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    k_kuraya

    PROGRESSベレトの眷属にならなかったディミレトの幸せについて考えた、二人の約束についてのお話です。転生を含みます。【約束の果てに 2】

     かつてアドラステア帝国、ファーガス神聖王国、レスター諸侯同盟領、セイロス聖教会の四大勢力によって保たれていた均衡は、フォドラを呑み尽くさんとした大戦火の末に瓦解した。四勢力は国を廃し領と改め区分され、それらを統合して一国とし、フォドラ統一国と名を定めた。
     戦火の爪痕は凄まじく、傷を負ったのは目に見えるものばかりではなかった。二度と戻らない命を嘆く人々の慟哭は、フォドラの大地を空を震わせた。彼らは涙に暮れ、身を寄せ合い、何度眠れない夜を過ごしただろう。
     そんな彼らの肩を叩いたのは、傲慢磊落なアドラステア皇帝を打倒したまさにその人である。ファーガス神聖王国国王ディミトリは人々から解放王と呼び讃えられ、戦場で縦横無尽に槍を振るったその辣腕を今度は復興と泰平のために奮ったのである。戦争を共に越えた仲間たちも彼らの王を力の限り支え、新しい世のために骨身を惜しまず力を尽くした。
     そして、王と足並みを揃え、未来への道を共に作る人がガルグ=マクにもあった。それはフォドラ解放の立役者であり、セイロス教会大司教の座を託されたベレトである。国を引率するものたちのかつての師でも 9041

    k_kuraya

    DONEベレトの眷属にならなかったディミレトの幸せについて考えた、二人の約束についてのお話です。転生を含みます。【約束の果てに 1−2/2】

     肌を刺すような冷気に意識を呼び起こされ、ディミトリは酷く重い瞼をとろとろと持ち上げた。次の節に跨がる夜更けのことである。まだ夢心地であるような、霞がかる天井を暫く見上げ、はたはたと音がする方へと目を向ける。はたはたと、青いカーテンが靡いている。窓が――開いている。そこから満点の星空が見え――しかし綿雪が降る不思議な夜だった。窓から入り込んだ雪が床に白く積もっていた。
     いつからそうしていたのだろう。開け放たれた窓の前に佇むベレトは静かに夜空を見上げている。
     雪明かりに照らされて滑らかな輪郭は陶磁器のように白く、髪の一筋一筋が、エメラルドの瞳がまるで星を孕んだようにキラキラと煌めいている。いつもは黒揃えの衣装を好んで身に着けているが、今夜は雪のような白衣である。群青の裏打ちと金色の刺繍が施された外套は、ディミトリが誂えさせたものだった。
     白衣の衣装はニルヴァーナで陣頭指揮を執っていた頃の――大司教として大聖堂に佇んでいた頃の姿を思い起こさせる。ディミトリは彼が時折見せる神秘的な美しさにたびたび目を奪われることがあった。聖書やステンドグラスに描かれた神 6061

    k_kuraya

    DONEベレトの眷属にならなかったディミレトの幸せについて考えた、二人の約束についてのお話です。転生を含みます。【約束の果てに 1−1/2】

     澄み渡る青空に白い花が舞うのを、ディミトリはベッドボードに背中を預けながら眺めていた。今年も降雪の季節がやってきた。あの花弁は一枚一枚がとても冷たく、明朝には降り積もってフェルディアを白銀に染めるだろう。
     居室の窓は大きな造りで、ベッドの上からでも外の景色がよく見える。暖炉の中の薪がパチパチと乾いた音を立てており、室内はまどろむような温かさがあった。桟に僅かに積もった雪が室温に温められて溶けていく。
     冬季が長いファーガスでは毎年早い時期からの冬支度に余念がないが、春の訪れを待たずに凍えて死ぬものも、餓えて死ぬものも、今はいない。民には豪雪でも耐え抜く強固で温かい家があり、温暖な季節の蓄えも十分にある。雪が深く積もれば生活の不自由さは享受しなければならないが、それでもかつてのように貧しさゆえの辛酸を舐めることはもうないのだ。
     ディミトリは雪が舞うのをただ静かに見つめている。
     ファーガスは元来、王を戴き女神を信仰する騎士の国である。勤勉で清廉、信心深く辛抱強い国民性は、この雪とともに育まれたように思う。だからだろうか、ディミトリは真っ白な雪を見ると 5258

    しんした

    MEMOたぬきつね七灰メモ

    とあるお稲荷様の眷属である狐の七海と妖狸の灰原くん。
    ぼろぼろの姿で人間に襲われ神社の敷地内で行き倒れてた妖狸の灰原くんを拾い、療養させていくうちに灰原くんのことを好きになり、種族を越えて(神の眷属と妖)灰原くんと一緒になるネタとその後のネタとざっくり設定。
    *出会いから一緒になるまで



    お社の中はあやかしである灰原くんには神聖過ぎるので、七海は敷地内にある木のうろに灰原くんを匿ってお世話をしていた。
    ただし、お稲荷様(神様)は妖狸のことを良く思ってはおらず(狐と狸は不仲なので)、七海から妖狸の匂いがすることを訝しげに思っている。
    七海も妖狸については狐より下と見ていて然程良い印象を抱いていなかったが、行き倒れていた灰原くんを助けたのは神社の敷地内で殺生が発生することを避けたかったから。助けた当初、灰原くんが意識を取り戻せば追い出すつもりだった。
    けれど、灰原くんは聞いていた妖狸とは違い素直で明るくて、七海は灰原くんのことが気になり始める。
    ずっとお社や神社の敷地内にいる自分とは違い、外のことをたくさん知ってる灰原くんの話を聞くのは新鮮で、次第に灰原くんと時間を共にすることが楽しみになっていく。そして、灰原くんを知るうちにどんどん惹かれていく七海。
    灰原くんと一緒になりたいと思う七海だが、それは神様の眷属であることをやめることになる。そして、眷属であった時はなかった寿命(通常の狐と同じ)が発生してしまう(お社がある限り眷属の七海は不死) 4374

    genkaiotakuco

    MOURNINGあわよくば君の眷属になりたいな をトレイとケイトで解釈
    ある動画(https://youtu.be/64erdLoCm-U)を見て解釈したらトレイ先輩に合うな〜って感じで余韻に浸っていたんですが、よくよく歌詞を見たらケイトにバチくそ合うことに気づいてケイトも解釈したやつを供養
    けーくん、きみ、重すぎるよ…
    ケイトの方はトレケィ味があるかも
    解釈しきれてない感はすごいです
    トレイの解釈(動画の話も含む)

    愛とは何かわかるかい→リドルが間違っていたと伝えること

    大好きな人間風情になりたくて近ずけど→リドルの育ちを知ってるから何も言えずリドルの言う通りにする
    すり減らすだけ→けどリドルはどんどん孤立していく

    昼食だって戻しそうなんだ→「思ってるけど言わない」リドルに言いたいことはあるけど、言わずに溜め込んだのが吐き出しそう(吐き出したい)

    冒涜的な僕ら→トレイとケイトでエースとデュースをリドルの命令に逆らえなくて追い出したこと

    君の眷属になりたいな→寮長であるリドルの眷属(副寮長になりたい(でありたい))なっているのになりたい、はトレイが副寮長になる前かオバブロリドルからすればトレイが裏切ったとも解釈できる→もうお前は副寮長(眷属)ではないと言われても俺はお前の副寮長(眷属)でありたい

    僕は何もいらないよ→寮長の補佐役としてやっているだけで俺は何もやっていない、リドルがすごいといつも普通ぶるトレイ

    絵の中指と薬指をくっつける動作は自然となるから意味は「無意味」や「普通」とかなんだとか…トレイ先輩…そういうとこやぞ…

    ケイトの解釈

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