麿
フスキ
DONEタイトルまんまの水麿現パロです。描写ないですけど致してるとこ通るのでご注意。まろくん視点です。(水麿)官能小説家×ヌードモデル3 源清麿の体型は少年体型だ。
大学生の時にそう話題になった。趣味でデッサンをしていた友人の言葉がきっかけで。
『源って中高生みたいなんだよな、体型がさ! 細くて筋肉未発達って感じで……そういうモデルってなかなかいないから、ヌードモデルとかやったら重宝されるかも!』
なるほど、と思ってしまったのだ。隣にいた水心子は嫌な顔をしていたけれど、清麿には元々やりたい仕事もなかった。それだ、と妙に閃いた。
『僕、ヌードモデルになる』
ぎょっとこちらを向いた水心子の顔を忘れない。もうきっかけを作った友人の顔も憶えてはいないけれど、水心子のことだけは取りこぼさない。何ひとつ。
「源くんの身体は、僕らみたいな連中にはとても魅力的でね」
4221大学生の時にそう話題になった。趣味でデッサンをしていた友人の言葉がきっかけで。
『源って中高生みたいなんだよな、体型がさ! 細くて筋肉未発達って感じで……そういうモデルってなかなかいないから、ヌードモデルとかやったら重宝されるかも!』
なるほど、と思ってしまったのだ。隣にいた水心子は嫌な顔をしていたけれど、清麿には元々やりたい仕事もなかった。それだ、と妙に閃いた。
『僕、ヌードモデルになる』
ぎょっとこちらを向いた水心子の顔を忘れない。もうきっかけを作った友人の顔も憶えてはいないけれど、水心子のことだけは取りこぼさない。何ひとつ。
「源くんの身体は、僕らみたいな連中にはとても魅力的でね」
mkmkpitomaru
MENUcome into bloom. / 麿さに未満「主は、どうしてわがままな僕を許してくれるの」
紫のライラックの花言葉:恋の芽生え
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さにイベ六花にて1日限定公開する漫画のサンプルです。
後日修正を加えて本になります。 6
フスキ
DONE恋人がさんたくろーすな幼児水の水麿小説。鶴丸さんと清光と一緒にクリスマスにお留守番をする幼児水です。メリークリスマス!こいびとが(幼児水×麿)「恋人がサンタクロースなんだよ、水心子ぃ!」
加州が半分閉じかけの目をしてそう喚きグラスをテーブルに置く。その目の前できょとんとする幼児を眺めながら、鶴丸は引きつった笑いを漏らした。
「……また、ずいぶん派手に酔ったなあ、きみは……」
珍しくも泥酔しきった加州清光は、だって、と声を上げたあと唐突に泣き出した。子供のように声を上げてである。本物の幼児の身の水心子はびっくりしたように肩を跳ねさせたので、そっとこちらに引き寄せた。
「だって、だってさあ、せっかくのクリスマスなのに! こんな日に一人にするとか主ばかだよ~! 恋人がいなくたってせめて仲間と祝いたいのに! なんで俺だけ残して出陣なのさ~!」
びえええ、と表記するほかない泣き声に、さすがに同情心は湧いてくる。
3008加州が半分閉じかけの目をしてそう喚きグラスをテーブルに置く。その目の前できょとんとする幼児を眺めながら、鶴丸は引きつった笑いを漏らした。
「……また、ずいぶん派手に酔ったなあ、きみは……」
珍しくも泥酔しきった加州清光は、だって、と声を上げたあと唐突に泣き出した。子供のように声を上げてである。本物の幼児の身の水心子はびっくりしたように肩を跳ねさせたので、そっとこちらに引き寄せた。
「だって、だってさあ、せっかくのクリスマスなのに! こんな日に一人にするとか主ばかだよ~! 恋人がいなくたってせめて仲間と祝いたいのに! なんで俺だけ残して出陣なのさ~!」
びえええ、と表記するほかない泣き声に、さすがに同情心は湧いてくる。
Tears_reality
DONE恋人ごっこをする則さんと水心子君の話清麿君が間男ポジです。安定のサイコホモになってしまった
恋人ごっこ「僕と恋人ごっこをしてみないか?」
恋人ごっこ。ある日の昼下がり。仕事を終えた水心子が上司である一文字則宗に言われた言葉はそんな言葉だった。
「恋人ごっこ…」
「人間は恋をするだろう。それに少し興味が湧いてな。どうだろう?してみないか?」
するしない以前の前に自分は男士なのだが。わかっているのだろうか。この人は。以前から突拍子もないことを言うとは思っていたがまさかここまでとは。いやいや天下の一文字だ。何も考えていないわけが無い。それにごっことはいえ恋というものに多少の興味はある。水心子は則宗の申し出を快諾した。
「ということになったのでしばらくはそちらに行けなさそうだ」
「それはいいけど珍しいよね。水心子があの人の言うこと聞くの」
1474恋人ごっこ。ある日の昼下がり。仕事を終えた水心子が上司である一文字則宗に言われた言葉はそんな言葉だった。
「恋人ごっこ…」
「人間は恋をするだろう。それに少し興味が湧いてな。どうだろう?してみないか?」
するしない以前の前に自分は男士なのだが。わかっているのだろうか。この人は。以前から突拍子もないことを言うとは思っていたがまさかここまでとは。いやいや天下の一文字だ。何も考えていないわけが無い。それにごっことはいえ恋というものに多少の興味はある。水心子は則宗の申し出を快諾した。
「ということになったのでしばらくはそちらに行けなさそうだ」
「それはいいけど珍しいよね。水心子があの人の言うこと聞くの」
風樹 月夜
PAST昔描いたガッシュ絵!私は清麿推しです!1枚目とかもうバランス悪すぎ💦でも、思入れがあるから載せました。2枚目は原作で清麿が瀕死状態の頃に描いたもの。バレンタイン絵は意味不明な構図ですが、手にチョコを持っている(持たせて下さい)と思って下さい(苦笑)後ろの2枚はコピックが多い私には珍しい絵の具着色。 5
kotatu_muri03
DONE自分の本丸のてんえどちゃんの仲間入り記念日11/23にクッキーを焼いてお祝いしました。そのクッキーをあげたうち本丸のまろすいちゃんのお話。重複してもいいじゃない「二周年祝いにまさかの主から菓子をもらってしまったわけだが……」
「あの面倒くさがり主がよくやってくれたよね」
「こら清麿!」
事実じゃない、と笑いながら、歪な形のチョコチップクッキーを齧る親友に水心子は返す言葉がない。彼のいう通りであったからだ。自分達の主は、料理は外食、テイクアウトが基本。菓子は買うもの、というスタンスであり、本丸で刀剣男士たちが作るご飯に常に涙しながら食べるような人間である。
曲がった線の三角形のクッキーを一枚手に、水心子は恐る恐る口をつけた。ざく、と砕けパラパラと粉が落ちるのにあーーと遠い目をする。あとでコロコロをかけなければ。あれはいい、スイッチもなく、電池もいらず、一目で使い方がわかる。
2617「あの面倒くさがり主がよくやってくれたよね」
「こら清麿!」
事実じゃない、と笑いながら、歪な形のチョコチップクッキーを齧る親友に水心子は返す言葉がない。彼のいう通りであったからだ。自分達の主は、料理は外食、テイクアウトが基本。菓子は買うもの、というスタンスであり、本丸で刀剣男士たちが作るご飯に常に涙しながら食べるような人間である。
曲がった線の三角形のクッキーを一枚手に、水心子は恐る恐る口をつけた。ざく、と砕けパラパラと粉が落ちるのにあーーと遠い目をする。あとでコロコロをかけなければ。あれはいい、スイッチもなく、電池もいらず、一目で使い方がわかる。
フスキ
DONEすいくんが背が高い身長差水麿、お題箱にいただいていたお題から!本当にありがとうございました!!全年齢、肥前くんと南海先生出てきます。師弟が書けてたのしかったです…!
(身長差水麿)せのたかいぼくはちがうからこそ「僕の水心子も同じくらいの背丈だったら、同じ視界だったのかな」
演練場の柱の影、胸がぎゅうっと締まった。己の番の清麿が、他本丸の源清麿に話す声。
知らない声音だった。どこか遠くを見るような。まるでその声の通りに手の届かないところへ行ってしまいそうで、水心子は胸を押さえた。
もしどこかへ行きたいと言っても、自分には止める権利なんてない。
まるで今初めて見つけたような演技をして、二人の清麿の前に歩み出た。
「清麿、探した」
「ああ、ごめん、水心子」
お手洗いの場所を見失って案内してもらっていて、と駆け寄ってくる清麿は、いつも通りだ。見上げてくる大きな瞳が愛しいのに切なくて、ついその頬に触れてしまう。
「……水心子、なのかい? 彼も」
3739演練場の柱の影、胸がぎゅうっと締まった。己の番の清麿が、他本丸の源清麿に話す声。
知らない声音だった。どこか遠くを見るような。まるでその声の通りに手の届かないところへ行ってしまいそうで、水心子は胸を押さえた。
もしどこかへ行きたいと言っても、自分には止める権利なんてない。
まるで今初めて見つけたような演技をして、二人の清麿の前に歩み出た。
「清麿、探した」
「ああ、ごめん、水心子」
お手洗いの場所を見失って案内してもらっていて、と駆け寄ってくる清麿は、いつも通りだ。見上げてくる大きな瞳が愛しいのに切なくて、ついその頬に触れてしまう。
「……水心子、なのかい? 彼も」
ゆるはら
DONE麿さにですたわむれる/麿さに「清麿のほっぺって柔らかそうだよね」
突然主がそんなことを言い出した。
「……そうかなあ」
「うん。確かめてもいいかな」
少しためらって、でも、まあそんなに悪いことにはならないだろうなあ、と二つ返事で承諾した。
「うん。いいよ。」
「ありがとう」
にこっと笑って、主は僕の頬に触れた。
「……わ。すべすべだ」
「ふふ、ちょっと、くすぐったいかな」
「そう?」
さわ、さわ、と、彼女の小さな細い指が柔らかく触れる。目を閉じれば感触だけをたどれて、これはこれで面白い。
「どうだい、柔らかいかな」
「うん。思ったよりうすくて、でも、やわらか、」
あ、と、主が声を上げたので、ん、と目を開く。彼女の指の先に、僕の唇が触れていた。
「……ご、っめん、不可抗力で、」
409突然主がそんなことを言い出した。
「……そうかなあ」
「うん。確かめてもいいかな」
少しためらって、でも、まあそんなに悪いことにはならないだろうなあ、と二つ返事で承諾した。
「うん。いいよ。」
「ありがとう」
にこっと笑って、主は僕の頬に触れた。
「……わ。すべすべだ」
「ふふ、ちょっと、くすぐったいかな」
「そう?」
さわ、さわ、と、彼女の小さな細い指が柔らかく触れる。目を閉じれば感触だけをたどれて、これはこれで面白い。
「どうだい、柔らかいかな」
「うん。思ったよりうすくて、でも、やわらか、」
あ、と、主が声を上げたので、ん、と目を開く。彼女の指の先に、僕の唇が触れていた。
「……ご、っめん、不可抗力で、」
メロトロン
MEMO清麿・デュフォー・バリー・ブラゴが陣痛擬似体験部屋に閉じ込められる会話メモです。死ぬほど叫んでます。ギャグです。一部ブラシェリ匂わせ。陣痛擬似体験部屋ブラ「出入り口も無いし壁を殴ってもヒビすら入らん…何なんだこの部屋は」
清「俺も分からん…デュフォー、脱出方法は分かるか?」
デュ「そこの装置に全員乗ることでしか無理なようだ。これ以外の答えが出ない」
バリ「この変なベッドと機械は何なんだ?乗ったらどうなるんだよ」
清「メモが貼ってあるな。『これは陣痛シミュレータという陣痛擬似体験装置です。是非女性の陣痛の壮絶さを味わってみてください。使用方法は隣の説明書に載っています。』…だってさ…」
バリ「ジンツーってのは何だ」
デュ「出産時に生じる痛みのことだ。子を産まない男がその痛みを体験出来るようにこの装置が開発されたらしいな」
ブラ「是非というか使わなかったら出られないんだろうが…」
2807清「俺も分からん…デュフォー、脱出方法は分かるか?」
デュ「そこの装置に全員乗ることでしか無理なようだ。これ以外の答えが出ない」
バリ「この変なベッドと機械は何なんだ?乗ったらどうなるんだよ」
清「メモが貼ってあるな。『これは陣痛シミュレータという陣痛擬似体験装置です。是非女性の陣痛の壮絶さを味わってみてください。使用方法は隣の説明書に載っています。』…だってさ…」
バリ「ジンツーってのは何だ」
デュ「出産時に生じる痛みのことだ。子を産まない男がその痛みを体験出来るようにこの装置が開発されたらしいな」
ブラ「是非というか使わなかったら出られないんだろうが…」
フスキ
DONE水麿小説、二人の出会いを真面目に妄想してみた編。まろくんのほうが先に顕現していた場合です。
君に会いたかった(水麿) 源清麿とはこの程度なのか。最初の訓練でそう言われて、腹の底が怒りで爆発しそうになった。
「江戸三作の刀がこれではな。実装計画は尚早だったんじゃないか」
「新々刀としていい働きを見せてくれると思っていたのに、期待外れだ」
人間たちは清麿に勝手に期待をして勝手に失望したようだった。抗う力だってあるはずなのに、好き放題並べる人間にこの手は刀を向けることさえできない。
政府の人間たちが次に唱え始めた言葉はひとつに集約していった。
「来たるべき祖の実装に向けて、お前が新々刀の誇りを示さなければいけないんだ」
新々刀の祖。水心子正秀。当然のように認知していた自分すらなんだか憎らしかった。人間たちは彼に酷く期待を寄せているようだ。
5458「江戸三作の刀がこれではな。実装計画は尚早だったんじゃないか」
「新々刀としていい働きを見せてくれると思っていたのに、期待外れだ」
人間たちは清麿に勝手に期待をして勝手に失望したようだった。抗う力だってあるはずなのに、好き放題並べる人間にこの手は刀を向けることさえできない。
政府の人間たちが次に唱え始めた言葉はひとつに集約していった。
「来たるべき祖の実装に向けて、お前が新々刀の誇りを示さなければいけないんだ」
新々刀の祖。水心子正秀。当然のように認知していた自分すらなんだか憎らしかった。人間たちは彼に酷く期待を寄せているようだ。
Tears_reality
MEMO麿水両親にせっつかれて麿に偽装結婚申し込んで2人がお互い隣にいるのはって考える2人
水→麿「清麿、一生のお願いだ!女装してくれ!」
そう言って僕は幼なじみに土下座された。水心子正秀、彼は僕の長年の幼なじみだ。ちなみに僕も彼も同性だ。いきなり何をと話を聞けば両親に色々とせっつかれてるらしいが水心子はまだ結婚したくないらしい。理由は分からないけど色々あるんだと思う。水心子の恋愛観は歳の割には古めかしいもので。セフレの話をした時はそれはもう大変だった。水心子と結婚する子は一生分の幸せが保証されている。だって彼はとても真面目で優しいから。
「女装してもバレると思うけど」
「…それは分かってる。」
「ならどうして?」
「何回か考えたんだ。私なりに。でもいつも同じ答えになるんだ。僕のそばにいるのは君以外ありえないんだ。清麿」
401そう言って僕は幼なじみに土下座された。水心子正秀、彼は僕の長年の幼なじみだ。ちなみに僕も彼も同性だ。いきなり何をと話を聞けば両親に色々とせっつかれてるらしいが水心子はまだ結婚したくないらしい。理由は分からないけど色々あるんだと思う。水心子の恋愛観は歳の割には古めかしいもので。セフレの話をした時はそれはもう大変だった。水心子と結婚する子は一生分の幸せが保証されている。だって彼はとても真面目で優しいから。
「女装してもバレると思うけど」
「…それは分かってる。」
「ならどうして?」
「何回か考えたんだ。私なりに。でもいつも同じ答えになるんだ。僕のそばにいるのは君以外ありえないんだ。清麿」
フスキ
DONE水麿で官能小説家×ヌードモデル、昨日ツイートしてたネタ書きました。健全?です。
官能小説家×ヌードモデル(水麿) ぺら、と紙の擦れる音。朝からあまり見たいものでもない内容の小説を捲るのも起きてから二冊目だ。今日中にあと三冊は読みたいと思うものの、課したノルマにため息が出る。
「水心子、僕そろそろ出るね」
「ああ」
かけられた声に顔を上げて、ずれた眼鏡を直す。この世の誰よりも綺麗な恋人は、ショルダーバッグを肩に持った。
「夕方まで帰ってこられないけれど、ちゃんとお昼食べるんだよ。君は食べなければ活動できないタイプなんだから」
こめかみを撫でられ、くすぐったさに目を細める。大丈夫だと頷くと、彼はそっと微笑んだ。
「……無理しないでね」
離れていく手を掴みたい衝動。必死に抑えて、ああ、と笑った。
恋人、清麿は最後まで心配を表情に宿していた。
2550「水心子、僕そろそろ出るね」
「ああ」
かけられた声に顔を上げて、ずれた眼鏡を直す。この世の誰よりも綺麗な恋人は、ショルダーバッグを肩に持った。
「夕方まで帰ってこられないけれど、ちゃんとお昼食べるんだよ。君は食べなければ活動できないタイプなんだから」
こめかみを撫でられ、くすぐったさに目を細める。大丈夫だと頷くと、彼はそっと微笑んだ。
「……無理しないでね」
離れていく手を掴みたい衝動。必死に抑えて、ああ、と笑った。
恋人、清麿は最後まで心配を表情に宿していた。
フスキ
DONEマネ俳優現パロ水麿、スキンケア用品のCMの仕事が入った話。キスマークつけたよ描写ありますが健全だと思います。
マネージャー×俳優4(水麿) こんなにもやめてくれと思うこともない。水心子は会話が電話なのをいいことに口元を引きつらせた。
「……ええと、それは条件、ということでしょうか」
『条件なんて大仰なものではないのですが、お願い、ということで……』
断りたいが断りきれない、なにせこれは事務所の社長のツテの仕事だ。ソファの隣から黙って視線を送ってくる清麿をうまく見られない。
『では、よろしくお願いしますね!』
明るい声を最後にぷつっと通話は切れた。物言わなくなったスマートフォンを下ろして、はああっと息を吐き清麿の肩にもたれかかる。ほぼ同棲状態の清麿の部屋、テーブルにはコーヒーがミルクの渦を巻いている。
細い指がそっと頭を撫でてくれて、その感触に身を委ねながら清麿に向けて口を動かした。
2676「……ええと、それは条件、ということでしょうか」
『条件なんて大仰なものではないのですが、お願い、ということで……』
断りたいが断りきれない、なにせこれは事務所の社長のツテの仕事だ。ソファの隣から黙って視線を送ってくる清麿をうまく見られない。
『では、よろしくお願いしますね!』
明るい声を最後にぷつっと通話は切れた。物言わなくなったスマートフォンを下ろして、はああっと息を吐き清麿の肩にもたれかかる。ほぼ同棲状態の清麿の部屋、テーブルにはコーヒーがミルクの渦を巻いている。
細い指がそっと頭を撫でてくれて、その感触に身を委ねながら清麿に向けて口を動かした。
Tears_reality
MEMO家政夫パロ家政夫パロ「朝ごはんは冷蔵庫の一番上に置いてあるからちゃんと温めて食べてね、あとスーツはシワになるからちゃんとかけて」
水心子正秀。25歳。ブラック企業に務めて早数年。いとこが心配して雇った家政婦に胃袋を掴まれました。
水心子が彼と出会ったのは悪夢の6連勤が終わった時だった。帰ってきて適当に風呂に入ろうとしたその時ベルがなってそれで、その後の記憶が無い。気づいた時はベッドの上で真横に知らない男。知らない男を連れ込む趣味はないが昨日は疲れていたし、もしかしたらと考えていたら寝ていた相手が目を覚ました。
「おはよう」
「…ええと、その君は一体」
「僕はね、君の従兄弟に雇われた家政夫だよ」
「家政婦??」
水心子の記憶違いでなければ家政婦というのは女性がやるものではなかっただろうか。目の前にいる性別不明の人間は胸がないところを見る限りどう見ても自分と同じ男だ。じっと見つめていたら青年はくすくす笑いながら「今はそういうの関係ないんだよ。僕の他にも家政夫やってる人いるから」と答える。どうやら考えていたことが顔に出てしまったらしい。それからお互い自己紹介を済ませ、彼の作った朝食をすませると、自身の名を名乗った彼、源清麿はここに来た経緯を語った。
1173水心子正秀。25歳。ブラック企業に務めて早数年。いとこが心配して雇った家政婦に胃袋を掴まれました。
水心子が彼と出会ったのは悪夢の6連勤が終わった時だった。帰ってきて適当に風呂に入ろうとしたその時ベルがなってそれで、その後の記憶が無い。気づいた時はベッドの上で真横に知らない男。知らない男を連れ込む趣味はないが昨日は疲れていたし、もしかしたらと考えていたら寝ていた相手が目を覚ました。
「おはよう」
「…ええと、その君は一体」
「僕はね、君の従兄弟に雇われた家政夫だよ」
「家政婦??」
水心子の記憶違いでなければ家政婦というのは女性がやるものではなかっただろうか。目の前にいる性別不明の人間は胸がないところを見る限りどう見ても自分と同じ男だ。じっと見つめていたら青年はくすくす笑いながら「今はそういうの関係ないんだよ。僕の他にも家政夫やってる人いるから」と答える。どうやら考えていたことが顔に出てしまったらしい。それからお互い自己紹介を済ませ、彼の作った朝食をすませると、自身の名を名乗った彼、源清麿はここに来た経緯を語った。
Tears_reality
MEMO刑事パロてんえどてんえどけいじパロ「源先輩、すっごい顔ですけど」
「家、帰れてないからねぇ」
最近家に帰れてない。原因は仕事。最初はすぐ終わると思っていたら被害は大きくなって気づいたら連続殺人に発展していた。手がかりは見つかったけど証拠とかアリバイの確認でなかなか終わらない。早く家に帰りたい。帰れないことは事前に伝えてあるけどさすがに2週間も恋人に会えないのは辛い。それこそ顔に出てしまうくらいには。
「水心子…早く君に会いたいよ…」
「清麿?」
「す、水心子?」
僕は幻覚を見てるのだろうか。だって彼は家で。と思っていたら水心子がぽんと僕の頭を撫でて言う。
「そろそろ限界だと思ってな。お前は私が足りないと態度に出るからな」
あぁ、もうほんとに。ここに来るのだって大変だったはずなのに。しばらく頭を撫でて渡されたのは着替えと水心子特製のお弁当。お昼まではまだ時間がある。上司に頼んで時間を作ってもらい場所を移動して二週間ぶりの彼を堪能する。
651「家、帰れてないからねぇ」
最近家に帰れてない。原因は仕事。最初はすぐ終わると思っていたら被害は大きくなって気づいたら連続殺人に発展していた。手がかりは見つかったけど証拠とかアリバイの確認でなかなか終わらない。早く家に帰りたい。帰れないことは事前に伝えてあるけどさすがに2週間も恋人に会えないのは辛い。それこそ顔に出てしまうくらいには。
「水心子…早く君に会いたいよ…」
「清麿?」
「す、水心子?」
僕は幻覚を見てるのだろうか。だって彼は家で。と思っていたら水心子がぽんと僕の頭を撫でて言う。
「そろそろ限界だと思ってな。お前は私が足りないと態度に出るからな」
あぁ、もうほんとに。ここに来るのだって大変だったはずなのに。しばらく頭を撫でて渡されたのは着替えと水心子特製のお弁当。お昼まではまだ時間がある。上司に頼んで時間を作ってもらい場所を移動して二週間ぶりの彼を堪能する。
Tears_reality
MEMO水心子くんが猫になりました。猫化した祖を描きたかっただけの話「水心子、肩から降りて欲しいんだけど」
「にゃー!」
僕の肩の上には水心子が爪を立てて乗っている。そして僕は今料理中だ。まだ子猫だけど長毛種なだけあってそれなりに重い。どうにか降りて欲しいと頼んでるけど言うことを聞いてくれない。ここに来たばかりの頃は言うことを聞いてくれる良い子だったのに。
最近の水心子は猫動画に夢中だ。操作方法はいつの間にか覚えたようでいくつかチャンネルを登録していた。猫動画以外にも色々と。中でもお気にや入りなのは刀の出てくる動画だ。色んなことに興味を持つのは僕も嬉しいんだけどそのせいで困ったこともあって。風呂場に連れていこうとするとどこかに逃げてしまうのだ。理由は多分猫動画で見たお風呂の動画。お風呂気持ちがいいのに。一緒に暮らし始めてから半年。すきなものもきらいなものもだいぶ分かるようになってきた。甘いものが好きでカリカリは嫌い。お気に入りの場所は僕の膝の上とお腹の上。あとは猫なのに高所恐怖症。以前カーテンのヘリに乗っかった時降りられなくて下ろしてあげたらしがみついて離れなくなった。それと少し甘えん坊なとこ。
624「にゃー!」
僕の肩の上には水心子が爪を立てて乗っている。そして僕は今料理中だ。まだ子猫だけど長毛種なだけあってそれなりに重い。どうにか降りて欲しいと頼んでるけど言うことを聞いてくれない。ここに来たばかりの頃は言うことを聞いてくれる良い子だったのに。
最近の水心子は猫動画に夢中だ。操作方法はいつの間にか覚えたようでいくつかチャンネルを登録していた。猫動画以外にも色々と。中でもお気にや入りなのは刀の出てくる動画だ。色んなことに興味を持つのは僕も嬉しいんだけどそのせいで困ったこともあって。風呂場に連れていこうとするとどこかに逃げてしまうのだ。理由は多分猫動画で見たお風呂の動画。お風呂気持ちがいいのに。一緒に暮らし始めてから半年。すきなものもきらいなものもだいぶ分かるようになってきた。甘いものが好きでカリカリは嫌い。お気に入りの場所は僕の膝の上とお腹の上。あとは猫なのに高所恐怖症。以前カーテンのヘリに乗っかった時降りられなくて下ろしてあげたらしがみついて離れなくなった。それと少し甘えん坊なとこ。