歴史
さくら
DONE【宇髄先生の特別授業】~歴史教師の企み②~
前編
酔った『フリ』して大胆になる歴史教師シリーズ
お題箱からヒントを得ました
※宇髄先生シリーズと繋がりあります。読んでなくても分かる内容です。 7
にく。
DOODLE22.1.16今更だけど年末のじぇらさんの全曲鮒曲ライブすごく良かった。じぇらさんの曲で振り返る鮒の歴史+取り卸しのかずき君とみなしろ君のモノローグまでついて…豪華…どの曲も大好きすぎて…はよBD出して…
day1でも思ったけど「FOR~…S」…改めて聞くとビヨのかずき君まんまこれだったんだな…天地から変わらない…って今さら辛くなってた…かずき君…(恐れ多くも歌詞お借りしました) 2
penDakoZ
DONEモブ村人視点のお話です。风息と天虎ちゃんが出ます。人間と妖精たちの交流は絶たれ、风息たちが龍游を出る直前の頃のお話です。その頃の风息なので人間に対してほどほどに塩です。本当に文化も地方も歴史もめっちゃめっちゃなので、ファンタジーです!!農民を暮らしを調べるのは楽しかったです…!!「夏の夜」と少し対比になっていると嬉しいです。小説を読んでくださる方、本当にありがとうございました。完結です!青の園Ⅱ「冬の朝(モブ視点、天虎と风息) 私が生まれたのは、深い森に覆われた山間にある小さな村だ。祖父からは、ここは神様の住う土地だと教えられてきたけれど、そんなの昔話だ。皆が神様の事を思い出すのは、今はもうお祭りの時くらいで、勿論私は神様を見た事なんて無い。
東の空が白む頃、私は布団に包まったまま、姦しい鶏の鳴き声を聞いている。カンの上に布団を敷いているから、寝台はぬくぬくと温かく離れがたい。
あと五分、いいえ十分。ようやく決心して、えいと体を起こすと腊月の寒さに身震いする。井戸から汲み貯めた水で顔を清めると、指先が千切れそうな程冷たい。
朝餉の支度は、私の仕事だ。竈門に乾燥させた果樹の枝を放り投げて、鉄鍋に湯を沸かす。粥を炊くのと一緒に魚と野菜も蒸してしまう。
7020東の空が白む頃、私は布団に包まったまま、姦しい鶏の鳴き声を聞いている。カンの上に布団を敷いているから、寝台はぬくぬくと温かく離れがたい。
あと五分、いいえ十分。ようやく決心して、えいと体を起こすと腊月の寒さに身震いする。井戸から汲み貯めた水で顔を清めると、指先が千切れそうな程冷たい。
朝餉の支度は、私の仕事だ。竈門に乾燥させた果樹の枝を放り投げて、鉄鍋に湯を沸かす。粥を炊くのと一緒に魚と野菜も蒸してしまう。
opan2
MEMOヘクトールおじさん描き下ろし絵のアクリル板が欲しいの歴史です 待ち続けて6年目に入るんですか?わかりません(以前ここで別にあげたものもまとめて入ってます)
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一枚目は自分用に実際作りました
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2023/08/12 3枚足しました 8周年になっちゃいましたね 14
penDakoZ
DONE龍游を出て数十年、放浪の旅を続ける離島組の話。風息と虚淮しか出ません。モブが沢山虚淮さんと絡むので注意してください。
「青の園」シリーズとしては、「夏の夜」と本作の間に挟まれる天虎メインのお話が絶賛停滞中ですが(すいません)、それぞれ単品で読めるお話です。これはモブ村人私と天虎ちゃんの夢小説なので気長に書いています!
実際の中国の歴史や街などは考慮せず、ファンタジーとして読んでください。
青の園Ⅲ「迷い子の鈴/夜に蠢くもの(虚淮視点、虚淮と风息)」 故郷を去ってから、数十年の月日が流れた。あてなき旅路の中で、美しいと思えるものにも、醜悪なものにも多く出会った。放浪に果ては無く、私達は失ったもの、残されたものにも未だ名前をつけられずにいる。
旅の途中で出会った妖精の話を頼りに辿り着いた地だったが、全く期待外れだった。かつて龍が住うとされた豊かな水源は工場からの排水で濁り、美しい森は、故郷を離れ寄り辺ない者たちが集う、歪に積み重なった街と化していた。曇天の下を、物売りの自転車が土煙をあげながら駆け抜けていく。
人間が暮らす街では、若い男が昼間からふらふらと出歩けば悪目立ちするものだが、この街では誰もよそ者ばかりなので他人への関心が希薄だ。その点に限れば、私達にとって都合が良かった。露天で汚れた古着を選んで買い揃えて、長い髪も尖った耳も大きな帽子ですっぽりと覆ってしまえば、やや不健康そうではあったが、人間にみえない事もない。街で妖精として振舞う事が禁忌とされていた。
4090旅の途中で出会った妖精の話を頼りに辿り着いた地だったが、全く期待外れだった。かつて龍が住うとされた豊かな水源は工場からの排水で濁り、美しい森は、故郷を離れ寄り辺ない者たちが集う、歪に積み重なった街と化していた。曇天の下を、物売りの自転車が土煙をあげながら駆け抜けていく。
人間が暮らす街では、若い男が昼間からふらふらと出歩けば悪目立ちするものだが、この街では誰もよそ者ばかりなので他人への関心が希薄だ。その点に限れば、私達にとって都合が良かった。露天で汚れた古着を選んで買い揃えて、長い髪も尖った耳も大きな帽子ですっぽりと覆ってしまえば、やや不健康そうではあったが、人間にみえない事もない。街で妖精として振舞う事が禁忌とされていた。
mihamachika
PAST深夜2時に突如始まった過去絵添削大会元絵は私の中学生の時の黒歴史絵です(やばい
「さ〇とうな〇き先生みたいに添削して!」と言われたので
もったいない添削しました
・元の絵の黒い物憂げな瞳を引き立たせるために手を添えて物憂げなポーズに
・バサバサの髪の毛のラインを減らしておとなしい印象に
・顔のやりすぎなライティングをおとなしく、でも影のあるライティングに
・背景の謎の幾何学模様にリズムを
沙弥(さや)
DONE #歴史創作で推し紹介タグとテンプレを再びお借りしました、有難うございます
七はどうしても描きたかったので…もうずっと好きですね
自創作でお言葉頂けるのも圧倒的に七が多いので嬉しいです
拙宅だと殿と双子か少しお兄さんな感じ
彦もだけど家臣より家族だなあと思う
書いてて気付いたけど七と三郎様の関係性が自分の中でまだ一寸グズグズしてて向き合わなきゃならんな…になりました…
DdCLvzSYBoJ8tY7
DOODLE狐として産まれた晴明のその後の話。ざっくり史実や安倍晴明物語等を混ぜ込みつつ、勝手に歴史を作って書きました。
晴明が狐前提だから、なんでもいいよ!という方向けです。
まぁ暗い。
狐晴明「さて、今回は拙僧が勝ちましたな。」
弟子に負けるのは師匠としてどうなのかと晴明は思ったが、ただただ勝ち続けるよりは勝ったり負けたりの関係が晴明にも道満にも心地よかった。
お互いに負けず嫌いな為、勝負をする度に新しい術をこさえており、お互いの探求心に再び火が付く繰り返しとなっていた。
二人で大怪我をした時は、晴明は嫁からお小言を貰った。
「首は落とさないので大丈夫ですよ。」
そういう問題ではないと更に怒られた晴明は、嫁が本当の自分を見えない事を良い事に耳をパタリと伏せて耐えた。
晴明と道満は常に一緒にいる訳ではなかった。晴明は晴明の仕事があり、道満は道満の仕事があった。晴明は道満と一緒に居られる時間を増やそうと自分に回ってくる仕事の中で外注出来て割のいい仕事を道満に回した。道満の懐が潤えば、弟子として学ぶ時間が増えて自然と自分の屋敷に居る時間が増えると考えたのだ。
9744弟子に負けるのは師匠としてどうなのかと晴明は思ったが、ただただ勝ち続けるよりは勝ったり負けたりの関係が晴明にも道満にも心地よかった。
お互いに負けず嫌いな為、勝負をする度に新しい術をこさえており、お互いの探求心に再び火が付く繰り返しとなっていた。
二人で大怪我をした時は、晴明は嫁からお小言を貰った。
「首は落とさないので大丈夫ですよ。」
そういう問題ではないと更に怒られた晴明は、嫁が本当の自分を見えない事を良い事に耳をパタリと伏せて耐えた。
晴明と道満は常に一緒にいる訳ではなかった。晴明は晴明の仕事があり、道満は道満の仕事があった。晴明は道満と一緒に居られる時間を増やそうと自分に回ってくる仕事の中で外注出来て割のいい仕事を道満に回した。道満の懐が潤えば、弟子として学ぶ時間が増えて自然と自分の屋敷に居る時間が増えると考えたのだ。
亞莉亜(アリア)
PASTオリキャラ17人の資料っぽいのが出てきたので上げます。黒歴史です。【桜岡柚騎】は金髪で蒼眼の男の子です。この子だけは人間?という設定です。
学園ファンタジーの設定にしてたのは覚えてる
絵柄は高校の時に描いたやつです。 16
サクライロ
SPUR ME「好きと言ったら死ぬ病」竜神に救いを求めたメリバ√、終わらなかった…!途中ですが一度投稿します。1月中には書き上げたい!今年最後がこんな鬱いのですみません全編通して別れの匂いしかしない。これここまでの歴史があるからこそ哀しいんだと思うんです(号泣)そう思うとやっぱり、このまま終わらせるわけにはいかないなって思うんですよね。
※死ネタ有
※BAアフタースピンオフ構想とは少し違う世界線
好きと言ったら死ぬ病...merrybad√【前編】 天女のようなそのひとは、ぼんやりと、白い椅子に腰掛けて遠くを見ていた。
高い雲の、遥か上。常春の、抜けるような空がどこまでも青く続く。遮るものがない陽射しはなだらかで、けれど肌に刺さる寒さが、ここが地上ではないことを知らしめる。
ここまで登ってくる間、雲海の下は雪だっただろうか。
殺風景な、白い石造りの城壁。神殿を思わせる静謐で荘厳な空間。その奥まった一室の片隅に、彼女は空ばかり眺めて坐る。
面識のない人間が彼女を見れば、本物の女神だと思ったかもしれない。
女性の面差し、姿は数年前とほとんど変わらなかった。白磁の肌に埋め込まれた宝石のような翡翠色の瞳、長い睫毛は髪と同じ空の色をしている。純白の滑らかなローブドレスの膝に細い手を重ねて、左手の薬指には蒼石を埋め込んだ白銀の指輪が光っている。桜貝の唇は薄く開かれているが、およそ生気も呼気も感じられない。初めて見た時と同じ華奢な体つきで、伸ばしっぱなしなのだろう、髪だけがあの頃よりずっと長い。
14510高い雲の、遥か上。常春の、抜けるような空がどこまでも青く続く。遮るものがない陽射しはなだらかで、けれど肌に刺さる寒さが、ここが地上ではないことを知らしめる。
ここまで登ってくる間、雲海の下は雪だっただろうか。
殺風景な、白い石造りの城壁。神殿を思わせる静謐で荘厳な空間。その奥まった一室の片隅に、彼女は空ばかり眺めて坐る。
面識のない人間が彼女を見れば、本物の女神だと思ったかもしれない。
女性の面差し、姿は数年前とほとんど変わらなかった。白磁の肌に埋め込まれた宝石のような翡翠色の瞳、長い睫毛は髪と同じ空の色をしている。純白の滑らかなローブドレスの膝に細い手を重ねて、左手の薬指には蒼石を埋め込んだ白銀の指輪が光っている。桜貝の唇は薄く開かれているが、およそ生気も呼気も感じられない。初めて見た時と同じ華奢な体つきで、伸ばしっぱなしなのだろう、髪だけがあの頃よりずっと長い。
hsps
MOURNING①3/13のイベントで配ったペーパー②そのペーパーで言っていたジャクリーンが肉まん詰めてちゃまを巨乳にしようとする漫画(の下書き)
③サウス本通販につけていたペーパー
「こんにちわんこそば」は当時高校生の築地(仮名)さんが当然のように同人誌の前書きで後書きで腐るほど書いてきた黒歴史かつ死語です。(死にたい) 3
ゆりお
DONEお題「歴史」ココイヌ/東リ 自室のドアがノックされる。
「一……?」
遠慮がちな声が聞こえる。母親に名前を呼ばれたのは久しぶりだった。
玄関には、特攻服を着たずぶ濡れの少年が立っていた。彼の背には、まだ強い雨が降り続けていた。
「イヌピー」
幼馴染の乾青宗だった。呼び慣れたあだ名で呼ぶと、暗い目がこちらを向く。消えることのなかった火傷跡の他にも、いくつか青黒い痣が見られた。
「とりあえず、入れよ」
促すと、青宗は犬のように従順にその通りにした。一は洗面所からバスタオルを取って彼に渡した。
何があったのかは、上手く聞けなかった。しばらく、彼とは会っていなかった。昔にはなかった気まずさを抱えたまま、共に一の部屋に入ると、ようやく青宗が口を開いた。
1254「一……?」
遠慮がちな声が聞こえる。母親に名前を呼ばれたのは久しぶりだった。
玄関には、特攻服を着たずぶ濡れの少年が立っていた。彼の背には、まだ強い雨が降り続けていた。
「イヌピー」
幼馴染の乾青宗だった。呼び慣れたあだ名で呼ぶと、暗い目がこちらを向く。消えることのなかった火傷跡の他にも、いくつか青黒い痣が見られた。
「とりあえず、入れよ」
促すと、青宗は犬のように従順にその通りにした。一は洗面所からバスタオルを取って彼に渡した。
何があったのかは、上手く聞けなかった。しばらく、彼とは会っていなかった。昔にはなかった気まずさを抱えたまま、共に一の部屋に入ると、ようやく青宗が口を開いた。
wui_albion9
MAIKINGジェイ監♀、長編になるかな?と考えている小説の冒頭〜書けている部分の公開となります。※完結予定時期は未定
※twstの世界観、魔法の歴史(魔法の成り立ち的な部分)、その設定に関しての捏造がございます。
※現時点ではネームレス監ですが、後々名前が出る可能性があります。
少し推理モノっぽい風味が出せればなぁと思っているのですが、技量がそこまで到達できるかどうか…
『幸せな終末論(仮)』 1.
――明日世界が終わってしまうとしたら、先輩だったらどうしますか?
昨日の別れ際に彼女の口からこぼれた言葉は、いくら授業に集中しようとも頭から離れていかない。精密な魔法薬の調合をしていても、各国の興味深い歴史に耳を傾けていても、気まぐれな箒を操っている時でさえも、何だか妙な魔法をかけられてしまったかの様に脳裏に色濃くこびりついて、そしてその言葉が繰り返される度に何故だか鋭い痛みを伴って、心臓を薄らと切りつけていく。
あの時、彼女の顔は見えなかった。暗がりで最後に見た背中はいつもと変わらず小さくて、唐突に伸ばしかけた手は届くことなく宙を撫でただけだ。その言葉の意味を正しく理解できないまま、しかしその言葉の裏側を知りたくて仕方がない気持ちを抱えたまま、ただひとりその場に取り残されていたのが昨晩のこと。
7369――明日世界が終わってしまうとしたら、先輩だったらどうしますか?
昨日の別れ際に彼女の口からこぼれた言葉は、いくら授業に集中しようとも頭から離れていかない。精密な魔法薬の調合をしていても、各国の興味深い歴史に耳を傾けていても、気まぐれな箒を操っている時でさえも、何だか妙な魔法をかけられてしまったかの様に脳裏に色濃くこびりついて、そしてその言葉が繰り返される度に何故だか鋭い痛みを伴って、心臓を薄らと切りつけていく。
あの時、彼女の顔は見えなかった。暗がりで最後に見た背中はいつもと変わらず小さくて、唐突に伸ばしかけた手は届くことなく宙を撫でただけだ。その言葉の意味を正しく理解できないまま、しかしその言葉の裏側を知りたくて仕方がない気持ちを抱えたまま、ただひとりその場に取り残されていたのが昨晩のこと。
百合菜
DONE「幸村の現代EDがあれば」を妄想した話。だけど、現代でもふたりは運命に翻弄されそうになるふたり。
幸せをつかみとることができるのか!?
いよいよ始まる大坂夏の陣。
しかし、思惑を持ったものが参入してきたため、歴史とは異なる展開に。
そこで七緒はひとつの決断をするが……
「永遠と刹那の狭間で」18.龍神召喚18.龍神召喚
大坂に戻った七緒たちはいつか来るかもしれない戦に備えることとなった。
三成は争いを避けたい。
だけど、カピタンは争いを起こさせている。理由はわからないが、武器を豊臣に売っていることを考えてもおそらく殺戮を望んでいるのだろう。
「淀殿にも困ったものだ。冬の戦を見てもわかる通り、豊臣に勝ち目はない。ただ、徳川にひれ伏したくないという意地だけでこの先も争いを起こしそうだからな。まあ、だからこそカピタンにつけこまれたのだろうが」
三成が溜め息をつく様子を七緒は幸村とともに見つめている。
幸村が自分が徳川の目を引き付け、その間に三成が淀殿たちを連れて逃げ出すという作戦も思いついたが、おそらく当人たちは納得しないであろう。
3301大坂に戻った七緒たちはいつか来るかもしれない戦に備えることとなった。
三成は争いを避けたい。
だけど、カピタンは争いを起こさせている。理由はわからないが、武器を豊臣に売っていることを考えてもおそらく殺戮を望んでいるのだろう。
「淀殿にも困ったものだ。冬の戦を見てもわかる通り、豊臣に勝ち目はない。ただ、徳川にひれ伏したくないという意地だけでこの先も争いを起こしそうだからな。まあ、だからこそカピタンにつけこまれたのだろうが」
三成が溜め息をつく様子を七緒は幸村とともに見つめている。
幸村が自分が徳川の目を引き付け、その間に三成が淀殿たちを連れて逃げ出すという作戦も思いついたが、おそらく当人たちは納得しないであろう。
沙弥(さや)
DONE #歴史創作で推し紹介のタグとテンプレートをお借りしました。
何をおいてもこの二人は描かないとと思って……創作でという事で拙宅の主観バリバリで描かせていただきました。
もっと書きたいけどやっぱ自分で調べて知った時の方が脳内麻薬出ると思うので…
本や史跡はいつでもおすすめできるのでなにか質問があればマシュマロやお題箱からどうぞ!!
@oshiete_rekisou様有難うございました。 2
na_na_ha_ru
MAIKING会社と承太郎あと2P終わりませんでした…
前回のラブジャニで黒歴史を作ってしまったので1章を大幅に
加筆修正したのですが、この2章も修正することになりそうです。。。 2
aiporonica
DONEこれはまだ、俺が刀剣男士になれていなかった頃の話。本丸が出来て間もない頃、同じ平安刀のよしみで共に出陣を繰り返していた三日月宗近と鶴丸国永は島原の乱に出陣することになる。二人が向かった先はかつて山田右衛門作が暮らしていたという口之津村。その港口に潜んでいた歴史遡行軍と遭遇するが……
酷薄のインフェるノ②「オロロン、オロロン、オロロン、バイ」
「変わった歌だな」
男は幼子を大切そうに抱えながらその歌を謡っていた。
皺が寄った口元に、穏やかな表情を浮かべて。
「この土地に伝わる子守歌です」
「へぇ」
物珍しそうに近寄れば、彼は眉尻を下げて何かを懐古しながら嬉しそうに微笑んだ。
「私が謡うとすぐに寝付くものだから、子守歌を謡うのは私の役割だったんですよ」
「なあ、俺にも教えてくれるかい?」
「はい、もちろんです」
―――これはまだ、俺が刀剣男士になれていなかった頃の話。
◆
「今回の任務もあなたたち二人にお願いします」
「島原の乱か、……厳しい出陣になりそうだな」
「なに、鶴丸と一緒ならば平気さ」
本丸が出来て間もない頃、刀剣男士の数も少なく少数精鋭で歴史改変の阻止に赴かなければならない頃があった。二振りで出陣なんていうものはザラにある。中でも同じ平安刀であるよしみから、三日月宗近と鶴丸国永は中でもより難度が高いとされる地に出陣させられていた。顕現したばかりの刀剣男士はまだ感情が定まっておらず、出陣に支障を来すことが稀にある。特に、自分たちが辿ってきた歴史の地に出陣した時には自らの感情に飲み込まれてしまう者も少なくはなかった。
9367「変わった歌だな」
男は幼子を大切そうに抱えながらその歌を謡っていた。
皺が寄った口元に、穏やかな表情を浮かべて。
「この土地に伝わる子守歌です」
「へぇ」
物珍しそうに近寄れば、彼は眉尻を下げて何かを懐古しながら嬉しそうに微笑んだ。
「私が謡うとすぐに寝付くものだから、子守歌を謡うのは私の役割だったんですよ」
「なあ、俺にも教えてくれるかい?」
「はい、もちろんです」
―――これはまだ、俺が刀剣男士になれていなかった頃の話。
◆
「今回の任務もあなたたち二人にお願いします」
「島原の乱か、……厳しい出陣になりそうだな」
「なに、鶴丸と一緒ならば平気さ」
本丸が出来て間もない頃、刀剣男士の数も少なく少数精鋭で歴史改変の阻止に赴かなければならない頃があった。二振りで出陣なんていうものはザラにある。中でも同じ平安刀であるよしみから、三日月宗近と鶴丸国永は中でもより難度が高いとされる地に出陣させられていた。顕現したばかりの刀剣男士はまだ感情が定まっておらず、出陣に支障を来すことが稀にある。特に、自分たちが辿ってきた歴史の地に出陣した時には自らの感情に飲み込まれてしまう者も少なくはなかった。