Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    genshi_number

    MOURNINGウェンと転生ロザが擬似家族になるやつの導入的な小説未満
    超中途半端
    ⚠️葬式のシーンから始まるし小さい子供の両親が亡くなるのでそれらが平気な人向け

    小説難しい。フォロワーが書いて欲しい。
    誰かタイトル考えて欲しい。 別れとは寂しいものである。
     それは何千年と生きている神にとっても同じだ。幾度となく経験していてもそう簡単に薄れるものでは無い。
     その日、棺の中で眠りについたのは若い音楽家夫婦だった。今は凡人として生きている少年は、少しアルコールの回った頃に彼らと1曲奏でるのが好きだった。
     事故だった。
     海外公演から帰る飛行機が墜落した。夫婦共に身寄りのなかったらしい彼らの葬儀に人は少なかった。生前の本人達によると駆け落ち同然の結婚だったため双方の家族と縁が切れているらしい。その言葉通り式場に親族らしい人影はなく、その多くは彼らの奏でる音楽を愛していた人々だ。彼らが最後に発表した曲が流れ、時折すすり泣きの聞こえる式場の隅に少年は立っていた。たとえ広い海の上であっても風は吹いている。その風に乗って故郷に帰ってくるであろう2人の魂を静かに待っていた。この式場をあとにしたら海風の吹く崖の上で愛用のライアーを手に二人を出迎えようと。
    1368

    六本線

    MAIKING9月のグッコミの無配です。
    高校生のころに曖昧な関係のまま終わった二人が大人になって再会する話。
    ※中途半端なところで終わります。全体の話の多分三分の一くらい。
    ※鼻血の描写があります。
    no title
     久しぶりの再会、という訳ではない。高校時代、共に汗を流して競技漬けの毎日を戦った友人たちは、バスケットボールの強豪大学に進むものが多かった。試合でことあるごとに顔を合わせていたし、大人になってからも何かしらか理由を見つけて集まっていた。それほど、修羅の日々を三年間最後まで共有しきった経験は強固なものだった。
     店を選ぶのは大概がセンスの良い一之倉だ。大衆的過ぎず、かと言ってオシャレ路線にも振り切らない丁度良いところをつくので、すっかり信頼されていた。
     その日、一之倉から指定されたのは普段よりも高級志向の料亭だった。
    都内一等地の広尾だけあって、金曜の夜なのに周囲の喧騒にはどこか品があった。携帯のマップを頼りに店を探すと、古民家然とした建物の前に着く。控えめな看板には、教えられた店名が達筆な文字で浮き彫りにされていた。仕事の付き合いでこうした落ち着いた店に来ることはたまにあるが、仲間内の集まりで選ばれることはほぼ無いような場所だ。
    13770

    Shierin

    DONEフロスネかフロ+スネです。

    本編とは一切関係ない二次創作。
    キャラ解釈とか設定とか、なんかいい感じに個人の幻覚が含まれます。

    『スネイルの手術によるアップデートを〝アセンブル〟とかいって、二人で強化人間アプデを思いついた』とかいう地獄が過ぎる風味です。強強幻覚。たぶんスネイルがアプデをえらく気に入って、フロイトは自分が発端だったことを基本的に忘れててたまに思い出す。アセン付き合ってくれる。
    アセンブル【フロイト】アーキバス本社/ヴェスパー部隊第二隊長室

    「旧世代型が」

    第二隊長室の応接デスクセットを占拠してると、スネイルが呟いた。呟いたというより、通話中に不意に出た悪態だ。内容は強化人間手術関連だろうと察する。
    こいつが悪態をつくのはいつものことだ。だからノイズにはならない。
    ACが強ければ旧世代型でもいいだろと思うが、プライド以外にも耐えられない物があって嫌悪してるようにも思える。興味ないから知らんが。

    (まだ昼には遠い。掃除が終わるのは昼過ぎと言ってたな)

    第一隊長室に清掃が入ることをすっかり忘れて出勤し、自室に戻るのが面倒でスネイルのとこに来た。
    『帰れ』と言われて事情を説明したら、『フロイトが夜中まで隊長室にこもっているからです。夜間清掃だとあれだけ言ったでしょう』と小言を言われた。
    1662

    かいこう

    DONE最高のバレンタイン/花流
    14でバレンタインだなってなったけど、たくさんのチョコをもらうるかわに嫉妬を爆発させて暴れるはなみち、を回避しようとして中途半端
    最高のバレンタイン 恋人がいると公言していようが、流川のバレンタインは盛況だった。本人はむっつりと面白くなさを前面に出して靴箱に入れられているチョコレートをスポーツバッグに詰めている。朝練を終え、いつもなら教室に上がる時には素通りする玄関で、中に入れられたプレゼントのせいで閉まらないロッカーから中身が落ちてくる前に片づけを始める流川を待つために、桜木も玄関に立っていた。色も形も様々なチョコレートの箱を、流川は、もう何度もこういうことをしてきたと分かる手つきでバッグへ放り込む。去年の秋の終わりからつき合い始めた男の横顔を桜木は見やった。桜木から告白してつき合うようになって、いいけど、と交際を了承したものの、果たしてこいつはバスケ以外の交流はできるのかと危ぶんだ桜木の予想に反して、一緒に登下校したいと言ってみれば頷いてくれたり、帰り道でまだ別れたくねーと呟かれたり、バスケ同様、流川は恋人としても、最高で、流川と恋人になってからというもの、桜木の心はぎゅんぎゅんと甘く満たされている。廊下の奥や背後の階段の上から、朝練の最中にチョコレートを入れたのだろう生徒たちの忍び笑いや囁き声が聞こえてきて、ぐるりと首を捻って視線を巡らせる桜木の足元で、流川がため息をつきながら、スポーツバッグから紙袋を取り出した。最初からバッグじゃなくてそっちに入れりゃよかったんじゃねぇの。流川の杜撰さやものぐさに対して呆れたが、口には出さなかった。
    2593