蒼月
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DONE【COC】「聖なる獣のアヴァターラ」HO青龍:蒼月 瀧戯 差分+ディスプレイ
通常:成功・失敗・怒り・クリティカル・ファンブル
戦闘:成功・失敗・吐血・クリティカル・ファンブル 11
しいげ
CAN’T MAKE蒼月ユリウスモード。ユリウス、ヨーコ、アルカードの道中短文です。主にヨーコ目線。文は省きましたが、ハマーも蒼真の日常側の人間だから、魔王化したらもう自分の領分ではないときちんと手を引いたんだと思います。
はるかなる頂までも 地の底までも雪のちらつく山中を通り、徘徊する魔物を退けながらヨーコは先を急ぐ。
元より戦うつもりでここに来ていたのだ。準備は整っている……随分と望まぬ相手になってしまったが、だからこそ急がねばならない。
「あなただけが悲しみを背負う必要はない。人は支え合うものよ」
追いついたユリウスを見据え、ヨーコは今度こそ置いて行かせまいと語気を強める。一年前のように不覚をとったわけでもない。戦わねば。待つだけで、任せるだけで、守られるだけでいるつもりは毛頭ない。
(あなたにはベルモンドの、私にはヴェルナンデスの矜持がある。)
そしてユリウスには蒼真との約束が、ヨーコにはせめて弥那を守りたいという願いがある。
「もう少し私を信用してほしいわ」
2472元より戦うつもりでここに来ていたのだ。準備は整っている……随分と望まぬ相手になってしまったが、だからこそ急がねばならない。
「あなただけが悲しみを背負う必要はない。人は支え合うものよ」
追いついたユリウスを見据え、ヨーコは今度こそ置いて行かせまいと語気を強める。一年前のように不覚をとったわけでもない。戦わねば。待つだけで、任せるだけで、守られるだけでいるつもりは毛頭ない。
(あなたにはベルモンドの、私にはヴェルナンデスの矜持がある。)
そしてユリウスには蒼真との約束が、ヨーコにはせめて弥那を守りたいという願いがある。
「もう少し私を信用してほしいわ」
mmmori0314
MOURNINGエイプリルフールネタ。蒼月時空、四月一日の蒼真くんと有角さん。日常色々捏造。
蒼真くんは騙されやすい子。
四月一日、嘘つきな貴方 目蓋を開けると、自分の部屋のものではない天井が目に入った。
ごろりと寝返りをうって、自分の匂いがしないベッドに顔を押し付けて息を吸えば、なんだか微かによい香りがする。居心地が良い。安心する。惰眠を誘う肌触りを何とか断ち切って、もぞもぞと身を起こす。
蒼真の部屋とは趣の違う、落ち着いた雰囲気の洒落た部屋。ぼんやりした頭に浮かぶ違和感に少し遅れて、そういや昨日は有角の家に泊まったんだったな、と思い出しながら蒼真はベッドを抜け出した。まだ少し眠い。
「おはよ……」
「ようやく起きたのか。おはよう。さっさと顔でも洗って来い」
「ああ、うん……」
のろのろと部屋を出れば、寝ぼけ眼のまま追い立てられて、ぺたぺたとフローリングの床を踏む。じゃぶじゃぶと冷たい水を浴びたところでようやく目が覚めた。幾分はっきりした頭で踵を返す。
6231ごろりと寝返りをうって、自分の匂いがしないベッドに顔を押し付けて息を吸えば、なんだか微かによい香りがする。居心地が良い。安心する。惰眠を誘う肌触りを何とか断ち切って、もぞもぞと身を起こす。
蒼真の部屋とは趣の違う、落ち着いた雰囲気の洒落た部屋。ぼんやりした頭に浮かぶ違和感に少し遅れて、そういや昨日は有角の家に泊まったんだったな、と思い出しながら蒼真はベッドを抜け出した。まだ少し眠い。
「おはよ……」
「ようやく起きたのか。おはよう。さっさと顔でも洗って来い」
「ああ、うん……」
のろのろと部屋を出れば、寝ぼけ眼のまま追い立てられて、ぺたぺたとフローリングの床を踏む。じゃぶじゃぶと冷たい水を浴びたところでようやく目が覚めた。幾分はっきりした頭で踵を返す。
seny0624
REHABILI蒼月ED後、大樹の節のシルがインにもだもだしてる小話。バニヴァン実装にかこつけたお話を書こうとして失敗した。特に兎は関係ないのでバニーにかこつけた話をリベンジしてみたい 11
ntkfe
PROGRESS5年目の同窓会開催おめでとうございます!!2️⃣!描き途中漫画なのでペン入れだけで力尽きています!
フレンちゃんと青獅子学級のみんなが蒼月ルート後のフェルディアで同窓会的なことをする漫画の冒頭部分です!!続きは夏までに描けたらいいなあと思っています。ドロテアちゃんが青獅子学級にいるルートです。 9
HC_and_E
PAST5年目の同窓会開催、風花雪月5周年おめでとうございます!節目の年を迎え、良い機会だと思ったので初見時を振り返ることにしました
時系列ぐちゃぐちゃでなんのこっちゃですが、フレッシュな衝撃に揉まれている様子を感じていただけたら・・・という趣旨です
・紅花ルート(蒼月を実況で視聴済)
・1枚目が学生時代、2枚目が開戦後です
・CP関係にも触れています(特に、当方リンベル推しです) 2
charu_rion
PAST一応、蒼月と踊る(のた。 様)用に作った刑事さん。名前は涼風朱夏。
由来は7月生まれだから。単純でスマンナ。
色んなシナリオ通過した結果、かなり思い入れが凄いことになったキャラだったりする…。
…足描いてない理由?
決まってるだろ、描けなかったんだよ!!チクショー!
dsg4sak
DONE【いずれ泡沫】ディミマリ+ヒューエデ蒼月ルート/ディミマリペアエンド/戦後
※同時発行のヒューエデ本【さらば人魚】の別視点的なお話です
※ぬるいながらに敵対や決別等の表現を含みます
※なんでも許せる方は読んでやってください 12
pekeyori
DOODLEメモして放置してた有角くんと蒼真クンの話。蒼月後のつもり旅行する有とそま「今年も数日空ける。その間蒼真の監視を頼みたい」
「…と言う事は、もうそんな時期か」
ユリウスは有角に言われなるほどなと納得した。秋も中頃、暖かさも穏やかになってきたそんな時期に有角は休みをとる。
セリア率いる教団との戦いが終わり、再び日常が戻った蒼真に脅威があるのかは今の所不明で、監視が必要なのは変わらなかった。一つ変わった事と言えば前程監視の程度を下げた事だ。
「提案なんだが、蒼真を連れて行くのはどうだ?親睦とは違うだろうが折角なら一緒に行くのも悪くないんじゃないか?」
そう提案するのが変化の良い結果だろう。ユリウスもそうしろとうんうん頷く。有角は嫌そうに眉を顰めるが、「金の心配ならオレが出すが?」としつこく食い下がる。ここまで言われたら断る材料が減って有角も少し思案した。
1283「…と言う事は、もうそんな時期か」
ユリウスは有角に言われなるほどなと納得した。秋も中頃、暖かさも穏やかになってきたそんな時期に有角は休みをとる。
セリア率いる教団との戦いが終わり、再び日常が戻った蒼真に脅威があるのかは今の所不明で、監視が必要なのは変わらなかった。一つ変わった事と言えば前程監視の程度を下げた事だ。
「提案なんだが、蒼真を連れて行くのはどうだ?親睦とは違うだろうが折角なら一緒に行くのも悪くないんじゃないか?」
そう提案するのが変化の良い結果だろう。ユリウスもそうしろとうんうん頷く。有角は嫌そうに眉を顰めるが、「金の心配ならオレが出すが?」としつこく食い下がる。ここまで言われたら断る材料が減って有角も少し思案した。
mmmori0314
DONEユリウスおじちゃんの楽しいハロウィン。ユリウス中心蒼月勢の軽いノリの話。
Jが本編で「ドラキュラの名に恐怖を感じる」と言ってたので、ドラキュラ的なものが溢れるハロウィンは頭抱えてたんじゃないかなっていうとこから始まった妄想。
ハロウィン狂騒曲 カボチャ、カボチャ、カボチャ。
窓の外を流れていく景色の中に何度も現れるニヤけたカボチャ、それを眺めながらユリウスは心の中で溜め息をついた。
ハロウィンである。
それも、ここ日本でのそれは元の意味がほぼ失われた、『怪物の仮装や飾り付けや菓子を楽しむ祭り』としてのハロウィンである。怪物がフィクションの上のものであれば楽しいのかもしれないが、本物と命のやり取りをしている身としては気の滅入るだけのイベントだ。魔を滅し人の世を護るのが一族に課せられた役目であり、それを厭うつもりもないが、何が悲しくて平穏な日常でまで想起させられなければならないのか。カボチャの顔が腹立つ。
「ユリウス」
隣からかけられた声に、物思いに耽っていた意識が引き戻される。平坦な声。長い付き合いだ、別に怒っている訳ではないことくらいわかるが、一呼吸入れてから隣に視線を移す。
12554窓の外を流れていく景色の中に何度も現れるニヤけたカボチャ、それを眺めながらユリウスは心の中で溜め息をついた。
ハロウィンである。
それも、ここ日本でのそれは元の意味がほぼ失われた、『怪物の仮装や飾り付けや菓子を楽しむ祭り』としてのハロウィンである。怪物がフィクションの上のものであれば楽しいのかもしれないが、本物と命のやり取りをしている身としては気の滅入るだけのイベントだ。魔を滅し人の世を護るのが一族に課せられた役目であり、それを厭うつもりもないが、何が悲しくて平穏な日常でまで想起させられなければならないのか。カボチャの顔が腹立つ。
「ユリウス」
隣からかけられた声に、物思いに耽っていた意識が引き戻される。平坦な声。長い付き合いだ、別に怒っている訳ではないことくらいわかるが、一呼吸入れてから隣に視線を移す。
うすきみ
DONE眼鏡をかけ始めた後輩夢主と見惚れちゃう七海のお話SpecialThanks! 蒼月様
見惚れてました「それ、どうしたんですか?」
次の任務の為に待機室で待っていると、同行する予定だった七海さんがやって来て、開口一番にそう言った。
「それ、とは?」
「眼鏡ですよ」
私が聞くと、彼は私を見つめたまま言う。
「あぁ。これですか。先日の健康診断で引っかかりまして。確かに見えづらいなとは思っていたので、昨日の休みに買ってきました」
「……そうですか」
そう言いながら、七海さんはサングラスをカチャリと直す。そんなに変だったかな?
「変ですか?」
私が聞くと、彼は「いえ」と一言だけ言い、待機室を出ていく。私は不思議に思いつつも読んでいた本をしまって、彼の後に続いた。
七海さんは私の二つ上の先輩で、学生時代は余り接点は無かった。私が卒業して呪術師として任務にあたるようになってからも、相性のせいか余りアサインされることも無かった。だがここ数年、私が一級に上がってから特級任務や潜入任務などでアサインされる事が増え、食事に誘われたりする事も増えた気がする。高専でも人気御三家だし(残りは言わずもがな五条さんと夏油さんだ)大人で素敵だと思うけど、いまいち掴みきれないところがあって(表情変わらないし)私的にはあくまで『先輩』だ。
3324次の任務の為に待機室で待っていると、同行する予定だった七海さんがやって来て、開口一番にそう言った。
「それ、とは?」
「眼鏡ですよ」
私が聞くと、彼は私を見つめたまま言う。
「あぁ。これですか。先日の健康診断で引っかかりまして。確かに見えづらいなとは思っていたので、昨日の休みに買ってきました」
「……そうですか」
そう言いながら、七海さんはサングラスをカチャリと直す。そんなに変だったかな?
「変ですか?」
私が聞くと、彼は「いえ」と一言だけ言い、待機室を出ていく。私は不思議に思いつつも読んでいた本をしまって、彼の後に続いた。
七海さんは私の二つ上の先輩で、学生時代は余り接点は無かった。私が卒業して呪術師として任務にあたるようになってからも、相性のせいか余りアサインされることも無かった。だがここ数年、私が一級に上がってから特級任務や潜入任務などでアサインされる事が増え、食事に誘われたりする事も増えた気がする。高専でも人気御三家だし(残りは言わずもがな五条さんと夏油さんだ)大人で素敵だと思うけど、いまいち掴みきれないところがあって(表情変わらないし)私的にはあくまで『先輩』だ。
Lac
MEMO各ルートのベレトとソティスの日常話詰め。2.蒼月後、ディミトリとシルヴァンとレトソティの話。ほんの少しだけ救国王に妬く大司教が居たとか。
慈母敗子「うわ、酒臭っ!」
「…随分な物言いだな。」
挨拶もそっちのけに、部屋を充満するアルコールの匂いに顔を顰める。また仕事を詰め込んでいるかと思えば、珍しく酒を飲んでいたのであろう部屋の主にシルヴァンが小さく笑みを浮かべた。
「ドゥドゥーに執務室の見回りを頼まれたんですよ。心当たりがあるでしょう?」
「…ああ、いつもすまないと思っている。」
「まあその生真面目さは性分でしょうし、オレは構いませんがね…」
ふと視線を執務室の机へと向けると、見慣れたセイロス教の紋章が刻まれた白緑色の便箋が目に映った。節に一度、ガルグマク大修道院から届けられる国王宛の封筒には三枚の手紙が入っていると聞いている。一つは大司教補佐のチェックがはいっているであろう文言が書かれた手紙、もう一つは青獅子学級の先生としてのベレトからの日常報告を兼ねた手紙。そして最後に、筆跡は先生のものではあるが中身は母が子を心配する様なベレトの伴侶からの手紙だった。
2869「…随分な物言いだな。」
挨拶もそっちのけに、部屋を充満するアルコールの匂いに顔を顰める。また仕事を詰め込んでいるかと思えば、珍しく酒を飲んでいたのであろう部屋の主にシルヴァンが小さく笑みを浮かべた。
「ドゥドゥーに執務室の見回りを頼まれたんですよ。心当たりがあるでしょう?」
「…ああ、いつもすまないと思っている。」
「まあその生真面目さは性分でしょうし、オレは構いませんがね…」
ふと視線を執務室の机へと向けると、見慣れたセイロス教の紋章が刻まれた白緑色の便箋が目に映った。節に一度、ガルグマク大修道院から届けられる国王宛の封筒には三枚の手紙が入っていると聞いている。一つは大司教補佐のチェックがはいっているであろう文言が書かれた手紙、もう一つは青獅子学級の先生としてのベレトからの日常報告を兼ねた手紙。そして最後に、筆跡は先生のものではあるが中身は母が子を心配する様なベレトの伴侶からの手紙だった。
しいげ
CAN’T MAKE蒼真とユリウスと有角がひたすらだべってる話。蒼月後。蒼真は有角の正体を知りません設定。今は昔の物語異様な暑さも蝉の声も盛りを過ぎたとはいえ、今はまだ夏だ。
日差しよりは日蔭にありがたみを感じるはずの時期に、一人は黒の上下スーツの長髪、一人は派手な革のジャケット装備の長髪。胡散臭いし暑苦しいが、いつものごとく本人たちは意にも介していない。もはやトレードマークのようなもので蒼真自身もとっくに見慣れていた。
今いる場所がさほど大きくない神社の境内であり、あまり人目は引かずに済んでいるのが幸いだ。
ここは幼馴染の生家。
蒼真にとっては切っても切れない因縁が芽生えた場所で、この二人もその因縁の一つ。
有角とユリウス。
弥那は昔から有角の姿を見かけていたらしいが、蒼真は近所に住んでいた割にこんな黒ずくめの怪しい奴を一度も見たことはない。ユリウスも明らかに一般外国人観光客などではない雰囲気を醸している。もし普通に暮らせていたら会うことのなかった…いや自分がドラキュラの生まれ変わりであった以上は必然だったのか。少なくとも今は己の宿命とやらを含めて出会いを後悔せずには済んでいる。
6361日差しよりは日蔭にありがたみを感じるはずの時期に、一人は黒の上下スーツの長髪、一人は派手な革のジャケット装備の長髪。胡散臭いし暑苦しいが、いつものごとく本人たちは意にも介していない。もはやトレードマークのようなもので蒼真自身もとっくに見慣れていた。
今いる場所がさほど大きくない神社の境内であり、あまり人目は引かずに済んでいるのが幸いだ。
ここは幼馴染の生家。
蒼真にとっては切っても切れない因縁が芽生えた場所で、この二人もその因縁の一つ。
有角とユリウス。
弥那は昔から有角の姿を見かけていたらしいが、蒼真は近所に住んでいた割にこんな黒ずくめの怪しい奴を一度も見たことはない。ユリウスも明らかに一般外国人観光客などではない雰囲気を醸している。もし普通に暮らせていたら会うことのなかった…いや自分がドラキュラの生まれ変わりであった以上は必然だったのか。少なくとも今は己の宿命とやらを含めて出会いを後悔せずには済んでいる。
_delphe
DONE【PASSはおしながきに記載しています】Passwords are listed in the "Oshinagaki" at the space.
23/07/17 ディミレトWebオンリー「蒼月の銀灰花」展示用です。
※首がとんでいます
※捏造
ディミトリについて考える二章の先生漫画です。
蒼月、先生がランドルフの首を落とすシーンが強く印象に残っています。 6
suna
DONE2023/07/16~17開催のディミレトWebオンリー『蒼月の銀灰花~SummerHoneymoon~』の展示小説です。自分は恋をすることはないと思っていたベレト先生の初恋の話です。 7446
suna
DONE2023/07/16~17開催のディミレトWebオンリー『蒼月の銀灰花~SummerHoneymoon~』の展示小説です。恋をすることはないと思っていたベレト先生が、初めての恋を知る話です。
赤い実はじけた「結婚を申し込まれた」
少しは驚かれるかという予想に反して、セテスはそうかと頷いただけだった。ベレトの補佐を務めるうちに多少のことでは動じなくなったのかもしれない。頼もしい限りである。
「…うん?だが国王陛下からの書簡は三日前に届いたばかりでは?」
「なんでディミトリが出てくるんだ?」
疑問を素直に口にしてベレトが首を傾げると、とたんにセテスの顔つきが厳しいものに変わった。眉間の皺がいつもよりも一本多い。取れなくなるぞと指摘してしまうと、誰のせいだと責められるのが分かっているので見て見ぬふりをする。
「…いったい誰に、求婚されたのかね」
常よりも低い声に問われてガルグ=マクにほど近い領土を治める若き侯爵の名を告げれば、眉間の皺がさらに一本追加された。
7444少しは驚かれるかという予想に反して、セテスはそうかと頷いただけだった。ベレトの補佐を務めるうちに多少のことでは動じなくなったのかもしれない。頼もしい限りである。
「…うん?だが国王陛下からの書簡は三日前に届いたばかりでは?」
「なんでディミトリが出てくるんだ?」
疑問を素直に口にしてベレトが首を傾げると、とたんにセテスの顔つきが厳しいものに変わった。眉間の皺がいつもよりも一本多い。取れなくなるぞと指摘してしまうと、誰のせいだと責められるのが分かっているので見て見ぬふりをする。
「…いったい誰に、求婚されたのかね」
常よりも低い声に問われてガルグ=マクにほど近い領土を治める若き侯爵の名を告げれば、眉間の皺がさらに一本追加された。
kumanbachijo
DONE水葬というより、なんとなく心理的に不安定な二人を表現したかったです。蒼月の公爵夫妻エンドは大好物なんですが、他国√で引き抜かれずに先生たちと戦うことになるフェリアネ、級友たちと敵対するルートを選び、寄り添いながら未来を生きていく二人、あるいは蒼月の某√のことをつい考えたくなってしまう。
作業途中のイラストに絵文字を送ってくださり、ありがとうございました!おかげで完成しました…!!