ponde_desuyo
MOURNING以前ぽいぴくに進捗上げた🎈🌟あほえろの没になったtKB責め供養。場面途中なので突然始まり突然終わります。もしかしたら一部本編に入るかもしれません。
リプ等で申請していただき、年齢確認後リスインします。 2328
razuruprsk
DONETwitterに画像では載せたけど、pixivに投稿し忘れていたやつ。司くんの中学の頃の同級生が、類司がくっつくのを手助けする話。
末永く爆発しろ「む、早く着き過ぎてしまったな」
時計を確認すると、集合時間までは四十分も余裕があった。
この時間を使って、カッコいいポーズのレパートリーを増やそうではないか。
そうと決まれば、さっそく……。
「あれ? 天馬?」
「おぉ! 久しぶりだな。卒業式以来か?」
声のしたほうを見ると、中学の時の同級生が驚いた顔で立っていた。
まぁ、無理もない。
ここは郊外に近く、若者が寄り付くような場所ではないからな。
「何してるの?」
「人と約束をしていてな、待っているところだ」
「そっかー。あ、妹ちゃんの様子はどう?」
この同級生にも弟と妹が居て振り回されて大変だと聞いたので、元気なのは良い事だの流れから咲希について軽くだけ話した事があった。
2470時計を確認すると、集合時間までは四十分も余裕があった。
この時間を使って、カッコいいポーズのレパートリーを増やそうではないか。
そうと決まれば、さっそく……。
「あれ? 天馬?」
「おぉ! 久しぶりだな。卒業式以来か?」
声のしたほうを見ると、中学の時の同級生が驚いた顔で立っていた。
まぁ、無理もない。
ここは郊外に近く、若者が寄り付くような場所ではないからな。
「何してるの?」
「人と約束をしていてな、待っているところだ」
「そっかー。あ、妹ちゃんの様子はどう?」
この同級生にも弟と妹が居て振り回されて大変だと聞いたので、元気なのは良い事だの流れから咲希について軽くだけ話した事があった。
razuruprsk
DONE彰人くんが類司にある問い掛けをする話。Twitterに画像では載せたけど、pixivに投稿し忘れていたやつ。
私にしては不穏気味。
究極の選択 ブラブラと校内を歩いて居ると、変人ワンツーがこっちに向かって来ている。
「あ、そうだ」
昨日、三人と究極の選択という例え話をしたらかなり盛り上がった。
あの二人なら、どっちを選ぶのだろう。
好奇心を抑えられず、オレは話し掛けていた。
「司センパイ、神代センパイ」
「彰人! どうしたんだ?」
「おや、東雲くんじゃないか」
オレが声を掛けると、二人で覗き込んでいた本から目を外してこっちを見てくる。
「ちょっと、聞いてもいいっすか?」
「んん? 珍しいな」
オレは二人から逃げるようにして去る事が多いから、司センパイがそう思うのも無理はない。
「未来のスター、天馬司に何でも聞くがいい!!」
「うるさっ……」
「それでどうしたんだい?」
2233「あ、そうだ」
昨日、三人と究極の選択という例え話をしたらかなり盛り上がった。
あの二人なら、どっちを選ぶのだろう。
好奇心を抑えられず、オレは話し掛けていた。
「司センパイ、神代センパイ」
「彰人! どうしたんだ?」
「おや、東雲くんじゃないか」
オレが声を掛けると、二人で覗き込んでいた本から目を外してこっちを見てくる。
「ちょっと、聞いてもいいっすか?」
「んん? 珍しいな」
オレは二人から逃げるようにして去る事が多いから、司センパイがそう思うのも無理はない。
「未来のスター、天馬司に何でも聞くがいい!!」
「うるさっ……」
「それでどうしたんだい?」
razuruprsk
DONE夜明けに散歩する二人の話。Twitterに画像では載せたけど、pixivに投稿し忘れていたやつ。
散歩 時刻は午前四時。
明日は休みなので司くんと夜通しで演劇の映像を見ていたら、夜が明けようとしていた。
「もうこんな時間だったのか」
「二人で夢中になってしまったね」
いつもなら、日付が変わる頃には寝てしまう司くんも興奮が冷めないのか、目はしっかりとしている。
この状態で寝ても、すぐに起きてしまうだろう。僕の部屋はショー関連のモノで溢れているから、気分を落ち着かせるには不都合すぎる。
それならば、この部屋を出るしかない。
「司くん、散歩に行こうか」
僕の提案に司くんは、魅力的なその目を瞬かせた。
「この時間にか?」
「この時間だからだよ」
時計を見て首を傾げる司くんの手を引いて、僕は作業場から外へと出る。
五月に入ったとはいえ、朝方はまだ気温が低い。
757明日は休みなので司くんと夜通しで演劇の映像を見ていたら、夜が明けようとしていた。
「もうこんな時間だったのか」
「二人で夢中になってしまったね」
いつもなら、日付が変わる頃には寝てしまう司くんも興奮が冷めないのか、目はしっかりとしている。
この状態で寝ても、すぐに起きてしまうだろう。僕の部屋はショー関連のモノで溢れているから、気分を落ち着かせるには不都合すぎる。
それならば、この部屋を出るしかない。
「司くん、散歩に行こうか」
僕の提案に司くんは、魅力的なその目を瞬かせた。
「この時間にか?」
「この時間だからだよ」
時計を見て首を傾げる司くんの手を引いて、僕は作業場から外へと出る。
五月に入ったとはいえ、朝方はまだ気温が低い。
きうり
TRAININGR18類司!頭悪いエロです!背後注意!マジでR18初心者のエロ絵です期待しないでください!描きたいものだけ描いた
フォロー限にしました!18未満の方はファボとRTお控えてください! 6
3iiRo27
DONEritk版深夜の60分一発勝負第五十八回 お題:「クリスマス」「カウントダウン」
司視点 ?想い
終わりまでの、カウントダウン。キラキラと光る、ガラス製のそれ。
前までは綺麗なピンクに染まっていたそれは……どす黒い黒と青で、ほとんどが覆い尽くされている。
ああ、汚いなあ。
そう思いながら、手元の時計を見やる。
カウントダウンは、もうすぐだ。
--------------------------
「……クリスマスショー、無事終了だ!皆よく頑張った!」
その言葉にえむは歓喜し、寧々は安堵し、類は笑顔を向けてきた。
皆一様に元気そうに見せるが、疲労が隠しきれていない。
12月25日。
23日から25日限定で行われたクリスマス限定ショーは、立ち見もできるほどの大盛況となった。
今年のショーは、去年もやった寧々が主役の話の続きとも言える内容だ。
かつて手助けしたサンタの少年に危機が訪れ、それを寧々扮する少女が機転を利かせて手助けする、というもの。
5551前までは綺麗なピンクに染まっていたそれは……どす黒い黒と青で、ほとんどが覆い尽くされている。
ああ、汚いなあ。
そう思いながら、手元の時計を見やる。
カウントダウンは、もうすぐだ。
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「……クリスマスショー、無事終了だ!皆よく頑張った!」
その言葉にえむは歓喜し、寧々は安堵し、類は笑顔を向けてきた。
皆一様に元気そうに見せるが、疲労が隠しきれていない。
12月25日。
23日から25日限定で行われたクリスマス限定ショーは、立ち見もできるほどの大盛況となった。
今年のショーは、去年もやった寧々が主役の話の続きとも言える内容だ。
かつて手助けしたサンタの少年に危機が訪れ、それを寧々扮する少女が機転を利かせて手助けする、というもの。
3iiRo27
DONEritk版深夜の60分一発勝負第五十七回 お題:「観劇」「チェック柄」
類視点 両想い
「気が合うね。僕も今、そう思ったよ。」デパートに並ぶそれらを、見ては違う、見ては違うと歩き回る。
いつしか急ぎ足になっていたことに気づき、邪魔にならない端によって、息を整える。
スマホで時間を確認すると、物色し始めてかれこれ1時間以上は経っていた。
まあ、大型デパートだからまだまだ全体を見切れてはいないのだが。
……スマホのカレンダーに書かれたマークを見て、気合を入れ直し、また歩き出す。
誰の力も借りない。これは僕がやらないといけないから。
---------------------------
いつもと変わらない日常の筈だった。
何時も通り実験をして、先生に司くんと一緒に怒られて。
お昼を屋上で食べて、それでからショーの話し合いをして。
ワンダーステージで練習して、ショーをして。
4578いつしか急ぎ足になっていたことに気づき、邪魔にならない端によって、息を整える。
スマホで時間を確認すると、物色し始めてかれこれ1時間以上は経っていた。
まあ、大型デパートだからまだまだ全体を見切れてはいないのだが。
……スマホのカレンダーに書かれたマークを見て、気合を入れ直し、また歩き出す。
誰の力も借りない。これは僕がやらないといけないから。
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いつもと変わらない日常の筈だった。
何時も通り実験をして、先生に司くんと一緒に怒られて。
お昼を屋上で食べて、それでからショーの話し合いをして。
ワンダーステージで練習して、ショーをして。
neno
MOURNING類司。2日クオリティなのであまり期待しないでください。最近ポイピクにあげてないなって書いたものですごめんなさい!※🌟くん女装あり
最初は🌟→🎈だと思ってたけど、
🌟→(←←←←←)🎈ってやつです。
意地悪な彼「お待たせ、少し待たせてしまったかな?」
目の前に居るのは、うちの自慢の演出家。女性と出かけるというのに相変わらずの服装である。類のいつも通りの姿に少しオレは安堵してしまった。
大丈夫だと首を振ると類はオレの手を引いた。
「そうかい、じゃあ行こうか」
類の金色の目に反射して今のオレの姿が見える。金髪の長い髪が靡いて、誰が見ても女性にしか見えないだろう。我ながら可愛らしいその姿に少し複雑な気持ちになった。
「…はい、神代さん」
咲希に借りたマフラーで男特有の浮き出た喉仏を隠し、身体のラインが分かりづらいようにコートワンピースを纏った。誰が見ても女性にしか見えないだろう。
現在オレは素性を隠して類に会っている。
——いわゆる『デート』を始めているところなのだった。
3647目の前に居るのは、うちの自慢の演出家。女性と出かけるというのに相変わらずの服装である。類のいつも通りの姿に少しオレは安堵してしまった。
大丈夫だと首を振ると類はオレの手を引いた。
「そうかい、じゃあ行こうか」
類の金色の目に反射して今のオレの姿が見える。金髪の長い髪が靡いて、誰が見ても女性にしか見えないだろう。我ながら可愛らしいその姿に少し複雑な気持ちになった。
「…はい、神代さん」
咲希に借りたマフラーで男特有の浮き出た喉仏を隠し、身体のラインが分かりづらいようにコートワンピースを纏った。誰が見ても女性にしか見えないだろう。
現在オレは素性を隠して類に会っている。
——いわゆる『デート』を始めているところなのだった。
びいどろ
DOODLE狼🎈兎🌟のやつ⤵︎ ︎https://t.co/DPiFVGxic7
注意
真さんのこちらの小説のファンアート??殴り書きです!素敵な作品なので読んでない方は読んでくださいー!
白黒です!汚いです!
ほんとかわいいうさぎちゃん‥たれ耳にしちゃった
rつく?のでリス限です!DMかリプで教えて下さいー! 9
rinrin0517_pa
DONE #ritk版深夜の60分一発勝負演目「絆創膏」
付き合ってる🎈と🌟
ご注意!
R-18ほどではありませんが…多少セクシャルな表現がありますので、ポイピクにて投稿します。
素敵なお題をありがとうございます。 4
ttoaru1008
CAN’T MAKE描きたいけど変に複雑化しすぎてライトすぎる絵描きユーザーには描けない(白目)⚠️🎈死ネタ有りです
🎈🌟ワンドロ演目の人形を見た時に思いついた設定孤独を紛らわすために作った自我を持った自立型の人形🌟と穏やかに過ごす🎈の話
とその後の話
(どちらも情欲な要素のない類司なのでブロマンス系)
⚠️ 突然の死ネタから始まる
最終的に🎈は人間なので🌟を残して息絶えるけれど、その際に🌟に(自分がしたように)🎈を作って欲しいと頼む
しかし
「🎈の似た人形を今のように愛せる気がしない」
「仮に愛せたとしても違う誰か(人間🎈)を通して見てしまうかもしれない。それは人形にとっても失礼にあたる」と考えた🌟は言う
🎈は人形🎈に全て託せるように生きてきた🎈の残した記憶(記録)のデータを持っていた(つまるところ転生)
しかし人間🎈としてここで終わるのは確定なので、「そのままの僕が出来るよ」と言っても意味が無いことだと判断
1264とその後の話
(どちらも情欲な要素のない類司なのでブロマンス系)
⚠️ 突然の死ネタから始まる
最終的に🎈は人間なので🌟を残して息絶えるけれど、その際に🌟に(自分がしたように)🎈を作って欲しいと頼む
しかし
「🎈の似た人形を今のように愛せる気がしない」
「仮に愛せたとしても違う誰か(人間🎈)を通して見てしまうかもしれない。それは人形にとっても失礼にあたる」と考えた🌟は言う
🎈は人形🎈に全て託せるように生きてきた🎈の残した記憶(記録)のデータを持っていた(つまるところ転生)
しかし人間🎈としてここで終わるのは確定なので、「そのままの僕が出来るよ」と言っても意味が無いことだと判断
3iiRo27
DONEritk版深夜の60分一発勝負第五十六回 お題:「絆創膏」「人形」
類視点 片思い
「 」の果てにあるものは。なんの変哲もない、一般的な、茶色いそれ。
それがまさか、彼の核心に触れられるなんて、思いもよらなかった。
---------------------------
「……ちょっと司くん。それ、どうしたんだい?」
びくりと震えたのを見て、思わず低音になってしまったのは許してほしい、なんて思いながら返事を待つ。
司くんは司くんで、僕が返事待ちだと悟ったんだろう。ため息をつきながら答えてくれた。
「……片付け途中に、ちょっとささくれに引っかかっただけだ。着ぐるみには報告したぞ」
「報告はありがとう。でも、消毒はしなかったのかい?」
「消毒はしたぞ。絆創膏は持ち合わせがなくてな」
「なら、僕が持ってるから。ほら行こう」
返事を待たずに、彼の手を引いて控え室に向かう。
2930それがまさか、彼の核心に触れられるなんて、思いもよらなかった。
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「……ちょっと司くん。それ、どうしたんだい?」
びくりと震えたのを見て、思わず低音になってしまったのは許してほしい、なんて思いながら返事を待つ。
司くんは司くんで、僕が返事待ちだと悟ったんだろう。ため息をつきながら答えてくれた。
「……片付け途中に、ちょっとささくれに引っかかっただけだ。着ぐるみには報告したぞ」
「報告はありがとう。でも、消毒はしなかったのかい?」
「消毒はしたぞ。絆創膏は持ち合わせがなくてな」
「なら、僕が持ってるから。ほら行こう」
返事を待たずに、彼の手を引いて控え室に向かう。
Resela
DONEpixivにあげた作品の全年齢版です。やってるところだけすっぱ抜きました。多分話は伝わるとは思います。あとキスはしています。フォロワーさんの中で、未成年の方はこちらをご覧ください。 8804biene_rt
DOODLE아무것도 안함......별거없는데 부끄러워서요......한 15금 정도 되지 않나...... . . .정말 별거없음
何もしていない……恥ずかしくてワンクッション 2
3iiRo27
DONEritk版深夜の60分一発勝負第五十五回 お題:「友達」「瞳」
司視点 ?想い
その は、全てを語る。「……はい、お兄ちゃん」
「ああ、ありがとう。咲希。」
置かれた牛乳入りのコーヒーが入ったカップを、そっと持ち上げる。
そこに写された自分の表情に思わず苦笑しながら、一口飲んだ。
ある日の、学校もバイトも、ショーの練習もない休日。
自室で何をするか吟味していたところに、ノックの音と咲希の声が飛び込んできた。
「あのね、昨日ほなちゃんからお菓子をもらったの!家族で食べきれないほど多いから、良かったらもらってって。今からコーヒー入れるから、お兄ちゃんもどうかな?」
いいな。すぐ行く。そう言って向かったが、咲希から
「用意はアタシがするから、お兄ちゃんは座ってて!」
なんて言われてしまい。大人しくせざるを得なかった。
オレの分を入れてからほどなくして、自分の分と例のお菓子を持った咲希が戻ってきた。
3815「ああ、ありがとう。咲希。」
置かれた牛乳入りのコーヒーが入ったカップを、そっと持ち上げる。
そこに写された自分の表情に思わず苦笑しながら、一口飲んだ。
ある日の、学校もバイトも、ショーの練習もない休日。
自室で何をするか吟味していたところに、ノックの音と咲希の声が飛び込んできた。
「あのね、昨日ほなちゃんからお菓子をもらったの!家族で食べきれないほど多いから、良かったらもらってって。今からコーヒー入れるから、お兄ちゃんもどうかな?」
いいな。すぐ行く。そう言って向かったが、咲希から
「用意はアタシがするから、お兄ちゃんは座ってて!」
なんて言われてしまい。大人しくせざるを得なかった。
オレの分を入れてからほどなくして、自分の分と例のお菓子を持った咲希が戻ってきた。
Sai
DONE何故かアクスタが先にできた小説!やっと3話です!最近支部にも出しました!
良かったらそちらも見に来てください!
また、こちら設定がフォロワー限定で見れます!続きが気になるけど更新遅いって方は良かったらそちらにざっくり書いてあるのでご覧下さい!
僕やるきが無くなるとかけなくなってしまうので応援してくれたら嬉しいです!
眠れる竜と満月になり損ねた魔女③【眠れる竜と満月になり損ねた魔女】
Ⅲ.
その日は満月の明るい夜だった。
夜帳はもうすこしすれば陽の光に変わるだろう。
都合の良いことに砂浜は誰もいなかった。
ただ静かに波が凪いでいる。
パシャリと水が跳ねる音がして振り返る。
えむが岩場に座り尾鰭で水面を叩いていた音だとわかると、ほっと胸をなでおろす。
寧々も司も人間にこの状態で見つかってしまうのではないか、と気が気ではなかった。
『えむ、静かに……まだ人に見つかったらまずいの。』
寧々が窘めると、えむは元気にはーいと手を挙げる。
もはや静かにするという概念はえむには存在しないようだった。
分かりきっていたことではあるがあまりに緊張感が欠如している。
寧々から本日何度目かの溜息が溢れる。
18753Ⅲ.
その日は満月の明るい夜だった。
夜帳はもうすこしすれば陽の光に変わるだろう。
都合の良いことに砂浜は誰もいなかった。
ただ静かに波が凪いでいる。
パシャリと水が跳ねる音がして振り返る。
えむが岩場に座り尾鰭で水面を叩いていた音だとわかると、ほっと胸をなでおろす。
寧々も司も人間にこの状態で見つかってしまうのではないか、と気が気ではなかった。
『えむ、静かに……まだ人に見つかったらまずいの。』
寧々が窘めると、えむは元気にはーいと手を挙げる。
もはや静かにするという概念はえむには存在しないようだった。
分かりきっていたことではあるがあまりに緊張感が欠如している。
寧々から本日何度目かの溜息が溢れる。
3iiRo27
DONEritk版深夜の60分一発勝負第五十四回 お題:「スーツ」「冷たい」
司視点 両想い
いつだって、あなたにベタ惚れ。「すまない司くん。ちょっといいかい?」
「ん?どうした、類?」
練習終わりの更衣室。
既に着替え終わった類が、思い出したようにオレに話しかけてきた。
「今日はちょっと用事があってね。一緒に帰れないんだ。すまない。」
「ん、そうなのか。まあ気にするな!」
「ありがとう。それじゃ僕はお先に」
そう言うと、スっとオレを抱きしめてくる。
そのままオレの額にキスを落とし、頭を撫でてから、立ち去る。
…………顔を真っ赤に染めた、オレを残して。
----------------------------
類と付き合うようになってから、早数ヶ月。
オレは、ある悩みを抱えていた。
それは、類が全く照れないことだ。
類は、いつだって余裕で。
学校なんかでは何時も通りだけど、二人きりになった途端、オレのことをとても甘やかしてくる。
5640「ん?どうした、類?」
練習終わりの更衣室。
既に着替え終わった類が、思い出したようにオレに話しかけてきた。
「今日はちょっと用事があってね。一緒に帰れないんだ。すまない。」
「ん、そうなのか。まあ気にするな!」
「ありがとう。それじゃ僕はお先に」
そう言うと、スっとオレを抱きしめてくる。
そのままオレの額にキスを落とし、頭を撫でてから、立ち去る。
…………顔を真っ赤に染めた、オレを残して。
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類と付き合うようになってから、早数ヶ月。
オレは、ある悩みを抱えていた。
それは、類が全く照れないことだ。
類は、いつだって余裕で。
学校なんかでは何時も通りだけど、二人きりになった途端、オレのことをとても甘やかしてくる。