文庫
AIでよんす奴
PASTTL文庫レーベル的な何かを捏造したやつ。シスタースレちゃんのスカート丈を無理やり伸ばしたり、笑顔成分強すぎな4くんの顔の細部描き足したり、背後のステンドグラス生成したり、あれこれ作ってコラしてダサみのあるロゴと帯とレーベルマーク作って…何やってんだろう自分…となった… 9
七奈(一歩)
TRAININGはじめの一歩を読んで驚いた事その① このコマ割り
「それアリなんだ」って思った。連載序盤の細かいコマ割りで紙面がギュっと詰まってる感じが大好きで、特に第一話は完成度が凄くて何度も読んだ(連載開始までの苦節が文庫版の後書きに書いてあったけど編集部への恨みつらみが滲み出てて草)
ところでこの第一話、今読むと鷹村が気持ち悪い位親切。後にこれに繋がるエピソード0的な物を描いて欲しいなぁと思った。
市川基
DONE新刊『トロイメライに花冠を』文庫版 / 170ページ / 全年齢
▽メロンブックス様にて通販中
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=2080054
▶︎9/9-9/10開催
トワツガイWEBオンリーで通販開始 17
祟久⛩️-Suiku-
MAIKING文庫本サイズのK暁エロ本欲しくて自分用にヘキ詰め込んで書いてるやつ。まだ最初しかないけど、書ききる意思表示のために載せとく。
あんまり、小説は書かないし殴り書きを加工してないから見にくいかも…💦
※設定の捏造、暗い表現多々あります。 2000
akibin02_gwt
MENUありとあらゆるものが捏造のK暁の何でもない話集です。ご都合本編後全員生存時空。過去に投稿したものの加筆修正含む、全11話収録の短編集です。どうぞよしなに。
9月3日のK暁オンラインオンリーイベント「けしうはあらず暁月夜」にて頒布いたします。
サイズ:A6(文庫サイズ)ページ数:本文160p 頒布価格:700円+送料 15726
shibari_
DONE文庫メーカー ⑱〜㉖天使の子 後編②完切られた電伝虫の前で皆呆然と立ち尽くす。
ルフィってば勝手ね、だとか。トラ男の体調は大丈夫かしら、だとか。大目付を前にしてよくやるよ、だとか。
全てを置いて、ナミは飄々と立っているペンギンを振り返る。
「……ねえ」
「俺からは何も言えませーん」
両手を上げてにこりと笑う。
そんなペンギンの顔をナミはムッとした表情で見つめた。
「聞きたければ本人に聞いてください」
電伝虫の向こう側で己の船長が倒れたというのに飄々としている男は頑なに首を振る。
それが出来たらどんなにいいだろうか。
薄々、全員が気付いていた。
珀鉛病、そしてフレバンス。その二つは死の外科医、トラファルガー・ローの逆鱗に触れるものであると。
それももしかしたら最も近いところで見てきた、当事者であるかもしれないと。
35358ルフィってば勝手ね、だとか。トラ男の体調は大丈夫かしら、だとか。大目付を前にしてよくやるよ、だとか。
全てを置いて、ナミは飄々と立っているペンギンを振り返る。
「……ねえ」
「俺からは何も言えませーん」
両手を上げてにこりと笑う。
そんなペンギンの顔をナミはムッとした表情で見つめた。
「聞きたければ本人に聞いてください」
電伝虫の向こう側で己の船長が倒れたというのに飄々としている男は頑なに首を振る。
それが出来たらどんなにいいだろうか。
薄々、全員が気付いていた。
珀鉛病、そしてフレバンス。その二つは死の外科医、トラファルガー・ローの逆鱗に触れるものであると。
それももしかしたら最も近いところで見てきた、当事者であるかもしれないと。
gorogorohuton
DONE8/20、SCC関西にて発行予定の新刊サンプルとなります。Twitter(投稿当時の名称)にぽちぽち上げました、短編(手直しあり)の再録+書き下ろしとなります。両思い・両片思い・ifの未来の話が入っています。
『色とりどりの君たちは、』
文庫/本文212頁(空白あり)/全年齢/1300円(予価)
色とりどりの君たちは、(後夜祭)
夜空に吸い込まれるようにして燃え上がる炎をぼんやりと眺めた。文化祭の最終日の夜である後夜祭の最後はキャンプファイヤーを行うのが恒例だ。特にフォークダンスを踊るでもなく、実行委員会を中心にそれぞれが祭の終わりを惜しみ、最後のひと時を楽しんでいる。
そういう時に、好きな相手に告白をするというのは何もこの学校に限ったことではないだろう。
「よ、お疲れ」
「ああ、お疲れ様」
ぽんと缶ジュースを投げた。片手でキャッチしてにこりと微笑む。確かオレンジジュースが好きだと言っていた、それも炭酸でないもの。校内の自動販売機コーナーは長蛇の列で、仕方なく近くのコンビニエンスストアへ走った。その苦労を知ってか知らずか、タブを軽く弾いて開けると一気に煽った。一緒になって、スポーツドリンクの缶に口を付ける。
27530夜空に吸い込まれるようにして燃え上がる炎をぼんやりと眺めた。文化祭の最終日の夜である後夜祭の最後はキャンプファイヤーを行うのが恒例だ。特にフォークダンスを踊るでもなく、実行委員会を中心にそれぞれが祭の終わりを惜しみ、最後のひと時を楽しんでいる。
そういう時に、好きな相手に告白をするというのは何もこの学校に限ったことではないだろう。
「よ、お疲れ」
「ああ、お疲れ様」
ぽんと缶ジュースを投げた。片手でキャッチしてにこりと微笑む。確かオレンジジュースが好きだと言っていた、それも炭酸でないもの。校内の自動販売機コーナーは長蛇の列で、仕方なく近くのコンビニエンスストアへ走った。その苦労を知ってか知らずか、タブを軽く弾いて開けると一気に煽った。一緒になって、スポーツドリンクの缶に口を付ける。
八朔日
SPOILER🍌🐟の文庫版1〜11巻+Another Storyを読んだので感想と落書きまとめ。1冊読むごとに感想書いてたのが溜まったので供養します。
⚠ネタバレ注意
⚠自分絵強めな上不安定
⚠妄想注意 18
nknk_tnsn
SPOILERキャラシのお気に入り部分というか、これはキャラシSS。名刺メーカーではなく文庫メーカー使用です。先生と生徒ってェ…………………冬霞に消ゆ
(致命的なネタバレ有) 現行未通過❌ 2
shibari_
DONE文庫メーカー⑭〜⑰まとめ天使の子 後編①『お兄さま、本読んで!』
小さな足音が近づいてくる。
机に貼り付くくらい顔を近づけていたローはその声に顔を上げた。
両手に本を抱えた少女はきらきらとした目で兄を見上げている。
『……だめだ。まだ勉強が終わってない』
解きかけの問題集へちらりと視線を向けて、ローは罪悪感に苛まれつつも断る。
『えー!ちょっとだけいいでしょ!』
てっきり大好きな兄に遊んでもらえると思っていた少女は頬を膨らませて抗議した。
『お兄さまも好きな海の戦士ソラだよ!』
妹は日に日に悪知恵がついて行くばかりで、あの手この手で兄の気を引こうとしてくる。
この日も少女の作戦は巧妙だ。
『……その手には乗らないぞ』
一瞬揺らいだ心をぐっと持ち直した。
少女の抱えている本はローも大好きな児童書、海の戦士ソラだ。子供達の間では絶大な人気を誇るそれは例に漏れずローも嗜んでいる。
19657小さな足音が近づいてくる。
机に貼り付くくらい顔を近づけていたローはその声に顔を上げた。
両手に本を抱えた少女はきらきらとした目で兄を見上げている。
『……だめだ。まだ勉強が終わってない』
解きかけの問題集へちらりと視線を向けて、ローは罪悪感に苛まれつつも断る。
『えー!ちょっとだけいいでしょ!』
てっきり大好きな兄に遊んでもらえると思っていた少女は頬を膨らませて抗議した。
『お兄さまも好きな海の戦士ソラだよ!』
妹は日に日に悪知恵がついて行くばかりで、あの手この手で兄の気を引こうとしてくる。
この日も少女の作戦は巧妙だ。
『……その手には乗らないぞ』
一瞬揺らいだ心をぐっと持ち直した。
少女の抱えている本はローも大好きな児童書、海の戦士ソラだ。子供達の間では絶大な人気を誇るそれは例に漏れずローも嗜んでいる。
shibari_
DONE文庫メーカー ⑦〜⑬天使の子 中編少女が家名を名乗れば元も子もないだろうに。
送り出した船長のテンションが地を這う形で帰ってきたことに驚き、吐き出させた内容にペンギンは頭を抱えた。
感動の再会をしているに違いないと想像して涙腺が潤んだ時間を返して欲しかった。しかしこうなってしまったのならば仕方がない。
本人はどこがこの展開を予期していた節があるのか、納得しているような様子なのがまた悲壮感を漂わせている。
「しばらくはナミさん達が着いててくれるんでしょ。その間に腹を括るなり、どうするか決めてください」
「……」
先程からこの調子で、口元を手で多い窓の外をじっと眺めている。
帽子を被らせて行けばこんなことにはならなかったかもな、と冗談のような考えが浮かんで笑った。
22686送り出した船長のテンションが地を這う形で帰ってきたことに驚き、吐き出させた内容にペンギンは頭を抱えた。
感動の再会をしているに違いないと想像して涙腺が潤んだ時間を返して欲しかった。しかしこうなってしまったのならば仕方がない。
本人はどこがこの展開を予期していた節があるのか、納得しているような様子なのがまた悲壮感を漂わせている。
「しばらくはナミさん達が着いててくれるんでしょ。その間に腹を括るなり、どうするか決めてください」
「……」
先程からこの調子で、口元を手で多い窓の外をじっと眺めている。
帽子を被らせて行けばこんなことにはならなかったかもな、と冗談のような考えが浮かんで笑った。
もりやま
INFO▼2023/8/20発行 ネロの短編集1話目全文をサンプルとして公開します。
▼賢者の超マナスポット2023 8/20 新刊
インテックス大阪 5号館 い73a
『朝食にて』
ネロ中心 A6文庫 100ページ 500円
朝食にて8/20新刊サンプル
ネロが魔法舎に来てからの、なんとなく時系列順のイメージの短編集を発行予定です。全5話。
1話目が魔法舎に来たばかりのメインスト1部→後半は2周年とか2部とかくらいの感じです。
-----------
1 朝食にて
場所 魔法舎のキッチン
時刻 早朝
先日の厄災襲来の日までのしばらくの間、魔法舎のキッチンはたいした調理には使われていなかった。けれど、突然やってきた料理人によって、キッチンはいまやその全機能を稼働させていた。かまどには火がくべられ、大鍋や鉄製のフライパンは磨き上げられ、オーブンは丁寧に手入れされ、たくさんのパンを焼き上げる。
ネロ・ターナーは、魔法舎にやってきた次の日から賢者と賢者の魔法使いたちの食事の世話をはじめた。最初は西の国のシャイロックに頼まれたから(あとから振り返って、あんな大騒動があった日によく次の日の朝食のことまで考えられたもんだとネロは思った。シャイロック・ベネット、彼自身、その日は心臓が燃えていたのだ)。それでもそのうち東の国に帰られると、ネロは思っていた。しかし、温かいごはんを食べたことがないなんていう中央の国の子どもの魔法使い、リケがネロのオムレツを食べて目を輝かせているのを見て気持ちが揺らいだ。賢者も何だか放っておけない若者であったし、ひとまず今のところスノウとホワイトの双子以外の北の魔法使いは魔法舎にはいなかったし―――、結局ネロはその翌日も、またその翌日も、皆の食事を請け負った。
7366ネロが魔法舎に来てからの、なんとなく時系列順のイメージの短編集を発行予定です。全5話。
1話目が魔法舎に来たばかりのメインスト1部→後半は2周年とか2部とかくらいの感じです。
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1 朝食にて
場所 魔法舎のキッチン
時刻 早朝
先日の厄災襲来の日までのしばらくの間、魔法舎のキッチンはたいした調理には使われていなかった。けれど、突然やってきた料理人によって、キッチンはいまやその全機能を稼働させていた。かまどには火がくべられ、大鍋や鉄製のフライパンは磨き上げられ、オーブンは丁寧に手入れされ、たくさんのパンを焼き上げる。
ネロ・ターナーは、魔法舎にやってきた次の日から賢者と賢者の魔法使いたちの食事の世話をはじめた。最初は西の国のシャイロックに頼まれたから(あとから振り返って、あんな大騒動があった日によく次の日の朝食のことまで考えられたもんだとネロは思った。シャイロック・ベネット、彼自身、その日は心臓が燃えていたのだ)。それでもそのうち東の国に帰られると、ネロは思っていた。しかし、温かいごはんを食べたことがないなんていう中央の国の子どもの魔法使い、リケがネロのオムレツを食べて目を輝かせているのを見て気持ちが揺らいだ。賢者も何だか放っておけない若者であったし、ひとまず今のところスノウとホワイトの双子以外の北の魔法使いは魔法舎にはいなかったし―――、結局ネロはその翌日も、またその翌日も、皆の食事を請け負った。
mun_oyu
PASTiski 文庫メーカー再掲朝帰りした41の「何もなかった」が信じられないけど好きだから許してしまうkisのSS 惨めな心地がした。
最初に「好きだ」と告げられた時、世一のことは好きでも何でもなかった癖に、舞い上がった。後から振り返れば、それが「好き」という事だったのであろう。
世一は優しい恋人であった。連絡はマメで、朝はコーヒーを入れてくれた。だから、コーヒーの匂いで目覚めることが癖になったのだった。
朝、コーヒーの匂いがしなかった日。
寝ぼけ眼を擦って、上手く目覚められないことに疑問を抱いた。そこで初めて、世一がいないことに気がついた。昨夜、世一がパーティに出掛けたことを思い出す。懇意にして貰っているスポンサーの接待との話だった。ぜひカイザー選手も、と声がかかったが、昼間、別のパーティに出席する予定があったため断った。
1837最初に「好きだ」と告げられた時、世一のことは好きでも何でもなかった癖に、舞い上がった。後から振り返れば、それが「好き」という事だったのであろう。
世一は優しい恋人であった。連絡はマメで、朝はコーヒーを入れてくれた。だから、コーヒーの匂いで目覚めることが癖になったのだった。
朝、コーヒーの匂いがしなかった日。
寝ぼけ眼を擦って、上手く目覚められないことに疑問を抱いた。そこで初めて、世一がいないことに気がついた。昨夜、世一がパーティに出掛けたことを思い出す。懇意にして貰っているスポンサーの接待との話だった。ぜひカイザー選手も、と声がかかったが、昼間、別のパーティに出席する予定があったため断った。
mun_oyu
PASTiski 文庫メーカー再掲kis→isg 日本で期間限定の同居生活をするiski①
※2人とも大人
※和解後if
隣で過ごした3年間の話
晩春に溺死する 駅から徒歩15分、街の中心から少し外れた場所にポツンと建つ、築48年のアパート、藤花荘。目の前の道路は一方通行で、近所の小学生の通学路にもなっている。庭には大木が一本と小さな芝生。春には桜が咲き誇り、ギィと鳴る古い窓からは、風に乗った花びらが振り込む。
取り壊し予定まであと2年。潔とカイザーは、ここで2人、静かに暮している。
「なあ見てこれ」
そう言ってカイザーを呼び止めた潔の手には、手持ち花火セットが掲げられていた。去年の夏に入居祝いと称して買ったものだ。あの時は2人で料理を作って酒を飲んで、気の向くままに近所を散歩して。夜になるころには、新しく買ったソファで2人揃って寝落ちしていた。花火は結局、納戸に仕舞ったまま忘れていたことを思い出す。
3154取り壊し予定まであと2年。潔とカイザーは、ここで2人、静かに暮している。
「なあ見てこれ」
そう言ってカイザーを呼び止めた潔の手には、手持ち花火セットが掲げられていた。去年の夏に入居祝いと称して買ったものだ。あの時は2人で料理を作って酒を飲んで、気の向くままに近所を散歩して。夜になるころには、新しく買ったソファで2人揃って寝落ちしていた。花火は結局、納戸に仕舞ったまま忘れていたことを思い出す。
mun_oyu
PASTnais前提のiski 文庫メーカー再掲naとのワンナイトが忘れられない41に片思いするkisの話。
※nais前提。isg両役注意⚠️
※iski要素少
※みんな酷い
※下品な会話有
※バスミュンプロ/内部捏造
※人を選ぶのでなんでも許せる方向け
深層 夢のような一夜だった。この世の頂点を掌握した男の手中に収まったのだから、当然なのかもしれない。
しかしあの晩、酔っぱらった俺—————潔世一を自宅に連れ込んで、見惚れるほど好き勝手にしたノアはそれ以降手を出してこなかった。俺とて、飲み会後のワンナイトなんかで恋人になれたと思い上がってはいない。しかし、憧れとの新たな繋がりに喜んでしまったのは致し方ないことだろう。
俺は、サッカー的な意味でも、男性的な意味でも、ノアに憧れていた。
▼ネスの思惑
バスタードミュンヘン一行が行きつけのバルを貸し切って行ったその飲み会は、深夜にまで及んだ。およそゼロ次会から三次会ほどまでの長い時間をその同じ店で過ごしたのは、ミュンヘンでの知名度的に、まとまって動けば厄介なことになると全員が知っていたからである。
7025しかしあの晩、酔っぱらった俺—————潔世一を自宅に連れ込んで、見惚れるほど好き勝手にしたノアはそれ以降手を出してこなかった。俺とて、飲み会後のワンナイトなんかで恋人になれたと思い上がってはいない。しかし、憧れとの新たな繋がりに喜んでしまったのは致し方ないことだろう。
俺は、サッカー的な意味でも、男性的な意味でも、ノアに憧れていた。
▼ネスの思惑
バスタードミュンヘン一行が行きつけのバルを貸し切って行ったその飲み会は、深夜にまで及んだ。およそゼロ次会から三次会ほどまでの長い時間をその同じ店で過ごしたのは、ミュンヘンでの知名度的に、まとまって動けば厄介なことになると全員が知っていたからである。
mun_oyu
PASTiski 文庫メーカー再掲来る者拒まず去るもの追わずなisgに堕ちていくkisの話
※isgが酷いし男女関係なく寝る
※なんでも許せる方向け
名も知らぬ零落 世一が、女に手を引かれて街を歩いているのを見た。女は素朴な外見だったが、憧憬の目で世一を見ていた。
その時、自分の中にどす黒い感情が渦巻いて、そこで初めて、俺は世一に恋をしているのだと知った。
▼
世一は、人好きのする顔をして、何も知らない好青年みたいな成りをして、その実、残酷な男だ。明朗な表情に隠されているその冷たさに、いったい何人が惹かれ、何人が堕ちていったのだろうか。
特定の恋人は作らずにふらふらと遊び歩いている姿は、まるで猫だ。いや、遊び歩いているというと少し語弊があるかもしれない。
世一は、来るもの拒まず去る者追わず、を体現したかのような男だった。のらりくらりと好意を躱し、相手の懐に入り込む。
2957その時、自分の中にどす黒い感情が渦巻いて、そこで初めて、俺は世一に恋をしているのだと知った。
▼
世一は、人好きのする顔をして、何も知らない好青年みたいな成りをして、その実、残酷な男だ。明朗な表情に隠されているその冷たさに、いったい何人が惹かれ、何人が堕ちていったのだろうか。
特定の恋人は作らずにふらふらと遊び歩いている姿は、まるで猫だ。いや、遊び歩いているというと少し語弊があるかもしれない。
世一は、来るもの拒まず去る者追わず、を体現したかのような男だった。のらりくらりと好意を躱し、相手の懐に入り込む。
mun_oyu
PASTiski文庫メーカーのやつ再掲
付き合ったばかりのiskiが浮かれまくって寝落ち通話する話
お前の心を持ち逃げしたい「あー、もしもし?」
緊張でスマホを持つ手が震えた。ちゃんと出るよな? というドキドキもつかの間、発信して5コール、約束した時間ちょうど。カイザーが電話に出て、俺はイヤフォンを耳に押し込んだ。
電話越しに衣擦れの音が聞こえる。既にベッドに入っているらしい。
「世一」
カイザーの声がいつもより低く聞こえた。胸がギュンと高鳴って、思わず布団のシーツを握りしめる。くそ、イヤフォンから直接耳に響いてくるから心臓に悪い。
俺も布団に潜り込んで、部屋の外の両親に声が聞こえないよう防御する。恋人がいることは、まだ言っていない。俺たちが付き合い始めたのは、ほんの一週間前のことだからだ。
好きな人の声だけしか聞こえないという状況にドキドキして、目を閉じながら話しかける。
4192緊張でスマホを持つ手が震えた。ちゃんと出るよな? というドキドキもつかの間、発信して5コール、約束した時間ちょうど。カイザーが電話に出て、俺はイヤフォンを耳に押し込んだ。
電話越しに衣擦れの音が聞こえる。既にベッドに入っているらしい。
「世一」
カイザーの声がいつもより低く聞こえた。胸がギュンと高鳴って、思わず布団のシーツを握りしめる。くそ、イヤフォンから直接耳に響いてくるから心臓に悪い。
俺も布団に潜り込んで、部屋の外の両親に声が聞こえないよう防御する。恋人がいることは、まだ言っていない。俺たちが付き合い始めたのは、ほんの一週間前のことだからだ。
好きな人の声だけしか聞こえないという状況にドキドキして、目を閉じながら話しかける。
a___mend
SPOILERフラトリサイド作者さんが枠配布してくださったから文庫本あそび!
モノクロとカラーどっちがいいかわからなかったからとりあえずどっちもつくってみた
これとは別に書き下ろしてぇな 2
srzw_kanna
MENU7/22-23開催予定のWebオンリーにて出す予定の新刊冒頭部分です。高専三年、何もかも嫌になった夏油が「もう嫌だ!!!現実逃避したい!!!猫ちゃんになりたい!!!」と思ったら、ご都合呪霊の力で本当に猫ちゃんになってしまう話です。
全編夏油目線の悟硝本。8割シリアス、2割ほのぼの、悟→(←)硝1割位。ハピエンです。
🛁さんに委託。文庫で104P、900円+税です。
【新刊サンプル】猫になりたい一、天内理子と夏油傑
「ハナちゃん、今日もふわふわだね! かわいい〜♡」
耳馴染みがある、けれど長らく正面からは聞いていない声に気付いて、傑はそっと踵を返した。一瞬だけ、廊下の窓越しに硝子と視線が合ったが、少し呆れたように目を逸らされた。気付かれる前にと、足早にその場を立ち去る。悪夢のような夏からおよそ一年が経った。元・星漿体の少女に合わせる顔は、未だ見つけられていない。
遠目に伺った理子の顔には、大きな銃創が残っている。大分薄くなってきたとはいえ、こめかみから唇の脇にまで走るそれはとても痛々しい。傷痕は天内理子が怪物の魔の手を逃れた証であり、間一髪で五条悟が介入した成果であり、夏油傑が己の責務を果たせなかった悪果である。
8557「ハナちゃん、今日もふわふわだね! かわいい〜♡」
耳馴染みがある、けれど長らく正面からは聞いていない声に気付いて、傑はそっと踵を返した。一瞬だけ、廊下の窓越しに硝子と視線が合ったが、少し呆れたように目を逸らされた。気付かれる前にと、足早にその場を立ち去る。悪夢のような夏からおよそ一年が経った。元・星漿体の少女に合わせる顔は、未だ見つけられていない。
遠目に伺った理子の顔には、大きな銃創が残っている。大分薄くなってきたとはいえ、こめかみから唇の脇にまで走るそれはとても痛々しい。傷痕は天内理子が怪物の魔の手を逃れた証であり、間一髪で五条悟が介入した成果であり、夏油傑が己の責務を果たせなかった悪果である。
tsubasummer
DOODLEえっちする手前の54ちゃん。挿絵のところだけ描き直すかもしれないしそのままかもしれない。
めっちゃあげて欲しいと言われてワンクッションであげました。
文庫ページメーカーを使うと次のページはこのセリフから始めさせようとかしっかり考えて書くからマジで疲れるけど楽しい 4
limegiMichelada
INFO2023年8月19~20日開催 sbms同一カップリングwebイベント crossQuintetにて頒布予定の新刊サンプル。AGノボノボ短編集。
文庫(A6サイズ) 94ページ(表紙含む) 500〜600円予定(送料別)
pictSPACEかBOOTHにて頒布予定。
全年齢本なので、直接的な行為表現はありません。
世界観と設定が特殊なので、必ず冒頭の注意事項をご一読ください 11226
shibari_
DONE文庫メーカー①〜⑥まとめ天使の子 前編『ごめんなさい』
小さな子供の声だった。
ぐすぐすと鼻を鳴らしている可愛らしい少女の声。
小さな手をぎゅっと前で握りしめて、口をへの字に曲げている。
ああ、そんなに泣いたらそのまんまるの目が溶けて落ちてしまうのに。
『ごめんなさい』
少女は繰り返す。ごめんなさい、ごめんなさいと。
そんなことを言わせるはずではなかった。
悪いのは自分の方だ。
彼女を一人で置いてきてしまったのは自分の方だった。
声も姿も記憶も、もはや薄く霞みがかったように朧げだ。
彼女はどんな子だっただろうか。どんな声で自分の名前を呼んでいただろうか。どんな笑顔を見せていただろうか。
目の前の少女は本当に自分の妹だっただろうか。
『ごめんなさい、にいさま』
20877小さな子供の声だった。
ぐすぐすと鼻を鳴らしている可愛らしい少女の声。
小さな手をぎゅっと前で握りしめて、口をへの字に曲げている。
ああ、そんなに泣いたらそのまんまるの目が溶けて落ちてしまうのに。
『ごめんなさい』
少女は繰り返す。ごめんなさい、ごめんなさいと。
そんなことを言わせるはずではなかった。
悪いのは自分の方だ。
彼女を一人で置いてきてしまったのは自分の方だった。
声も姿も記憶も、もはや薄く霞みがかったように朧げだ。
彼女はどんな子だっただろうか。どんな声で自分の名前を呼んでいただろうか。どんな笑顔を見せていただろうか。
目の前の少女は本当に自分の妹だっただろうか。
『ごめんなさい、にいさま』
朱@Vermig110
DONE【まとめ】おすモン小噺二次創作文まとめ2(最初の三匹以外の星3)。文庫メーカーを使用しています。最初の三匹以外の星3が出るためパスワードです。
パスワードの質問ですが「「おす♂モン」クリアした?」に対してクリアしていれば「yes」で。
パスワードは予告なく変更する可能性があります。
なんでも許せる方のみご覧ください。
主人公の一人称は僕、性格は柔らかめな感じで統一しています。 8
Hr8Pfsu
DONE真エンド後、足立が模範囚やり出してから一年ちょっとぐらいの短くて明るめの話。堂島親子+足立ぐらいの距離感で書いたけど生産元は堂足に魂握り潰されているオタクなのでそのこと踏まえて読んでください。文庫メーカーで遊びまくりました。 5srzw_kanna
MAIKING7/22-23開催予定のWebオンリーにて出す予定の新刊冒頭部分です。高専三年、何もかも嫌になった夏油が「もう嫌だ!!!現実逃避したい!!!猫ちゃんになりたい!!!」と思ったら、ご都合呪霊の力で本当に猫ちゃんになってしまう話です。
全編夏油目線の悟硝本。8割シリアス、2割ほのぼの、悟硝1割位。ハピエンです。
🛁さんに委託予定。文庫で100P前後、1000円台前半の予定です。
猫になりたい一、天内理子と夏油傑
「ハナちゃん、今日もふわふわだね! かわいい〜♡」
耳馴染みがある、けれど長らく正面からは聞いていない声に気付いて、傑はそっと踵を返した。一瞬だけ、廊下の窓越しに硝子と視線が合ったが、少し呆れたように目を逸らされた。気付かれる前にと、足早にその場を立ち去る。悪夢のような夏からおよそ一年が経った。元・星漿体の少女に合わせる顔は、未だ見つけられていない。
遠目に伺った理子の顔には、大きな銃創が残っている。大分薄くなってきたとはいえ、こめかみから唇の脇にまで走るそれはとても痛々しい。傷痕は天内理子が怪物の魔の手を逃れた証であり、間一髪で五条悟が介入した成果であり、夏油傑が己の責務を果たせなかった悪果である。
3134「ハナちゃん、今日もふわふわだね! かわいい〜♡」
耳馴染みがある、けれど長らく正面からは聞いていない声に気付いて、傑はそっと踵を返した。一瞬だけ、廊下の窓越しに硝子と視線が合ったが、少し呆れたように目を逸らされた。気付かれる前にと、足早にその場を立ち去る。悪夢のような夏からおよそ一年が経った。元・星漿体の少女に合わせる顔は、未だ見つけられていない。
遠目に伺った理子の顔には、大きな銃創が残っている。大分薄くなってきたとはいえ、こめかみから唇の脇にまで走るそれはとても痛々しい。傷痕は天内理子が怪物の魔の手を逃れた証であり、間一髪で五条悟が介入した成果であり、夏油傑が己の責務を果たせなかった悪果である。
野手 note
PAST後日談です。原作軸。ジクライなのかな。文庫ページメーカーであげたやつを少しだけ直しました。平和であってほしい。Puberties 後日談「……っていうのを思い出したんだけどさあ」
ジークは珈琲が並々と注がれたマグカップをライナーの前に置き、すぐに口許に手を翳すようにして言った。込み上げる笑みを抑えきれないらしい。
ジークが言い終わらぬうちに、ライナーは顔を両手で覆い、机の空いたところへ突っ伏した。転倒を免れたマグがガタンと揺れる。
「俺いま……めちゃくちゃ恥ずかしいです……」
顔から火が出るとはこのことだ。そもそも休憩時に思い出話として気軽に話す内容でもないだろう。あの頃はただただ英雄になりたくて、それ以外はすべて瑣末なことだったのだ。
「かわいかったよね〜ちっこいライナー。なーーーんにも知らなくて」
「もうほんとにやめてください……羞恥で……死にます……」
808ジークは珈琲が並々と注がれたマグカップをライナーの前に置き、すぐに口許に手を翳すようにして言った。込み上げる笑みを抑えきれないらしい。
ジークが言い終わらぬうちに、ライナーは顔を両手で覆い、机の空いたところへ突っ伏した。転倒を免れたマグがガタンと揺れる。
「俺いま……めちゃくちゃ恥ずかしいです……」
顔から火が出るとはこのことだ。そもそも休憩時に思い出話として気軽に話す内容でもないだろう。あの頃はただただ英雄になりたくて、それ以外はすべて瑣末なことだったのだ。
「かわいかったよね〜ちっこいライナー。なーーーんにも知らなくて」
「もうほんとにやめてください……羞恥で……死にます……」