのは、顔に幾つものシワやシミを隠そうと化粧をした女。
母…と言うべきその存在に、ミスタは夕日と海を表現したような瞳を彼女に向けていた。
1013その日は風は吹いてたが、暑くて、ミスタは手に持っていたタオルで汗を拭った。
部屋の中なのに暑くて、暑くて、仕方がない。
ぼんやりと小窓から青空を見れば、雲がゆっくり動いていた。
「暑いなぁ……」
ぽつりと呟く。
ミスタの言葉に返事はかえってこない。
ミスタは細くて日焼けなんかしたことないような右腕を真っ直ぐにゆっくり、ゆっくり肩まで上げる。
そして人差し指だけ真っ直ぐに伸ばして、指の先に視線を投げた。
「どうして俺を置いていったの?」
目の前にいたのは、顔に幾つものシワやシミを隠そうと化粧をした女。
母…と言うべきその存在に、ミスタは夕日と海を表現したような瞳を彼女に向けていた。
黒猫さん
MOURNING「夏の終わりのラクシ怪談ワンライ」ミスタが夢で怖い目にあう話
貴方は夢ミスタは夢を見ていた。
しとしと雨が降っていてそれでもミスタは濡れたという感覚がなくて、服も乾いていたから。
ミスタは自分の中で「これは夢だ」と思いながら1人、雨降る街を歩いた。
こんなにもはっきりと見える夢は珍しいなと思い、なにか出来ないかと当たりを見渡せば、明るい黄色の傘が広がっているのが見えた。
人がいるなんて思わなくて、そっと近づくと、小さな男の子だった。
「ねぇ、君…!」
4~6歳ぐらいの子だろうか、まぁるいほっぺに赤が差していて可愛らしいと思いながら、ミスタが声をかける。
しかし、子供はびっくりしたのか慌てるように黄色の傘を広げたまま、同じ黄色の長靴で水たまりをバシャバシャと進みながら逃げていく。
1529しとしと雨が降っていてそれでもミスタは濡れたという感覚がなくて、服も乾いていたから。
ミスタは自分の中で「これは夢だ」と思いながら1人、雨降る街を歩いた。
こんなにもはっきりと見える夢は珍しいなと思い、なにか出来ないかと当たりを見渡せば、明るい黄色の傘が広がっているのが見えた。
人がいるなんて思わなくて、そっと近づくと、小さな男の子だった。
「ねぇ、君…!」
4~6歳ぐらいの子だろうか、まぁるいほっぺに赤が差していて可愛らしいと思いながら、ミスタが声をかける。
しかし、子供はびっくりしたのか慌てるように黄色の傘を広げたまま、同じ黄色の長靴で水たまりをバシャバシャと進みながら逃げていく。
clarchuman35d
PROGRESS第3話ちょいみせ。個性事故で幼児化した荼毘(大人の記憶なし)が、ミスターと一緒に焼きリンゴを作る。
迫荼原稿進捗④ 使ったこともないフライパンが、簡易シンクの下にあるのは知っている。それをよく洗ってから、その上に、薄めのくし切りにしたリンゴを、花びらのように並べた。バターはないので、冷蔵庫の中、かろうじて容器の隅に残っていたマーガリンを、リンゴの上に満遍なく広げる。さらにその上に、コーヒー用に買い置いているスティックシュガーを三本ほど振りかけた。
「焼きリンゴ、食べたことある?」
フライパンを荼毘の前へ差し出すと、ほんの少し、彼が目を輝かせたのが分かる。
「蜜たっぷりの甘いリンゴが、あろうことか更に甘くなる──……って、君は甘いのは嫌いかな?」
現在の荼毘が、味覚を感じづらいらしいことには気づいている。けれども今ここにいる荼毘は火傷もないようだし、だったら今のうちに、少しでも美味しいものを食べさせてやりたいと、思うのはコンプレスのエゴだろうか。
1632「焼きリンゴ、食べたことある?」
フライパンを荼毘の前へ差し出すと、ほんの少し、彼が目を輝かせたのが分かる。
「蜜たっぷりの甘いリンゴが、あろうことか更に甘くなる──……って、君は甘いのは嫌いかな?」
現在の荼毘が、味覚を感じづらいらしいことには気づいている。けれども今ここにいる荼毘は火傷もないようだし、だったら今のうちに、少しでも美味しいものを食べさせてやりたいと、思うのはコンプレスのエゴだろうか。