漠
piyo
MEMO【灰と甘露】KP:りり
PC/PL
HO1×絡新婦 :繰游楼華/やまださん
HO2×七歩蛇 :袖裂椿來/るれろさん
HO3×蝶化身 :那播元豊/piyo
HO4×稲荷空狐:いづな/わさびさん
HO5×橋姫 :音無弔/inoさん
HO6×漠 :雲夢華/ひよりさん
END4にて終了です!
出目もドラマチックですっごく楽しかったです!同卓してくださった皆様、ありがとうございました!
みそらーめん
DOODLE高橋先生に会える嬉しさと、描きたい欲我慢し過ぎて、昨日ラフを描いた。前と似たような構図だが、満足。ちびっ子時代描いてると、「空へ⋯」が頭の中流れてくる。ロミ⋯はディ君か?やっぱりこの2人、良いわ。過去・現在・未来、どの地点も尊い。こうしてイメージが、漠然と浮かんでは消えていく。惜しい。もっと見ていたい。
2025.8.3
Dochi_Kochi28
DOODLEおいでませ煌めきの都市企画参加します。
ローサさん。
他の都市から旅をしてやってきた元、姫のロードカルサイトの騎士。武器はロッド(棒術)
砂漠のキャラバンと一緒に旅するうちに人間の文化に触れ、人間という種族そのものを気に入っている。
「あら、お姉さん、正直な子は好きよ。」
宝石としての名称は
「ずいぶん前に珠魅になったから、忘れちゃったわ。(本人談)」
通称は
「峡谷の薔薇」。
PAPI_TKRB
DOODLECoC◤ 灰と甘露 ◢
𝐊𝐏:夢乃叶さん
𝐇𝐎𝟏:橋姫 瀬織津 雛姫 / 鶴子さん
𝐇𝐎𝟐:七歩蛇 緋巳乃 恢斗 / 湯呑みさん
𝐇𝐎𝟑:漠 沈 藍玉 / 六華さん
𝐇𝐎𝟒:蝶化身 恋翅 てふ / ゐぬよるさん
𝐇𝐎𝟓:絡新婦 八方 逢糸 / ほー
𝐇𝐎𝟔:稲荷空狐 祝 福 / もんのさん
▸ 全生還
敲渔鼓的雷击关音
DOODLE亡命之徒 第一季 完结 13~14章#LuchiNor #西部沙漠 #架空
A DEAD RABBIT 13~14Chapter 13
卢基诺感觉自己做了个很长的梦,不过关于梦的记忆全都在苏醒后烟消云散,像刚从真空中回到人世。他有些看不清,窗帘拉得严实,室内漆黑,本能地摸索身侧却不留神拍到了一个人。他想唤那个人的名字。
“诺顿。”
对方应了一声表示他在,随后起身拉开窗帘。月色疲惫,消极怠工,只能勉强勾勒出人的轮廓。他看着爱人侧过脸颊,自然光线宛如面纱等待自己掀开。卢基诺撑起身突然想抓上什么东西,又踉跄着被对方扶住。
“饿吗?下楼吃晚饭,”诺顿话音刚落便顺势飞快地亲了口他的脸蛋,“或者我给你端过来。”说完便打算离开。他婉拒了,表示自己还能下床,站起来才发现自己几乎快要顶到天花板。异化尚未解除,卢基诺不好意思地抖了两下尾巴,一路跟着来到酒桌前。
3681卢基诺感觉自己做了个很长的梦,不过关于梦的记忆全都在苏醒后烟消云散,像刚从真空中回到人世。他有些看不清,窗帘拉得严实,室内漆黑,本能地摸索身侧却不留神拍到了一个人。他想唤那个人的名字。
“诺顿。”
对方应了一声表示他在,随后起身拉开窗帘。月色疲惫,消极怠工,只能勉强勾勒出人的轮廓。他看着爱人侧过脸颊,自然光线宛如面纱等待自己掀开。卢基诺撑起身突然想抓上什么东西,又踉跄着被对方扶住。
“饿吗?下楼吃晚饭,”诺顿话音刚落便顺势飞快地亲了口他的脸蛋,“或者我给你端过来。”说完便打算离开。他婉拒了,表示自己还能下床,站起来才发现自己几乎快要顶到天花板。异化尚未解除,卢基诺不好意思地抖了两下尾巴,一路跟着来到酒桌前。
敲渔鼓的雷击关音
DOODLE亡命之徒 第一季 4~6章#LuchiNor #西部沙漠 #架空 #微车
A DEAD RABBIT 4~6Chapter 4
也许是鬼迷心窍,亦或是说不清道不明的生物本能,卢基诺无法否认他对诺顿•坎贝尔的皮囊有些非分之想,但他不觉得跟认识了不到几天的人滚上床是件好事。他坐在副驾驶座,刚好能看到诺顿清晰的左脸,上面赫然有一块烧伤的疤。
乌黑碎发有些轻微的自然卷,一侧刘海的阴影罩住了深邃的眼睛。五官精致、轮廓立体,以至于狰狞的烧伤疤痕都别具吸引力。鼻梁上的穿孔略显凶相,使整个人看起来有些不好接触,但危险总是迷人的。
“你还要盯多久?”
“你太好看。”
卢基诺的夸赞突如其来,诺顿停顿了一下,出于礼貌回道:“谢谢,你也不赖。”
车一路开到了警局,威尔斯已经等候多时。诺顿下车回应了对方热情的拥抱,仿佛格外熟稔。男人原本嬉皮笑脸,直到看见卢基诺从另一侧下车,顿时僵住了脸,迅速收敛起来。
6454也许是鬼迷心窍,亦或是说不清道不明的生物本能,卢基诺无法否认他对诺顿•坎贝尔的皮囊有些非分之想,但他不觉得跟认识了不到几天的人滚上床是件好事。他坐在副驾驶座,刚好能看到诺顿清晰的左脸,上面赫然有一块烧伤的疤。
乌黑碎发有些轻微的自然卷,一侧刘海的阴影罩住了深邃的眼睛。五官精致、轮廓立体,以至于狰狞的烧伤疤痕都别具吸引力。鼻梁上的穿孔略显凶相,使整个人看起来有些不好接触,但危险总是迷人的。
“你还要盯多久?”
“你太好看。”
卢基诺的夸赞突如其来,诺顿停顿了一下,出于礼貌回道:“谢谢,你也不赖。”
车一路开到了警局,威尔斯已经等候多时。诺顿下车回应了对方热情的拥抱,仿佛格外熟稔。男人原本嬉皮笑脸,直到看见卢基诺从另一侧下车,顿时僵住了脸,迅速收敛起来。
敲渔鼓的雷击关音
DOODLE亡命之徒 第一季 1~3章#LuchiNor
#西部沙漠 #架空 #清水
A DEAD RABBIT 1~3捡到这个科学怪人的第一个晚上诺顿·坎贝尔就后悔了。
汽修棚子建在戈壁滩上,方圆百里只此一家。环顾四周不是砂石就是尘土,唯独一条长到看不见终点的水泥路贯穿了视野。他一人看守着这间经营不良的旧驿站,领着微薄到可怜的薪水,现在还招惹上了一个大麻烦。一只不人不鬼的变异孽蜥正准备对着承重墙来一下,好让所有人都玩完。
电灯闪烁不明,站在门外看不清室内,只能隐约看见黑色剪影幽幽地泛起绿光,危险与他一窗之隔。警觉告诉他逃跑才是上策,但犹豫再三还是舍不得床头柜里锁着的工资。
那个怪物尖牙利爪,血盆大口吐出信子,摇晃挣扎着似乎在试图找回理智,它把头撞向墙面,不断地嘶叫。不知过了多久才偃旗息鼓,变回人样晕了过去。
他推门而入,满地都是木片残渣,断开的椅子、破布料和碎玻璃,隐约还有斑驳血迹。对着这具不省人事的花白肉体,坎贝尔先生下定决心非讹他一笔不可。刚准备把人扛起来,他就摸到了光滑还有些潮湿黏腻的鳞片,忍着恶寒连拖带拉地丢上床。
5819汽修棚子建在戈壁滩上,方圆百里只此一家。环顾四周不是砂石就是尘土,唯独一条长到看不见终点的水泥路贯穿了视野。他一人看守着这间经营不良的旧驿站,领着微薄到可怜的薪水,现在还招惹上了一个大麻烦。一只不人不鬼的变异孽蜥正准备对着承重墙来一下,好让所有人都玩完。
电灯闪烁不明,站在门外看不清室内,只能隐约看见黑色剪影幽幽地泛起绿光,危险与他一窗之隔。警觉告诉他逃跑才是上策,但犹豫再三还是舍不得床头柜里锁着的工资。
那个怪物尖牙利爪,血盆大口吐出信子,摇晃挣扎着似乎在试图找回理智,它把头撞向墙面,不断地嘶叫。不知过了多久才偃旗息鼓,变回人样晕了过去。
他推门而入,满地都是木片残渣,断开的椅子、破布料和碎玻璃,隐约还有斑驳血迹。对着这具不省人事的花白肉体,坎贝尔先生下定决心非讹他一笔不可。刚准备把人扛起来,他就摸到了光滑还有些潮湿黏腻的鳞片,忍着恶寒连拖带拉地丢上床。
雪落炎梅
DONE是月球fes类❌小丑司,两个人没有感情纯做恨,月球哥很冷漠小丑司很痛很痛不是很爽,慎看⚠️⚠️⚠️有粗暴的性行为描写,明显的痛苦描写,过呼吸和窒息,结肠使用有描写
如果可以接受↓ 2725
mixmix2
INFOweb再録の感想ありがとうございました!🙇 総北と箱学だと同級生達の雰囲気が違うんだろうな~って漠然と思っているのでその波動が伝わって嬉しいです🥰 ここ最近原稿疲れで明るく楽しくできていたかな!??と心配ではあるんですがなんとか気合で入稿しました!💪💪そのこ
DOODLE砂漠越えた後。フリックがビクトールさんに甘えてるからビクフリですよ。多分。ビクトールさんが一日いなくて、ちょっと寂しい。2025-06-26
砂漠を渡って玄関口にあたる町は人が多くて騒がしい。トランとサウスウィンドウがやりあっている場所から少し離れているから、戦火を避けて人が流入しているんだ。宿をとるのだって大変だったはずなのに、ビクトールはいつの間にやらちょっといい宿を見つけてみせるんだから大したものだと思う。
正直、本当にありがたかった。あいつ、大したことがないとか言いやがって。こっちは一冬寝付いたばかりだって分かってたんだろうか。砂漠というか、礫砂漠というか、荒れ地というか。水が少なくて、全部茶色で、空ばかりが真っ青な世界。日がある間は遮るものなんて何もない本当に熱いところで、そのくせ日が落ちれば一転して凍えるほどの寒さになる。あれもトランだってんだからな。世界は広いな。
2255砂漠を渡って玄関口にあたる町は人が多くて騒がしい。トランとサウスウィンドウがやりあっている場所から少し離れているから、戦火を避けて人が流入しているんだ。宿をとるのだって大変だったはずなのに、ビクトールはいつの間にやらちょっといい宿を見つけてみせるんだから大したものだと思う。
正直、本当にありがたかった。あいつ、大したことがないとか言いやがって。こっちは一冬寝付いたばかりだって分かってたんだろうか。砂漠というか、礫砂漠というか、荒れ地というか。水が少なくて、全部茶色で、空ばかりが真っ青な世界。日がある間は遮るものなんて何もない本当に熱いところで、そのくせ日が落ちれば一転して凍えるほどの寒さになる。あれもトランだってんだからな。世界は広いな。
RWq66
MOURNING中学生獄と先生のお話。漠然と恋人が欲しいけど特に好きが何かも分からない、そんな獄に片思いしてる先生が不意に告白し……という。寂獄初挑戦&執筆が久々過ぎて小説の書き方も忘れてました!解釈違いだったらすみません!最後に35歳の2人もちらっと出てきます!パスワードはお品書きに。 3302
rennia_0819
PROGRESS進捗というかなんというかはいかんの希望が通った…と思われるので、うちの漠はこれで行きますというのを
最初からイメージ湧いてたから、これで確定にできてありがてぇ〜
こんなに早く、しかもすんなり決まるとは…皆さんの譲り合いのこころ、優しくてすきです素敵です🫰
…セッション多分10月からだし秘匿も何も配られてないのになんで見た目とざっくりの性格できてるんですかね? おかしいな
shi__natsuki
DOODLEかどくんの砂漠署制服は本来手袋つけてないけどポージング的にあまりにも手持ち無沙汰になるのでつけました。1人だと寂しかったのでぺんぺんに並んでもらいました。
細身のベルトのほうが着けやすそうだし好みなのでそのように改変しました。
言い訳はそんなところです。
zuchazu
MEMOCoC『灰と甘露』遊びました!KP:ななさん
HO1×七歩蛇:竹中 利龍/夏奏シーノさん
HO2×絡新婦:鶴屋敷 丞/らく。さん
HO3×橋姫:宇治 喜楽/たぬきちさん
HO4×蝶化身:鳥見 夢 /ずちゃ
HO5×稲荷空狐:広木 天音/かろりさん
HO6×漠:潘 夢龍 /鈴音さん
ED3全生還
unknown_thunfan
DONE★注意★萬軍破中心の殤不患との友情+睦天命の小説
「虎嘯風生」後日談ネタバレあり
「月の都」から別の話の「砂漠の花」へ一部の設定が続きますが、別々でも読むことができます。
雷鳴に続け2025で無償配布しました。
★あらすじ★
◎月の都
西部総督の告発の証拠を受け取った萬軍破は、逆に濡れ衣を着せられて追われてしまう。逃げる萬軍破を殤不患と睦天命が助けて、告発のために一緒に関所まで旅をする。
月の都「魔剣を作る呪法に心あたりはあるか?」
萬軍破の発した問いかけに、殤不患と睦天命は驚いた。
「そんなもん、しらねぇな」
殤不患の言葉に、睦天命も首を振る。
崩れかけた廃墟で夜の焚き火を睨みながら、萬軍破は言葉を続けた。
「俺が西部総督について調査を行ったところ、西部総督は不正を行い私腹を肥やしていたが、それ以外にも魔剣の情報を集めて、あまつさえ神誨魔械も手に入れようと画策していた。
そして、魔剣を作る呪法にも関わっていた」
「俺がいうのもなんだが、西幽じゃ魔剣は厳しく管理されてるはずだろ?
西部での皇帝の代理人の総督が隠れて禁断の魔剣集めか?
こりゃ、驚きだな。あんな迷惑な代物、集めて喜ぶ奴の気がしれねぇが」
9978萬軍破の発した問いかけに、殤不患と睦天命は驚いた。
「そんなもん、しらねぇな」
殤不患の言葉に、睦天命も首を振る。
崩れかけた廃墟で夜の焚き火を睨みながら、萬軍破は言葉を続けた。
「俺が西部総督について調査を行ったところ、西部総督は不正を行い私腹を肥やしていたが、それ以外にも魔剣の情報を集めて、あまつさえ神誨魔械も手に入れようと画策していた。
そして、魔剣を作る呪法にも関わっていた」
「俺がいうのもなんだが、西幽じゃ魔剣は厳しく管理されてるはずだろ?
西部での皇帝の代理人の総督が隠れて禁断の魔剣集めか?
こりゃ、驚きだな。あんな迷惑な代物、集めて喜ぶ奴の気がしれねぇが」
unknown_thunfan
DONE★注意★萬軍破中心の殤不患との友情+睦天命
「虎嘯風生」後日談ネタバレあり「流刀縁起」ネタもあり。
神や呪術の禁忌に関する内容もあります。萬軍破と殤不患のブロマンス、萬軍破が女性にモテる表現あり。
「月の都」の一部の設定の続きがあります。
★あらすじ★
◎砂漠の花
西武総督の告発を終えた萬軍破が、夷狄の村の殤不患と睦天命の元を訪れる。三人は再開を喜び共に休暇を過ごす。
砂漠の花 殤不患と睦天命は天幕の入り口に見慣れた顔を認めて、喜びで顔を輝かせた。
「あら、萬将軍」
入り口の萬軍破に気がついて睦天命が、嬉しそうな声をあげた。
「おっ、閣下、お出ましで。
こんな所まで共の者も連れずに、今日はどんな御用で?」
殤不患が入り口で萬軍破を出迎えて、砕けた様子で軽口を叩いた。
「ふふ、軍破でよいと言ったではないか。
不患、今日は将軍ではなく、萬軍破として非公式の訪問だ」
「では遠慮せずに、軍破って呼ばせてもらうぜ」
萬軍破を部屋の中に招いて、殤不患は嬉しそうに向かい合って座り、睦天命も隣に座る。
「で、どうだった?」
こう聞かれて、話題は一つだろう。
以前、三人は西部総督の不正を告発するために一緒に西幽で短い旅をして戦った仲だ。
11794「あら、萬将軍」
入り口の萬軍破に気がついて睦天命が、嬉しそうな声をあげた。
「おっ、閣下、お出ましで。
こんな所まで共の者も連れずに、今日はどんな御用で?」
殤不患が入り口で萬軍破を出迎えて、砕けた様子で軽口を叩いた。
「ふふ、軍破でよいと言ったではないか。
不患、今日は将軍ではなく、萬軍破として非公式の訪問だ」
「では遠慮せずに、軍破って呼ばせてもらうぜ」
萬軍破を部屋の中に招いて、殤不患は嬉しそうに向かい合って座り、睦天命も隣に座る。
「で、どうだった?」
こう聞かれて、話題は一つだろう。
以前、三人は西部総督の不正を告発するために一緒に西幽で短い旅をして戦った仲だ。
そのこ
DOODLE砂漠越え。フリック個人の感情にとっての解放戦争とは一つの葬儀の形だったのでは、というのを思いついたので書いた。2025-05-31
見えるのは荒涼とした砂と岩と星空と前を行く男の姿だけだ。己の足取りはいまだに重く、歩幅もせまくて嫌になる。腹の傷は塞がっているけれど、だからと言って負傷前のように動けるようになったわけでもない。
ただ、トラン側からジョウストン側へ抜けた時よりは何倍もマシだ。あの頃は本当に思考が定まらなかった。生きているだけで、足を動かすだけで精一杯。一歩踏み出すことしか考えられなかった。
今は違う。歩きづらい道を、傷をかばう事を考えて歩かずにすむし、思考の半ばを痛みで埋めずとも済む。
だからずっと考えている。自分のこれからの事と、これまでの事。オデッサを失ってからの数年間の事を思い返している。そうして、気づいた。
2009見えるのは荒涼とした砂と岩と星空と前を行く男の姿だけだ。己の足取りはいまだに重く、歩幅もせまくて嫌になる。腹の傷は塞がっているけれど、だからと言って負傷前のように動けるようになったわけでもない。
ただ、トラン側からジョウストン側へ抜けた時よりは何倍もマシだ。あの頃は本当に思考が定まらなかった。生きているだけで、足を動かすだけで精一杯。一歩踏み出すことしか考えられなかった。
今は違う。歩きづらい道を、傷をかばう事を考えて歩かずにすむし、思考の半ばを痛みで埋めずとも済む。
だからずっと考えている。自分のこれからの事と、これまでの事。オデッサを失ってからの数年間の事を思い返している。そうして、気づいた。
obi3_obisan
DONEひろずの投票でアイクとセネリオに入れた時に ずらーっと並んだ顔を眺めていたら 新郎新婦に見えてきたので最後の枠(7人目)をリングガール(ボーイ)にしました…という漫画ブーケはそれぞれのイメージ(暁はユリ、砂漠はバラ)とあいまつは元になるモチーフがあるのでそれを。
仔セネに持たせたカゴの花はアイセネ概念のアネモネです 4
そのこ
DOODLE砂漠越え。いつかくっつくだろう世界線のビクフリ。2025-05-21
砂礫の上を馬が馬車を引いてざくざくと歩く。時折岩を噛んで大きく揺れるが、それ以外に大した変化もない。砂と岩と枯れた木々。岩に張り付いた苔と高く晴れた空だけが色を持つ世界だ。
ジョウストンとトランを結ぶさびれた街道の一つを行く隊商に拾ってもらったのは僥倖だった。護衛を雇って道々の街をめぐりながら、ジョウストンへ帰るのだという。そこに俺ともう一人乗せてもらって砂漠の旅の空だ。腹に開いた穴がようやく塞がっただけのフリックに、この砂漠を歩いて超える体力があるとは到底思えなかった。
今だって、ぼんやりと剣を抱えてどこか遠くを見ている。まあ何も見てはいないんだろうな。ちょっと熱でも出してそうで怖い。そんな怖い人間を抱えて、砂漠を渡ろうなんてやっぱり無謀なんだよな。
1425砂礫の上を馬が馬車を引いてざくざくと歩く。時折岩を噛んで大きく揺れるが、それ以外に大した変化もない。砂と岩と枯れた木々。岩に張り付いた苔と高く晴れた空だけが色を持つ世界だ。
ジョウストンとトランを結ぶさびれた街道の一つを行く隊商に拾ってもらったのは僥倖だった。護衛を雇って道々の街をめぐりながら、ジョウストンへ帰るのだという。そこに俺ともう一人乗せてもらって砂漠の旅の空だ。腹に開いた穴がようやく塞がっただけのフリックに、この砂漠を歩いて超える体力があるとは到底思えなかった。
今だって、ぼんやりと剣を抱えてどこか遠くを見ている。まあ何も見てはいないんだろうな。ちょっと熱でも出してそうで怖い。そんな怖い人間を抱えて、砂漠を渡ろうなんてやっぱり無謀なんだよな。
Kinmed25253486
DOODLE砂漠の錬金術師。砂漠衣装とかあの辺の文化全然知らないけど、こういう錬金術師いたらなぁというやつ。
今読んでる小説にハヤブサを従える錬金術師が出てきたから妄想してみた
そのこ
DOODLE砂漠越えからミューズに向かう直前。アナベルとビクトール。ビクフリの一形態なのでアナベルが常にフラれていてちょっとどうなんでしょうね。2025-05-02
「本当に帰ってきたんだねえ」
珍しく酔っぱらったアナベルが繰り返す。小さな酒場のカウンター、人の声がまるで波音のように揺蕩ういい店だ。隣に座ったアナベルは、柔らかい手でビクトールの肩を抱いた。女にしては大きな掌で優しく引き寄せられる。
「本当にねえ」
「そんなにか」
1年ほど前、一旦挨拶には寄ったが、その時にはノースウィンドウに帰ったと嘘をついた後ろめたさもあり、どこかよそよそしかったと自分でも思っている。それ以前と言えばデュナンでネクロードの手がかりがまったくつかめないことに業を煮やした自分がもう帰らぬ、と言った時だ。
アナベルは反対しなかった。しても無駄だと悟っていたのだ。忘れてしまえという事も出来ず、かといって代われるはずもない。ビクトールを見送ることしか出来なかったアナベルの、深い悲しみの目をどうしていままで忘れていられたのだろう。
1576「本当に帰ってきたんだねえ」
珍しく酔っぱらったアナベルが繰り返す。小さな酒場のカウンター、人の声がまるで波音のように揺蕩ういい店だ。隣に座ったアナベルは、柔らかい手でビクトールの肩を抱いた。女にしては大きな掌で優しく引き寄せられる。
「本当にねえ」
「そんなにか」
1年ほど前、一旦挨拶には寄ったが、その時にはノースウィンドウに帰ったと嘘をついた後ろめたさもあり、どこかよそよそしかったと自分でも思っている。それ以前と言えばデュナンでネクロードの手がかりがまったくつかめないことに業を煮やした自分がもう帰らぬ、と言った時だ。
アナベルは反対しなかった。しても無駄だと悟っていたのだ。忘れてしまえという事も出来ず、かといって代われるはずもない。ビクトールを見送ることしか出来なかったアナベルの、深い悲しみの目をどうしていままで忘れていられたのだろう。
そのこ
DOODLE砂漠越え後、ノースウィンドウに帰郷した後。フリック。ビクフリが大前提。ビクトールさんの執着をこう、こうね。気が付いてるような。ないような。
2025-05-01
首筋に傷がある。ビクトールのやつ、思い切りかみつきやがって。明らかに人の歯型の傷を人目に晒すことは出来なくて、手持ちの中でも襟の高い服を選ぶ羽目になる。本格的に暑くなる前に消えれば良いんだが。
帰りたいと望みながらも、恐ろしくて帰れない。そんな故郷への旅路に付き合った。10年たった町は朽ちて枯れ、人っ子一人いやしない。それが事実だった。皆が生き返ることはないし、かといってまったくもって姿を変えているわけでもない。10年が10年として振りつもった景色を、ビクトールがどう思ったのか。
襟元を引っ張りながら部屋を出た。今日は一人だ。ビクトールはと言えば、何やらミューズから客人が来るとか何とかで、朝から出かけている。うれしそうな声をしていたからきっと仲のいい友人とかなんだろう。敵も多いが、同じぐらいかそれ以上に好かれている奴だ。
1534首筋に傷がある。ビクトールのやつ、思い切りかみつきやがって。明らかに人の歯型の傷を人目に晒すことは出来なくて、手持ちの中でも襟の高い服を選ぶ羽目になる。本格的に暑くなる前に消えれば良いんだが。
帰りたいと望みながらも、恐ろしくて帰れない。そんな故郷への旅路に付き合った。10年たった町は朽ちて枯れ、人っ子一人いやしない。それが事実だった。皆が生き返ることはないし、かといってまったくもって姿を変えているわけでもない。10年が10年として振りつもった景色を、ビクトールがどう思ったのか。
襟元を引っ張りながら部屋を出た。今日は一人だ。ビクトールはと言えば、何やらミューズから客人が来るとか何とかで、朝から出かけている。うれしそうな声をしていたからきっと仲のいい友人とかなんだろう。敵も多いが、同じぐらいかそれ以上に好かれている奴だ。
サバトラ
DOODLE船上のイェレリ未満船上の医務室で二人だったら面白いんじゃない?と
漠然と考えてたとこに…てるてさんの女攻め戦後イェレリが刺さってもう…
描かずにおられんかったです。4ページ。スケベはないゴメン。 4
そのこ
DOODLE砂漠越え直後。ノースウィンドウに戻ったりするビクフリ続き。横書きが読みづらいとか聞いたので縦書きにしてみますけど、変わるのかな。
ノースウィンドウは数日前のままだ。多分この10年間、ずっとこのままだった。風が吹いて、雨が降って、そのせいで建物が少しずつ朽ちたとしても、それでも何も変わらない。俺とフリックは花を抱えて故郷を再び訪れていた。
フリックの手首にくっきりと痣が残っている。先日、やっとの事で帰ったノースウィンドウで俺が力任せにつかみ続けたからだ。あれから数日経って、赤黒かった痣は黄色の斑も加わって痛々しい事この上ない。
夏に向かう季節だ。細長い腕の先端にそういう痣があるとやたらと目立った。はっきりと手の形をしていればなおさらだ。悪い化け物にでもかどわかされたみたいだな、と何度も思い、それが半分ぐらいは本当だと考えると頭を抱えるしかないのだ。
1330フリックの手首にくっきりと痣が残っている。先日、やっとの事で帰ったノースウィンドウで俺が力任せにつかみ続けたからだ。あれから数日経って、赤黒かった痣は黄色の斑も加わって痛々しい事この上ない。
夏に向かう季節だ。細長い腕の先端にそういう痣があるとやたらと目立った。はっきりと手の形をしていればなおさらだ。悪い化け物にでもかどわかされたみたいだな、と何度も思い、それが半分ぐらいは本当だと考えると頭を抱えるしかないのだ。
suisoo___
MAIKING双子ちゃんバースデー、途中までなんですがこんな感じの話をアップ予定です🩵💛タイトルが本日バースデーの超時空シンデレラの曲からいただいたのでちょっとだけ…🤟
無印砂漠→無印宇宙→運命クレタ後→自由前の時系列で、とりあえず無印砂漠編になります
ZEROが公開されるまでに出したかった話なので、間に合って良かった……
流星にまたがって(双子話/無印) ふと目が覚めてしまったカガリは、外の空気を吸いに寝床から出て夜の砂漠を歩いていた。昼間の焼けつくような熱をすっかり手放し、冷え込むような静けさに包まれている。月の光は頼りなく、風が吹くたびにサラサラと砂が音を立て視界をゆっくりと削る。
そろそろ戻ろうかと踵を返そうとした所、視界の端に人影を見つけた。
「……ん?あいつ、確か……」
薄暗い月明かりの中を、誰かがふらふらと歩いていた。カガリは目を凝らした。制服の裾が風に揺れている。その歩き方はどこか現実から切り離されたように頼りない。細身の身体、ブラウンの髪。見覚えのある少年。
「あんな所で何してるんだ……?」
思わず足を動かしていた。戦闘がようやく終わりみんなが寝静まった時間に、何故か夜の砂漠を歩いていた。帰る場所があるはずなのに、何故。
3386そろそろ戻ろうかと踵を返そうとした所、視界の端に人影を見つけた。
「……ん?あいつ、確か……」
薄暗い月明かりの中を、誰かがふらふらと歩いていた。カガリは目を凝らした。制服の裾が風に揺れている。その歩き方はどこか現実から切り離されたように頼りない。細身の身体、ブラウンの髪。見覚えのある少年。
「あんな所で何してるんだ……?」
思わず足を動かしていた。戦闘がようやく終わりみんなが寝静まった時間に、何故か夜の砂漠を歩いていた。帰る場所があるはずなのに、何故。
そのこ
DOODLE砂漠越え直後。ノースウィンドウに帰るビクトールさんとフリック。手ぇつなぐのはカプだと言われればカプなんじゃないか。ビクフリです。2025-04-28
戻りたくなかったというのは事実で、戻りたかったというのも同じぐらい本当なんだと思う。
町はビクトールが言ったように崩れていた。屋根は落ち、草木が壁を浸食し、石畳はだいぶん土をかぶっている。そこここに突き刺さった、墓とも何とも言い難い粗末な板切れの下には一体誰が埋まっているんだろう。
なるほど確かにこれは忌地だ。さっきまで高く鳴いていた鳥もどこかへ行って、風の音しか聞こえない。ざわざわと木の葉と枝がこすれて音を立てるのに、しんと静かだ。朽ちたドアの向こうには朽ちた家がある。乱雑に転がされたいすと桶が床に転がって揺れている。
入口から大きな通りがあって、左右に朽ちた建物が並んでいる。擦り切れた布や地面に落ちた看板の成れの果てから察するに、ここが目抜き通りだったんだろう。
2522戻りたくなかったというのは事実で、戻りたかったというのも同じぐらい本当なんだと思う。
町はビクトールが言ったように崩れていた。屋根は落ち、草木が壁を浸食し、石畳はだいぶん土をかぶっている。そこここに突き刺さった、墓とも何とも言い難い粗末な板切れの下には一体誰が埋まっているんだろう。
なるほど確かにこれは忌地だ。さっきまで高く鳴いていた鳥もどこかへ行って、風の音しか聞こえない。ざわざわと木の葉と枝がこすれて音を立てるのに、しんと静かだ。朽ちたドアの向こうには朽ちた家がある。乱雑に転がされたいすと桶が床に転がって揺れている。
入口から大きな通りがあって、左右に朽ちた建物が並んでいる。擦り切れた布や地面に落ちた看板の成れの果てから察するに、ここが目抜き通りだったんだろう。
そのこ
DOODLE砂漠越え直後。フリックとビクトール。ビクトールさん、1で帰るって言ってモラビアで捕まってますけど、ウォーレンの所にいたのが行きか帰りか不透明なのおもしろいよな。2025-04-26
「ちょっと付き合ってくんねえか?」
仕事がない時なら日がな一日一緒にいると言うのに、改まってなんだ。そう言おうとしてやめたのは何やらひどく追い詰められたような目をビクトールがしていたからだ。似合わぬしわを眉間に寄せて、伺うように俺を見ている。
読んでいた本を閉じ、椅子に座り直す。その間に、ビクトールも寝台に腰を掛けた。外からはサウスウィンドウの市場ののどかな客引きの声がして、柔らかな午後の光が差し込んできている。つい先日まで過酷な砂漠にいたなんてまるで夢のような、穏やかな日だ。
寝台に座り込んだまま、ビクトールは黙り込んだ。組んだ指先をより合わせる仕草は、まるで叱られる子供のようだ。素面では話しづらい事なのだろうか。だったら夜にでも話せば良いものを。
2218「ちょっと付き合ってくんねえか?」
仕事がない時なら日がな一日一緒にいると言うのに、改まってなんだ。そう言おうとしてやめたのは何やらひどく追い詰められたような目をビクトールがしていたからだ。似合わぬしわを眉間に寄せて、伺うように俺を見ている。
読んでいた本を閉じ、椅子に座り直す。その間に、ビクトールも寝台に腰を掛けた。外からはサウスウィンドウの市場ののどかな客引きの声がして、柔らかな午後の光が差し込んできている。つい先日まで過酷な砂漠にいたなんてまるで夢のような、穏やかな日だ。
寝台に座り込んだまま、ビクトールは黙り込んだ。組んだ指先をより合わせる仕草は、まるで叱られる子供のようだ。素面では話しづらい事なのだろうか。だったら夜にでも話せば良いものを。