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    完結

    水月 千尋

    DOODLE参謀🎈×将校🌟。(モブ参前提)
    単話調にタイトルついてますが、実質4話目。

    まだ完結してませんが、以降の話は作成中。


    ========


    【前話】
    →https://poipiku.com/599411/10134333.html
    【すれちがいの午後】
     暖かな陽気。穏やかな風に、やわらかい日射し──。前日の肌寒さが嘘のように、今日は朝から春めいた良い天気だった。屋敷前の木々へ羽を休めに来たらしい小鳥のさえずりも、心なしか賑やかだ。
     そんな変化は窓の外だけにとどまらない。普段は日当たりが良いとはいえないこの執務室にも陽光が射し込んできていた。ささやかな恩恵程度ではあるが、窓際に飾った一輪挿しの花瓶越しの光が今座っている机の所まで届くのは初めて見る。もう少し暖かくなってきたらこの部屋のまた違う一面を見られるのかもしれないと思うと、それはそれで楽しみだ。
     一方で、机の端に積んだ要望書の量は昨日や一昨日と何ら変化はなかった。放置しているのではない。処理出来た分と同じくらいの枚数が翌朝に届く為、一向に減っていかないのだ。作業自体は一枚一枚に目を通して可否のサインをしていくだけではあるものの、その可否を決めるのに手間取る案件も当然混在していて気も抜けない。
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    yamagawa_ma2o

    PROGRESS花怜現代AU音楽パロ完結編。幸せになあれ~~~!!!!!って魔法をかけながら書きました。ハピエンです。
    すみませんが、③以降は原作(繁体字版とそれに準ずるもの)読んだ人向きの描写がはいっています。

    金曜日くらいに支部にまとめますが、ポイピク版は産地直送をコンセプトにしているので、推敲はほどほどにして早めに公開します。
    よろしくお願いします。
    花を待つ音④(終) コンサート本番、謝憐はどういうわけか花城の見立てで白いスーツを着ていた。
    「哥哥、やっぱり俺の予想通りだ。すごく似合ってる!」
    「本当かい? なんだか主役でもないのに目立ち過ぎないかな?」
    「俺にとっては哥哥が主役だからね」
     そう言って笑う花城はというと、装飾のついたシャツに赤い宝石と銀色の鎖のついたブローチをつけている。ジャケットとスラックスは黒いものだったが、ジャケットの裏地から見える光沢のある赤い生地が華やかさと季節感を演出していた。
     師青玄も白いスーツだったが、彼の方が生成色寄りで謝憐は雪のように白いものという違いがあり、共通点と相違点が適度に見えて舞台映えする。師青玄は中に緑色のシャツを着ていて、謝憐はあまり中が見えないが、薄い水色のシャツを着ていた。
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    BMB_hatomaru

    SPUR ME27階時代の譲テツで、テツ後天性女体化小説です。①は全年齢ですが、これからR18シーンが入る予定なので、18歳未満(と高校生)の閲覧を禁止します。
    トンチキな話ですが、文体は固めです。ハマーが傷つく、カズテツ要素あり。ご注意ください。
    ⑤くらいで完結する見込み。
    2024/5/26 COMIC CITY大阪にて本としてオフラインで発行予定です。
    webに全文公開予定はありません。
    ドクターテツ、女子高生になる。①『ドクターテツ、女子高生になる』



    和久井譲介は正真正銘男子高生であるが、身元引受人である真田徹郎ことドクターテツは、女子高生なんかではない。
    しかし、今目の前にいるテツは、女子高生としか言えない。
    譲介は目の前の景色に、言葉と思考を失った。

    …テツと譲介は三十一も離れている。親に捨てられた譲介は親の顔も年齢も知らないが、今も生きているのなら、親とテツの年齢は近くておかしくはない。テツは親、譲介はその子供。そのくらいの世代の差がある。
    テツは、厳めしい表情が多い。整ったその細眉の尻は鋭角と作って上がり、しかめっ面が基本である。切れ長の目に黒い光と熱が籠って、禍々しいなにかを孕んでいる。笑う時ですらそうだ。少なくとも、明るくはなく、柔らかくもない。そういう表情が常なのだ。
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