七緒
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DONE三ヶ月遅れの、長政×七緒な11月22日(いい夫婦の日)ネタのSSです。長政ルートED後。七緒の母上の設定は妄想&ねつ造です。
いい夫婦の日@長七「……そう言えば」
と、七緒がおもむろに声を上げたのは、冬の気配が近づき始めた晩秋の昼下がりのことだった。
筑前は名島の城。七緒が長政の元に輿入れをしてきて、しばらくの頃だ。
漢書を読んでいた長政は、七緒の方に顔を向けて首を傾げた。
「何だ」
「……今日、十一月二十二日ですよね」
七緒の言葉に、長政は「ああ」と頷く。令和の世では、日付と同じように月も数字で数えるのだという。霜月は十一月と呼んだそうだから、令和風に言えば確かに今日は十一月二十二日だ。
「それがどうした?」
聞き返した長政に、七緒が笑みを浮かべる。
「思い出したんですけど、十一月二十二日は、令和の世では『いい夫婦の日』だったんです」
「いい夫婦……。なるほど、語呂合わせか」
2388と、七緒がおもむろに声を上げたのは、冬の気配が近づき始めた晩秋の昼下がりのことだった。
筑前は名島の城。七緒が長政の元に輿入れをしてきて、しばらくの頃だ。
漢書を読んでいた長政は、七緒の方に顔を向けて首を傾げた。
「何だ」
「……今日、十一月二十二日ですよね」
七緒の言葉に、長政は「ああ」と頷く。令和の世では、日付と同じように月も数字で数えるのだという。霜月は十一月と呼んだそうだから、令和風に言えば確かに今日は十一月二十二日だ。
「それがどうした?」
聞き返した長政に、七緒が笑みを浮かべる。
「思い出したんですけど、十一月二十二日は、令和の世では『いい夫婦の日』だったんです」
「いい夫婦……。なるほど、語呂合わせか」
流浪 @阿七おいしい
Valentine遙か7 阿七ちょっと分かりにくくなったと思われるけど阿国さんは七緒ちゃんの指からココアパウダーを舐め取ったんじゃなくてキスで取りました!紅オマケにして!
キスで本当に取れるかは分からないけど多分取れるわけがない。
七緒ちゃんはベタに指についたチョコを舐め取られるシチュエーションをやりたかったっていうやつです。(全部説明するやつ←)
阿七お幸せに!
2022.2.14
流浪 @阿七おいしい
DONE遙か7 阿七お題ガチャ『阿国さんのことをお母さんと呼んでしまった七緒ちゃん』
ほんとはお母さんを阿国さんと呼ぶだったけどちょっと改変。
阿国さんは全然怒ってないよ。むしろ安定で可愛いなぁって思ってる。
学校であるあるなネタ。五月兄さんは絶対一回はやらかしてそうね(笑)
戦国時代もこんなことあったのかな。殿を父上、みたいな。
2022.2.7
流浪 @阿七おいしい
DONE遙か7 阿七『七緒ちゃんのコスプレを悉くスルーしてきた阿国さんついに動く(?)節分2022』
阿国さんはよそ見などしようはずもなく。
再アニメ化もされるし定番のラムちゃんコスさせてみた(阿国さんに殺されそうだ)
我裸体描けないマン( ・ε・)
2022.2.3 2
流浪 @阿七おいしい
DOODLE遙か7 阿国さん線画練習もかね〜…漫画版!
旅装軽そうで可愛い。市女笠持っちゃうのも可愛い。女子かよ←
柄は適当にぽいものを素材からもってきたよ許して。
漫画マジ可愛い〜。七緒ちゃん含め現代組も仕草が可愛い。癒し。
あ、知りたいのは舞い手になった経緯ね。女姿の方も本人の話をそのまま鵜呑みにしていいのかね?
2022.1.31
流浪 @阿七おいしい
TRAINING線画練習第二弾。折角シチュCD聴いたので現代版逢瀬風で。
七緒ちゃんは時たま(やだ私の彼氏カッコイイ…⁈)って見惚れてるといいよ(笑)
元々の線と似たようなペンあったから使ってみた。鉛筆だった。なんでw
まぁGペンみたいな綺麗な線に耐える絵じゃないからいいのかな?
しかしアイビス画像サイズのシステムがよく分からん。
2022.1.29
流浪 @阿七おいしい
DONE遙か7 阿七『描きたいとこだけ描く七緒ちゃんが白龍になっちゃった漫画』
お待たせしました最終回!
阿七の運命やいかに…!
アクシデントにより作業環境がガラリと変わり何をやるにも試行錯誤でしたが、そこまで雰囲気変わってないはず。
オチを最初に思いついてずっと温めてた今回の話。色々な意味で達成感がすごい。
後日pixieに全編まとめたのあげますー。
2022.1.28 25
00kazauro
DOODLE四方津 七緒(よもづ ななお)23歳職業:蔵人見習い
実家が四方津酒造という酒蔵、蔵元。見習い修行はわりと最近からで、大学卒業まで好き勝手遊びまわってた系。楽しいことが好き。
ちゃらんぽらんなところもあり、ちょっとだらしない。大雑把。
躰を動かすことは好きだが、運動音痴なところがある。いろんな意味でマイペース。 4
流浪 @阿七おいしい
DONE遙か7 阿七『描きたいとこだけ描く七緒ちゃんが白龍になっちゃった漫画』
阿国さんついに動く…!
最後に今回年賀状に使えそうなコマがあったので、年賀状にして置いときました。
今年もよろしくお願いいたします!
2022.1.3 7
流浪 @阿七おいしい
DONE遙か7 阿七白龍漫画が切ないから久々笑顔でハロウィンよろしく色気のないめりくり阿七。
七緒ちゃんは常に推しアイドル阿国さんを立てたいので自ら進んでトナカイです。でも抱っこするのはサンタさん。
帽子被せたくて阿国さんの髷をと○がりコーン扱いしたのはちょっと申し訳ないと思ってる。センスください。
2021.12.24 2
流浪 @阿七おいしい
DONE遙か7 阿七『描きたいとこだけ描く七緒ちゃんが白龍になっちゃった漫画』
阿国さん(昼)復活…?
『あい願わくば久遠のときを』←タイトルちょっと語呂よく変える。
2021.12.17 6
百合菜
DONE「幸村の現代EDがあれば」を妄想した話。だけど、現代でもふたりは運命に翻弄されそうになるふたり。
幸せをつかみとることができるのか!?
ついに黒龍を解放することに。
それは大切な仲間との別れも意味する。
一方で七緒たちには新たに得たものもあり……
いろいろ漏れがありそうですが、これにて完結です。(エピローグが残っていますが←後日書きます)
読んでいただき、ありがとうございました!
「永遠と刹那の狭間で」19.異世界との別れ(終)19.異世界との別れ(終)
何度もくぐり抜けた龍穴。
だけど、その旅もそろそろ終わりが近づいている。
そのことを実感しながら七緒たちは竹生島にたどり着いた。
たまたまというべきか必然というべきか、大和とも竹生島で会い、行動をともにすることとなった。
前は感じることしかできなかった黒龍の気配だが、今は頭に何か呻き声のようなものとして感じることができる。
それは救いを求めるようであり、そして共鳴しているようにすら感じる。
もう既に白龍ではないから気配を感じるのが不思議ではあるが、龍神の神子というのが影響しているのかもしれない。
「黒龍、そこにいるのね!?」
返事はないけど間違いない。
きっとここにいる。
地の底に。
一美の本体ともいうべき存在。そして、自分は自覚がないだけでかつて対でもあった存在。
2997何度もくぐり抜けた龍穴。
だけど、その旅もそろそろ終わりが近づいている。
そのことを実感しながら七緒たちは竹生島にたどり着いた。
たまたまというべきか必然というべきか、大和とも竹生島で会い、行動をともにすることとなった。
前は感じることしかできなかった黒龍の気配だが、今は頭に何か呻き声のようなものとして感じることができる。
それは救いを求めるようであり、そして共鳴しているようにすら感じる。
もう既に白龍ではないから気配を感じるのが不思議ではあるが、龍神の神子というのが影響しているのかもしれない。
「黒龍、そこにいるのね!?」
返事はないけど間違いない。
きっとここにいる。
地の底に。
一美の本体ともいうべき存在。そして、自分は自覚がないだけでかつて対でもあった存在。
百合菜
DONE「幸村の現代EDがあれば」を妄想した話。だけど、現代でもふたりは運命に翻弄されそうになるふたり。
幸せをつかみとることができるのか!?
いよいよ始まる大坂夏の陣。
しかし、思惑を持ったものが参入してきたため、歴史とは異なる展開に。
そこで七緒はひとつの決断をするが……
「永遠と刹那の狭間で」18.龍神召喚18.龍神召喚
大坂に戻った七緒たちはいつか来るかもしれない戦に備えることとなった。
三成は争いを避けたい。
だけど、カピタンは争いを起こさせている。理由はわからないが、武器を豊臣に売っていることを考えてもおそらく殺戮を望んでいるのだろう。
「淀殿にも困ったものだ。冬の戦を見てもわかる通り、豊臣に勝ち目はない。ただ、徳川にひれ伏したくないという意地だけでこの先も争いを起こしそうだからな。まあ、だからこそカピタンにつけこまれたのだろうが」
三成が溜め息をつく様子を七緒は幸村とともに見つめている。
幸村が自分が徳川の目を引き付け、その間に三成が淀殿たちを連れて逃げ出すという作戦も思いついたが、おそらく当人たちは納得しないであろう。
3301大坂に戻った七緒たちはいつか来るかもしれない戦に備えることとなった。
三成は争いを避けたい。
だけど、カピタンは争いを起こさせている。理由はわからないが、武器を豊臣に売っていることを考えてもおそらく殺戮を望んでいるのだろう。
「淀殿にも困ったものだ。冬の戦を見てもわかる通り、豊臣に勝ち目はない。ただ、徳川にひれ伏したくないという意地だけでこの先も争いを起こしそうだからな。まあ、だからこそカピタンにつけこまれたのだろうが」
三成が溜め息をつく様子を七緒は幸村とともに見つめている。
幸村が自分が徳川の目を引き付け、その間に三成が淀殿たちを連れて逃げ出すという作戦も思いついたが、おそらく当人たちは納得しないであろう。
百合菜
DONE「幸村の現代EDがあれば」を妄想した話。だけど、現代でもふたりは運命に翻弄されそうになるふたり。
幸せをつかみとることができるのか!?
自分の真実の姿を知った七緒。
この先、どうやって生きるべきか迷っている彼女に五月が意外な提案をしてきて
※原作の雰囲気はまったく無視した楽観的な展開ですので、そういう意味でご注意ください
「永遠と刹那の狭間で」17.永遠か刹那か17.永遠か刹那か
「先ほど、カピタンが変なことを話していたけど、幸村さん、もしかするとあなたも心当たりがあるのではないですか?」
七緒の直球な質問に幸村は息を呑む。
それは肯定を意味するということを彼もわかっているのだろうが、誤魔化せるほどの器用さも余裕もないのだろう。
幸村は首を縦に振る。
「カピタンが話したように、あなたは龍神の神子ではなく、龍神そのものなのです」
「そんな……」
それしか言えなかった。
確かに自分には不思議な力があった。
しかし、それは龍神の神子だから備えているものであり、まさか龍神そのものだとは思いもしなかった。
そう言われてもにわかに信じがたいのも事実。
「幸村さんが嘘を吐くようには思いません。証拠はあるのですか?」
5072「先ほど、カピタンが変なことを話していたけど、幸村さん、もしかするとあなたも心当たりがあるのではないですか?」
七緒の直球な質問に幸村は息を呑む。
それは肯定を意味するということを彼もわかっているのだろうが、誤魔化せるほどの器用さも余裕もないのだろう。
幸村は首を縦に振る。
「カピタンが話したように、あなたは龍神の神子ではなく、龍神そのものなのです」
「そんな……」
それしか言えなかった。
確かに自分には不思議な力があった。
しかし、それは龍神の神子だから備えているものであり、まさか龍神そのものだとは思いもしなかった。
そう言われてもにわかに信じがたいのも事実。
「幸村さんが嘘を吐くようには思いません。証拠はあるのですか?」
百合菜
DONE「幸村の現代EDがあれば」を妄想した話。だけど、現代でもふたりは運命に翻弄されそうになるふたり。
幸せをつかみとることができるのか!?
ついに異世界にたどり着いた七緒たち。
黒龍の手掛かりを探し始めるが、その過程でいくつか気になることも出てきて……
「永遠と刹那の狭間で」16.龍穴の先には16.龍穴の先には
トンネルをくぐると雪国だったではないが、七緒と幸村、そして五月と大和が龍穴を通り抜けるとそこには確かに先ほどまでいた場所とは景色が異なる場所だった。
見渡すとそこに見えるのは膨大な水量を湛える湖面であった。
「琵琶湖…… 竹生島についたようですね」
以前何度か訪れた場所。
だけど、気のせいか風もいつもと違うような気がする。
今はいつなのだろう。
大坂の陣はどうなっているのだろう。
それが気がかりだった。
「目的地の近くに着いてよかったですね」
「ええ」
幸村が心ここにあらずといった感じで答える。
少し前から見せていた様子。それが気にならないと言えば嘘になる。
「幸村さん、何を知っているのですか?」
「お話したいことはあるにはあるのですが…… でも今は言葉にするのはやめておきましょう」
6255トンネルをくぐると雪国だったではないが、七緒と幸村、そして五月と大和が龍穴を通り抜けるとそこには確かに先ほどまでいた場所とは景色が異なる場所だった。
見渡すとそこに見えるのは膨大な水量を湛える湖面であった。
「琵琶湖…… 竹生島についたようですね」
以前何度か訪れた場所。
だけど、気のせいか風もいつもと違うような気がする。
今はいつなのだろう。
大坂の陣はどうなっているのだろう。
それが気がかりだった。
「目的地の近くに着いてよかったですね」
「ええ」
幸村が心ここにあらずといった感じで答える。
少し前から見せていた様子。それが気にならないと言えば嘘になる。
「幸村さん、何を知っているのですか?」
「お話したいことはあるにはあるのですが…… でも今は言葉にするのはやめておきましょう」
百合菜
DONE「幸村の現代EDがあれば」を妄想した話。だけど、現代でもふたりは運命に翻弄されそうになるふたり。
幸せをつかみとることができるのか!?
異世界に行く前に天野家に立ち寄る七緒・幸村・五月の3人。
すると、そこに意外な人物もいて!?
※12/16 冒頭を加筆
「永遠と刹那の狭間で」15.異世界へ15.異世界へ
七緒が目を覚ましたとき、真っ先に目に入ってきたのは幸村の顔であった。
最初に見えたのは今にも泣きそうな顔。それが一瞬にして喜びに変わる。
「ごめんなさい。また倒れていたのですね」
手掛かりを探すために出掛けたのは自分。
だけど、結果的に目の前の愛する人を悲しませている。そのことが心苦しかった。
すると幸村は七緒の身体を抱きしめてきた。最初はそっと、次はしっかりと。
「こうしないとあなたが消えそうな気がして……」
ドクンドクンと伝わる幸村の鼓動。
それが教えてくれる。自分が生きているということと、彼がどんなに自分を心配してくれたかということ。
もう彼にこんな顔をさせたくはない。改めてそう思う。
「七緒の家の近くに龍穴がありましたよね。まずはそこに行ってみませんか?」
3622七緒が目を覚ましたとき、真っ先に目に入ってきたのは幸村の顔であった。
最初に見えたのは今にも泣きそうな顔。それが一瞬にして喜びに変わる。
「ごめんなさい。また倒れていたのですね」
手掛かりを探すために出掛けたのは自分。
だけど、結果的に目の前の愛する人を悲しませている。そのことが心苦しかった。
すると幸村は七緒の身体を抱きしめてきた。最初はそっと、次はしっかりと。
「こうしないとあなたが消えそうな気がして……」
ドクンドクンと伝わる幸村の鼓動。
それが教えてくれる。自分が生きているということと、彼がどんなに自分を心配してくれたかということ。
もう彼にこんな顔をさせたくはない。改めてそう思う。
「七緒の家の近くに龍穴がありましたよね。まずはそこに行ってみませんか?」
百合菜
DONE「幸村の現代EDがあれば」を妄想した話。だけど、現代でもふたりは運命に翻弄されそうになるふたり。
幸せをつかみとることができるのか!?
七緒の大学の先輩・一美、彼女の真の姿は意外なものだった。
そして、七緒は行動に出るべく渋谷の街に行くが、そこにはたくさんの南蛮怨霊が現れ……
「永遠と刹那の狭間で」14.ついに破られる平穏14 ついに破られる平穏
空に漂っていたと思われる黒い龍はやがて人の姿を取り戻しながら地上に戻ってきた。
周りのものには見えていないのか、その様子を気にするものは七緒たち以外にはいなかった。
「関ヶ原が終わってまもなくしてからかな。空を舞っていたら召喚されたの。あまりに不意打ちで対処もできなくて捕らえられそうになったそのとき、私の一部が分裂してこの世界にきたの。そして、人間として生活するために交通事故で命を失いかけている少女の身体を借りることになったんだ」
念のため七緒たちの住むマンションに場所を移し、七緒・幸村・一美の三人はひとつのテーブルを囲む。
家を空けていたこともあり冷蔵庫は空のため、テーブルの上にあるのは自販機で買ってきたペットボトル。
3336空に漂っていたと思われる黒い龍はやがて人の姿を取り戻しながら地上に戻ってきた。
周りのものには見えていないのか、その様子を気にするものは七緒たち以外にはいなかった。
「関ヶ原が終わってまもなくしてからかな。空を舞っていたら召喚されたの。あまりに不意打ちで対処もできなくて捕らえられそうになったそのとき、私の一部が分裂してこの世界にきたの。そして、人間として生活するために交通事故で命を失いかけている少女の身体を借りることになったんだ」
念のため七緒たちの住むマンションに場所を移し、七緒・幸村・一美の三人はひとつのテーブルを囲む。
家を空けていたこともあり冷蔵庫は空のため、テーブルの上にあるのは自販機で買ってきたペットボトル。
百合菜
DONE「幸村の現代EDがあれば」を妄想した話。だけど、現代でもふたりは運命に翻弄されそうになるふたり。
幸せをつかみとることができるのか!?
大学の先輩・一美の誘いを受けて竹生島に遊びに行った七緒。しかし、そこでは何かに喚ばれている感じがして……
さらにはそのことに関連するのか、黒龍の夢まで見てしまい……
「永遠と刹那の狭間で」12.暗示12.暗示
「空がひろーい!」
長浜港から竹生島へのフェリーに乗った七緒は思わずそんな声をあげてしまった。
大学の先輩・一美が奇遇にも隣の滋賀県出身だと知り、遊びに行くことを決めたのは1週間前。そして、ついにその日がやって来た。
普段、山の中と行っても過言ではない場所に住んでいるからだろうか。琵琶湖の湖面から見える空は開けており、心まで開放される気がしてくる。
そんな七緒を一美はクスリと笑い見つめてくる。
自分が子どものようにはしゃいでいることに気がつき、七緒は行動をつつしむことにした。
「先輩の家も神社なんですね」
前もってどこに行こうか相談しているとき、「連れていきたい場所があるんだ」、そう一美が伝えてきた。それが現在向かっている竹生島だった。
3816「空がひろーい!」
長浜港から竹生島へのフェリーに乗った七緒は思わずそんな声をあげてしまった。
大学の先輩・一美が奇遇にも隣の滋賀県出身だと知り、遊びに行くことを決めたのは1週間前。そして、ついにその日がやって来た。
普段、山の中と行っても過言ではない場所に住んでいるからだろうか。琵琶湖の湖面から見える空は開けており、心まで開放される気がしてくる。
そんな七緒を一美はクスリと笑い見つめてくる。
自分が子どものようにはしゃいでいることに気がつき、七緒は行動をつつしむことにした。
「先輩の家も神社なんですね」
前もってどこに行こうか相談しているとき、「連れていきたい場所があるんだ」、そう一美が伝えてきた。それが現在向かっている竹生島だった。
百合菜
DONE「幸村の現代EDがあれば」を妄想した話。だけど、現代でもふたりは運命に翻弄されそうになるふたり。
幸せをつかみとることができるのか!?
大学の先輩・一美と帰宅途中の七緒。
すると、怨霊が襲ってきて!?
さらに一美も予想外の行動をしてくるが……
「永遠と刹那の狭間で」11.運命の転換期11.運命の転換期
6月になると梅雨入りはしていなくても東京中にムシムシした空気が漂う。
薙刀部の練習が終わったあと、七緒と部活の先輩・一美はとりとめない話をしながら帰路に着く。
「先月の大会、惜しかったね」
ふたりの話題に出るのは先月行われた都大会のこと。
下級生の自分たちの出番はなかったものの、応援していた先輩がたが団体戦で強豪校相手にあと一歩のところまで迫ったのが印象的だった。
「でも、私、去年の大会は応援すら行けなかったから、応援に行けただけでも嬉しかったな」
七緒の隣を歩く一美がポツリと話す。
えっ?
そう思って一美に視線を向けると、彼女は夜空を見つめながら言葉を続ける。
「ゴールデンウィーク直前に大きな事故に遭っちゃって。奇跡的に命は取り留めたし、後遺症もなかったけど、検査だなんだで1ヶ月くらい入院していたんだ」
28166月になると梅雨入りはしていなくても東京中にムシムシした空気が漂う。
薙刀部の練習が終わったあと、七緒と部活の先輩・一美はとりとめない話をしながら帰路に着く。
「先月の大会、惜しかったね」
ふたりの話題に出るのは先月行われた都大会のこと。
下級生の自分たちの出番はなかったものの、応援していた先輩がたが団体戦で強豪校相手にあと一歩のところまで迫ったのが印象的だった。
「でも、私、去年の大会は応援すら行けなかったから、応援に行けただけでも嬉しかったな」
七緒の隣を歩く一美がポツリと話す。
えっ?
そう思って一美に視線を向けると、彼女は夜空を見つめながら言葉を続ける。
「ゴールデンウィーク直前に大きな事故に遭っちゃって。奇跡的に命は取り留めたし、後遺症もなかったけど、検査だなんだで1ヶ月くらい入院していたんだ」
百合菜
DONE「幸村の現代EDがあれば」を妄想した話。だけど、現代でもふたりは運命に翻弄されそうになるふたり。
幸せをつかみとることができるのか!?
外出先で倒れた七緒。
目を開けると幸村と、そして五月の姿が。
「永遠と刹那の狭間で」10.対10.対
七緒が目を覚ましたときに視界に映ったのは、見覚えのある天井であった。
「目が覚めたのですね」
七緒の心に安堵をもたらす幸村の声。
幸村の説明によると、食事中に七緒が具合悪くなったと一美から連絡があり、すぐさま幸村が迎えにいき、連れて帰られたとのことだった。
そして七緒を心配する人がもうひとり。
「よかった目が覚めたんだね」
京都にいるとばかり思っていた五月もそこにいた。
「兄さん! なんでここに」
驚きを隠せない七緒とは対照的に五月は動じたそぶりも見せずに答える。
「うん、もともと父さんたちに代わって様子を見にきたんだ。いきなり行ったら悪いからどうしようかと思っていたところ、幸村から電話があって新幹線に飛び乗ったんだ」
2351七緒が目を覚ましたときに視界に映ったのは、見覚えのある天井であった。
「目が覚めたのですね」
七緒の心に安堵をもたらす幸村の声。
幸村の説明によると、食事中に七緒が具合悪くなったと一美から連絡があり、すぐさま幸村が迎えにいき、連れて帰られたとのことだった。
そして七緒を心配する人がもうひとり。
「よかった目が覚めたんだね」
京都にいるとばかり思っていた五月もそこにいた。
「兄さん! なんでここに」
驚きを隠せない七緒とは対照的に五月は動じたそぶりも見せずに答える。
「うん、もともと父さんたちに代わって様子を見にきたんだ。いきなり行ったら悪いからどうしようかと思っていたところ、幸村から電話があって新幹線に飛び乗ったんだ」
百合菜
DONE「幸村の現代EDがあれば」を妄想した話。だけど、現代でもふたりは運命に翻弄されそうになるふたり。
幸せをつかみとることができるのか!?
大学生となった七緒。
幸村と東京で暮らしはじめる一方、薙刀部では頼れる先輩・地井一美との出会いもあり、順調なように思えたが……
「永遠と刹那の狭間で」 9.出会い9.出会い
「テレビやネットで見たことがありますが、やはり東京は大きな街ですね」
岐阜羽島駅から東海道新幹線に乗り、途中、名古屋駅で乗り換えをしつつ浜名湖や太平洋、そして異世界では登ったことすらある富士山を眺めているうちに新幹線はビルとビルの間を走っていた。
途切れることのない街並みに幸村は目を見開いているが、七緒自身も東京に来るのは数えるくらいしかないため、やはり戸惑いを覚えてしまう。
気がつけば終点の東京駅についていた。
そして、電車を乗り継ぎ、これから住むことになる街へたどり着いた。
そこは、東京でありながらも駅前には古風な感じのする商店街が立ち並び、どこか懐かしさを覚えるような場所だった。
大学も自転車で通える距離にある。
3264「テレビやネットで見たことがありますが、やはり東京は大きな街ですね」
岐阜羽島駅から東海道新幹線に乗り、途中、名古屋駅で乗り換えをしつつ浜名湖や太平洋、そして異世界では登ったことすらある富士山を眺めているうちに新幹線はビルとビルの間を走っていた。
途切れることのない街並みに幸村は目を見開いているが、七緒自身も東京に来るのは数えるくらいしかないため、やはり戸惑いを覚えてしまう。
気がつけば終点の東京駅についていた。
そして、電車を乗り継ぎ、これから住むことになる街へたどり着いた。
そこは、東京でありながらも駅前には古風な感じのする商店街が立ち並び、どこか懐かしさを覚えるような場所だった。
大学も自転車で通える距離にある。
百合菜
DONE「幸村の現代EDがあれば」を妄想した話。だけど、現代でもふたりは運命に翻弄されそうになるふたり。
幸せをつかみとることができるのか!?
もう少しで夏休み。
七緒は久しぶりに幸村と会うことに。
そして、七緒は東京の大学を受験したいこと、幸村に着いてきてほしいことを話すが……
永遠と刹那の狭間で:8.東京へ8.東京へ
もう少しで夏休み。
期末テストも終わり、本来なら今日は気楽な週末であった。
しかし、高校三年生である七緒はいよいよ本格的な受験勉強がはじまるということで緊張感が高まっている。
しかし、少しくらいは息抜きをしたい。そこで今日は久しぶりに幸村と会うことにした。
「幸村さん!」
「七緒……」
待ち合わせは近くのショッピングモール。大きくはない街では限られたデートスポットのうちのひとつ。
今日は週末ということもあり、幸村は五月とともに天野家にご飯を食べに来ることになっていた。もちろん泊まっていく予定も込みで。
何気なく建物の中を歩いていると実感する。普通に会えるだけでも楽しいと。少し前の求めてばかりいる関係はなんだったのだろう? まるで何かに取り憑かれていたみたいに。
3525もう少しで夏休み。
期末テストも終わり、本来なら今日は気楽な週末であった。
しかし、高校三年生である七緒はいよいよ本格的な受験勉強がはじまるということで緊張感が高まっている。
しかし、少しくらいは息抜きをしたい。そこで今日は久しぶりに幸村と会うことにした。
「幸村さん!」
「七緒……」
待ち合わせは近くのショッピングモール。大きくはない街では限られたデートスポットのうちのひとつ。
今日は週末ということもあり、幸村は五月とともに天野家にご飯を食べに来ることになっていた。もちろん泊まっていく予定も込みで。
何気なく建物の中を歩いていると実感する。普通に会えるだけでも楽しいと。少し前の求めてばかりいる関係はなんだったのだろう? まるで何かに取り憑かれていたみたいに。
百合菜
DONE「幸村の現代EDがあれば」を妄想した話。だけど、現代でもふたりは運命に翻弄されそうになるふたり。
幸せをつかみとることができるのか!?
幸村とともに買い物へ行くことになった七緒。
気になっていたことを幸村に確認する一方、いくつか気がかりなこともあり……
永遠と刹那の狭間で:6.あなたからの呼び名は縁が深まるまで変わらずに6.あなたからの呼び名は縁が深まるまで変わらずに
「そういえば、あいつらが飲んだり食べたりしたものはちゃんと減っているんだよな」
落ち着きを取り戻した七緒が1階へ行くと、食品庫をあさりながらぼやく五月がいた。横にいるのは幸村。
つい、先ほどのことが頭をよぎってしまい恥ずかしい気持ちが込み上げてくるが、幸村の方はいつも通りの様子だった。
五月は空になった段ボールを見ながら溜め息をついているが、七緒にしてみれば八葉のみんながこの家に来たとき、ポテチのどの味が好きか、落ち着いたら買い足さなきゃとか話していたのが懐かしい。
また、一部の仲間に好評だったふわラテは、餞別がわりに渡した。
「代金を請求することはできないし、もちろんそんなことをするつもりはないけれど、せめてあいつらが活躍することで返してもらいたいよな」
3270「そういえば、あいつらが飲んだり食べたりしたものはちゃんと減っているんだよな」
落ち着きを取り戻した七緒が1階へ行くと、食品庫をあさりながらぼやく五月がいた。横にいるのは幸村。
つい、先ほどのことが頭をよぎってしまい恥ずかしい気持ちが込み上げてくるが、幸村の方はいつも通りの様子だった。
五月は空になった段ボールを見ながら溜め息をついているが、七緒にしてみれば八葉のみんながこの家に来たとき、ポテチのどの味が好きか、落ち着いたら買い足さなきゃとか話していたのが懐かしい。
また、一部の仲間に好評だったふわラテは、餞別がわりに渡した。
「代金を請求することはできないし、もちろんそんなことをするつもりはないけれど、せめてあいつらが活躍することで返してもらいたいよな」
百合菜
DONE「幸村の現代EDがあれば」を妄想した話。だけど、現代でもふたりは運命に翻弄されそうになるふたり。
幸せをつかみとることができるのか!?
ついに令和の世へ戻ってきた七緒たち。
すると、新たな困難(?)が待ち受けており……
永遠と刹那の狭間で:5 令和の世へ5 令和の世へ
「ここは……?」
「ちゃんとうちの裏山についたみたいだね」
何度も通ってきた異世界からつながるトンネル。通り抜けた先に見慣れた景色があることに七緒は安堵する。
富士の頂上で龍脈を整えたのはほんの先ほど。
数ヶ月もの間、ともに過ごしてきた仲間のうち、ほとんどのものとは別れを告げた上で、ここにやってきた。
彼らとの絆は簡単に切れることはないだろうが、離れていても同じ世界にいるのと、二度と会えないのでは雲泥の差がある。
そして、今までは行こうと思えば行けた異世界。これからはおそらく行くことはないだろう。
しかし、それと同時に七緒はかけがえのない存在を手にした。
龍穴を通るときはいつも薙刀を手にしていたが、今回手に握りしめているのは幸村の手だった。温かくたくましい。
3976「ここは……?」
「ちゃんとうちの裏山についたみたいだね」
何度も通ってきた異世界からつながるトンネル。通り抜けた先に見慣れた景色があることに七緒は安堵する。
富士の頂上で龍脈を整えたのはほんの先ほど。
数ヶ月もの間、ともに過ごしてきた仲間のうち、ほとんどのものとは別れを告げた上で、ここにやってきた。
彼らとの絆は簡単に切れることはないだろうが、離れていても同じ世界にいるのと、二度と会えないのでは雲泥の差がある。
そして、今までは行こうと思えば行けた異世界。これからはおそらく行くことはないだろう。
しかし、それと同時に七緒はかけがえのない存在を手にした。
龍穴を通るときはいつも薙刀を手にしていたが、今回手に握りしめているのは幸村の手だった。温かくたくましい。
百合菜
DONE「幸村の現代EDがあれば」を妄想した話。だけど、現代でもふたりは運命に翻弄されそうになるふたり。
幸せをつかみとることができるのか!?
七緒のいる世界に行きたい。
自分の決意を家族に伝えた幸村。
あと了解が必要なものといえば……
永遠と刹那の狭間で:3.決意3.決意
「これを沼田の兄上のところに」
夜とはいえ夏特有の温度と湿度を持った空気が身体にまとわりつくのを感じながら幸村は手紙を吾妻衆のうちのひとりに手渡す。
年が明けた頃には考えてもいなかったひとりの女性との出会い。彼女との出会いによって、守らなくてはいけないという使命感。そして、日に日に募る思慕の気持ち。それらが高まっているのがわかる。
武将としては許されない生き方だろう。しかし、もし許されるのであれば愛するものと寄り添いたい。それも本音である。
できれば、彼女は異世界ではなく、現代の争いとは無縁に生きてほしい。そのために自分は家を捨て彼女とともに生きることになるが、そのことを理解してほしい。
その旨を綴った。
1593「これを沼田の兄上のところに」
夜とはいえ夏特有の温度と湿度を持った空気が身体にまとわりつくのを感じながら幸村は手紙を吾妻衆のうちのひとりに手渡す。
年が明けた頃には考えてもいなかったひとりの女性との出会い。彼女との出会いによって、守らなくてはいけないという使命感。そして、日に日に募る思慕の気持ち。それらが高まっているのがわかる。
武将としては許されない生き方だろう。しかし、もし許されるのであれば愛するものと寄り添いたい。それも本音である。
できれば、彼女は異世界ではなく、現代の争いとは無縁に生きてほしい。そのために自分は家を捨て彼女とともに生きることになるが、そのことを理解してほしい。
その旨を綴った。
百合菜
DONE「幸村の現代EDがあれば」を妄想した話。だけど、現代でもふたりは運命に翻弄されそうになるふたり。
幸せをつかみとることができるのか!?
今回は現代に行く前の大坂での幸村や七緒ちゃんたちの様子です。
永遠と刹那の狭間で:1.つながれた手は温かく1.つながれた手は温かく
龍脈を正し、戦乱の世を終わらせるため、富士山に登る。
七緒はその決意を八葉全員に話したところ、彼らはそれぞれ準備を整えるためにいったん解散することとなった。
しかし、ひとり残った七緒にはひとつだけ気がかりがあった。
それはこの世界に来るときから優しく接してくれる男性―真田幸村と別れること。
龍脈を整えると、この世界にいる意味はなくなる。
確かに元々はこの世界で生まれた人間ではあるが、現代で過ごした時間も長く、そこで育まれた人間関係もある。
仮にこの世界に残りたいと思ったところで、自分は織田家の姫。幸村と過ごしたいと思うのはエゴでしかないし、そもそもその幸村は七緒がこの世界に残ることについてどのように考えているかも不明だ。
2086龍脈を正し、戦乱の世を終わらせるため、富士山に登る。
七緒はその決意を八葉全員に話したところ、彼らはそれぞれ準備を整えるためにいったん解散することとなった。
しかし、ひとり残った七緒にはひとつだけ気がかりがあった。
それはこの世界に来るときから優しく接してくれる男性―真田幸村と別れること。
龍脈を整えると、この世界にいる意味はなくなる。
確かに元々はこの世界で生まれた人間ではあるが、現代で過ごした時間も長く、そこで育まれた人間関係もある。
仮にこの世界に残りたいと思ったところで、自分は織田家の姫。幸村と過ごしたいと思うのはエゴでしかないし、そもそもその幸村は七緒がこの世界に残ることについてどのように考えているかも不明だ。
百合菜
PAST #はるななエンディング後の幸せな風景に参加させていただいたときの作品です。
現代の東京で幸村と過ごす七緒。
顔馴染みの果物屋さんには幸村との関係を冷やかされる日々。
そんな中、クリスマスイブに幸村と行ったディナーで七緒が言われたこととは?
「七緒ちゃん、今日はりんごが安いよ!」
東京来て二度目の冬。
新しい年まで数日となったその日、コートにくるまれながら七緒はマンションまでの道を歩く。去年の冬に幸村と一緒に買ったものだが、もこもこした感触が気に入っていて、それを着るだけで寒さが吹き飛ぶような気がする。
そして、商店街を歩いていると、すっかり顔なじみとなった果物屋の店員に話しかけられる。
「りんごか……」
幸村の出身である信濃はりんごの産地として有名だが、幸村が過ごした時期はまだりんごの栽培がされていなかったらしい。
そのため、こちらの世界でりんごを口にしたときはその甘さと酸っぱさが混ざった味に目を白黒させていた。
でも、それは最初だけのこと。その後、りんごは幸村の好物のひとつに加わった。
2463東京来て二度目の冬。
新しい年まで数日となったその日、コートにくるまれながら七緒はマンションまでの道を歩く。去年の冬に幸村と一緒に買ったものだが、もこもこした感触が気に入っていて、それを着るだけで寒さが吹き飛ぶような気がする。
そして、商店街を歩いていると、すっかり顔なじみとなった果物屋の店員に話しかけられる。
「りんごか……」
幸村の出身である信濃はりんごの産地として有名だが、幸村が過ごした時期はまだりんごの栽培がされていなかったらしい。
そのため、こちらの世界でりんごを口にしたときはその甘さと酸っぱさが混ざった味に目を白黒させていた。
でも、それは最初だけのこと。その後、りんごは幸村の好物のひとつに加わった。
流浪 @阿七おいしい
DONE遙か7 阿七『描きたいとこだけ描く七緒ちゃんが白龍になっちゃった漫画』
時間を戻して宗矩さんリベンジ回。
正式タイトルなんとなく決めました。
『あい願わくは久遠を』←多分これにする。
2021.12.12 8
流浪 @阿七おいしい
DOODLE遙か7 阿国さん阿国さんさりげにそういう感じもあるのね!いいよ!すごいいいよ!!手袋もしてない!
漫画はオフの阿国さん色々見れて最高だな!水野先生阿国さんでファッションショーやってくれさい!
七緒ちゃんもだし女子組♂♀バリエーションどれも可愛くてとってもよき!
もはや漫画版はストーリーより阿国さんの作画をひたすら楽しみにしてるだけ感が正直あるw
2021.12.6
流浪 @阿七おいしい
DONE遙か7 阿七『描きたいとこだけ描く七緒ちゃんが白龍になっちゃった漫画』
今回ちょっと画面暗め…。
しかしこれほんと楽しいな…。
今回は細部や辻褄はひたすら無視してただ欲望のまま結果のみを求めていくんだ!
2021.11.20 7
流浪 @阿七おいしい
MAIKING『七緒ちゃんが白龍に戻っちゃった!阿国さんver.』の漫画描くぜ!しかも描きたいとこだけ描くから多分楽しい!
ずっと前からいつかやりたいなぁ、と思いつつ手間かかりそうだから渋ってたやつ。
小説でやろうかとも思ったけど面倒くさい部分の方が多そうだから漫画で描きたいとこだけやる!
まぁ白龍も描くの難しくて悩むんだけどね…。
七緒ちゃんだった白龍が神域に昇っちゃうと阿国さんはどうするのか…フフ
流浪 @阿七おいしい
DONE遙か7 阿七ハロウィン。阿国さんコスプレで興奮しそうなイメージないよなー(なに)
七緒ちゃんという素材そのものをこよなく愛でてる人だと思うよ(なに)
でもイラストはなんかいかがわしいね!魔女様♂と黒猫ちゃん♡
衣装とコラージュのセンス欲しいなー(切実に苦手)
2021.10.31 2
流浪 @阿七おいしい
DONE遙か7 阿七たまには格好良い阿国さん(夜)をば。楽しかった!
専守防衛逃げるが勝ち。でも旅の身だし護身術はしっかり心得てる。くらいが阿国さんは良い。
っていうか鉄扇使ってるあたり握力は多分めっちゃ強い。
どうでもいい敵相手には、七緒ちゃんを万一にも傷付けさせない為に敢えて逃げるってのが本当は阿国さんらしいけど、たまにはこんなギャップもいかがかな?
2021.10.19 3
k_ikemori
DONE久しぶりに書いたのがまたパロやで。BBBの世界観なやつ。https://bookwalker.jp/def1ca1567-ee8c-4114-a364-05df53bc2865/アリスの「ごめんなさい、~」を七緒ちゃんに言わせたかっただけなので長政様血みどろの死に掛けです。死にません。
ジロー⇔アリスの関係性が悲しくも最高じゃんって思ってます。
その生に背くとも目の前に散った朱に七緒は身を固まらせた。
けれど、その朱の主が叫ぶ声に現実へと乱暴に、だが的確に引き戻される。
「……ッ、馬鹿者ッ! 目の前の敵を討たぬか」
「──はい!!」
取り落としそうだった薙刀を握りなおし、再び七緒へと襲い掛かろうとしていた怨霊の一撃をいなし、薙刀を振り下ろす。
怨霊へと深く入った一撃は致命傷となり、地に落ちる。けれど、それで終わりではない。
七緒は怨霊から視線を外さず、謳うように言葉を紡ぐ。
「巡れ天の声、響け地の声、──彼の者を封ぜよ!」
怨霊が光に包まれ粒となり、空へと昇っていく。
キラキラと立ち昇るそれを一瞥すると、七緒はキュッと唇を引き結ぶと振り返り、視線の先で力無く倒れ込んでいる男の元へと駆けて行く。
1664けれど、その朱の主が叫ぶ声に現実へと乱暴に、だが的確に引き戻される。
「……ッ、馬鹿者ッ! 目の前の敵を討たぬか」
「──はい!!」
取り落としそうだった薙刀を握りなおし、再び七緒へと襲い掛かろうとしていた怨霊の一撃をいなし、薙刀を振り下ろす。
怨霊へと深く入った一撃は致命傷となり、地に落ちる。けれど、それで終わりではない。
七緒は怨霊から視線を外さず、謳うように言葉を紡ぐ。
「巡れ天の声、響け地の声、──彼の者を封ぜよ!」
怨霊が光に包まれ粒となり、空へと昇っていく。
キラキラと立ち昇るそれを一瞥すると、七緒はキュッと唇を引き結ぶと振り返り、視線の先で力無く倒れ込んでいる男の元へと駆けて行く。