近衛
すったまご
DOODLE【妄想フルスロットル】近衛ーズで白バイ隊員の格好をさせたらどうなるかな、って昨日ホンモンを見ながら思いついたネタ。
ナイトライダーズ(Knight Riders)という名前は某フォロ様命名。
【しょうがねーな、すったまの暴走に付き合ってやるよって言える方向け】 6
Na0
TRAINING恋人だった近衛リンゼルとその百年後。プロット形式。本当は書架の梯子でもっとこうイチャイチャさせたかった。素振り25●恋人だった近衛リンゼル。●
姫様の私室の書架。
そこに書物を返す用事を請け負った近衛。
すぐ横の文机には所定の位置に返されるのを待つ革張りでずっしり重い貴重な本が積まれてて、一冊。また一冊と、手渡しされては、丁寧に戻されていく。
姫様は本を両手でさし出し、近衛はそれを片手で受け取る。
さほど背丈も体格も変わらぬ彼だけど、やはり退魔の騎士になるだけの人なのだと改めて思う姫様。
ついぽーっとして近衛から「姫様、これはどちらに?」と聞かれて「それはあちらに」、「それはそこです」と慌てて指示を出す。最後に手渡され全て戻されて、「ありがとう。こんな事までさせてしまって…」と姫様。
「些末な事です。また何なりと」言いながら、上まで続く梯子からおりた近衛。
2401姫様の私室の書架。
そこに書物を返す用事を請け負った近衛。
すぐ横の文机には所定の位置に返されるのを待つ革張りでずっしり重い貴重な本が積まれてて、一冊。また一冊と、手渡しされては、丁寧に戻されていく。
姫様は本を両手でさし出し、近衛はそれを片手で受け取る。
さほど背丈も体格も変わらぬ彼だけど、やはり退魔の騎士になるだけの人なのだと改めて思う姫様。
ついぽーっとして近衛から「姫様、これはどちらに?」と聞かれて「それはあちらに」、「それはそこです」と慌てて指示を出す。最後に手渡され全て戻されて、「ありがとう。こんな事までさせてしまって…」と姫様。
「些末な事です。また何なりと」言いながら、上まで続く梯子からおりた近衛。
Na0
MOURNINGついに私にも『うちの詩人』って言える像ができました。近衛リンゼルをオリジナルキャラ目線で。深夜の自主練。
素振り24 勇者が姫様の近衛騎士に任ぜられた。
その事実は、またたく間に城内を。そして、城下町を駆け巡ったようだ。
口さがない者たちは言う。
──年頃の姫様のお側に置くのが、同じ年の頃の勇者とは。陛下もまた珍しく分かりやすい事を、と。
目覚めの訪れない姫様。
力を行使できない姫巫女は、王家の負債。
しかし、不思議な事に今代の御世において、他に『ゼルダ』の名を継げそうな姫は、王家の直系ならびに傍系をみても他には現れていない。
お館様の情報網に抜けはない。
たぶん。
王家の一の姫を『ゼルダ』と名付ける習わしは古くからあった。力の大小はあれど必ず力を現し、もし直系に姫が産まれなくとも、そのすぐ近くに力を現す姫は存在し続けていた。
2796その事実は、またたく間に城内を。そして、城下町を駆け巡ったようだ。
口さがない者たちは言う。
──年頃の姫様のお側に置くのが、同じ年の頃の勇者とは。陛下もまた珍しく分かりやすい事を、と。
目覚めの訪れない姫様。
力を行使できない姫巫女は、王家の負債。
しかし、不思議な事に今代の御世において、他に『ゼルダ』の名を継げそうな姫は、王家の直系ならびに傍系をみても他には現れていない。
お館様の情報網に抜けはない。
たぶん。
王家の一の姫を『ゼルダ』と名付ける習わしは古くからあった。力の大小はあれど必ず力を現し、もし直系に姫が産まれなくとも、そのすぐ近くに力を現す姫は存在し続けていた。
Na0
TRAINING近衛リンゼル。姫様が想いを寄せ、癒しであった近衛。二人ってこんなかなと、急に浮かんだので形にしました。眼裏の貴方カシャッ
(あっ……)
シーカーストーンが遺物音をさせて、今を切り取った。
目の前の風景よりもやや青みがかったそれは、確かに私が撮ったもの。
「どうかされましたか?」
彼が問う。
心の声が聞こえてしまったのかと、ついありもしない事が頭をよぎる。
胸が一つ、大きくなった。
「いいえ。何もありません」
言葉の通り装って、私は遺物の画面を閉じた。
腰のフォルダにひっかけ、彼を見つめる。
「ここでの調査は、これでいいでしょう。城に戻ります」
「承知いたしました」
崩れかけた遺跡を後にする。
足元にちらばる石の一つを跨ごうとすると、すっと手が差し出された。
「お気をつけて」
「ありがとう」
彼の手に、自分をあずける。
指先が触れる。
1959(あっ……)
シーカーストーンが遺物音をさせて、今を切り取った。
目の前の風景よりもやや青みがかったそれは、確かに私が撮ったもの。
「どうかされましたか?」
彼が問う。
心の声が聞こえてしまったのかと、ついありもしない事が頭をよぎる。
胸が一つ、大きくなった。
「いいえ。何もありません」
言葉の通り装って、私は遺物の画面を閉じた。
腰のフォルダにひっかけ、彼を見つめる。
「ここでの調査は、これでいいでしょう。城に戻ります」
「承知いたしました」
崩れかけた遺跡を後にする。
足元にちらばる石の一つを跨ごうとすると、すっと手が差し出された。
「お気をつけて」
「ありがとう」
彼の手に、自分をあずける。
指先が触れる。
winrr
DONE【5/10更新】1/2(健全的) 近衛隊長/偽隊長お相手古に落としてたテンプレでようやく遊んだ…
そして、お友達に偽隊長側の二人をビジュアルだけ送って、雰囲気で描いてもらいました…🙏(の延長線) 4
わむお
MEMO【シル主】年齢操作パロシル主という名のゴリ主。
ゴさん:6〜7歳▶︎20代前半
11くん:16歳▶︎20代後半〜30代前半
王子に恋したゴ少年。厳しい修業を経て、王となった11くんの近衛に(のちに隊長)
嘘がつけない+バレても別に構わないので好意丸出しなのに、王には躱され続ける。
ある時、ゴくんが王を庇って重傷を負ったのをきっかけに11くんは自分の気持ちにようやく気付いて恋文字数 3
Na0
MOURNING回生のお胸で近衛を想って泣くゼルダ。定期的にこね回していて、この後も考えているんだけど上手くまとまらない。https://twitter.com/ery2vOEBZIYnJUx/status/1471354606504783874?t=L最終決戦の直後、王都近くの川辺り設定。この後、巫女服のままでカカリコまでは人目もあり行けないので、迷いの森に向う予定。その後、この間思いついた大○パロいれたい。 3
Na0
TRAINING近衛リンゼル。恋人ではない。城壁の高い所から、恋人を待つ高貴な方が好物でして。少し前からスクショ撮ったり、フィールドワークしていたのですが、やっと形にできました。貴方を待ちわびて かたわれ時。
遠く山の稜線からハイラル平原と空の境界が、茜色に染まり、群青の帳がゆっくりと降りてくる。
1つ。また1つと、明かり守りの手によって、城下町の街灯に明かりが灯されていく。
慌ただしい時間だ。家路を急ぐ者たち、慌ただしく夕餉の準備をする者、メインストリートでは旅人が浮かれて多くの店々を物色して歩き、宿では最後の呼び込みに係の者が声をあげる。
その喧騒は、離れた城の塔に立つゼルダの耳まで届かないが、その勢いは日の入りのつむじ風にのり、彼女を通り抜けていった。
ゼルダは、風に乱れた髪を手で押さえ、そっと目をつむると、そこにある気配を感じとっていた。
(リンク……)
眼下に城のくねくねとした道を。その先の城門を臨む。日が落ちると、堅牢な城門は閉ざされる決まりだった。
1897遠く山の稜線からハイラル平原と空の境界が、茜色に染まり、群青の帳がゆっくりと降りてくる。
1つ。また1つと、明かり守りの手によって、城下町の街灯に明かりが灯されていく。
慌ただしい時間だ。家路を急ぐ者たち、慌ただしく夕餉の準備をする者、メインストリートでは旅人が浮かれて多くの店々を物色して歩き、宿では最後の呼び込みに係の者が声をあげる。
その喧騒は、離れた城の塔に立つゼルダの耳まで届かないが、その勢いは日の入りのつむじ風にのり、彼女を通り抜けていった。
ゼルダは、風に乱れた髪を手で押さえ、そっと目をつむると、そこにある気配を感じとっていた。
(リンク……)
眼下に城のくねくねとした道を。その先の城門を臨む。日が落ちると、堅牢な城門は閉ざされる決まりだった。
zero_1xxx
PASTしぬほど古いアニテラ絵上げていい?イイヨ!(裏声)マツカ推しでキスマツと第七近衛師団とナスカチルドレンが好きです。
アニメは今年の4月7日で15周年になりますね。時の流れが速い…
デュラEDパロは個人的に配役気に入ってるんですが絵が古すぎて薄目でしか見れない。元画像が小さかったのがせめてもの救い。
パスカルが持ってるのは朝日ソノラマ版の原作1巻です。 18
fufua_
PASTお城から抜け出して花畑を駆け抜けるお姫様。間違いなく、お転婆です・・・!
この後、家庭教師や近衛騎士達が慌てふためいて探し回るのでしょう。
そんなことを考えて、ちょっといたずらっぽく微笑んでいます…!
Na0
TRAININGヘブラで無心に鉱床を割ってたら、鉱石を贈る近衛が浮かびました。なのになんか書きたい事がそれた気がしますが…。御伽噺風のリンゼル。御伽噺昔、昔。まだ何者でもない彼が、もう場所も忘れてしまいましたが、とある場所で見たこともないくらいに輝く鉱床を見つけました。
少年は、吸い込まれる様に魅入られて、迷わず手にしていた練習用の剣を突き立てました。
剣は粉々に砕け、鉱床もまた同じく砕け散りました。
師匠でもある父からはまた剣を失ったと怒られました。罰として夕食を抜かれ、父の装備を整えるよう言いつけられました。
お腹はペコペコ。ラネールからの風も冷たく、いつもなら悲しい気持ちになりましたが、しかし、少年は平気でした。
なぜなら宝物を見つけたからです。
それは、大人に見つからないように、そっと鞄に入れて、厩の干し草の中に隠しておきました。
少年は馬具を油で磨きながら、それをちらりと見やり、満面の笑みを浮かべました。
2285少年は、吸い込まれる様に魅入られて、迷わず手にしていた練習用の剣を突き立てました。
剣は粉々に砕け、鉱床もまた同じく砕け散りました。
師匠でもある父からはまた剣を失ったと怒られました。罰として夕食を抜かれ、父の装備を整えるよう言いつけられました。
お腹はペコペコ。ラネールからの風も冷たく、いつもなら悲しい気持ちになりましたが、しかし、少年は平気でした。
なぜなら宝物を見つけたからです。
それは、大人に見つからないように、そっと鞄に入れて、厩の干し草の中に隠しておきました。
少年は馬具を油で磨きながら、それをちらりと見やり、満面の笑みを浮かべました。
khse_rstm
PROGRESSラフから完成までの記録。たぶん前回の近衛でハリソンさんを見切れさせてしまったのが地味に気になっててラフ前はステイルかなと思ってたところにハリソンさん入れたけど最後まで悩んだ結果違和感しかなかったのでやっぱりステイルにしたりした。
パースを適当にしてしまったことを途中でめちゃくちゃ悔やんだりもした。
色をどっから塗ればいいかわからず途方に暮れたりもした。
でも最後まで描ききれて良かった!! 5
Na0
TRAINING最後の記憶を夢に見るリンクの話。近衛は『私』で、回生は『おれ』派なんですが、回生が追体験した近衛の記憶なので『おれ』になってます。
朝の習作。しばらくこんな感じにいきます。
素振り 22これは……夢だ。
あの時の記憶を……見ているのか。
地に倒れ伏した体は、鉛のように重く動かない。
剣は、すでに剣ではなく。杖だ。
倒れた今となっては、杖も無用。
しかも、それを握る手は、指一つ動かない。
早く起き上がらないと。
「立て!さもないと死を呼ぶぞ!」と、誰かが叫んでる。
叱られる!起きなきゃ!
と、思うけど、それは霞の中。
誰がそう言ったのか思い出せない。
ただ一つ。
「リンク、だめ!だめー!」
おれを呼ぶ声がする。
抱き起こされた。その温もりが……冷え切っていた。
早く安全な場所へお連れしなくては。
早くその御体を温めて。
早く、早く。
気持ちばかりが焦った。
ついにこの時がきたのに。
おれは。
おれは。
やっと目を開けて、視界にその御尊顔をみた。
1477あの時の記憶を……見ているのか。
地に倒れ伏した体は、鉛のように重く動かない。
剣は、すでに剣ではなく。杖だ。
倒れた今となっては、杖も無用。
しかも、それを握る手は、指一つ動かない。
早く起き上がらないと。
「立て!さもないと死を呼ぶぞ!」と、誰かが叫んでる。
叱られる!起きなきゃ!
と、思うけど、それは霞の中。
誰がそう言ったのか思い出せない。
ただ一つ。
「リンク、だめ!だめー!」
おれを呼ぶ声がする。
抱き起こされた。その温もりが……冷え切っていた。
早く安全な場所へお連れしなくては。
早くその御体を温めて。
早く、早く。
気持ちばかりが焦った。
ついにこの時がきたのに。
おれは。
おれは。
やっと目を開けて、視界にその御尊顔をみた。
Na0
TRAINING自分でも何ともしがたい気持ちで、相手の唇をかみかみするチュー書きたくなって。すると百年後だと浮かばなくって。本編だと百年前は主従以外になりようがなかった派なんですが、私だって恋人近衛さん書きたい。
素振り 20【今回の設定】
恋人関係の近衛と姫様です。
もちろん周囲には秘密です。
けど、侍女長くらいは「ご寵愛の者の一人くらい、私達がお守りします」くらいな感じがいい。
姫様から近衛を恋人にした。
両思いよりは、自分の気持ちに彼を付き合わせてるのかも。と、思ってる節もある。
✻ ✻ ✻
「只今、戻りました。姫様」
「ご苦労でした。リンク」
労いの言葉を口にすると、彼が面をあげた。
空色の瞳を。その奥の彼の真実を知りたくて、私は息を詰めて見つめる。
そんな物。どんなにのぞき込もうとも、分かるはずもないのに。
彼が私の視線に気づいて、逆にこちらをうかがってきた。
意図せずに見つめ合って、視線が絡む。
一瞬、喜びにあふれるが、それを自ら終いにした。
2662恋人関係の近衛と姫様です。
もちろん周囲には秘密です。
けど、侍女長くらいは「ご寵愛の者の一人くらい、私達がお守りします」くらいな感じがいい。
姫様から近衛を恋人にした。
両思いよりは、自分の気持ちに彼を付き合わせてるのかも。と、思ってる節もある。
✻ ✻ ✻
「只今、戻りました。姫様」
「ご苦労でした。リンク」
労いの言葉を口にすると、彼が面をあげた。
空色の瞳を。その奥の彼の真実を知りたくて、私は息を詰めて見つめる。
そんな物。どんなにのぞき込もうとも、分かるはずもないのに。
彼が私の視線に気づいて、逆にこちらをうかがってきた。
意図せずに見つめ合って、視線が絡む。
一瞬、喜びにあふれるが、それを自ら終いにした。
Na0
DONE以前、自主練で公開した年越し近衛リンゼルに加筆修正。百年後の回生リンゼルを加えました。まとまり悪くなった気もしますが🕊
回生リンゼルの部分は、いただいた感想に発想を得ました🙏ありがとうございます。
あなたへの言祝ぎとあなたへの誓い(完成版) 真冬の空気が、深々と冷気を寄り添わせてハイラル平原に横たわっていた。
今宵、城の本丸から臨むハイラル城下町の灯りは、一層煌めいて見え、まるで地上にある夜空だった。
一つ、一つが人々の営みであり、幸せであり、喜びであるようで、それが余計に焦りを友にしてゼルダの心を凍りつかせる。
かわたれ時。不意に風が吹き始めた。日の出が近い。
ゼルダがふるりと小さく背中を震わせて肩を縮こませると、新年参賀の為に誂えたケープのユキイロギツネの毛皮が唇を柔らかく撫でた。
しかし、やにわに背に感じる風が和らいだ。
後ろに仕える彼だろう。ゼルダはもう驚く事も、振り向く事もしなかった。
「昨年、私にとって何より僥倖だったのは、貴方との事かもしれませんね。リンク」
4818今宵、城の本丸から臨むハイラル城下町の灯りは、一層煌めいて見え、まるで地上にある夜空だった。
一つ、一つが人々の営みであり、幸せであり、喜びであるようで、それが余計に焦りを友にしてゼルダの心を凍りつかせる。
かわたれ時。不意に風が吹き始めた。日の出が近い。
ゼルダがふるりと小さく背中を震わせて肩を縮こませると、新年参賀の為に誂えたケープのユキイロギツネの毛皮が唇を柔らかく撫でた。
しかし、やにわに背に感じる風が和らいだ。
後ろに仕える彼だろう。ゼルダはもう驚く事も、振り向く事もしなかった。
「昨年、私にとって何より僥倖だったのは、貴方との事かもしれませんね。リンク」
Na0
TRAININGフライング年末。近衛リンゼル。あなたへの言祝ぎとあなたへの誓い 真冬の空気が、深々と冷気を寄り添わせて横たわる。
ハイラル城下町の灯りが、今夜は一層煌めいて見え、それが余計に焦りを友にしてゼルダの心を凍りつかせた。
かわたれ時。不意に風が吹き始める。日の出が近い。ふるりと、ゼルダが小さく背中を震わせて肩を縮こませると、新年参賀の為に誂えたケープのユキイロギツネの毛皮が唇を柔らかく撫でる。
しかし、やにわに背に感じる風が和らいだ。
後ろに仕える彼だろう。ゼルダはもう驚く事も、振り向く事もしなかった。
「昨年、私にとって何より僥倖だったのは、貴方との事かもしれませんね。リンク」
返事はない。いかにも彼らしくて、ゼルダは口元をほころばせた。
「5年です。貴方が退魔の剣を携えて、この城に登ってから。私も子供でした。あの頃、貴方がとても……恐ろしかった。まるで不出来な私を逸らせる、女神が遣わせた使いのようでした」
1405ハイラル城下町の灯りが、今夜は一層煌めいて見え、それが余計に焦りを友にしてゼルダの心を凍りつかせた。
かわたれ時。不意に風が吹き始める。日の出が近い。ふるりと、ゼルダが小さく背中を震わせて肩を縮こませると、新年参賀の為に誂えたケープのユキイロギツネの毛皮が唇を柔らかく撫でる。
しかし、やにわに背に感じる風が和らいだ。
後ろに仕える彼だろう。ゼルダはもう驚く事も、振り向く事もしなかった。
「昨年、私にとって何より僥倖だったのは、貴方との事かもしれませんね。リンク」
返事はない。いかにも彼らしくて、ゼルダは口元をほころばせた。
「5年です。貴方が退魔の剣を携えて、この城に登ってから。私も子供でした。あの頃、貴方がとても……恐ろしかった。まるで不出来な私を逸らせる、女神が遣わせた使いのようでした」
Na0
TRAINING加筆修整しました。近衛リンゼルの続き。次が一番書きたかった話で、そこで終わりの予定。タイトルは…もうこれでいいかなってくらい浮かびません。恋のキューピッドコログちゃん2『さぁ。私のかわいい御ひい様。庭に精霊を探していらっしゃい』
鈴音の様な美しい声が告げる。逆光に目を細めた幼いゼルダには、母の表情がはっきりと見えなかった。
けれど、確かに自分は愛されている実感があった。この母に。この世界を包む大気、その全てに安心感と幸福を感じていた。
だからなんの不安もなく、ゼルダはつないだ母の手を離した。振り返れば、盤石の存在として、いつもそこにあると信じて疑わない。だから正面から吹く風にだって、ゼルダは笑顔で全力で駆け出した。髪のリボンを翻し、ドレスの裾が捲れるのも気にしない。
そこは、水源豊かなハイラル城の王族専用の庭。一歩踏み出す度に緑のにおいが濃くなった。様々な色の花を付ける生け垣のクネクネした道を抜け、目についた淡い黄色の花弁に誘われて花壇に近づく。大人の掌ほどの大きさの多弁の花からは、むせ返るほどの濃い甘い香りがした。
3705鈴音の様な美しい声が告げる。逆光に目を細めた幼いゼルダには、母の表情がはっきりと見えなかった。
けれど、確かに自分は愛されている実感があった。この母に。この世界を包む大気、その全てに安心感と幸福を感じていた。
だからなんの不安もなく、ゼルダはつないだ母の手を離した。振り返れば、盤石の存在として、いつもそこにあると信じて疑わない。だから正面から吹く風にだって、ゼルダは笑顔で全力で駆け出した。髪のリボンを翻し、ドレスの裾が捲れるのも気にしない。
そこは、水源豊かなハイラル城の王族専用の庭。一歩踏み出す度に緑のにおいが濃くなった。様々な色の花を付ける生け垣のクネクネした道を抜け、目についた淡い黄色の花弁に誘われて花壇に近づく。大人の掌ほどの大きさの多弁の花からは、むせ返るほどの濃い甘い香りがした。
noibararamble
DONE『チェックアウトは翌日三時』銀博♂。近衛面子と飲み会になった博が何か面白い話をしてくれって言われて「この前君の所の長官から特別接待(意味深)したい取引相手がいるって言われて行ったら相手が銀灰だったって話なんだけど」話始めた銀博コメディです。 13
ろく@rocggm
DOODLE近衛騎士主君呼びテンプレ、拝借させて頂きました。あんまり性癖全開過ぎて、解釈違いやお叱り受けそうな感が拭えなかったので、ここに載っけておきます。でも楽しかったです😊テンプレ製作者ゆうきさんへ、こんな所からで恐縮至極ですが感謝御礼申し上げます!🙏🏻 2
sasa
TRAINING【カイアサ】アーサーの近衛の騎士がいるんじゃないかなあと思って、モブ騎士の手記という形で書いたもの。カイアサ←モブ。ある騎士の手記私はあの方に、心から忠誠を誓っていたのです。
某月某日。王子付きの騎士となった。栄進ではあるが、いずれ父の爵位を継ぐ身であるから、要は期限付きの行儀見習いのようなものだ。王子はたまに騎士団の視察に来ていたのをお見かけしたことがあったくらいで、お話ししたことはない。着任の挨拶に伺った際には、穏やかな方という印象を受けた。
某月某日。少し目を離した隙にまた王子が抜け出した!思っていたよりもやんちゃで困る。執務はこなしてくれているようだが、広い城を探すのは大変なのだ。
某月某日。騎士団の中には、私が王子付きの騎士になれたのは爵位を持つ親の後ろ盾があったからだと噂する者もいる。騎士団内の、特に古株の者たちは王子派の者が多いので嫉妬もあるのだろう。後ろ盾の件は否定できないが、実力も伴っていると証明したい。
2840某月某日。王子付きの騎士となった。栄進ではあるが、いずれ父の爵位を継ぐ身であるから、要は期限付きの行儀見習いのようなものだ。王子はたまに騎士団の視察に来ていたのをお見かけしたことがあったくらいで、お話ししたことはない。着任の挨拶に伺った際には、穏やかな方という印象を受けた。
某月某日。少し目を離した隙にまた王子が抜け出した!思っていたよりもやんちゃで困る。執務はこなしてくれているようだが、広い城を探すのは大変なのだ。
某月某日。騎士団の中には、私が王子付きの騎士になれたのは爵位を持つ親の後ろ盾があったからだと噂する者もいる。騎士団内の、特に古株の者たちは王子派の者が多いので嫉妬もあるのだろう。後ろ盾の件は否定できないが、実力も伴っていると証明したい。
faj
DONEフォロワーさんと🍤遊びをしていたら、できあがりました✨酔っ払った姫様が、近衛の耳を🍤と間違えて齧るお話
近衛の耳はエビの耳リンクはゼルダ姫を両腕に抱き上げて、城の中を姫の自室に向かって歩いていた。
本日リンクは城で定期的に行われる、幾人かの貴族を招待した宴の護衛として職務についていたが、宴の途中で執政補佐官から緊急に呼び出された。
何でも、宴の最中に姫様に飲み物を渡す給仕が、間違えて姫様に果実酒を渡してしまったという事らしく。
知らずそれを飲んでしまった姫様が、酔ってしまわれたようだ、という話だった。
責任は姫にはないとは言え、主催者側である姫が酒に酔っぱらってしまったとは、あまり聞こえが良くない。
よって、姫様はご気分が優れないという事で宴を中座する事にするので、内密に姫様を自室まで送り届けよ。というのが、次にリンクに課せられた新たな指令だった。
11603本日リンクは城で定期的に行われる、幾人かの貴族を招待した宴の護衛として職務についていたが、宴の途中で執政補佐官から緊急に呼び出された。
何でも、宴の最中に姫様に飲み物を渡す給仕が、間違えて姫様に果実酒を渡してしまったという事らしく。
知らずそれを飲んでしまった姫様が、酔ってしまわれたようだ、という話だった。
責任は姫にはないとは言え、主催者側である姫が酒に酔っぱらってしまったとは、あまり聞こえが良くない。
よって、姫様はご気分が優れないという事で宴を中座する事にするので、内密に姫様を自室まで送り届けよ。というのが、次にリンクに課せられた新たな指令だった。
Na0
PROGRESS先日、近衛リンゼルを書こうと思い立って、すすめている物。話の流れの構想はあるものの、次が浮かばなくって数日止まってしまったので書き直しかな。まだ供養にはしたくない。今回、ネタ帳に元々あったネタに新しいネタをくっつけた為に、仮タイトルは私のフォルダ名そのまんまです
https://twitter.com/ery2vOEBZIYnJUx/status/1429020492590063620?s=19
恋のキューピッドコログちゃん(仮)1
それは、移ろう四季を切り取る絵画だった。
寝台脇にある衝立の横に開く、小さくないが幅広くもない窓達。石壁の高い所にあるそれは、幼い頃は空を。ゼルダの背が伸びた今は、城の先に広がる世界を切り取る。
白の頭巾をかぶった若い侍女に下着の背中にある紐をひかれ、ぎゅっと締められる圧迫感にゼルダの息をつめた。天鵞絨張りの赤く縦に細長い椅子の背を掴んで、ただ堪える。白い肌が一瞬赤くなり俯くと、整えられたばかりの髪が一房さらりと音を立てて、肩からこぼれ落ちる。
「このくらいでしょうか?」
「そうですね」
侍女の問に短く応え、腰回りを手のひらで確かめながら、ふぅとゼルダは小さく息を吐く。
「今日もいつものドレスでよろしいですか?」
2853それは、移ろう四季を切り取る絵画だった。
寝台脇にある衝立の横に開く、小さくないが幅広くもない窓達。石壁の高い所にあるそれは、幼い頃は空を。ゼルダの背が伸びた今は、城の先に広がる世界を切り取る。
白の頭巾をかぶった若い侍女に下着の背中にある紐をひかれ、ぎゅっと締められる圧迫感にゼルダの息をつめた。天鵞絨張りの赤く縦に細長い椅子の背を掴んで、ただ堪える。白い肌が一瞬赤くなり俯くと、整えられたばかりの髪が一房さらりと音を立てて、肩からこぼれ落ちる。
「このくらいでしょうか?」
「そうですね」
侍女の問に短く応え、腰回りを手のひらで確かめながら、ふぅとゼルダは小さく息を吐く。
「今日もいつものドレスでよろしいですか?」