ウツシ
四 季
DOODLEせっかくクリスタを購入したので、漫画も描いてみよう! と思い立ってから、半年くらい経過してしまいました😅下書きで汚いですが、絵や漫画も少しずつ描いていきたいな〜と思います。
(クリスタ、四コマのテンプレートがあって便利ですね〜)
これはウツシエの記憶の場所を探していたとき、近くにコログが隠れていることが多かったので、二人の仲の進展具合をコログも気にしていたのかな〜と思った時のネタ。
めげこ
DONE【出勝】きみのひとみに僕をうつして
後日談です
出久が勝己に個性事故の解除方法を聞く話
これだけでも読めないことはないですが、
本編を読んでいただいた方が楽しめると思います!
1枚目の1コマ目すごいモアレしてます
すみません………😭
🗝pass
勝己が幸せになってよかったですねぇ❗️
はい or いいえ 4
sana_story3
PROGRESS【注意】R18のところまで書いてないけど、後日本番書きます
サンブレイクストーリークリア後の話
この話はマルチバースのどこかの出来事です。
この世界のウツシ教官はしっかり闘技場・教官職をがんばっていてエルガドには来ていません!
愛弟子の事も弟子の一人として接しているので付き合っていません!
でも違う世界ではちゃんとイチャラブしてるのでウツハン民の方ご心配なく
ジェイハン♀(タイトル考え中)今にも雪が降り出しそうな寒い日
もうすぐジェイくんとお付き合いをはじめて1ヶ月が経とうとしている
お互いに仕事が忙しく、いつも一緒にはいられないけれど、なるべく仕事が終わった後に少しだけでも会えるように、一緒に夜ご飯を食べる約束をしている。
今夜もジェイくんと一緒にごはんを食べる約束をしていたので、待ち合わせ場所のアルロー教官前に時間通りにやってきた
でもまだジェイくんはいない
「アルロー教官、ジェイくん見かけませんでした?」
「アイツならまた何かやらかしてルーチカに絞られてるぜ。まだかなりかかりそうだったな」
「そっかぁ…」
「そういや、アイツ明日急に仕事休みになったらしくてすげぇ喜んでてよ、お前さんと遊びたいとか言ってたぜ?」
6505もうすぐジェイくんとお付き合いをはじめて1ヶ月が経とうとしている
お互いに仕事が忙しく、いつも一緒にはいられないけれど、なるべく仕事が終わった後に少しだけでも会えるように、一緒に夜ご飯を食べる約束をしている。
今夜もジェイくんと一緒にごはんを食べる約束をしていたので、待ち合わせ場所のアルロー教官前に時間通りにやってきた
でもまだジェイくんはいない
「アルロー教官、ジェイくん見かけませんでした?」
「アイツならまた何かやらかしてルーチカに絞られてるぜ。まだかなりかかりそうだったな」
「そっかぁ…」
「そういや、アイツ明日急に仕事休みになったらしくてすげぇ喜んでてよ、お前さんと遊びたいとか言ってたぜ?」
CELI
DONE「モンハン文化祭2022」飛び入り参加作品です。ヨモギちゃんとカゲロウさんと時々ウツシ教官。公式小説の合間を縫う感じで妄想。あの手紙は何度も何度も葛藤し、書いては破りを繰り返したんじゃないかと思っています(※誤字など幾つか修正しています) 4ジャンル雑多らき
TRAINING【北菅】夏のスガさん受けログ(2021年7月19日)菅原孝支の夏。徐ろに日焼けの跡をなぞる君が、どうしようもなく可愛くて、その柔い口唇に熱をうつした。
https://shindanmaker.com/545359
「初めて会った時は、白いお狐様だと思ったのになぁ」
元の白い腕を手首まで綺麗に小麦色に日焼けさせて、軍手を外した指先も以前よりは健康的な色に変わっている。
「孝支も1年もしたら同じ色になるで」
「さすがに10日じゃ無理かぁ」
夏休みのほんの一枠。北くんちの手伝いに来たはいいけど、日に弱い俺の肌はただただ赤く火照るだけ。
「信介、鼻んとこ剥けてる」
気付いて指さすと、「剥いて」「え、痛くない?」「痒い」と、自分の鼻先をんっと突き出してくる。
人差し指の爪の先でそおっと薄皮を引っ掛け、息を詰めて集中しているところへ、北くんの唇が無防備な俺の小指にぱくりと食いつく。
「ふわっ」と俺が驚いた瞬間薄皮が取れて、衝撃に閉じられる北くんの瞳。
426元の白い腕を手首まで綺麗に小麦色に日焼けさせて、軍手を外した指先も以前よりは健康的な色に変わっている。
「孝支も1年もしたら同じ色になるで」
「さすがに10日じゃ無理かぁ」
夏休みのほんの一枠。北くんちの手伝いに来たはいいけど、日に弱い俺の肌はただただ赤く火照るだけ。
「信介、鼻んとこ剥けてる」
気付いて指さすと、「剥いて」「え、痛くない?」「痒い」と、自分の鼻先をんっと突き出してくる。
人差し指の爪の先でそおっと薄皮を引っ掛け、息を詰めて集中しているところへ、北くんの唇が無防備な俺の小指にぱくりと食いつく。
「ふわっ」と俺が驚いた瞬間薄皮が取れて、衝撃に閉じられる北くんの瞳。
2zweeei2
DONEうちの猛き炎くん。私が愛してやまない某ゲームに出てくる「サンダー龍」(元ネタプロレスなんですけど)からサンダーを借りて名前はサンダーもちはる。
地雷とプロハンター紙一重のおもしろダサめの名前にしたつもりだったんだけど、後の推しであるウツシ教官がジンオウガ交じりの人だったので運命を感じざるを得ないな・・・
ボイスタイプ8のイキり俺様系なんだけど教官の前ではとても素直な子だよたぶん。
RFish27
PROGRESSエルガド編。ウツシと愛弟子と、こいつ。その6。※今回ややグロ注意
10/15 続きは現在制作中です。
Changeling - 6 この頃、どうにも違和感を感じるのである。
王都へ送る報告書のチェックをしながら、騎士フィオレーネはふとペンを止めた。
日常の何気ない瞬間に、何故か心に引っかかるものを感じて度々仕事の手が止まる。同僚のジェイやルーチカ、ガレオス提督にもまだ体調が戻っていないのかと案じられたが、そんなことはない。既にいつ狩場に復帰してもいいくらいに回復し、気力も体力も充実しているのだ。
しかし、違和感はあってもそれが何故なのか自分でもよくわからない。
メル・ゼナは未だに発見されていないから気になるのは皆同じだが、それに関しては調査隊の頑張り次第なのでフィオレーネにできることはあまりない。キュリアの動向も相変わらず活発だが、それも研究班次第だ。それらはきちんと理解しているし引っかかるということもない。
7010王都へ送る報告書のチェックをしながら、騎士フィオレーネはふとペンを止めた。
日常の何気ない瞬間に、何故か心に引っかかるものを感じて度々仕事の手が止まる。同僚のジェイやルーチカ、ガレオス提督にもまだ体調が戻っていないのかと案じられたが、そんなことはない。既にいつ狩場に復帰してもいいくらいに回復し、気力も体力も充実しているのだ。
しかし、違和感はあってもそれが何故なのか自分でもよくわからない。
メル・ゼナは未だに発見されていないから気になるのは皆同じだが、それに関しては調査隊の頑張り次第なのでフィオレーネにできることはあまりない。キュリアの動向も相変わらず活発だが、それも研究班次第だ。それらはきちんと理解しているし引っかかるということもない。
RFish27
PROGRESSエルガド編。ウツシと愛弟子と、こいつ。その5。Changeling - 5 世界を大雑把に分別すると、奪う者と奪われる者に分けられる。この俺がどちらに入るかといえば、間違いなく『奪う者』の側だ。生まれてからこのかた、実に多くを下し、生を奪い、また捧げられてきた。
世界はそのようにできている。これからもずっと、頂点に立ち続けるのはこの俺なのだ。
穏やかな波の揺れはまさしく揺籠。寝心地のよいベッドに腰を下ろし、静かな船室の中で一人本のページを捲る。
給仕のアイルーが淹れてくれた紅茶の香りにふと気付く。そうだ、冷めないうちに味わうとしよう。カップを持ち上げ一口啜る。柑橘の香りと茶の風味が程よく調和し、頭がすっきりとするようだ。
ああ、人の身で味わう贅沢とはなんと甘美か。
カムラの里の猛き炎、トラマルは――いや、トラマルの姿をした「それ」は、英雄として人々に傅かれる暮らしを心から謳歌していた。
4631世界はそのようにできている。これからもずっと、頂点に立ち続けるのはこの俺なのだ。
穏やかな波の揺れはまさしく揺籠。寝心地のよいベッドに腰を下ろし、静かな船室の中で一人本のページを捲る。
給仕のアイルーが淹れてくれた紅茶の香りにふと気付く。そうだ、冷めないうちに味わうとしよう。カップを持ち上げ一口啜る。柑橘の香りと茶の風味が程よく調和し、頭がすっきりとするようだ。
ああ、人の身で味わう贅沢とはなんと甘美か。
カムラの里の猛き炎、トラマルは――いや、トラマルの姿をした「それ」は、英雄として人々に傅かれる暮らしを心から謳歌していた。
RFish27
PROGRESSエルガド編。ウツシと愛弟子と、正体不明。その4。Changeling - 4 調査拠点エルガドは今日も活気に満ちている。メル・ゼナがおとぎ話の悪魔ではなく、ただの討伐可能なモンスターであるとわかった今、騎士も調査員も、船乗りもハンターもその他も人員もやる気に満ち満ちている。
何よりエルガドには英雄がいる。誰もが彼の活躍に心を躍らせ、血が沸き立つのを抑えられない。今は負傷して一時的に休養をとっているが、夜が明ければ太陽が再び昇るように、英雄が再び立ち上がりメル・ゼナを討伐して凱旋する日は近い。
人々の心は希望に満ちている。もはや一片の曇りもないほどに。
「おはようございます、フィオレーネ様」
騎士団の指揮所に入ると、入り口近くにいたルーチカが恭しく一礼した。
「おはようルーチカ」
5912何よりエルガドには英雄がいる。誰もが彼の活躍に心を躍らせ、血が沸き立つのを抑えられない。今は負傷して一時的に休養をとっているが、夜が明ければ太陽が再び昇るように、英雄が再び立ち上がりメル・ゼナを討伐して凱旋する日は近い。
人々の心は希望に満ちている。もはや一片の曇りもないほどに。
「おはようございます、フィオレーネ様」
騎士団の指揮所に入ると、入り口近くにいたルーチカが恭しく一礼した。
「おはようルーチカ」
RFish27
PROGRESSエルガド編。ウツシと愛弟子と、正体不明。その3。Changeling - 3 今日も城塞高地に朝が来る。
薄靄に包まれた森は、ひんやりとして静謐である。慣れ親しんだ大社跡の森はもっと生命の気配に満ちていて、こんな寂しい朝を感じたことはなかったような気がする。
冷えて縮こまった身体をどうにかほぐし、活動を開始する。なにはともあれ食糧を確保しなければ、飢えて死ぬだけだ。
オトモたちと寝起きしているこの廃墟の近くを川が流れている。ここ何日かはそこで魚を獲って、なんとか食い繋いでいるという状況であった。
それで足りなければオトモたちがハンター用のキャンプまで足を伸ばして、支給品の携帯食料などを拝借してくることもある。アオキノコや薬草など、食べられる野草などを齧ることもある。
頑張ればメルクーのような草食獣を狩って肉にすることもできるかもしれないが、皮を剥いだり血抜きをしたり、はらわたを取ったりと手間がかかるし、そういう作業をアイルーに任せっきりになるのは申し訳ない。むしろ血の匂いを嗅ぎ付けて大型のモンスターがやってきたら、もうどうしようもない。
5345薄靄に包まれた森は、ひんやりとして静謐である。慣れ親しんだ大社跡の森はもっと生命の気配に満ちていて、こんな寂しい朝を感じたことはなかったような気がする。
冷えて縮こまった身体をどうにかほぐし、活動を開始する。なにはともあれ食糧を確保しなければ、飢えて死ぬだけだ。
オトモたちと寝起きしているこの廃墟の近くを川が流れている。ここ何日かはそこで魚を獲って、なんとか食い繋いでいるという状況であった。
それで足りなければオトモたちがハンター用のキャンプまで足を伸ばして、支給品の携帯食料などを拝借してくることもある。アオキノコや薬草など、食べられる野草などを齧ることもある。
頑張ればメルクーのような草食獣を狩って肉にすることもできるかもしれないが、皮を剥いだり血抜きをしたり、はらわたを取ったりと手間がかかるし、そういう作業をアイルーに任せっきりになるのは申し訳ない。むしろ血の匂いを嗅ぎ付けて大型のモンスターがやってきたら、もうどうしようもない。
RFish27
PROGRESSエルガド編。ウツシと愛弟子と、正体不明。その2。Changeling - 2 ――夕刻。
燭台の灯りが揺れている。卓の上には料理が並び、温かな湯気を立てている。
用意されている食器は二人分。酒肴は、自分と彼の為にあるとひと目でわかった。
愛弟子であって愛弟子ではない男からの夕食の誘いを断るちょうどいい口実も見つからず、ウツシは愛弟子の為に宛がわれた船室へと再び訪れていた。
ルームサービスが手配してくれたのだろう料理や酒は、英雄をもてなすに相応しい格式と品質を備えた素晴らしいものだ。エルガドの人々の心遣いが、今は些か心苦しい。
「教官もどうぞ。里の酒もいいですが、こちらの葡萄酒もなかなか悪くありませんよ」
彼――ウツシの最愛の弟子の姿をしたその男が、葡萄酒の瓶の封を切りながらそう言った。
5300燭台の灯りが揺れている。卓の上には料理が並び、温かな湯気を立てている。
用意されている食器は二人分。酒肴は、自分と彼の為にあるとひと目でわかった。
愛弟子であって愛弟子ではない男からの夕食の誘いを断るちょうどいい口実も見つからず、ウツシは愛弟子の為に宛がわれた船室へと再び訪れていた。
ルームサービスが手配してくれたのだろう料理や酒は、英雄をもてなすに相応しい格式と品質を備えた素晴らしいものだ。エルガドの人々の心遣いが、今は些か心苦しい。
「教官もどうぞ。里の酒もいいですが、こちらの葡萄酒もなかなか悪くありませんよ」
彼――ウツシの最愛の弟子の姿をしたその男が、葡萄酒の瓶の封を切りながらそう言った。
梨🍐🍐🍐
DOODLE弓剣ピクシブからうつしたやつ
出会わなければよかったきっと、こうなる運命だった。
ふわふわと浮いているような心地に包まれながら、そんなことを思う。
つくられたいのち。
きめられたおわり。
まがいもののこころ。
すべてがあたえられ、うばわれ、わたしはどこにゆくこともないまま、きえていく。
すぐそばで子どもたちが泣いているのがわかった。でも、赤子である双子の泣き声は聞こえないから、愛らしく眠っているのだろう。子どもたちの温かな涙が、頬にぽつりぽつりと落ちてくる。
泣かないで、と声をかけたいのにのどを震わすことも出来なければ、頭を撫でてやることも出来ない。
なんて、不甲斐ない母親だろう。
...いや、母親なんていう資格すら私は持ち合わせていない。死ななければ、この子たちをこの家から逃がすことも出来ないのだから。
11110ふわふわと浮いているような心地に包まれながら、そんなことを思う。
つくられたいのち。
きめられたおわり。
まがいもののこころ。
すべてがあたえられ、うばわれ、わたしはどこにゆくこともないまま、きえていく。
すぐそばで子どもたちが泣いているのがわかった。でも、赤子である双子の泣き声は聞こえないから、愛らしく眠っているのだろう。子どもたちの温かな涙が、頬にぽつりぽつりと落ちてくる。
泣かないで、と声をかけたいのにのどを震わすことも出来なければ、頭を撫でてやることも出来ない。
なんて、不甲斐ない母親だろう。
...いや、母親なんていう資格すら私は持ち合わせていない。死ななければ、この子たちをこの家から逃がすことも出来ないのだから。
梨🍐🍐🍐
DOODLE弓剣ピクシブからうつしたやつ
出会わなければよかった 中編目を覚ませばあたりは荒野だった。
息を吸えばかわいた空気が喉を掠めた。肺は空気を拒絶し酸素を取り込んではくれず、痛みだけを伝えてきた。
体は熱を持ったかのようにあつくて、あつくてたまらない。
どこまでも深く、黒い夜空が正面にあったが、視界は白い靄がかかり始め、だんだん狭まっていく。呑み込んでしまいそうだった黒も、もう分からない。
そして、黒い空が吸い取ってしまったかのように何も聞こえなくて、自分1人ここにいることを知る。
結局、オレは救えなかった。何もかも。ここにいた人びとも。一番救いたかった彼女も。
ゆっくりと瞼を閉じた。
さっきまであつくてたまらなかった体は冷えてきて、そのまま凍ってしまいそうで。寒くて寒くて寒くて。ひとりきりは淋しくて。
31114息を吸えばかわいた空気が喉を掠めた。肺は空気を拒絶し酸素を取り込んではくれず、痛みだけを伝えてきた。
体は熱を持ったかのようにあつくて、あつくてたまらない。
どこまでも深く、黒い夜空が正面にあったが、視界は白い靄がかかり始め、だんだん狭まっていく。呑み込んでしまいそうだった黒も、もう分からない。
そして、黒い空が吸い取ってしまったかのように何も聞こえなくて、自分1人ここにいることを知る。
結局、オレは救えなかった。何もかも。ここにいた人びとも。一番救いたかった彼女も。
ゆっくりと瞼を閉じた。
さっきまであつくてたまらなかった体は冷えてきて、そのまま凍ってしまいそうで。寒くて寒くて寒くて。ひとりきりは淋しくて。
梨🍐🍐🍐
DOODLE弓剣ピクシブからうつしました〜
きらきらの彼女なぜ私は、いつもの嫌味ったらしい自分とは結びつかないであろう行為をしているのだろう。
ふと、自分が彼女に対して行っている行為に自問自答していると、数瞬の間手が止まってしまっていたらしい。すると、
「アーチャー?どうかしたのですか」
凛とした声が自分に届いた。頭を動かすと崩れてしまうから、まっすぐ前をみたまま、きっと大きな目をぱちぱちと瞬かせて不思議そうな顔をしているのだろう。
「すまないセイバー、少々考え事をしていただけだ」
少し声が裏返りそうになったのを、彼女は気づいているだろうか。気づいていないことを祈るしかない。しかし、そんな私の心配など気づいていない様子で、
「そうですか」
と一言だけ言葉をもらした。
4379ふと、自分が彼女に対して行っている行為に自問自答していると、数瞬の間手が止まってしまっていたらしい。すると、
「アーチャー?どうかしたのですか」
凛とした声が自分に届いた。頭を動かすと崩れてしまうから、まっすぐ前をみたまま、きっと大きな目をぱちぱちと瞬かせて不思議そうな顔をしているのだろう。
「すまないセイバー、少々考え事をしていただけだ」
少し声が裏返りそうになったのを、彼女は気づいているだろうか。気づいていないことを祈るしかない。しかし、そんな私の心配など気づいていない様子で、
「そうですか」
と一言だけ言葉をもらした。
RFish27
PROGRESSエルガド編。ウツシと愛弟子と、正体不明。ちょっと続きます。
changeling - 1 カムラの里から招かれた英雄と王国騎士フィオレーネ、二名の狩人が悪名高き古龍メル・ゼナを『撃退』したという報せは、瞬く間にエルガドから各地へと伝えられた。
城塞高地にて捕捉されたかの龍は激しい抵抗の末に包囲網を脱し、行方を眩ませた。しかし激闘の舞台となった城塞跡には剥がれた鱗や外殻、切断された尾の欠片、流れ落ちた夥しい量の血痕が残され、メル・ゼナがもはや討伐直前というところまで追い詰められていたことを物語っている。
惜しくもメル・ゼナを逃したハンター二人も負傷してはいたが、命に別状はなく、怪我の回復を待って追跡班への合流を意気込んでいる。
次、その姿を捉えたならば確実に勝てる。メル・ゼナ討伐に光明を得たエルガド調査団は、希望に沸いていた。
5363城塞高地にて捕捉されたかの龍は激しい抵抗の末に包囲網を脱し、行方を眩ませた。しかし激闘の舞台となった城塞跡には剥がれた鱗や外殻、切断された尾の欠片、流れ落ちた夥しい量の血痕が残され、メル・ゼナがもはや討伐直前というところまで追い詰められていたことを物語っている。
惜しくもメル・ゼナを逃したハンター二人も負傷してはいたが、命に別状はなく、怪我の回復を待って追跡班への合流を意気込んでいる。
次、その姿を捉えたならば確実に勝てる。メル・ゼナ討伐に光明を得たエルガド調査団は、希望に沸いていた。
お篠。
TRAINING短いですがウツシ教官書きました。ウツハン♀。
ままごと【ウツハン♀】 不意に頬に触れた唇の感触は柔らかくあたたかであった。
「もう子供じゃないですよ」
そう言ってむくれる君は飴を欲しがり泣いたあの頃と同じ顔をする。けれど、二十年という歳月は寝食を共にした幼子を確かに大人にしたようだ。
子供の成長とは時に侮りがたく、俺の想像を遥かに超えてやってくる。
「子供じゃないと言うけれど、やっぱり俺にとっては可愛い可愛い愛弟子だよ」
これは気付いてはいけないものだ。自覚してしまったらあとには戻れない。
たぶん、きっと。
俺はこの『優しいままごと』をもうしばらく続けたいのだ。
「……ウツシ『教官』はズルい人なんですか?」
彼女の問いに答えるように、俺は曖昧に微笑んだ。
303「もう子供じゃないですよ」
そう言ってむくれる君は飴を欲しがり泣いたあの頃と同じ顔をする。けれど、二十年という歳月は寝食を共にした幼子を確かに大人にしたようだ。
子供の成長とは時に侮りがたく、俺の想像を遥かに超えてやってくる。
「子供じゃないと言うけれど、やっぱり俺にとっては可愛い可愛い愛弟子だよ」
これは気付いてはいけないものだ。自覚してしまったらあとには戻れない。
たぶん、きっと。
俺はこの『優しいままごと』をもうしばらく続けたいのだ。
「……ウツシ『教官』はズルい人なんですか?」
彼女の問いに答えるように、俺は曖昧に微笑んだ。