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    夜食

    alcxdeepred

    DONE夜食を作る🦌🌈
    🍙さんへ。
    もしかするとちょいちょい推敲するかもしれません…!
    料理のチョイスとか調理時間とか諸々適当です…!雰囲気を楽しんでいただけますと幸いです;;
    🦌🌈というか、かなり+よりな感じになっちゃいました🥺
    夜ふかしは厨房にて。 深夜。明かりが落とされた真っ暗なラウンジのソファに、ぐったりと身を預ける地獄のプリンセスこと、チャーリー・モーニングスターの姿があった。壁には色とりどりのペンで書かれたいくつものメモ紙がピンで留められ、その傍にあるテーブルの上にはホテルの運営に関する書類が乱雑に置かれており、床にも数枚書類が散らばっていた。そんな無数にある紙たちを横目に、疲労を溜め込んだような顔をしたチャーリーがゆっくりと深い溜息を吐き出した。

     今後のホテルの運営について。どうすれば罪人達がこのホテルに興味を持ってくれるのか。もっと良い宣伝方法は無いのか。探せばきっと、自分に出来ることが沢山ある筈なのに。ぐるぐると思考を巡らせてみたものの良い案は一向に浮かんできてはくれず、かれこれ数時間は経過している状況である。数時間前までやる気に満ち溢れていた姿は何処へやら、今じゃすっかり消え失せていた。
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    しんした

    PROGRESS2023/12/3開催の七灰webオンリー『桜の下で待ち合わせ3』の展示作品です。
    1月のインテで発行予定の新刊『午前0時のいただきます』の冒頭1話。
    呪専七灰が夜食を作って食べるだけのほのぼの本です。
    webオンリー終了後も展示している予定ですが、推敲していないので所々変更箇所があるかもしれません。
    七灰webオンリー3展示作品『午前0時のいただきます』冒頭1話夜食というものは、どこか特別感がある。
    真っ暗な台所の明かりを小さく点けて、大きな音を立てないよう、こっそりと冷蔵庫や棚を漁る。何を食べるか、何なら翌朝咎められないか。調理しなくても食べられるものにするか、手をかけて出来立てを食べるのか。
    ほんの少しのスリルと背徳感。それを超えた先に待っている、他の食事とは違う美味しさ。育ち盛りなら、誰しも一度は経験したことがあるに違いない。
    そんな特別な時間を、誰かと共有したならば。
    一体、どんな気持ちになるのだろう。







    呪術高専へ入学して一週間。
    今までの生きてきた世界とは全く違う日常に、七海は随分と疲弊していた。
    曜日が一周してようやく学校生活の流れは掴めてきたと思ったところに舞い込んだ、初めての任務。内容はとあるショッピングモール内での蠅頭の祓除。四級以下の蠅頭であれば、入学して間もない一年に振るには丁度良かったのだろう。
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