二三
ぴぐもんち
PAST独寂+一二三寂雷が独歩にモヤモヤする話
寂雷視点
edere 今年の梅雨は、やけにあっけなく終わった。まだ7月頭だというのに猛暑日が続き、仕事場へは熱中症患者も多く運ばれてきて、例年より慌ただしい夏の始まりを感じていた。そんな折の、久しぶりに比較的ゆったりとした休日昼下がり。クーラーのきいた涼しい我が家の居間で、チームメイトの一二三君が再度同じ質問をしてきた。
「ねぇ、センセってば、だから、独歩ちんとはどのぐらい仲良くなったの?」
先ほど訊かれたときは、彼にしては言葉を選んだな、と感心した。しかし、2度目となるとそれは気遣いではなく、からかいに近い言葉遊びであることがわかる。
「ですから、独歩君とは恋人として良い付き合いをさせてもらっていますよ。なかなかゆっくりは会えませんが」
4974「ねぇ、センセってば、だから、独歩ちんとはどのぐらい仲良くなったの?」
先ほど訊かれたときは、彼にしては言葉を選んだな、と感心した。しかし、2度目となるとそれは気遣いではなく、からかいに近い言葉遊びであることがわかる。
「ですから、独歩君とは恋人として良い付き合いをさせてもらっていますよ。なかなかゆっくりは会えませんが」
eRi_1939
MOURNING書いて可愛いな〜だけどボツなので供養!(イメソンこれじゃねぇなになった)
(⚠イメソンにする予定だったしゃしゃてん(一二三)のトレス絵だよ)
真ん中の記号的なやつは源氏香之図だよ!もちろん空蝉!
什么都有的个人汉化
DOODLE《彼の夢にはアルコール度数12.5%の雨が降っている》/他的梦里下着酒精度12.5%的雨翻译感谢:@有崎
final battle结束之后一二三突然昏迷不醒三个月,在中王区的命令以及寂雷和独步的请求下,幻太郎进入一二三的梦境中,两个人一起逃出来的故事 50
kk_eureka
PAST※R18作品です。18歳未満の方(18歳でも現在高校在学中の方)は閲覧できませんのでご注意ください。
英雄失格/どひふ/18禁年齢(性描写アリ/性器露出アリ)2020年発行
掲載期間~2024年1月末
※仄仄さんがでる前に描いた本なので一二三くんの女性恐怖性になった理由が公式と異なります。 49
gennjyuuya_hk
DONE特殊加工なしの全体像はこのような感じになっております!めちゃめちゃ素敵にデザインしてもらいました・・!
実は一二三にも尻尾あります!
表紙・ロゴデザイン:MiZu3173様
ココナラ: https://coconala.com/users/1874676
雨野(あまの)
DONEひふ幻ドロライお題「逃避行」幻太郎と幻太郎に片思い中の一二三がとりとめのない話をする物語。甘くないです。暗めですがハッピーエンドだと思います。
一二三が情けないので解釈違いが許せない方は自衛お願いします。
また、実在する建物を参照にさせていただいていますが、細かい部分は異なるかと思います。あくまで創作内でのことであるとご了承いただければ幸いです。
いつもリアクションありがとうございます!
歌いながら回遊しよう「逃避行しませんか?」
寝転がり雑誌を読む一二三にそう話しかけてきた人物はこの家の主である夢野幻太郎。いつの間にか書斎から出てきたらしい。音もなく現れる姿はさすがMCネームが〝Phantom〟なだけあるな、と妙なところで感心した。
たっぷりと時間をかけた後で一二三は「……夢野センセ、締め切りは〜?」と問いかけた。小説家である彼のスケジュールなんて把握済みではあるが〝あえて〟質問してみる。
「そうですねぇ、締め切りの変更の連絡もないのでこのままいけば明日の今頃、という感じですかね」
飄々と述べられた言葉にため息ひとつ。ちらりと時計を見る。午後9時。明日の今頃、ということは夢野幻太郎に残された時間は24時間というわけだ。
4524寝転がり雑誌を読む一二三にそう話しかけてきた人物はこの家の主である夢野幻太郎。いつの間にか書斎から出てきたらしい。音もなく現れる姿はさすがMCネームが〝Phantom〟なだけあるな、と妙なところで感心した。
たっぷりと時間をかけた後で一二三は「……夢野センセ、締め切りは〜?」と問いかけた。小説家である彼のスケジュールなんて把握済みではあるが〝あえて〟質問してみる。
「そうですねぇ、締め切りの変更の連絡もないのでこのままいけば明日の今頃、という感じですかね」
飄々と述べられた言葉にため息ひとつ。ちらりと時計を見る。午後9時。明日の今頃、ということは夢野幻太郎に残された時間は24時間というわけだ。
🐶やわらかい🐶
DOODLE今から出張する伊弉冉一二三の視界普通に29歳の幼馴染同居人が送り出してくれている光景なのですが、多分一二三は独歩LOVEすぎてミニキャラの寂しがりうさぎさんくらいに見えてるんだろうなというやつです 終わったらすぐ帰るよ 家までの帰路あと何キロ
蚀风而行(蝕風而行)
DONE⚠️Male to female。【二三郎】⚠️性转麦克风,山田三郎♂→♀
逻辑不通顺,文笔漂浮,含有错误未改正。
内含一吻
高中生活
购物
山田家温馨(?)日常
三人都有出境
全程高中生纯情日常,瑟瑟内容后续不一定会出 4749
雨野(あまの)
DONE付き合っていないひふ幻。一二三が幻太郎をカワイイカワイイと言うだけの話です。オチなしヤマなし。※某チャンネルの一二三役の声優さんの発言から連想して書きましたが、あくまでキャラ同士の恋愛として書いています。声優さん同士では考えていませんのでご留意くださいませ。2022年書き納めです、たくさん読んでいただいて幸せでした。ありがとうございます。 2112
雨野(あまの)
DONEひふ幻ドロライ第二回お題『イルミネーション』に沿った話です。幻太郎に片想いしている一二三の話です。幻太郎←←一二三って感じです。いつも読んでくださる皆さま、ありがとうございます。励みになります。
SNOW DANCE カシャカシャ。小気味良いシャッター音を響かせて息をはぁっと吐き出す。白い息が舞えば、辺りの空気がますます冷えるような錯覚に陥る。ぶるりと身震い一つ。夜道にぽつんと佇む明かりに吸い寄せられ、自販機のボタンを二回押した。缶の温もりを手に馴染ませたのちに飲んだコーヒーは格別の美味さだった。
夢野幻太郎の助手……と言えば聞こえが良いが、雑用係をするようになって数ヶ月が経つ。敵対同士である俺と幻太郎がどういったわけか共に食事をする仲となり、どういったわけか俺は幻太郎に恋心を抱いていた。思い立ったら即行動というわけで何度か彼に想いを打ち明けているが、その度に「お断りします」と拒否され続けている。
告白も三回を超えた辺りだろうか、辟易とした様子で「小生と交際したいのならば、好きにならせる努力をしてくださいよ」と吐き捨てられたのである。というわけでかぐや姫の心を射止めるべく奔走する帝のごとく、俺も夢野幻太郎に好かれようと雑用係を買って出た。
4083夢野幻太郎の助手……と言えば聞こえが良いが、雑用係をするようになって数ヶ月が経つ。敵対同士である俺と幻太郎がどういったわけか共に食事をする仲となり、どういったわけか俺は幻太郎に恋心を抱いていた。思い立ったら即行動というわけで何度か彼に想いを打ち明けているが、その度に「お断りします」と拒否され続けている。
告白も三回を超えた辺りだろうか、辟易とした様子で「小生と交際したいのならば、好きにならせる努力をしてくださいよ」と吐き捨てられたのである。というわけでかぐや姫の心を射止めるべく奔走する帝のごとく、俺も夢野幻太郎に好かれようと雑用係を買って出た。
雨野(あまの)
DONE恋人同士のひふ幻。一二三に嫉妬して欲しい幻太郎の話です。モブ出ますが、恋愛的には絡みません。いつも読んでいただきありがとうございます。活力です。センチメントは君次第「来週〜?おけまる〜!じゃあ、その日俺っちはこの家の掃除でもしてようかな〜!」
恋人である伊弉冉一二三が平然と述べたため、夢野幻太郎は面を食らった。
「あ、あの……相手は今をときめく若手俳優なんです」
「あ〜!今、めっちゃ人気らしいね〜!何?次の実写化の主演ってその人なん〜?」
「……ええ。その方も小生の小説のファンらしくて」
「んで、雑誌の企画で小説に出てくる場所の聖地巡礼するってわけね〜!」
「……はい。長時間、留守にするかと」
「おっけ〜!寒いだろうから暖かい格好しなきゃね〜!」
普段と様子が違う彼に首を傾げながら風呂場へと向かった。
嫉妬深い彼のことだからイケメン俳優とのデート企画なんて聞いた日には騒ぎ立てて、説得するのにも小一時間かかることを覚悟していたのに。蓋を開けてみるとこれだ。
5188恋人である伊弉冉一二三が平然と述べたため、夢野幻太郎は面を食らった。
「あ、あの……相手は今をときめく若手俳優なんです」
「あ〜!今、めっちゃ人気らしいね〜!何?次の実写化の主演ってその人なん〜?」
「……ええ。その方も小生の小説のファンらしくて」
「んで、雑誌の企画で小説に出てくる場所の聖地巡礼するってわけね〜!」
「……はい。長時間、留守にするかと」
「おっけ〜!寒いだろうから暖かい格好しなきゃね〜!」
普段と様子が違う彼に首を傾げながら風呂場へと向かった。
嫉妬深い彼のことだからイケメン俳優とのデート企画なんて聞いた日には騒ぎ立てて、説得するのにも小一時間かかることを覚悟していたのに。蓋を開けてみるとこれだ。
雨野(あまの)
DONEひふ幻ドロライ第一回お題「初めての」に沿ったストーリーです。付き合いたてのひふ幻。幻太郎に名前で呼んで欲しい一二三の話です。不穏っぽいけど激甘です。パワフル少女漫画。ひふ幻ドロライという素敵な企画に参加できて嬉しいです。
そして読んでくださる皆さん、いつもリアクションありがとうございます。何よりの活力です。
one two three step by step「ねぇ〜良いじゃん」
「何がですか?おやつはさっきあげたでしょ。ポチ」
「誰がポチだっての!!」
「おや、お犬様ではなかったですか?」
ワンワン、と鳴き真似をしてから茶目っ気たっぷりに笑う人物はシブヤディビジョン代表Fling Posseのメンバー兼俺の恋人である夢野幻太郎だ。
つい一ヶ月前に恋人になったばかりで俺たちはラブラブのアツアツである。と言いたいところだが、一つだけ不満を抱いていた。
「ポチじゃなくて一二三でしょ?ほら、リピートアフターミー!ひ、ふ、み」
「ジ、ゴ、ロ」
「もお〜幻太郎〜!」
幻太郎が恋人同士になっても未だに〝伊弉冉さん〟と呼んでくることだ。まだキスすらも交わしていない二人だから、恋人同士ということを実感するためにも名前で呼んで欲しいと頼んでいるのにこうやってのらりくらりとかわされてしまう。これでは友人同士となんら変わりがないではないか。
5657「何がですか?おやつはさっきあげたでしょ。ポチ」
「誰がポチだっての!!」
「おや、お犬様ではなかったですか?」
ワンワン、と鳴き真似をしてから茶目っ気たっぷりに笑う人物はシブヤディビジョン代表Fling Posseのメンバー兼俺の恋人である夢野幻太郎だ。
つい一ヶ月前に恋人になったばかりで俺たちはラブラブのアツアツである。と言いたいところだが、一つだけ不満を抱いていた。
「ポチじゃなくて一二三でしょ?ほら、リピートアフターミー!ひ、ふ、み」
「ジ、ゴ、ロ」
「もお〜幻太郎〜!」
幻太郎が恋人同士になっても未だに〝伊弉冉さん〟と呼んでくることだ。まだキスすらも交わしていない二人だから、恋人同士ということを実感するためにも名前で呼んで欲しいと頼んでいるのにこうやってのらりくらりとかわされてしまう。これでは友人同士となんら変わりがないではないか。
雨野(あまの)
DONEセフレ関係のひふ幻。幻太郎が匂わせ行為をしちゃう話。幻太郎→一二三で視点が変わります。甘くないです。ひふ幻webオンリーばらゆき2開催おめでとうございます!
ひふ幻界隈がさらに盛り上がるよう願いながらわたしも書かせていただいてます。
いつもリアクションありがとうございます。
不透明な僕たちは「これ何?」
一二三は激怒した。なんちゃって。
伊弉冉一二三と関係を持つようになって彼が本気で憤慨したところは見たことがない。今現在もそうだ。眉を顰めて、声も普段より抑えてあるが、怒ってはいないだろう。
きっとこの男は怒ることに関して慣れていない。つくづく難儀な奴だなと思う。その女性恐怖症も。
「何って……貴方のスマートフォンですね」
「そーゆーこと言ってんじゃねぇの!これ!」
一二三は左手に持ったスマートフォンの液晶をこちらに見せ、右手の人差し指でコツンコツンと音を鳴らす。美しくて長い指だな〜だとかリズム良く鳴らされた音が心地良いな〜なんてこの場に似つかわしくないことばかりを考えた。
「おや、まあ。これは小生のSNSではないですか」
5935一二三は激怒した。なんちゃって。
伊弉冉一二三と関係を持つようになって彼が本気で憤慨したところは見たことがない。今現在もそうだ。眉を顰めて、声も普段より抑えてあるが、怒ってはいないだろう。
きっとこの男は怒ることに関して慣れていない。つくづく難儀な奴だなと思う。その女性恐怖症も。
「何って……貴方のスマートフォンですね」
「そーゆーこと言ってんじゃねぇの!これ!」
一二三は左手に持ったスマートフォンの液晶をこちらに見せ、右手の人差し指でコツンコツンと音を鳴らす。美しくて長い指だな〜だとかリズム良く鳴らされた音が心地良いな〜なんてこの場に似つかわしくないことばかりを考えた。
「おや、まあ。これは小生のSNSではないですか」
雨野(あまの)
DONE恋人同士のひふ幻。ちょいエロ。R-15ぐらい。ひふ幻がそれぞれ相手を泣かせてしまうシチュエーションってどんな感じかなって想像して創作しました。オチなしヤマなし意味なし。供養。そのうち幻太郎が一二三を泣かせてしまうバージョン書きます。愛憎相半ばする本能「幻太郎〜チチチーッス!おわっ!」
呑気なかけ声とともに家に入ってきた男を引きずるようにして居間へと連れて行く。ただし、ゆっくり、響かないように。繋いだ手の向こう側から「ちょ、ちょっと〜!いきなり何なの〜?」と非難する声が聞こえるが無視だ、無視。
畳を踏み込むとふたり分の重みでぎしりと音が立てられた。逃げないように両手を握り向かい合えば、どこか居心地が悪そうに目を泳がせる彼を精一杯睨みつける。
「小生に何か言うことありませんか?」
「ん〜。幻太郎、愛してるよ♡」
思わず緩みそうになる頬を引き締める。こいつのペースに巻き込まれては駄目だ。
はあ、とため息を吐き出し、彼のシャツのボタンに手をかけた。
「いやん!幻太郎ってば大胆♡」と言いつつ、やんわりと俺の手を抑えようとしているのなんてお見通しなんだからな。
3226呑気なかけ声とともに家に入ってきた男を引きずるようにして居間へと連れて行く。ただし、ゆっくり、響かないように。繋いだ手の向こう側から「ちょ、ちょっと〜!いきなり何なの〜?」と非難する声が聞こえるが無視だ、無視。
畳を踏み込むとふたり分の重みでぎしりと音が立てられた。逃げないように両手を握り向かい合えば、どこか居心地が悪そうに目を泳がせる彼を精一杯睨みつける。
「小生に何か言うことありませんか?」
「ん〜。幻太郎、愛してるよ♡」
思わず緩みそうになる頬を引き締める。こいつのペースに巻き込まれては駄目だ。
はあ、とため息を吐き出し、彼のシャツのボタンに手をかけた。
「いやん!幻太郎ってば大胆♡」と言いつつ、やんわりと俺の手を抑えようとしているのなんてお見通しなんだからな。
雨野(あまの)
DONE一応、一二三誕生日おめでとう作品です。付き合ってないひふ幻。クイズ大会してます。あえて遅刻しました。あえてです。本当です。答えをどうぞ!「夢野センセ、これ何?」
「おや、テレビで観たことないですか?ここのボタンを押すと……」
彼はそう言ってテーブルの上のピンポンブザーを一回だけ押した。ピンポーンと軽快な音が鳴ると赤い丸が描かれたプレートが勢いよく立ち上がる。
「越後製菓!」
「この遊びしたくて買ったん?」
「そんな訳ないじゃないですか。それだったら本物そっくりの餅の形したやつ買いますよ」
「あっそ」
犬猿の仲だった一二三と幻太郎の距離が近付いたのはここ半年のこと。シンジュクの街で真っ青な顔をした夢野幻太郎に遭遇したことがきっかけだった。敵と言えども具合の悪そうな人を放っておけるほど一二三は冷酷ではない。彼も本当に調子が悪かったのだろう「具合悪そうだけどどうかしたのかい?」と聞いた一二三に対して「貧血だと思います……」と素直に答えた。それならば、と一二三と独歩の暮らすマンションへと招き入れ、介抱ついでに手料理も振る舞った。
7271「おや、テレビで観たことないですか?ここのボタンを押すと……」
彼はそう言ってテーブルの上のピンポンブザーを一回だけ押した。ピンポーンと軽快な音が鳴ると赤い丸が描かれたプレートが勢いよく立ち上がる。
「越後製菓!」
「この遊びしたくて買ったん?」
「そんな訳ないじゃないですか。それだったら本物そっくりの餅の形したやつ買いますよ」
「あっそ」
犬猿の仲だった一二三と幻太郎の距離が近付いたのはここ半年のこと。シンジュクの街で真っ青な顔をした夢野幻太郎に遭遇したことがきっかけだった。敵と言えども具合の悪そうな人を放っておけるほど一二三は冷酷ではない。彼も本当に調子が悪かったのだろう「具合悪そうだけどどうかしたのかい?」と聞いた一二三に対して「貧血だと思います……」と素直に答えた。それならば、と一二三と独歩の暮らすマンションへと招き入れ、介抱ついでに手料理も振る舞った。
雨野(あまの)
DONE付き合ってないひふ幻。匂うはずがない一二三の匂いがしちゃう幻太郎の話。不治の病 それは朝食に、とたまごサンドに齧り付いたときだった。ああ、まただ。小さく舌打ちをして、とりあえず口の中のものを咀嚼する。何てことないただのたまごサンド。マヨネーズの風味が効いたたまごサラダをふわふわのパンで挟んだ素朴なものだ。近所のコンビニで買ってきたそれは人気の品物だ、とテレビのバラエティー番組でも紹介されていた。自身だって〝本来なら〟美味しくいただけたであろうそのサンドイッチを見つめ、ため息を吐く。
夢野幻太郎は一週間前よりとある症状に悩まされていた。それは今のようにふとした瞬間にやってくるのだ。
忌まわしいあいつの匂い。嗅いだだけで不夜城が脳裏によぎる華やかで艶やかな匂い。あいつ──伊弉冉一二三の匂いが自身に纏わりつくかのように香るのだ。もちろんあいつはこの場にいないのに。こうなってしまっては食欲も失せてしまう。一口だけ齧ったたまごサンドをラップに包み、冷蔵庫へと運ぶ。夜になれば食欲もわいてくるはず、あるいは〝野良猫〟にあげてしまっても良いな、とも思った。不幸中の幸いなのは外食中じゃなかったことだろう。さすがに飲食店に赴き、一口だけ食べて残してしまうのは心苦しい。
4737夢野幻太郎は一週間前よりとある症状に悩まされていた。それは今のようにふとした瞬間にやってくるのだ。
忌まわしいあいつの匂い。嗅いだだけで不夜城が脳裏によぎる華やかで艶やかな匂い。あいつ──伊弉冉一二三の匂いが自身に纏わりつくかのように香るのだ。もちろんあいつはこの場にいないのに。こうなってしまっては食欲も失せてしまう。一口だけ齧ったたまごサンドをラップに包み、冷蔵庫へと運ぶ。夜になれば食欲もわいてくるはず、あるいは〝野良猫〟にあげてしまっても良いな、とも思った。不幸中の幸いなのは外食中じゃなかったことだろう。さすがに飲食店に赴き、一口だけ食べて残してしまうのは心苦しい。
雨野(あまの)
MOURNING恋人同士のひふ幻。仲良く散歩してる。かっこいい一二三などいません。かっこいい(?)幻太郎はいます。モブ出てきますが一瞬です。供養。駆け出したら止まらない「じゃあ、次回作も期待しているよ」
「はい、ありがとうございます。失礼します」
「おっまた〜せ……って誰かと話してた?」
トイレから戻ってきた一二三が去って行く背中を訝しげに見つめた。くすり、と笑いを一つこぼす。この男は嫉妬深いのだ。
「ええ。◯◯先生ですよ」
「◯◯って……あの有名な作家さん!?」
「まさにそのお方です」
「ほえ〜。あんな見た目してんだ〜。意外とおっさんじゃん!」
「こら、聞こえますよ」
相変わらずな物言いの恋人を嗜める。しかし「メンゴメンゴ」と言いながら太陽のような笑顔を見せられてしまうとついつい許してしまうのは惚れた弱みだろうか。伊弉冉一二三は罪深い人物である。
「何話してたん?」
「偶然お会いしたからご挨拶と……小生の書いた本についてですかね」
2723「はい、ありがとうございます。失礼します」
「おっまた〜せ……って誰かと話してた?」
トイレから戻ってきた一二三が去って行く背中を訝しげに見つめた。くすり、と笑いを一つこぼす。この男は嫉妬深いのだ。
「ええ。◯◯先生ですよ」
「◯◯って……あの有名な作家さん!?」
「まさにそのお方です」
「ほえ〜。あんな見た目してんだ〜。意外とおっさんじゃん!」
「こら、聞こえますよ」
相変わらずな物言いの恋人を嗜める。しかし「メンゴメンゴ」と言いながら太陽のような笑顔を見せられてしまうとついつい許してしまうのは惚れた弱みだろうか。伊弉冉一二三は罪深い人物である。
「何話してたん?」
「偶然お会いしたからご挨拶と……小生の書いた本についてですかね」
@bun_ta_n
DONEはち介さん(@hach1suke)の小説に滾って描いた成人虎伊地です。出てないのでRかと言うと??なのですがお話がR-18なのでポイピクにアップしました。フレーム外は是非!はち介さんの『二〇二三年七月某日』(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=20549068)で堪能してください!
大人な2人は心安らかにわっくわくで描けますね……🙏
たこです
MENUひふど新刊サンプルです。8/20 インテ大阪 クレリリ2023にて頒布予定です。「共喰い」R-18/本文32P/会場頒布価格500円
独歩に片思いをしている一二三。ある日、独歩から「好きな人ができた」と告げられる。そこで一二三は独歩が好きになった女性を呼び出して殺害し、独歩に食べさせる事にした
※カニバリズム表現有り
後日とらのあなにて通販予定です。Twitterにてお知らせします。 7
m_makise
PROGRESSどひふネーム(3p+没絵2p)全7p+オマケの、次描くネーム上がったので作画します!が、ちょっとページ多くなっちゃったので時間かかりそうです、ボチボチ描いてゆきます。
一二三誕の独歩ボイスよりコンビニケーキネタです。(没コマでキッスしてますが本編ではキッスしてないよ!) 5
Frosty
DOODLEしっかり考えて書く小説に疲れて何も考えずに書きました❗
一二三を泣かせたかった❗
キャラ崩壊注意❗
独歩の頭がおかしいです❗
一二三の頭もちょっとおかしいです❗
しかしこれは余談ですが、片思い歴長い一二三、独歩のこと好きすぎて、独歩が少し触っただけでびくんびくん感じると思うんだよなぁ。かわいそう(かわいい)
頭のおかしいどひふ「一二三、好きだ」
「は?」
「は?」
自分の言った言葉に驚いて立ち尽くす。
ここは玄関だ。スーツも脱いでないしカバンも持ったままだ。
目の前に立ったエプロン姿の一二三も驚いた様子で目をパチクリさせている。
「いや、今日いつもの三倍は忙しいしハゲ課長には怒られるしもう何もかもが嫌になって、今やっと帰ってきて出迎えてくれたお前を見たら、ああ飯作って待っててくれたんだなぁって…好きだなぁって……あれ」
自分が何を言っているのか自覚した途端に顔が熱くなる。唇に手を当て止めようとするが言葉は止まらなかった。
「お前を誰にも渡したくない…一二三、好きだ」
時が止まったのかと思うほど微動だにしない一二三をつつく。
「おい…、大丈夫か」
1608「は?」
「は?」
自分の言った言葉に驚いて立ち尽くす。
ここは玄関だ。スーツも脱いでないしカバンも持ったままだ。
目の前に立ったエプロン姿の一二三も驚いた様子で目をパチクリさせている。
「いや、今日いつもの三倍は忙しいしハゲ課長には怒られるしもう何もかもが嫌になって、今やっと帰ってきて出迎えてくれたお前を見たら、ああ飯作って待っててくれたんだなぁって…好きだなぁって……あれ」
自分が何を言っているのか自覚した途端に顔が熱くなる。唇に手を当て止めようとするが言葉は止まらなかった。
「お前を誰にも渡したくない…一二三、好きだ」
時が止まったのかと思うほど微動だにしない一二三をつつく。
「おい…、大丈夫か」