五月
鍵子@GS4プレイ中
MENU玲マリ 大学一年生五月頭のお話です。多分強めの幻覚なんだと思うのですが、他の√やってると、いつも玲太くんが私を見てるので、玲太くんへの供物です。 しばらく、玲マリが続くかもしれません。Candy so sweet 「今度の日曜日、森林公園でまったりってのはどうだ?」と、講堂の入り口で彼女に声をかけたのは風真玲太くん。
「あ、玲太くん! うん、行きたい」 嬉しそうな笑顔のあと、彼女の顔がほんの一瞬だけ曇るのを見逃さない。そう、彼は気の利く男なのだ、特にこの少女に対しては、嗅覚が倍になる。
なんか用事あったか?と覗き込みながら訊ねれば、少女が言い淀む。
「だーめーだ。遠慮も我慢もなしだ。ほら、ちゃんと言え、ちゃんと聞くから」 軽く撫でられた少女の頬が紅く染まる。
「えっとね、全然大したことじゃないの。占いでね、今週は恋愛運が好調らしくて、魅力パラが上がりそうだからメイクの研究したくって。」 とんだメタ発言である。
3573「あ、玲太くん! うん、行きたい」 嬉しそうな笑顔のあと、彼女の顔がほんの一瞬だけ曇るのを見逃さない。そう、彼は気の利く男なのだ、特にこの少女に対しては、嗅覚が倍になる。
なんか用事あったか?と覗き込みながら訊ねれば、少女が言い淀む。
「だーめーだ。遠慮も我慢もなしだ。ほら、ちゃんと言え、ちゃんと聞くから」 軽く撫でられた少女の頬が紅く染まる。
「えっとね、全然大したことじゃないの。占いでね、今週は恋愛運が好調らしくて、魅力パラが上がりそうだからメイクの研究したくって。」 とんだメタ発言である。
torinokko09
DONE五月5週目「かわいさ」朝のまどろみがあなたにもやをかけてくれたから ぱちり。燐音は眠りから目を覚ました。頭上の時計は午前五時、いつもなら燐音が起床する時間だった。じんわりと汗をかいた体に不信感を覚えて、胸元をくすぐる感覚にあぁと思い出す。
一彩が泊っているんだった。やけに熱い体温はこのせいか。燐音の胸元にしっかりとくっついて寝ている弟は、まだ起きる気配がない。もともと地方の仕事からそのまま燐音の部屋に来たのだから、疲れていて当然だろう。燐音もそれを理由に泊まらせた。ぐるりと首だけを回して窓を見る。カーテンの隙間から光が漏れていて、外はもう朝であることを告げていた。
起きなくては。朝ごはんの支度をして、仕事の準備をせねばならない。燐音は焦っていた。つい先月、Crazy:Bとして大きな仕事が舞い込んできたのだ。現時点で知るのは燐音とHiMERUだけだった。今月末に行うライブにてファンにも知らされる『全国ツアー』の文字は、燐音たちにとっても寝耳に水の事態だった。なぜそんな話がCrazy:Bに持ち掛けられたのか、燐音はHiMERUと探らねばならなかった。いい話には何か裏があるものだ。ささいなことでも、それは知っておかなくてはならない。燐音は自分に舞い込む仕事の重さにため息をついた。
1504一彩が泊っているんだった。やけに熱い体温はこのせいか。燐音の胸元にしっかりとくっついて寝ている弟は、まだ起きる気配がない。もともと地方の仕事からそのまま燐音の部屋に来たのだから、疲れていて当然だろう。燐音もそれを理由に泊まらせた。ぐるりと首だけを回して窓を見る。カーテンの隙間から光が漏れていて、外はもう朝であることを告げていた。
起きなくては。朝ごはんの支度をして、仕事の準備をせねばならない。燐音は焦っていた。つい先月、Crazy:Bとして大きな仕事が舞い込んできたのだ。現時点で知るのは燐音とHiMERUだけだった。今月末に行うライブにてファンにも知らされる『全国ツアー』の文字は、燐音たちにとっても寝耳に水の事態だった。なぜそんな話がCrazy:Bに持ち掛けられたのか、燐音はHiMERUと探らねばならなかった。いい話には何か裏があるものだ。ささいなことでも、それは知っておかなくてはならない。燐音は自分に舞い込む仕事の重さにため息をついた。
百合菜
DONE「幸村の現代EDがあれば」を妄想した話。だけど、現代でもふたりは運命に翻弄されそうになるふたり。
幸せをつかみとることができるのか!?
自分の真実の姿を知った七緒。
この先、どうやって生きるべきか迷っている彼女に五月が意外な提案をしてきて
※原作の雰囲気はまったく無視した楽観的な展開ですので、そういう意味でご注意ください
「永遠と刹那の狭間で」17.永遠か刹那か17.永遠か刹那か
「先ほど、カピタンが変なことを話していたけど、幸村さん、もしかするとあなたも心当たりがあるのではないですか?」
七緒の直球な質問に幸村は息を呑む。
それは肯定を意味するということを彼もわかっているのだろうが、誤魔化せるほどの器用さも余裕もないのだろう。
幸村は首を縦に振る。
「カピタンが話したように、あなたは龍神の神子ではなく、龍神そのものなのです」
「そんな……」
それしか言えなかった。
確かに自分には不思議な力があった。
しかし、それは龍神の神子だから備えているものであり、まさか龍神そのものだとは思いもしなかった。
そう言われてもにわかに信じがたいのも事実。
「幸村さんが嘘を吐くようには思いません。証拠はあるのですか?」
5072「先ほど、カピタンが変なことを話していたけど、幸村さん、もしかするとあなたも心当たりがあるのではないですか?」
七緒の直球な質問に幸村は息を呑む。
それは肯定を意味するということを彼もわかっているのだろうが、誤魔化せるほどの器用さも余裕もないのだろう。
幸村は首を縦に振る。
「カピタンが話したように、あなたは龍神の神子ではなく、龍神そのものなのです」
「そんな……」
それしか言えなかった。
確かに自分には不思議な力があった。
しかし、それは龍神の神子だから備えているものであり、まさか龍神そのものだとは思いもしなかった。
そう言われてもにわかに信じがたいのも事実。
「幸村さんが嘘を吐くようには思いません。証拠はあるのですか?」
百合菜
DONE「幸村の現代EDがあれば」を妄想した話。だけど、現代でもふたりは運命に翻弄されそうになるふたり。
幸せをつかみとることができるのか!?
異世界に行く前に天野家に立ち寄る七緒・幸村・五月の3人。
すると、そこに意外な人物もいて!?
※12/16 冒頭を加筆
「永遠と刹那の狭間で」15.異世界へ15.異世界へ
七緒が目を覚ましたとき、真っ先に目に入ってきたのは幸村の顔であった。
最初に見えたのは今にも泣きそうな顔。それが一瞬にして喜びに変わる。
「ごめんなさい。また倒れていたのですね」
手掛かりを探すために出掛けたのは自分。
だけど、結果的に目の前の愛する人を悲しませている。そのことが心苦しかった。
すると幸村は七緒の身体を抱きしめてきた。最初はそっと、次はしっかりと。
「こうしないとあなたが消えそうな気がして……」
ドクンドクンと伝わる幸村の鼓動。
それが教えてくれる。自分が生きているということと、彼がどんなに自分を心配してくれたかということ。
もう彼にこんな顔をさせたくはない。改めてそう思う。
「七緒の家の近くに龍穴がありましたよね。まずはそこに行ってみませんか?」
3622七緒が目を覚ましたとき、真っ先に目に入ってきたのは幸村の顔であった。
最初に見えたのは今にも泣きそうな顔。それが一瞬にして喜びに変わる。
「ごめんなさい。また倒れていたのですね」
手掛かりを探すために出掛けたのは自分。
だけど、結果的に目の前の愛する人を悲しませている。そのことが心苦しかった。
すると幸村は七緒の身体を抱きしめてきた。最初はそっと、次はしっかりと。
「こうしないとあなたが消えそうな気がして……」
ドクンドクンと伝わる幸村の鼓動。
それが教えてくれる。自分が生きているということと、彼がどんなに自分を心配してくれたかということ。
もう彼にこんな顔をさせたくはない。改めてそう思う。
「七緒の家の近くに龍穴がありましたよね。まずはそこに行ってみませんか?」
百合菜
DONE「幸村の現代EDがあれば」を妄想した話。だけど、現代でもふたりは運命に翻弄されそうになるふたり。
幸せをつかみとることができるのか!?
久しぶりに五月と顔を合わせた幸村。
そこでいくつか気になっていること。相談するが……
「永遠と刹那の狭間で」13.正体13.正体
「ただいまー」
幸村が天野家に来てから数日後、天野家に五月ののんびりした声が響く。
「やっぱり関ヶ原は落ち着くね。京都の夏は暑いとは聞いていたけど、想像以上でまいったよ。ま、お陰でいろいろわかったこともあるけどね」
カーペットが傷むのを避けるためキャリーバッグを廊下に置いたままにして五月は台所へ行く。そして慣れた手つきで麦茶をコップに注ぎ飲み干す。
もう一杯飲もうと立ち上がった五月に幸村は声を掛ける。
「五月、ちょっといいか」
幸村の表情を見て、彼がこれから話そうとしているのは単なる世間話でないことを五月は察したのだろう。
おぼんに五月と自分の分のコップを置き、彼の部屋へ行くようにうながされる。
「地井一美さんね…… 前に七緒が倒れたときに一緒にいた先輩だっけ」
4114「ただいまー」
幸村が天野家に来てから数日後、天野家に五月ののんびりした声が響く。
「やっぱり関ヶ原は落ち着くね。京都の夏は暑いとは聞いていたけど、想像以上でまいったよ。ま、お陰でいろいろわかったこともあるけどね」
カーペットが傷むのを避けるためキャリーバッグを廊下に置いたままにして五月は台所へ行く。そして慣れた手つきで麦茶をコップに注ぎ飲み干す。
もう一杯飲もうと立ち上がった五月に幸村は声を掛ける。
「五月、ちょっといいか」
幸村の表情を見て、彼がこれから話そうとしているのは単なる世間話でないことを五月は察したのだろう。
おぼんに五月と自分の分のコップを置き、彼の部屋へ行くようにうながされる。
「地井一美さんね…… 前に七緒が倒れたときに一緒にいた先輩だっけ」
百合菜
DONE「幸村の現代EDがあれば」を妄想した話。だけど、現代でもふたりは運命に翻弄されそうになるふたり。
幸せをつかみとることができるのか!?
外出先で倒れた七緒。
目を開けると幸村と、そして五月の姿が。
「永遠と刹那の狭間で」10.対10.対
七緒が目を覚ましたときに視界に映ったのは、見覚えのある天井であった。
「目が覚めたのですね」
七緒の心に安堵をもたらす幸村の声。
幸村の説明によると、食事中に七緒が具合悪くなったと一美から連絡があり、すぐさま幸村が迎えにいき、連れて帰られたとのことだった。
そして七緒を心配する人がもうひとり。
「よかった目が覚めたんだね」
京都にいるとばかり思っていた五月もそこにいた。
「兄さん! なんでここに」
驚きを隠せない七緒とは対照的に五月は動じたそぶりも見せずに答える。
「うん、もともと父さんたちに代わって様子を見にきたんだ。いきなり行ったら悪いからどうしようかと思っていたところ、幸村から電話があって新幹線に飛び乗ったんだ」
2351七緒が目を覚ましたときに視界に映ったのは、見覚えのある天井であった。
「目が覚めたのですね」
七緒の心に安堵をもたらす幸村の声。
幸村の説明によると、食事中に七緒が具合悪くなったと一美から連絡があり、すぐさま幸村が迎えにいき、連れて帰られたとのことだった。
そして七緒を心配する人がもうひとり。
「よかった目が覚めたんだね」
京都にいるとばかり思っていた五月もそこにいた。
「兄さん! なんでここに」
驚きを隠せない七緒とは対照的に五月は動じたそぶりも見せずに答える。
「うん、もともと父さんたちに代わって様子を見にきたんだ。いきなり行ったら悪いからどうしようかと思っていたところ、幸村から電話があって新幹線に飛び乗ったんだ」
torinokko09
DONE五月四週目「静かにする」心臓は口より物を語る 夜。ファミリー層も住む燐音のマンションは住宅街に近いため、車の音も遠くに聞こえる程度でとても静かだった。
燐音は寝返りを打とうとして、背中に感じる暖かな気配に動きを止めた。もう何度も繰り返したそれに、ため息をぐっと堪える。いつもの就寝時間はとうに過ぎているというのに目は冴えていて、一向に眠気が来ない。それは隣で寝ている一彩も同じようだった。
「……」
地方の仕事からそのまま燐音の家へあがりこんだ一彩との『お家デート』は楽しかった。なんてことない普段の会話が弾む。会話の合間にすっかりレモンタルトを食べ終え、紅茶も飲み干して一息ついたとき。一彩が時計を確認したのを見て、燐音はなんとなく帰すのが惜しくなった。
3245燐音は寝返りを打とうとして、背中に感じる暖かな気配に動きを止めた。もう何度も繰り返したそれに、ため息をぐっと堪える。いつもの就寝時間はとうに過ぎているというのに目は冴えていて、一向に眠気が来ない。それは隣で寝ている一彩も同じようだった。
「……」
地方の仕事からそのまま燐音の家へあがりこんだ一彩との『お家デート』は楽しかった。なんてことない普段の会話が弾む。会話の合間にすっかりレモンタルトを食べ終え、紅茶も飲み干して一息ついたとき。一彩が時計を確認したのを見て、燐音はなんとなく帰すのが惜しくなった。
torinokko09
DONE五月三週目「ハグする」お誘いは内緒に遠回しで「兄さん!」
玄関を開けるなり大声で久しぶり! ととびついた弟を、燐音は踏ん張って受け止めた。しかし一彩が肩にかけたボストンバッグがぐらりと揺れて、結局慣性には耐えられず燐音は床へ尻もちをつく。一彩は燐音の上に乗り上げたまま、きらきらと子犬のような瞳を燐音に向けて話し出した。
「ESに行こう兄さん!」
「は!? お前こっちに帰ってきたばっかりだろうが! つか荷物くらい置いて、」
「しかし兄さんと早くシナモンに行きたいよ!」
その言葉に、燐音は一彩が地方に出張中に送ったレモンタルトの写真を思い出した。
「あ、あのなぁ…お前仕事終わりだろうが。疲れてるんだから休めっての」
「嫌だ! せっかく兄さんが誘ってくれたのに!」
1843玄関を開けるなり大声で久しぶり! ととびついた弟を、燐音は踏ん張って受け止めた。しかし一彩が肩にかけたボストンバッグがぐらりと揺れて、結局慣性には耐えられず燐音は床へ尻もちをつく。一彩は燐音の上に乗り上げたまま、きらきらと子犬のような瞳を燐音に向けて話し出した。
「ESに行こう兄さん!」
「は!? お前こっちに帰ってきたばっかりだろうが! つか荷物くらい置いて、」
「しかし兄さんと早くシナモンに行きたいよ!」
その言葉に、燐音は一彩が地方に出張中に送ったレモンタルトの写真を思い出した。
「あ、あのなぁ…お前仕事終わりだろうが。疲れてるんだから休めっての」
「嫌だ! せっかく兄さんが誘ってくれたのに!」
tei_shini
PAST山土Titlle: 五月雨式
First appearance: 2013.05.03 山土オンリー『下剋上等!』合わせ
※ゲスト様寄稿分は抜いてあります
ここら辺のはまだちょっと絵がひどいですね…描き直したいけど時間無いなぁ 14
創庫の倉庫
MOURNING五月のにんどろまとめ。2021年の五いが初めてのにんどろ参加でした。
基本的に似たような絵です。
五い、雑渡浜守、七松、伝七、北石、土井先生、次屋、三木、鉢、自由で小松田、利吉、水練で重のみ。 12
流浪 @阿七おいしい
DOODLE遙か7 阿七いい夫婦の日。『時空越えて現代に届くはW花嫁だはでツッコミに困る五月兄さん』
アホならくがきスミマセン。
遙か7では阿七にしか出来ないW白無垢祝言しようぜ!
嘘ほんとはちゃんと男ver.でやってほしい!
2021.11.22
torinokko09
DONE五月二週目「意外」「意外」
意外だった。一彩はきっと足しげく通うものだと思っていたし、連絡だってもっと寄越すものだとばかり考えていた。毎日数度は届く『今日のご飯』や『見かけた猫』、どこかへイベントに行けば顔出しパネルの写真(多くは藍良が巻き込まれている)が全くない。地方に撮影の仕事に行ってくる、と電話越しに連絡を受けてから、数日がたっていた。簡単なメッセージも届かないし、今燐音にわかるのはSNSの情報だけだった。シナモンのテーブル席で、燐音は手持無沙汰にスマートフォンをいじった。
「何気にしてはるん」
「別に」
「弟さんが地方へ仕事にいったのに、連絡がないのを『心配』しているのですよ」
にやり、と口角を上げたHiMERUを、燐音はじろりとにらんだ。妙に強調された『心配』という言葉が憎たらしい。三月に秘密をばらして以来、時折相談に乗ってもらっているために強く出られないのが腹立たしかった。燐音は手元のコーヒーをあおると、わざとらしく泣き真似をした。
2381意外だった。一彩はきっと足しげく通うものだと思っていたし、連絡だってもっと寄越すものだとばかり考えていた。毎日数度は届く『今日のご飯』や『見かけた猫』、どこかへイベントに行けば顔出しパネルの写真(多くは藍良が巻き込まれている)が全くない。地方に撮影の仕事に行ってくる、と電話越しに連絡を受けてから、数日がたっていた。簡単なメッセージも届かないし、今燐音にわかるのはSNSの情報だけだった。シナモンのテーブル席で、燐音は手持無沙汰にスマートフォンをいじった。
「何気にしてはるん」
「別に」
「弟さんが地方へ仕事にいったのに、連絡がないのを『心配』しているのですよ」
にやり、と口角を上げたHiMERUを、燐音はじろりとにらんだ。妙に強調された『心配』という言葉が憎たらしい。三月に秘密をばらして以来、時折相談に乗ってもらっているために強く出られないのが腹立たしかった。燐音は手元のコーヒーをあおると、わざとらしく泣き真似をした。
torinokko09
DONE五月一週目「想像、妄想」きらきらと輝いて五月
「妄想、想像」
隣に座る弟が、手元にある銀色のカギをぎゅうっと握りしめた。開いては閉じ、その感触を確かめる。先ほどから何度も繰り返す行為に、燐音は思わずそのカギを取り上げた。
「あっ」
「鍵は没収~」
「兄さん!」
ひょいと取り上げた鍵を、高く持ち上げる。取り返そうとする一彩の手を避けて、右へ、左へ。ふらふらと宙を舞う銀色の合鍵を夢中で追いかける弟に、燐音はあきれてものも言えなくなった。
五月の新緑が輝くころ、燐音は寮をでて一人暮らしを始めた。ESにほど近いマンションで、隣と高いフェンスで仕切られた小さな庭付きの一階の角部屋。上層はファミリー向けになっていて、治安もいい。リノベーションされて新しい空気をまとったこの部屋へ、燐音は荷物を運びこんで自分の居城とした。
2213「妄想、想像」
隣に座る弟が、手元にある銀色のカギをぎゅうっと握りしめた。開いては閉じ、その感触を確かめる。先ほどから何度も繰り返す行為に、燐音は思わずそのカギを取り上げた。
「あっ」
「鍵は没収~」
「兄さん!」
ひょいと取り上げた鍵を、高く持ち上げる。取り返そうとする一彩の手を避けて、右へ、左へ。ふらふらと宙を舞う銀色の合鍵を夢中で追いかける弟に、燐音はあきれてものも言えなくなった。
五月の新緑が輝くころ、燐音は寮をでて一人暮らしを始めた。ESにほど近いマンションで、隣と高いフェンスで仕切られた小さな庭付きの一階の角部屋。上層はファミリー向けになっていて、治安もいい。リノベーションされて新しい空気をまとったこの部屋へ、燐音は荷物を運びこんで自分の居城とした。
まる|ポスト
SPOILER【WRECK】五月蠅佐月(さばえ さつき)
専属医。麻薬研究者としての顔がメインであり、日頃から麻薬と縁がある。
麻薬研究者をやっているのは単純に麻薬が好きだからという至ってシンプルな理由。
とりあえず人の匂いを嗅ぐ。APP低いのこのせいだと思います。 3
Papaver0511
DOODLE【彰冬/R】五月雪如果时空穿梭是未来十年后人人都能掌握的能力,高中二年级的东云彰人实在想许个愿、提前预支这项技能。
那他一定会穿越到一小时出门之前、把电脑里所有的搜索记录都删个精光。
然后就不用像此时一般,在进门后整整十分钟内保持着后背抵门的状态,紧张地盯住这个男人的一举一动,内心万分崩溃。
———且不说这个长得像个混混一样!耳环和挑染都比现在夸张了三倍不止的男的!到底是不是未来的自己……
为什么!十年过后,他还会记得我的电脑密码?还会看到我搜索男男该怎么xx的记录啊?!
“虽然好像是意外,只能回溯到这里两天时间的样子。”男人把电脑往后一推,好整以暇地支手拖住下巴、转头看过来,一副端详打量的姿态,“也确实没什么好呆的,毕竟冬弥还在那边等我。”
8606那他一定会穿越到一小时出门之前、把电脑里所有的搜索记录都删个精光。
然后就不用像此时一般,在进门后整整十分钟内保持着后背抵门的状态,紧张地盯住这个男人的一举一动,内心万分崩溃。
———且不说这个长得像个混混一样!耳环和挑染都比现在夸张了三倍不止的男的!到底是不是未来的自己……
为什么!十年过后,他还会记得我的电脑密码?还会看到我搜索男男该怎么xx的记录啊?!
“虽然好像是意外,只能回溯到这里两天时间的样子。”男人把电脑往后一推,好整以暇地支手拖住下巴、转头看过来,一副端详打量的姿态,“也确实没什么好呆的,毕竟冬弥还在那边等我。”
ayusuran
DONE【雨雲さにR-18】御犬様の愛玩動物 第二夜以前書いたさみくもサンドの続きです。
無知な審神者を五月雨と村雲が調教していく平和なえちえちサンドです。
今回はキス調教ですが最後の方結構喘いでるのでこっちにあげときます。
もう少し続きをかけたらまたpixivにもまとめます。 8