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DONEenst凪砂夢七夕のお話です🎋
年に一度じゃ足りない 乱凪砂 七夕の日の夜は少し特別な気がして、凪砂くんとベランダに出て星を眺めていた。
「今日、ESで短冊を書いたんだ」
「ロビーに大きい笹置いてあったよね。私も書いたよ。あ、内容は秘密」
「ふふ、そうだね。言葉にしては、叶わないかもしれないから」
「星、綺麗だね」
「うん」
「織姫と彦星はどこにいるのかなぁ」
「……一般的に織姫と言われているのが、織女星であること座のベガ。彦星と呼ばれているのが牽牛星であるわし座のアルタイル、みたいだね。以前、本で読んだ」
「あ〜、知ってるよ! はくちょう座のデネブを入れたら夏の大三角、だよね」
「うん。この織姫と彦星は結婚すると遊んでばかりで、働かなくなった。だから天帝が彼らを引き離したんだ」
1251「今日、ESで短冊を書いたんだ」
「ロビーに大きい笹置いてあったよね。私も書いたよ。あ、内容は秘密」
「ふふ、そうだね。言葉にしては、叶わないかもしれないから」
「星、綺麗だね」
「うん」
「織姫と彦星はどこにいるのかなぁ」
「……一般的に織姫と言われているのが、織女星であること座のベガ。彦星と呼ばれているのが牽牛星であるわし座のアルタイル、みたいだね。以前、本で読んだ」
「あ〜、知ってるよ! はくちょう座のデネブを入れたら夏の大三角、だよね」
「うん。この織姫と彦星は結婚すると遊んでばかりで、働かなくなった。だから天帝が彼らを引き離したんだ」
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DONEenst凪砂夢プロポーズの日、n年後の未来バージョンです💍
プロポーズの日② 乱凪砂 最近、君がどんどん綺麗になっていって、私はすこし焦っている。ずっと側にいるのにどこか遠くて。君を私のものにしたいと思うんだ。
「どうしたらいいと思う?」
Edenのメンバーに相談しているとみんなが驚いた表情をしていた。
「う、うぅん……。あ! 結婚すればいいと思うね!」
「え、おひいさんそんな簡単に」
「……そうか、結婚」
ジュンと日和くんが騒いでるのを見ながら私は彼女へのプロポーズを決意する。もう一人では何もできなかったあの頃の私ではないから。君に、想いを伝えようと思う。
ピンポーンとインターフォンが鳴り、出ると大きな花束を持った凪砂くんが立っていた。どうして花束を持っているのかわからずに困惑する。
806「どうしたらいいと思う?」
Edenのメンバーに相談しているとみんなが驚いた表情をしていた。
「う、うぅん……。あ! 結婚すればいいと思うね!」
「え、おひいさんそんな簡単に」
「……そうか、結婚」
ジュンと日和くんが騒いでるのを見ながら私は彼女へのプロポーズを決意する。もう一人では何もできなかったあの頃の私ではないから。君に、想いを伝えようと思う。
ピンポーンとインターフォンが鳴り、出ると大きな花束を持った凪砂くんが立っていた。どうして花束を持っているのかわからずに困惑する。
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DONEenst凪砂夢プロポーズの日、現在バージョンです💍
プロポーズの日① 乱凪砂 リビングで本を読んでいると、近くに来た彼がくっついてくる。日常茶飯事なので「くすぐったいよ」と言いながらも受け入れる。
彼はいつも私が本を読み終わるのを待ってくれる。待っている間、静かに私の髪を触ったり肩に頭を乗せたり、抱きしめたりしてるが、それが楽しいらしい。
待てをされている子犬のようで可愛い。しっぽが見えるなあ。なんてことを考えていると、丁度キリのいいページに来たのでパタンと本を閉じる。
「お待たせ。終わったよ」
「……今日、何の日か知ってる?」
「え、今日? 六月六日って何かあったかな」
思いつかずにいると、彼は口角を上げ、目に見えないはずのしっぽが先程よりも動いていることが分かる。
「君も知らないみたいだね」
988彼はいつも私が本を読み終わるのを待ってくれる。待っている間、静かに私の髪を触ったり肩に頭を乗せたり、抱きしめたりしてるが、それが楽しいらしい。
待てをされている子犬のようで可愛い。しっぽが見えるなあ。なんてことを考えていると、丁度キリのいいページに来たのでパタンと本を閉じる。
「お待たせ。終わったよ」
「……今日、何の日か知ってる?」
「え、今日? 六月六日って何かあったかな」
思いつかずにいると、彼は口角を上げ、目に見えないはずのしっぽが先程よりも動いていることが分かる。
「君も知らないみたいだね」
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DONEenst 瀬名泉夢6月の#妄想力向上委員会 様のお題に参加した時のものです!素敵な企画をありがとうございます🥺
お題「雨、やまないな」 瀬名泉「雨、やまないな」
友人と遊んだ帰り、最寄の駅についた私は雨が降っていることに気づき、雨宿りをしてから帰ろうと思った。あいにく傘を持っていなかったので、近くのカフェへと小走りで向かった。
注文したコーヒーを飲み終わっても雨は止まず、むしろ激しくなる一方だった。
「そういえば、泉が雨降るって言ってたかも。朝急いでたからなあ、最悪」
そう言って外を眺めていると、あるカップルが相合傘をしながら笑顔で歩いているのが目に留まった。
「良いなぁ。私も泉と相合傘したい」
なんて呑気なことを言って、勝手に虚しくなる。今日の彼はお仕事で、連絡をしても家にいるはずがないので傘を持って迎えに来てはくれない。
せっかくなのでゆっくり本でも読もうと思い、追加で注文をすることにした。
941友人と遊んだ帰り、最寄の駅についた私は雨が降っていることに気づき、雨宿りをしてから帰ろうと思った。あいにく傘を持っていなかったので、近くのカフェへと小走りで向かった。
注文したコーヒーを飲み終わっても雨は止まず、むしろ激しくなる一方だった。
「そういえば、泉が雨降るって言ってたかも。朝急いでたからなあ、最悪」
そう言って外を眺めていると、あるカップルが相合傘をしながら笑顔で歩いているのが目に留まった。
「良いなぁ。私も泉と相合傘したい」
なんて呑気なことを言って、勝手に虚しくなる。今日の彼はお仕事で、連絡をしても家にいるはずがないので傘を持って迎えに来てはくれない。
せっかくなのでゆっくり本でも読もうと思い、追加で注文をすることにした。
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DONEenst凪砂夢雨の日に彼女が傘を持って待っていたら車と自分の傘の選択肢を全て無視して彼女と一緒に相合い傘して帰ってくれる凪砂くん
雨の日 乱凪砂 帰宅しようとすると、雨が強まっていた。今日は雨だとわかっていたから幸い折り畳み傘を持っている。
「閣下! 雨も強くなってきましたし、車を用意致しました!」
「ありがとう、茨」
エレベーターから降りてエントランスへ向かうと、傘を持った彼女が外の様子を伺いながら待っていた。手には傘がある。
「おや? 彼女は今日休みのはずでは……」
「茨」
「アイアイ! 何でしょうか?」
「車、出さなくても良い」
「え? 閣下!」
茨には申し訳ないけど、彼女が迎えにきてくれたことに喜びを感じて思わず走り出す。
「あ、凪砂くん! 雨だから迎えに来――」
嬉しさのあまり抱きしめ、君が発する言葉を遮る。
「な、凪砂くん? ……離して?」
「……嫌」
1032「閣下! 雨も強くなってきましたし、車を用意致しました!」
「ありがとう、茨」
エレベーターから降りてエントランスへ向かうと、傘を持った彼女が外の様子を伺いながら待っていた。手には傘がある。
「おや? 彼女は今日休みのはずでは……」
「茨」
「アイアイ! 何でしょうか?」
「車、出さなくても良い」
「え? 閣下!」
茨には申し訳ないけど、彼女が迎えにきてくれたことに喜びを感じて思わず走り出す。
「あ、凪砂くん! 雨だから迎えに来――」
嬉しさのあまり抱きしめ、君が発する言葉を遮る。
「な、凪砂くん? ……離して?」
「……嫌」
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MOURNINGenst凪砂夢以前流行っていた時期につらつらと書いたものです。このままお蔵入りも勿体ないと思ったので投稿します!
彼の50音 乱凪砂あ 【愛してる】照れくさくて言えないけど愛してる。
い 【いじわる】どんなに意地悪をしても許してくれる優しさが好き。
う 【嘘】優しい嘘をいつもついてくれる。
え 【笑顔】あなたが笑うと私も幸せ。
お 【オパール】あなたの誕生石。幸運をもたらす石。私に幸せを運んでくれてありがとう。
か 【感謝】いつも「ありがとう」って言ってくれるあなたが好き。
き 【嫌い】この言葉はもう言わないね、あの時はごめんね。
く 【櫛】これからもあなたの髪を整えてあげたい。
け 【喧嘩】いつも私から。意地っ張りでごめんね。
こ 【恋】ふとした瞬間に好きだって自覚する。
さ 【寂しい】本当はもっと側にいたい。
し 【四季】これからも一緒に彩っていきたいな。
1306い 【いじわる】どんなに意地悪をしても許してくれる優しさが好き。
う 【嘘】優しい嘘をいつもついてくれる。
え 【笑顔】あなたが笑うと私も幸せ。
お 【オパール】あなたの誕生石。幸運をもたらす石。私に幸せを運んでくれてありがとう。
か 【感謝】いつも「ありがとう」って言ってくれるあなたが好き。
き 【嫌い】この言葉はもう言わないね、あの時はごめんね。
く 【櫛】これからもあなたの髪を整えてあげたい。
け 【喧嘩】いつも私から。意地っ張りでごめんね。
こ 【恋】ふとした瞬間に好きだって自覚する。
さ 【寂しい】本当はもっと側にいたい。
し 【四季】これからも一緒に彩っていきたいな。
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DONEenst凪砂夢凪砂くんとチョコレート🍫
彼とチョコレート 乱凪砂 最近忙しい彼に何かしてあげられることはないかなと思い、少し高級なチョコレートを買ってあげることにした。
デパートへ赴き、キラキラと宝石のように輝くチョコレートのショーケースを前にして私の胸は弾む。上品な色の包装紙に真っ赤なリボンが施されていて、満足しながらデパートを出た。彼がどんな反応をするのか楽しみだ。
夜ご飯を食べ終わった彼に例のチョコを渡す。すると、パァッと音がするかのように喜んでいて、目をキラキラと輝かせながら食べていた。疲れも少しはとれたかな?と思い私も嬉しい。
「君は食べないの?」
「私は良いよ。凪砂くんのために買ったものだから」
やんわりと断ると彼は少しの間黙ってしまう。悲しませちゃったかなと思い、話しかけようとすると口の中にいきなりチョコ入れられて驚く。
834デパートへ赴き、キラキラと宝石のように輝くチョコレートのショーケースを前にして私の胸は弾む。上品な色の包装紙に真っ赤なリボンが施されていて、満足しながらデパートを出た。彼がどんな反応をするのか楽しみだ。
夜ご飯を食べ終わった彼に例のチョコを渡す。すると、パァッと音がするかのように喜んでいて、目をキラキラと輝かせながら食べていた。疲れも少しはとれたかな?と思い私も嬉しい。
「君は食べないの?」
「私は良いよ。凪砂くんのために買ったものだから」
やんわりと断ると彼は少しの間黙ってしまう。悲しませちゃったかなと思い、話しかけようとすると口の中にいきなりチョコ入れられて驚く。
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DONEenst凪砂夢テレビよりも自分に夢中になってほしい凪砂くん
私に夢中になって 乱凪砂 この時間はいつもソファに座って一緒にテレビを観ている。凪砂くんは飽きたのか私の手に指を絡めたり、私の肩に頭を乗せてきたりする。
「くすぐったいよ〜」
「ふふ」
楽しそうに微笑んで私の言葉を無視して続ける。
「凪砂くん、テレビ見えないよ」
「……私よりテレビがいいの?」
彼が少しムッとする。
「違うよ。もうテレビ飽きちゃったの?」
「……今は君の気分」
抱きしめる彼に、私も何だか嬉しくて抱きしめ返す。しばらく幸せに浸ってると、彼が力を緩めて突然真剣な声をする。
「……ねえ。顔、上げて」
何も考えずに見上げたが、さっきとは打って変わって真剣な目をしている彼に心臓が激しく音を立てる。何か言葉を発しようとするがあっけなく遮られてしまう。彼の唇によって。思わず離れようとしても背中に腕をまわされてるため逃げられない。
543「くすぐったいよ〜」
「ふふ」
楽しそうに微笑んで私の言葉を無視して続ける。
「凪砂くん、テレビ見えないよ」
「……私よりテレビがいいの?」
彼が少しムッとする。
「違うよ。もうテレビ飽きちゃったの?」
「……今は君の気分」
抱きしめる彼に、私も何だか嬉しくて抱きしめ返す。しばらく幸せに浸ってると、彼が力を緩めて突然真剣な声をする。
「……ねえ。顔、上げて」
何も考えずに見上げたが、さっきとは打って変わって真剣な目をしている彼に心臓が激しく音を立てる。何か言葉を発しようとするがあっけなく遮られてしまう。彼の唇によって。思わず離れようとしても背中に腕をまわされてるため逃げられない。
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DONEenst凪砂夢ライブ後のお話です!
ライブ後は甘えたい 乱凪砂 Edenの楽屋へと訪れた私はライブ後達成感を得ている四人を目の前にする。凪砂くんは日和くんと楽しそうに話をしていて、ジュンくんと茨くんはライブ後のすり合わせをしているようだった。
ステージ上で怖いほどオーラを放っている凪砂くんを先程まで見ていたので、どう話しかけて良いのか分からず少し躊躇う。
どう話しかけようか考えているとこちらに気づいた彼がパッと明るい顔をして私の方へと歩んできた。すると突然強く抱き寄せられ、思考が停止する。
「……凪砂くん!?」
「ずっとこうしたかったんだ」
「みんな見てるよ?」
日和くんは騒いでいてジュンくんと茨くんは呆れるような顔をしていた。離れるよう促すが、離れるどころかむしろ抱きしめる力が強くなる。
660ステージ上で怖いほどオーラを放っている凪砂くんを先程まで見ていたので、どう話しかけて良いのか分からず少し躊躇う。
どう話しかけようか考えているとこちらに気づいた彼がパッと明るい顔をして私の方へと歩んできた。すると突然強く抱き寄せられ、思考が停止する。
「……凪砂くん!?」
「ずっとこうしたかったんだ」
「みんな見てるよ?」
日和くんは騒いでいてジュンくんと茨くんは呆れるような顔をしていた。離れるよう促すが、離れるどころかむしろ抱きしめる力が強くなる。
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DONEenst凪砂夢完全に出遅れました。キスの日凪砂です💋
キス魔な彼 乱凪砂 凪砂くんはキスをしたがる。「どうして?」と聞いても、「したいから」と答えるだけだ。私はキスをされる度、いつもはあまり言葉で多くを表さない彼の気持ちが伝わってきて、嬉しくなるから好きだ。しかし、彼はどう思ってるのかが気になる。
「キスしている時どんな気持ち?」
「えっと。君は私のものなんだなっていう気持ち、かな」
「独占欲みたいな?」
「……よくわからないけど、ずっと君とこうしていたいって思う。……言葉で表すのは難しいね。君としていると、温かい気持ちになるんだ」
明確にわからなくても、拙いながらも言葉にしてくれる彼に愛しさを覚える。
「君は、どんな気持ち?」
「うーん。キスをする度、凪砂くんのことが好きになっていくよ」
361「キスしている時どんな気持ち?」
「えっと。君は私のものなんだなっていう気持ち、かな」
「独占欲みたいな?」
「……よくわからないけど、ずっと君とこうしていたいって思う。……言葉で表すのは難しいね。君としていると、温かい気持ちになるんだ」
明確にわからなくても、拙いながらも言葉にしてくれる彼に愛しさを覚える。
「君は、どんな気持ち?」
「うーん。キスをする度、凪砂くんのことが好きになっていくよ」
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DONEenst凪砂夢Twitterにて、#妄想力向上委員会 に参加致しました。素敵な企画をありがとうございます😊
お題「雨、やまないな」 乱凪砂 激しい雨音が窓の外から聞こえる。
「雨、やまないな」
そうポツリと呟く。ソファに座って雨が落ちるのを静かに眺めていると、肩が沈むのを感じた。凪砂くんが私の肩に頭を預けてきたようだ。
雨の音に耳をすませるかのように沈黙が続く。その沈黙でさえ彼と過ごす時間は幸せだと感じる自分もいる。
「今日、残念だったね」
「うん……」
そうはいっても、楽しみにしていたデートが中止になった事には変わりない。雨をずっと眺めていると心も沈んでいき、感傷的な気分になってしまう。そんな時、彼が私の名前を呼んだ。
「ん、なぁに?」
「何だか、寂しいね」
「……うん。そうだね」
「また、いつか行こう」
「うん」
私の手を優しく取る凪砂くんのおかげで、冷えた心は温まっていく。それでもボーっと何かに取り憑かれたかのように雨が落ちる様を眺めてしまう。
649「雨、やまないな」
そうポツリと呟く。ソファに座って雨が落ちるのを静かに眺めていると、肩が沈むのを感じた。凪砂くんが私の肩に頭を預けてきたようだ。
雨の音に耳をすませるかのように沈黙が続く。その沈黙でさえ彼と過ごす時間は幸せだと感じる自分もいる。
「今日、残念だったね」
「うん……」
そうはいっても、楽しみにしていたデートが中止になった事には変わりない。雨をずっと眺めていると心も沈んでいき、感傷的な気分になってしまう。そんな時、彼が私の名前を呼んだ。
「ん、なぁに?」
「何だか、寂しいね」
「……うん。そうだね」
「また、いつか行こう」
「うん」
私の手を優しく取る凪砂くんのおかげで、冷えた心は温まっていく。それでもボーっと何かに取り憑かれたかのように雨が落ちる様を眺めてしまう。