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    未定

    akiajisigh

    PROGRESSこちら、鋭意製作中に付き途中まで。
    ひょんなことから知った『温め鳥』というワードに滾って勢いで書き始めた、
    鷹次男と雀四男の話

    *今後の展開で死ネタが入ります。
    *作者が強火のハピエン厨なのでご都合無理やりトンデモ展開でハピエンに持ち込みます
    いずれにしろまだ冒頭…完成時期も未定。
    それでも良ければご覧くださいm(_ _)m

    17:00追記。やっと温め鳥スタイルに漕ぎ着けた。
    温め鳥と諦め雀もう駄目だ。

    自分では来た事もない高い空の上。耳元には凍えるほど冷たい風がびゅうびゅうと吹きつける。所々の羽が逆立って気持ち悪いが、それを嘴で直す事もできない。何故ならおれは今、自分の脚より太い枝のような物で体中をがんじがらめにされている。背中に三本と腹側に一本、絡みついたそれに抑えつけられ、右の翼が変な形で伸びている。もう一本に挟まれた尾羽が抜けそうで尻もピリピリ痛む。さらに首を右側から一本、左から一本ガッチリ挟まれて身動きを完全に封じられ、最後の一本は茶色い頭にかかっている、その『枝』の先についた鋭利な爪が目の端にキラリと光り、思わず生唾を飲み込んだ。飲み込んだだけ、他は全く動けない。抵抗などできるはずもない。早々に諦めて斜めに傾いだ首のまま、見た事もないほど小さな景色が右から左に流れていくのを見送りながら、頭の中では自分のこれまでを見送り始めた。
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    たつき

    INFO今後出す予定のリンぐだ全年齢小説本からサンプルとして一作展示します。
    以前pixivにあげた同名の小説:https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18425101とその続き:https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18582472を加筆修正したものと言う名の完全に別エンディングです。

    本の発行時期は未定です。
    「愛なき獣は愛がわからない」 ああ憎い、憎い。下総国に始まり、様々な異聞帯でアルターエゴ・リンボの前に立ちはだかったあの女。カルデアのマスター藤丸立香。英雄と呼ばれる程高潔ではなく、凡人であれど凡愚ではなく、ただのありふれた善性を持った人間。憎き安倍晴明でもない、そんなちっぽけな小娘にリンボは敗れたのです。拙僧はリンボとカルデアとの戦いの記録全てに目を通してきました。そうしてその記録から縁を手繰り、カルデアに召喚された時はそれはもうーー……昂らずにはおれぬというもの。記録の中の怨敵、拙僧を殺した女、それにいつでも手が届く。拙僧がリンボとしての記録を有していると知れば、この女はどんな表情をするのか。拙僧と絆を深め、心を許した頃にその身も心も蹂躙されたとしたら……。そう思うとそれが楽しみで楽しみで、拙僧も浮き足立つというもの。好奇心と害意、加虐的思考に胸を躍らせ、カルデアのマスター・藤丸立香と相見えたのです。
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