前日譚
watawa_1130
MEMO雨の日シリーズ雨の日の体温の前日譚
二人が初めてセッした時の話、作中にある玄関でした時の話。シリアスめ。
記憶を失い村から帰ってきた水木は墓で赤ん坊を拾った。はじめはは殺すつもりだった。しかしできなかった。そうするべきでないと思った。
なぜこの子を見ているとこんなにも胸が締め付けられるのか分からなかったが、その子と暮らすうち水木はだんだんと村での記憶を取り戻した。
出世欲は失せ、最低限の仕事をこなし赤ん坊のために足早に帰宅する日々。もちろん営業成績は落ち、給料も目に見えて減った。でも水木には、自分と赤ん坊の二人くらいならなんとか生きていけるだけの貯金はあった。以前のようにとはいかずとも、営業成績を立て直し生活を安定させようと奮闘していた。
1210記憶を失い村から帰ってきた水木は墓で赤ん坊を拾った。はじめはは殺すつもりだった。しかしできなかった。そうするべきでないと思った。
なぜこの子を見ているとこんなにも胸が締め付けられるのか分からなかったが、その子と暮らすうち水木はだんだんと村での記憶を取り戻した。
出世欲は失せ、最低限の仕事をこなし赤ん坊のために足早に帰宅する日々。もちろん営業成績は落ち、給料も目に見えて減った。でも水木には、自分と赤ん坊の二人くらいならなんとか生きていけるだけの貯金はあった。以前のようにとはいかずとも、営業成績を立て直し生活を安定させようと奮闘していた。
Chemical_W12
MOURNINGぜんまい仕掛けのバラッド、その共鳴について不辜のサァカス ナイフノモツレ
GODARCA
現行× 未通過×
※捏造込みの小話。
ぜんばら通過1周年記念!両ロス忌!(遅刻)
ピーターとジュアンセの前日譚。
読みたい方は自己責任でyesをどうぞ。
※ほんの少しだけ、藺草さん探 鍵咲弥勒さんの匂わせがあります 1655
Loyse11401719
SPOILER『阿久津』の話キルキルイキル、患者さんのキャラ阿久津くん視点の前日譚捏造です。解釈違いあったら教えてください〜〜〜
直接的なネタバレはありませんが、読んでからだと本編の核心に気づきやすくなるかもなので、勘の良いガキの方は閲覧非推奨です 4
フカフカ
DONEK2 / T先生と和久井君が待ち合わせしておしゃべりして解散するだけのシリーズの前日譚みたいなやつ / CP要素ない / 3月のいのちのけ~ふで出す予定の再録本の中身から7割抜粋 / しょうもない用事で空港に行ったらかつての養い子に遭遇してワァ~!となったT先生が日を改めて和久井君と茶をしばいている話です / たぶんこのシリーズの和久井君はマジ医者で大人白い石で出来ている 和久井譲介は真田との約束通り本当に、 午前十一時に、ホテルのティールームにいた。真田はそれをホテル入り口から目で認めて、すこしばかり愉快になった。
いくらか古めかしく豪奢なティールームは内装にふんだんに臙脂と金の色彩を散りばめていて、慣れない人間をおのずとはじき出すような印象がある。その中に、白いシャツをぴったり着こんだ年若い人間がいて、居心地悪そうな様を隠しもせず、ひとり用ソファに身を預けている。正面のローテーブル上に白いコーヒーカップが鎮座しているが、足音を抑えつつ近づいて覗くに、カップの中身は大して減っていないようだった。
「よお」
背後から声をかける。和久井はゆっくりと真田を振り返り、立ち上がった。何を言うわけでもなく真田の姿をじろじろ眺め、「ああ、なるほど」と言った。それから席を離れて通路側に出て、つい先ほどまで己が座っていたソファを手で指して、真田に「どうぞ」と譲った。
3720いくらか古めかしく豪奢なティールームは内装にふんだんに臙脂と金の色彩を散りばめていて、慣れない人間をおのずとはじき出すような印象がある。その中に、白いシャツをぴったり着こんだ年若い人間がいて、居心地悪そうな様を隠しもせず、ひとり用ソファに身を預けている。正面のローテーブル上に白いコーヒーカップが鎮座しているが、足音を抑えつつ近づいて覗くに、カップの中身は大して減っていないようだった。
「よお」
背後から声をかける。和久井はゆっくりと真田を振り返り、立ち上がった。何を言うわけでもなく真田の姿をじろじろ眺め、「ああ、なるほど」と言った。それから席を離れて通路側に出て、つい先ほどまで己が座っていたソファを手で指して、真田に「どうぞ」と譲った。
ちゅり
DONE2人の悪魔に誘われて⚠この夢小説はクロスオーバーです⚠
😈と🦌に取り合いされる夢小説が読みたかったので自己満ですが書いてみました
今回のお話はその前日譚的なお話です 取り合いされるためには前置きが必要で…(めんどくさい)
※文字書きド下手奴が書いてる
※夢主が喋る
※夢小説 5
ねこあひる
MOURNINGバレンタインに前日譚から描こうとして敗北しました…一枚目以外完全にラフです。やっぱり時期ネタはもっと早く描き始めないとダメだね
自分の中では、近年のバレンタインみたいなチョコの祭典や高級寄りのチョコに興味がありそうなのは3世の方で、一郎はチョコ味の菓子はよく食べるけど、お高いチョコを自分で買いに行くのはやらなそうという妄想です。でも誘われたり貰ったりしたら行くし食べるでしょ。 3
gureiyama
DONE晋舒タグイベに書いたものが後から読むとなんだか消化不良どうしよう……前日譚、か
てなわけです
いわゆる、恥の上塗りというやつです
晋舒とは呼べないと思う
キャラの年齢差がわからんので夢が逆に広がる…
晋王と子舒さんの間が10才差、その間に北淵が入るイメージ
秦懷章師匠は好きだし夢みがちだけど、キャラ崩壊かなぁ…
一応パスを
周子舒さんの知己のあだ名?漢字2文字 9330
3373_ol
DOODLEバレンタイン🐳☂️⚠︎🐳が世界樹関連のことを思い出した世界線なので放浪者だけど「散兵」呼びです
⚠︎ほんとは前日譚があったので話がよく分からないとこがあるかもしれません
⚠︎色々汚いし雑なのでなんでも許せる人だけ! 8
ika0253
TRAINING逆バニー族(あくまで種族)の炎ホの出会い、前日譚的なやつ。個性の扱いとかまだ設定ふわふわしてます。幼いホークスしか出てこないし、幼い子に逆バニ着せるのはアレなので、大人になったら逆バニ衣装になる種族です。なので炎司さんだけ逆バニー服着せられてます。
これは逆バニーである必要あるのか?と思う人しかいないと思いますが、わたしが逆バニーを愛しているので無茶やらしてもらってます💪
逆バニー族の炎ホ〜前日譚〜ここは逆バニー族の住む集落。
強い雄達は狩に出かけ、他の者たちは木の実等を採取しながら生活を営んでいた。
「やっぱり手ん届く範囲はもう採られてしもうとる」
見上げても近くに果実はなく、辛うじて高いところに成っている程度だ。秋も深くなってきておりそもそもの数も少なくなってきている。集落から離れた場所ならばもう少し残っているのだろうが、齢十にもならない少年には森はまだまだ危険だ。
「でも、持って帰らんと今日食べられるもんもなかし……」
仕方がない、と周りに誰もいないことを確認して背中に生えた羽根を一枚ずつ器用に操作し、高い位置にある実をもぎる。子供の逆バニー族は裾の長いスモッグのような服を与えられており、その裾部分を広げて振ってくる果実を受け止める。
4161強い雄達は狩に出かけ、他の者たちは木の実等を採取しながら生活を営んでいた。
「やっぱり手ん届く範囲はもう採られてしもうとる」
見上げても近くに果実はなく、辛うじて高いところに成っている程度だ。秋も深くなってきておりそもそもの数も少なくなってきている。集落から離れた場所ならばもう少し残っているのだろうが、齢十にもならない少年には森はまだまだ危険だ。
「でも、持って帰らんと今日食べられるもんもなかし……」
仕方がない、と周りに誰もいないことを確認して背中に生えた羽根を一枚ずつ器用に操作し、高い位置にある実をもぎる。子供の逆バニー族は裾の長いスモッグのような服を与えられており、その裾部分を広げて振ってくる果実を受け止める。
azumaya_sd
CAN’T MAKE2/11TOKYO FES Feb.無配2/11に前日譚「オレも好き」※再掲載
2/12に「上手な愛してるの伝え方」を掲載します。
→大噓をつきましたが12/15に掲載しました。 14323
ysnsno
PROGRESS3/24ガタケット177で発行予定の新刊進捗ですページが増えたり描き込みが増えたりする予定
⚠暴力・流血表現あります
⚠カプ要素はありませんが「気づけばきみに首ったけ」( https://www.pixiv.net/user/3540011/series/209864 )の前日譚として描いています 25
Xpekeponpon
DOODLEさざれゆき幻班、侠太郎の前日譚ネタバレなし
至る凪は未だ遠く ●
ようやっと病院にいなくてもよくなった。まあ、しばらく定期的に行かねばならないようだが。
そんな訳で、侠太郎は隣町の病院から村に帰ってきた。村唯一のバス停で、車両が停まる。
「侠太郎くん、ほら」
付き添いに来てくれた村の大人が、手を引いてやろうと無事な左手に触れるが――
「見えるからええです。……手え繋ぐなんてちっちゃいこみたいで嫌ですわ、恥ずかしです」
侠太郎は『見えないはず』なのに大人の手をひらっとかわすと、自分の脚でバスから降りんと立ち上がる。
「こ、こら! 危ないて」
「危なないですて、ほれ」
ぴょん。跳んで降りて着地。体は寧ろ、入院する前より身軽になっていた――異様なほど。
「……のう侠太郎くん、ほんまに見えとるんか?」
1862ようやっと病院にいなくてもよくなった。まあ、しばらく定期的に行かねばならないようだが。
そんな訳で、侠太郎は隣町の病院から村に帰ってきた。村唯一のバス停で、車両が停まる。
「侠太郎くん、ほら」
付き添いに来てくれた村の大人が、手を引いてやろうと無事な左手に触れるが――
「見えるからええです。……手え繋ぐなんてちっちゃいこみたいで嫌ですわ、恥ずかしです」
侠太郎は『見えないはず』なのに大人の手をひらっとかわすと、自分の脚でバスから降りんと立ち上がる。
「こ、こら! 危ないて」
「危なないですて、ほれ」
ぴょん。跳んで降りて着地。体は寧ろ、入院する前より身軽になっていた――異様なほど。
「……のう侠太郎くん、ほんまに見えとるんか?」
kiri_nori
DONEメル燐。イベント展示用。同人誌「箱の中の秘めたもの」の前日譚ですが、単体でも読めると思います。ニキメインのシナモンでの話。 シナモンでの休憩時間中にニキは燐音から絡まれていた。それ自体はいつものことだからと賄いとして作った料理を食べながら相手をしていた。燐音の分も用意しようかと訊いたら一個前の現場で食べてきたから軽めの物がいいと言われ、用意したそちらを燐音はすでに食べ終わっているからニキが一人で食べているのが現状である。
燐音が何かしら仕事の話をしているような気がしつつも、食事に集中していたニキはその半分ほどは理解出来ていない。でも、ニキにとって食べることは全てにおいて優先される大事な事柄である。まあ、最近は、前よりアイドルの仕事もいいなと思うようになってきたから後でもう一回燐音に話を聞こうかなとは考えている。きっと話を聞いていなかったことで締められるとは思っているけれど。
1656燐音が何かしら仕事の話をしているような気がしつつも、食事に集中していたニキはその半分ほどは理解出来ていない。でも、ニキにとって食べることは全てにおいて優先される大事な事柄である。まあ、最近は、前よりアイドルの仕事もいいなと思うようになってきたから後でもう一回燐音に話を聞こうかなとは考えている。きっと話を聞いていなかったことで締められるとは思っているけれど。
Xpekeponpon
DONEさざれゆき又鬼奇譚 幻班、侠太郎の前日譚(惨劇〜少年時代)ネタバレなし
きいろの黎明●
目が覚めたら暗闇だった。
ここは病院で、ベッドの中で、大人達がたくさんいて、家族が死んだことを伝えられ、警察があれこれ聞いてきた。
……よく、分からなかった。
ただ、真っ暗で、真っ黒で、「なんで真っ暗なん?」「電気つけへんの?」と聞いたら、眼球が二つとも壊れてしまったことを知らされた。
それからのことはよく覚えていない。
気付いたら、吹雪の中を――病院から抜け出して――暗闇を――素足で歩いていた――目を覆う包帯を引き千切り、空を仰いだ――太陽も星もない、果てしない闇が、暗闇が、ぽっかりと空いた大穴のような空が、そこにあった。
「見えへん……」
目を見開いたまま、呆然と呟いた。……だが、どうしたことか。
2619目が覚めたら暗闇だった。
ここは病院で、ベッドの中で、大人達がたくさんいて、家族が死んだことを伝えられ、警察があれこれ聞いてきた。
……よく、分からなかった。
ただ、真っ暗で、真っ黒で、「なんで真っ暗なん?」「電気つけへんの?」と聞いたら、眼球が二つとも壊れてしまったことを知らされた。
それからのことはよく覚えていない。
気付いたら、吹雪の中を――病院から抜け出して――暗闇を――素足で歩いていた――目を覆う包帯を引き千切り、空を仰いだ――太陽も星もない、果てしない闇が、暗闇が、ぽっかりと空いた大穴のような空が、そこにあった。
「見えへん……」
目を見開いたまま、呆然と呟いた。……だが、どうしたことか。
Xpekeponpon
DONEさざれゆき又鬼奇譚、幻班侠太郎の話、前日譚
ネタバレなし
この絵 https://x.com/Xpekeponpon/status/1751614463671968050?s=20
さざれゆき前日譚●
目は、瞼を閉じれば視覚がゼロになるが……
耳は、閉じるものがないので『筒抜け』だ。
侠太郎は鳥の鳴き声で朝を知る。布団から身を起こす。目を開けるが、そこには闇が広がっていた。いつもの、変わらない暗闇が。
ザラザラと音を立てて、布団に散らばっていた砂鉄が右手に集まった。右手は全ての指、特に人差し指は付け根の掌部分も欠落していた。異様なのは五指の断面に釘が挿し込まれていることだ。砂鉄は五本の釘を骨として、肉のように、指の代わりになっていく。
その手で掴むのは枕元の着替えだ。布……というか凹凸の少ない平面はあんまり見えないので得意ではない。首を傾げて指で確かめつつ、多少モタつきながら寝間着から着替える。
1518目は、瞼を閉じれば視覚がゼロになるが……
耳は、閉じるものがないので『筒抜け』だ。
侠太郎は鳥の鳴き声で朝を知る。布団から身を起こす。目を開けるが、そこには闇が広がっていた。いつもの、変わらない暗闇が。
ザラザラと音を立てて、布団に散らばっていた砂鉄が右手に集まった。右手は全ての指、特に人差し指は付け根の掌部分も欠落していた。異様なのは五指の断面に釘が挿し込まれていることだ。砂鉄は五本の釘を骨として、肉のように、指の代わりになっていく。
その手で掴むのは枕元の着替えだ。布……というか凹凸の少ない平面はあんまり見えないので得意ではない。首を傾げて指で確かめつつ、多少モタつきながら寝間着から着替える。
碌ノ瀬
PROGRESS表紙が一段落したので漫画もどきの進捗に戻ってきました。やたら小さなエレーナを描いてたやつの後日譚。前日譚の大部分は終わったので…まだ何コマか追加&吹き出し入れないとだけども。スノデビ小隊が描きたい。しかし吐血やら擦過傷やら追い詰めてばっかりで申し訳ないな…でもあのアーツを祝福と称してしまうような、生き様が本当に尊敬しているので…。裏表紙は多忙期の終わる2月に腰据えて描きたいね。pineappleynmr
DONE斎綱さいつなattention
・前日譚としてはじめちゃんには辛酸を嘗めることがあった
・斎綱は成立済み
・分からないことは雰囲気で感じてくれ
診断からのネタ(そして10何年ぶりに描く漫画です) 6
964
DONE1/7インテに出したコピー本です。文字が激小さかったのでこちらに載せます🙇♂️
パスワードはカラ一を数字で
最後の唐はじは前日譚で続きが自分の中にあります。忘れてなければ8月にお見せしたいです。→間に合いませんでした。また来年リベンジします。 7
suika
DONE・大人の花流・大人なので花にちょっと余裕がある
・ちょっとわけありだけどすごいラブラブのつもりです!
・流誕の前日譚なのでまだ祝っていません…
そういう単語が出てくるのでワンクッションしていますが全く工口くないです。
パスワード:流の誕生日4桁 9181
hanezuya
DONE※新刊(記憶の甲板に太陽の餞)内・「本船と分船いろいろの話~前日譚~チーニJr君今の船に来るまで」を読んでくださったかた向け
クリスマスの日に、教会を追われた子を拾った海賊の話 8
kroc_f
MAIKING一つ前の1時間で書きたいところだけケーキバースもどきぐだソソの前日譚というか前振り部分。全然致してくれないので書きたいところを先に書いてしまい、果たしてうまく繋がるのかはわかりませんがいつか繋がると信じて載せます。
ケーキバースもどきなぐだソソ「カマソッソ、すごく甘い匂いがするね?」
シュミレータでの戦闘訓練が終わり、マイルームへと向かう道中でのこと。
茨木童子あたりが食堂からデザートをくすねて歩いているのかと思っていたら、匂いの元は、珍しく廊下を闊歩しているカマソッソのようだった。
思わず疑問形でマシュに話しかけてみると、「そう……でしょうか?」と返される。
ケーキのような、バニラのような、かなりはっきりした香りなのだけど。
あまりの良い匂いに、ゴクリと喉を鳴らしてしまう。
「デザート食べてみたのかなぁ」
「カマソッソは甘味を必要としない」
「わぁ?!」
一瞬で距離を詰めて答えるカマソッソに、驚いて大声をあげてしまった。
憮然とした表情で見下ろされ、目の前に長い髪がさらりと揺れた。甘い香りが強くなる。
5586シュミレータでの戦闘訓練が終わり、マイルームへと向かう道中でのこと。
茨木童子あたりが食堂からデザートをくすねて歩いているのかと思っていたら、匂いの元は、珍しく廊下を闊歩しているカマソッソのようだった。
思わず疑問形でマシュに話しかけてみると、「そう……でしょうか?」と返される。
ケーキのような、バニラのような、かなりはっきりした香りなのだけど。
あまりの良い匂いに、ゴクリと喉を鳴らしてしまう。
「デザート食べてみたのかなぁ」
「カマソッソは甘味を必要としない」
「わぁ?!」
一瞬で距離を詰めて答えるカマソッソに、驚いて大声をあげてしまった。
憮然とした表情で見下ろされ、目の前に長い髪がさらりと揺れた。甘い香りが強くなる。