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    #PsyBorg

    にじさんじENのファルガー・オーヴィド x 浮奇ヴィオレタか、浮奇ヴィオレタ x ファルガー・オーヴィドの腐向けCPです。

    おもち

    TRAININGPsyBorg&mafiyamiの仲良し紫組です。ワードパレットの「クレークル」喉・帽子・木漏れ日、がお題でした。好き勝手書いてます。
    向かいの席の椅子が引かれ、スマホから顔を上げる。そこに座った男は当然のように店員さんを呼んでアイスコーヒーを頼んだ。黙ったままそれを見届け、よくやくこちらを向いた男に「このマイクどうかな?」と先ほどまで見ていたショッピングサイトをスマホの画面に表示させたまま彼に渡す。
    「んー……あ、なんか見たことあるな。これ誰か使ってなかった?」
    「え、本当? あとでみんなに聞いてみよ」
    「うん、たぶん誰かいたはず。ていうか、さあ、聞いてよ」
    挨拶もなく、僕たちの会話は転がっていく。たぶん、気が合うんだ。浮奇といる時の僕はすごく自然だ。それにたぶん浮奇も。お互いに話したい時に話して、話す気分じゃない時は黙って、そのタイミングがなんでかすごくピッタリ合う。僕に男兄弟はいないけどもしいたらこんな感じなのかなって浮奇に言ってみたら、兄弟っていうより幼馴染って感じと返ってきて、僕だけじゃなくて浮奇も同じ感覚を持っているということが嬉しかった。思わず笑ってしまった僕に、浮奇は何コイツって顔を向けてきたけど。
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    おもち

    TRAININGPsyBorg。指輪の話。メリークリスマス!
    彼が眠っている間に気が付かれることなく触れることは簡単だった。眠りが浅いし人の気配には敏感だと、付き合い始めたばかりの頃は一緒に眠ることにすこし緊張していたらしい彼も、今ではすっかり俺と眠ることに慣れていたから。いつもなら穏やかな寝息を立てる彼の隣へすぐに潜り込んで無意識で俺のことを抱き寄せる彼に一人ニヤけたりしているのだけれど、今日はとある用事を手早く済ませてスマホのメモ帳に忘れないよう書き込んでから、俺はようやくベッドに入った。見つめた彼の寝顔は少しの変化もない。ぐっすり眠っている可愛らしい恋人に触れるだけのキスをして、俺も静かに目を瞑った。彼の腕の中は、どこよりも寝心地がいい。
    知り合いを最大限に活用して良いアクセサリーを作ってくれるという人と繋がり、何回かのミーティングを経て数ヶ月後に俺は特別なアクセサリーを手に入れた。予想していたよりうんと良い出来のそれは予定より少し高くついたけれど、必要経費だ。問題はない。引き出しの奥にしまい込んだそれを一人きりの時に何度も取り出しては光に当てて煌めきに酔いしれる。飽きることなく美しく、という俺の理想論のような要望を、腕のいい職人は見事に叶えてくれていた。
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