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    ロム太郎

    DONESKL見て
    >OPで描かれている過去編で「くたばり損ないの銃野郎!いい加減地獄に落ちやがれ!」とかやってるはずです それでも互いにくたばらなかったので「俺たちが地獄」になったはず お前が俺の地獄 何故ならお前はこの俺が殺せなかったので
    >剣が遼の腹に刀ぶっ刺して「犯してやるよ、クソ野郎。コイツを俺のペニスだと思って感じて死ね!」とかみんなやらなかったの!?
    という感想になったので書いた過去捏造剣遼
    唾と地獄を飲み込みて 空を、肉を、骨を、鋒で断つ度に、背筋に行き過ぎた興奮が走る。肉体が歓喜に震え、その悦びを他人に知ってもらいたくて喉を震わせれば、獣の咆哮が街に響いた。
     刀は単純明快だ。振るえば地獄が一つ、二の太刀で二つ、三の太刀で地獄に落ちたくない人間が逃げ惑う。
     粗野であれど卑に非ずいう気高い志など、海動剣は端から持ち合わせていない。
     剣は世界の輪廓と己の魂の輪郭を感じ取れる刀を心底愛していた。
     だからこそ、距離を取って引鉄に指をかけて命を奪おうとする拳銃使いを心底理解できなかった。
     地獄絵図を描く責任を持とうともしない腑抜けども。
     地獄が残らないほど極悪の限りを尽くすところまでが、自らが作り出した地獄の沙汰への責任の取り方だ。
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    ちりもち

    MOURNING愁視点の誕おめ愁遼です。
    原作未読、アニメのみ視聴済みでの妄想。
    藤原邸敷地内について勝手に妄想した非公式なものが含まれています。
    他妄想が多分に含まれているため、ご了承の上お読みください。
    最初は束縛強強彼氏な愁くんだったのでマイルドに修正しました笑
    循環障害 全国大会が終わり、遼平を招いて遊んでから1週間が経った。解いていた問題集から顔を上げて俺は軽いため息をつく。自分に集中力がないのはわかっている。頭の中は遼平と会った1週間前のことを気づけば無意識に反芻していて思考を邪魔していた。
     あの日は特別何か起こったわけではない。けれどすごく楽しそうに沙絵と笑い合っていた遼平の顔を何度も思い出してしまう。自分でも無意識で行ってしまうので気づいたら遼平の顔が思い浮かんでは記憶が再生される。これは一体なんなのだろう。確かにあの時間は楽しかったけれど。
     遼平はいつも明るくて、遊びに来た時には家の雰囲気を明るくしてくれる。広い家の中にはそれなりに人数もいるはずだが、いつも静かだ。しかし、遼平がいる間は明かりが灯ったように温かく笑い声が溢れて心地よい。あの日を恋しいと感じているのかもしれないと、この時ぼんやりと意識したのだった。
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