むくげ
DONEPixivにUPしたサンフリ小説「Banksia rose」のビター版。展開はあまり変わりませんがセリフと心情がちょっと違う。サンズがもう少し冷たくドライです。Banksia rose(bitter)午後の日差しがレースのカーテンでやわらげられ、リビングの床にひだまりを作っている。その特等席、この時間一番暖かく明るい窓のそばに置かれた大きなクッション。その真ん中に、小さな窪み。
クッションのそばに座り込んで項垂れる背中に、サンズは強い既視感を覚えた。
「フリスク」
声をかけても振り向かない。フリスクは、クッションで気持ちよさそうに眠る、眠ったように事切れている小さな猫を繰り返し撫でながら、声もなく泣いてた。
「…やり直したなら分かるだろ。そいつはもう、寿命なんだ」
「やり直した」という言葉に肩を揺らしたフリスクが、ようやくノロノロと振り返る。
涙と鼻水でぐちゃぐちゃになった顔に3枚重ねのティッシュを押し付けあれやこれやを拭き取っても、赤く腫れた瞼の隙間からはとめどなく涙がこぼれ落ちて止まらない。
4994クッションのそばに座り込んで項垂れる背中に、サンズは強い既視感を覚えた。
「フリスク」
声をかけても振り向かない。フリスクは、クッションで気持ちよさそうに眠る、眠ったように事切れている小さな猫を繰り返し撫でながら、声もなく泣いてた。
「…やり直したなら分かるだろ。そいつはもう、寿命なんだ」
「やり直した」という言葉に肩を揺らしたフリスクが、ようやくノロノロと振り返る。
涙と鼻水でぐちゃぐちゃになった顔に3枚重ねのティッシュを押し付けあれやこれやを拭き取っても、赤く腫れた瞼の隙間からはとめどなく涙がこぼれ落ちて止まらない。
もちの粉
MAIKING前回の話↓
https://poipiku.com/5413477/9478477.html
サンズが自らの嫉妬心に困惑する話2憧れ…ねぇ。
学校のチャイムが町に響き渡る中、サンズは屋上でジュースのストローを奥歯でくわえていた。
口寂しい。何かしらその歯で何かを噛み潰していないと落ち着かなかった。
モンスターであるサンズには、ニンゲンの感情がよく分かる。悪意を込めて触れられればダメージを受けてしまうほどに。好意をもった相手に触れられればそれはとても心地よく、力がみなぎるようだった。
ニンゲンであるフリスクの手はいつだってサンズに好意しか伝えてこなかった。
信頼、尊敬、憧れ
大好き
その手はサンズにはとても心地よかったが、同時にモンスターの自分なんかにそんな一生懸命になっていて大丈夫なのかと心配していた。
ただ分かるのは、ニンゲンが「自分」に向けている感情のみだ。
1516学校のチャイムが町に響き渡る中、サンズは屋上でジュースのストローを奥歯でくわえていた。
口寂しい。何かしらその歯で何かを噛み潰していないと落ち着かなかった。
モンスターであるサンズには、ニンゲンの感情がよく分かる。悪意を込めて触れられればダメージを受けてしまうほどに。好意をもった相手に触れられればそれはとても心地よく、力がみなぎるようだった。
ニンゲンであるフリスクの手はいつだってサンズに好意しか伝えてこなかった。
信頼、尊敬、憧れ
大好き
その手はサンズにはとても心地よかったが、同時にモンスターの自分なんかにそんな一生懸命になっていて大丈夫なのかと心配していた。
ただ分かるのは、ニンゲンが「自分」に向けている感情のみだ。
もちの粉
MAIKINGサンズが自らの嫉妬心に困惑する話「わたし、学校に憧れてる人がいて」
放課後に制服のままサンズの家に日課のように訪れるフリスクが、プラプラと足を揺らしながらそう言った。
その言葉にピクリと揺れる青いパーカー。
「…へぇ、学校に」
白いミトンはジュースが入ったグラスをゆっくりと、そして慎重に机の上に置いた。
「あんたもそんな年か」
黒い眼窩に浮かぶ光が、興味津々のにやけ顔でフリスクの表情を観察する。
フリスクは恥ずかしそうに微笑みかえし、ジュースに手を伸ばした。
*
「どんなやつなんだ?」
フリスクはいつも軽いノリで誰彼構わず口説く。
しかし『憧れ』の眼差しを向けることはほとんど無いように思えた。
サンズには、自分だけ特別フリスクからその『憧れの眼差し』を向けられているという自覚があった。フリスクは隠しもせずにその気持ちをぶつけてきていたからだ。
1078放課後に制服のままサンズの家に日課のように訪れるフリスクが、プラプラと足を揺らしながらそう言った。
その言葉にピクリと揺れる青いパーカー。
「…へぇ、学校に」
白いミトンはジュースが入ったグラスをゆっくりと、そして慎重に机の上に置いた。
「あんたもそんな年か」
黒い眼窩に浮かぶ光が、興味津々のにやけ顔でフリスクの表情を観察する。
フリスクは恥ずかしそうに微笑みかえし、ジュースに手を伸ばした。
*
「どんなやつなんだ?」
フリスクはいつも軽いノリで誰彼構わず口説く。
しかし『憧れ』の眼差しを向けることはほとんど無いように思えた。
サンズには、自分だけ特別フリスクからその『憧れの眼差し』を向けられているという自覚があった。フリスクは隠しもせずにその気持ちをぶつけてきていたからだ。
UT21100235
DONER18ラブラブおセッセサンフリ描いてみました対位の描き方を参考にしました これは萌えですねはい😋
(こちらはR18以上推奨の内容になっております
それより上のである方のみご観覧くださいますようよろしくお願い致します)
(アナタは18歳以上であると同意いたしますか?yes/no?)
AwiQLjK97B7xBiu
DONEサンフリ地上に出た後やっぱり人間に受け入れられない可能性もありそうだなと思いまして…2人の禁断の関係的なものです
禁断の選択 モンスターと人間との仲を取り持つ大使になって欲しいとアズゴアに頼まれ、フリスクは喜んで引き受けた。
これまでずっとバリアによって地底に閉じ込められていたモンスター達を地上に解放したはいいが、現実はそう甘くはなかった。
許可なく勝手にバリアを壊したのが原因で、モンスターとの共存を否定するものがあまりにも多かったから…。
モンスターと人間が一緒にいる、ましてや恋人として付き合うことはご法度だった。
それでもサンズとフリスクは惹かれ合い、お互い求めあう気持ちが強くなるだけだった。
「受け入れてもらうにはかなり時間がかかりそうだね…」
「地上じゃ、オイラ達が来るまでモンスターがいない生活が当たり前だったからな」
1454これまでずっとバリアによって地底に閉じ込められていたモンスター達を地上に解放したはいいが、現実はそう甘くはなかった。
許可なく勝手にバリアを壊したのが原因で、モンスターとの共存を否定するものがあまりにも多かったから…。
モンスターと人間が一緒にいる、ましてや恋人として付き合うことはご法度だった。
それでもサンズとフリスクは惹かれ合い、お互い求めあう気持ちが強くなるだけだった。
「受け入れてもらうにはかなり時間がかかりそうだね…」
「地上じゃ、オイラ達が来るまでモンスターがいない生活が当たり前だったからな」
もちの粉
DONEニンゲンとモンスターを繋ぐ親善大使。可愛らしくて人付き合いが上手いのにも関わらず、彼女にはここ10年、浮いた話がひとつも無かった。ひとつも、だ。フリスクは恋を実らせたいニンゲンとモンスターを繋ぐ親善大使。可愛らしくて人付き合いが上手いのにも関わらず、彼女にはここ10年、浮いた話がひとつも無かった。ひとつも、だ。
「フリスク」
大使館で、スーツを着たアンダインが彼女のそばに寄り、視線を周りに巡らせながら耳打ちをする。
「ニンゲンの男がお前と会いたいらしい。なかなかイイ男だ。17時に裏庭のイチョウの木」
フリスクはそっと頷く。
「今度こそうまくいくといいな」
アンダインがフリスクの頭を撫でた。
16時。
フリスクはアンダインとアルフィーに髪をセットしてもらいメイクを念入りにした。
鏡に映る自分は今までの中で1番綺麗になったように思う。
16時50分。
大使館の窓から裏庭を見ると人影があった。
1581「フリスク」
大使館で、スーツを着たアンダインが彼女のそばに寄り、視線を周りに巡らせながら耳打ちをする。
「ニンゲンの男がお前と会いたいらしい。なかなかイイ男だ。17時に裏庭のイチョウの木」
フリスクはそっと頷く。
「今度こそうまくいくといいな」
アンダインがフリスクの頭を撫でた。
16時。
フリスクはアンダインとアルフィーに髪をセットしてもらいメイクを念入りにした。
鏡に映る自分は今までの中で1番綺麗になったように思う。
16時50分。
大使館の窓から裏庭を見ると人影があった。
むくげ
MAIKINGpixivに上げた「Have a nice holiday!」の宅飲みの日、何があったのかの部分。前半です。後半は「Have a〜」の続きでR18のものになる予定ですが苦しんでます。
してしまってから、フリスクは呆然としていた。サンズが面食らうのはわかる。けれどこの場合は、
「お前な、自分からしておいて…」
「いやっ、ごめん、そ、そうだよね」
フリスクは思わず自身の口元を手で覆う。全く制御をしようとする気すら起きなかった。全ては一瞬の出来事だったのだ。
サンズが「水も飲めよ」と言い、フリスクの手からまだ空になっていないグラスを取り上げただけだ。さっきからペースが早いと度々注意されていて、いい加減見かねてといった様子だった。
側から見れば危なっかしい飲み方に違いないのに、その瞬間フリスクの中に弾けたのはちょっとした反発心だった。
サンズを驚かせてやりたいと思ったとたん、気がついたらサンズの硬い頰に指を添わせ、いつもニンマリと笑うその歯列に唇を触れさせていた。
2328「お前な、自分からしておいて…」
「いやっ、ごめん、そ、そうだよね」
フリスクは思わず自身の口元を手で覆う。全く制御をしようとする気すら起きなかった。全ては一瞬の出来事だったのだ。
サンズが「水も飲めよ」と言い、フリスクの手からまだ空になっていないグラスを取り上げただけだ。さっきからペースが早いと度々注意されていて、いい加減見かねてといった様子だった。
側から見れば危なっかしい飲み方に違いないのに、その瞬間フリスクの中に弾けたのはちょっとした反発心だった。
サンズを驚かせてやりたいと思ったとたん、気がついたらサンズの硬い頰に指を添わせ、いつもニンマリと笑うその歯列に唇を触れさせていた。
もちの粉
MEMO約束/中編サンフリ
ちょこっと大人向け注意
前編はこちら
https://poipiku.com/5413477/8908590.html
約束/中編(フリスク視点)「あのね私」
─サンズともうひとつ、先に進みたい─
意を決してそう伝えようとした矢先、骨の手はフリスクの手から離れていった。
フリスクの心は折られてしまった。
これまでも何度も何度も。
「フリスク、なんか飲むか?」
いつも通りの感情の読めない笑顔がフリスクに向けられる。何事もなかったかのように。
先程フリスクは体を寄せて精一杯の気持ちをこめて手に触れた。フリスクにはサンズの気持ちはさっぱり分からないが、サンズにはフリスクの気持ちが手に取るように分かるはずだ。それなのに、その手は離れていった。
下を向いたまま頷いたフリスクを見て、サンズはキッチンへと入っていく。
サンズは自分を求めてはいない。
いつだって望むのはフリスクで、サンズはそれに答えてくれる。ただ、それだけ。
2486─サンズともうひとつ、先に進みたい─
意を決してそう伝えようとした矢先、骨の手はフリスクの手から離れていった。
フリスクの心は折られてしまった。
これまでも何度も何度も。
「フリスク、なんか飲むか?」
いつも通りの感情の読めない笑顔がフリスクに向けられる。何事もなかったかのように。
先程フリスクは体を寄せて精一杯の気持ちをこめて手に触れた。フリスクにはサンズの気持ちはさっぱり分からないが、サンズにはフリスクの気持ちが手に取るように分かるはずだ。それなのに、その手は離れていった。
下を向いたまま頷いたフリスクを見て、サンズはキッチンへと入っていく。
サンズは自分を求めてはいない。
いつだって望むのはフリスクで、サンズはそれに答えてくれる。ただ、それだけ。
もちの粉
MEMOサンズは我慢できると思うでもフリスクの気持ちは?
っていうサンフリ前編
約束/前編(サンズ視点)サンズは考えあぐねていた。
フリスクが大人になるまで手は出さないとトリエルと「やくそく」したのだ。
やくそくを交わしたのは、フリスクが成人するまであと2年という時だった。
サンズは付き合うまで何年も待ったのだから、あと2年くらい待つのはなんてことないと、当たり前のように返事をした。
彼にはいつまででも我慢できる自信があった。
しかし1年後
フリスクはそれを強く、強く、望みはじめる─
*
「サンズあそぼ」
玄関を開けると、そこにはフリスクが可愛らしい水色のワンピースを着て立っていた。
サンズの眼窩に浮かぶ光がわずかに縮む。
「…フリスク、今日は用事があるってパピルス達の誘いを断ってなかったか?」
「うん、あるよ用事」
今日、パピルスはアルフィー達と海へ行くと言っていた。フリスクは用事があると言ってその誘いを断った。フリスクが行かないならオイラもやめとくよ、とサンズも誘いを断った。
2313フリスクが大人になるまで手は出さないとトリエルと「やくそく」したのだ。
やくそくを交わしたのは、フリスクが成人するまであと2年という時だった。
サンズは付き合うまで何年も待ったのだから、あと2年くらい待つのはなんてことないと、当たり前のように返事をした。
彼にはいつまででも我慢できる自信があった。
しかし1年後
フリスクはそれを強く、強く、望みはじめる─
*
「サンズあそぼ」
玄関を開けると、そこにはフリスクが可愛らしい水色のワンピースを着て立っていた。
サンズの眼窩に浮かぶ光がわずかに縮む。
「…フリスク、今日は用事があるってパピルス達の誘いを断ってなかったか?」
「うん、あるよ用事」
今日、パピルスはアルフィー達と海へ行くと言っていた。フリスクは用事があると言ってその誘いを断った。フリスクが行かないならオイラもやめとくよ、とサンズも誘いを断った。
gbAMC
DOODLE@frisan_tweet同棲サンフリサン
捏造いっぱい
ホラーのつもりで書いているけれど怖くはない
フリスクが変な目に遭う話 フリスクは肩が重かった。
平日の夜、十九時を回った頃。この日、フリスクはいつも通りに仕事をこなし、いつも通りの時間に退勤し、電車に乗り込んだ。フリスクは駅を出るとすぐに、自分の家に住む恋人にメールで「今から帰る」といった内容の連絡を送り、いそいそと歩みを進めていた。その道中のことだった。
突然、自分の肩が重くなった。仕事中に何らかの力仕事をしたわけではなかったし、特筆して大変な業務をこなしたわけでも、朝に体調が悪かったわけでもなかった。理由らしい理由は見当たらない、唐突な重みがフリスクを襲った。
とは言え最初は、ただの肩こり程度の重みだった。歩きつつ肩をもんだり回したりして、「ああ疲れたな」、「今日は湯船にゆっくり浸かった方が良いな」なんて暢気に構えていた。
16579平日の夜、十九時を回った頃。この日、フリスクはいつも通りに仕事をこなし、いつも通りの時間に退勤し、電車に乗り込んだ。フリスクは駅を出るとすぐに、自分の家に住む恋人にメールで「今から帰る」といった内容の連絡を送り、いそいそと歩みを進めていた。その道中のことだった。
突然、自分の肩が重くなった。仕事中に何らかの力仕事をしたわけではなかったし、特筆して大変な業務をこなしたわけでも、朝に体調が悪かったわけでもなかった。理由らしい理由は見当たらない、唐突な重みがフリスクを襲った。
とは言え最初は、ただの肩こり程度の重みだった。歩きつつ肩をもんだり回したりして、「ああ疲れたな」、「今日は湯船にゆっくり浸かった方が良いな」なんて暢気に構えていた。
もちの粉
DONE「だから、これは恋とかではなくカンチガイなんだ、うん、そうだったんだ。」地上に出る直前にフリスクが自分の気持ちを分析するお話。後半はサンズがでてきます。
「フリスクの嫉妬」編の最後に少し紹介した3回の告白のうち
1回目の告白です。
1回目の告白「…やっぱりそうだ。この気持ちは、吊り橋効果ってやつなんだと思う。きっと」
緑色のソファーの肘掛けを背もたれ代わりにして本を読んでいたフリスクはポツリとつぶやいた。
ここはサンズとパピルスの家。リビングは吹き抜けになっているため天井が高い。大きくて立派な家だ。
本には「吊り橋のような恐怖を伴う場所で異性に出会うと、恐怖によるドキドキを異性に対するドキドキと勘違いしてしまう」
と書いてある。
「あの時、暗い雑木林を1人で歩いて、足音もして、恐怖と不安で心臓がドキドキドキドキしてた。だから、そのドキドキした状態で出会ったサンズを見て脳が恋と勘違いしたんだ…!」
ソファーの上で小さなフリスクはひとつひとつ確かめるようにそう言った。
4394緑色のソファーの肘掛けを背もたれ代わりにして本を読んでいたフリスクはポツリとつぶやいた。
ここはサンズとパピルスの家。リビングは吹き抜けになっているため天井が高い。大きくて立派な家だ。
本には「吊り橋のような恐怖を伴う場所で異性に出会うと、恐怖によるドキドキを異性に対するドキドキと勘違いしてしまう」
と書いてある。
「あの時、暗い雑木林を1人で歩いて、足音もして、恐怖と不安で心臓がドキドキドキドキしてた。だから、そのドキドキした状態で出会ったサンズを見て脳が恋と勘違いしたんだ…!」
ソファーの上で小さなフリスクはひとつひとつ確かめるようにそう言った。
moco_snfr
DONE祝サンフリの日!そしてサンフリマ2開催おめでとう!!というわけで、
お祭りに便乗して去年サンフリマで展示していたサンフリR18の漫画を
サンフリマ2開催時まで限定で公開させていただきます…!
恥ずかしすぎてすぐ非公開にすると思うので気になる方はお早めに~!
パスワード:あなたは18歳以上ですか? 9
れもねーど
DOODLEサンズxプレイヤー?サンズがプレイヤーを知っていてfriskと戦う話だけでなんかうまくいかない…
2人きりpルートからgルートsansxfrisk? サン??
こっちを向いて欲しいfrikと全力で○すsans
『おまえ…相当病んでるな…』
『病んでる?なんの話?僕はただ君と愛し合いたいんだ。』
"だって今、僕たちしかいない世界だよ?"
frskはそう言いまっすぐに走ってナイフでsansのTシャツを上にスッとあげsansのソウルを愛おしく見た。
『いつもそうだ、sansだけは何もしてこない。』
sansはfrikが喋っている間にテレポートで一旦逃げそのまま骨の多段攻撃をした。
『あのPapyrusでさえ僕に攻撃をしてきた。Papyrusの死は僕、悲しかったけどsansはどんな顔をするのか楽しみでね』
1880こっちを向いて欲しいfrikと全力で○すsans
『おまえ…相当病んでるな…』
『病んでる?なんの話?僕はただ君と愛し合いたいんだ。』
"だって今、僕たちしかいない世界だよ?"
frskはそう言いまっすぐに走ってナイフでsansのTシャツを上にスッとあげsansのソウルを愛おしく見た。
『いつもそうだ、sansだけは何もしてこない。』
sansはfrikが喋っている間にテレポートで一旦逃げそのまま骨の多段攻撃をした。
『あのPapyrusでさえ僕に攻撃をしてきた。Papyrusの死は僕、悲しかったけどsansはどんな顔をするのか楽しみでね』
むくげ
MAIKING風邪ひきサンズをちらちら進め中なるべく喋らせないでみようという実験込み
サンズが風邪をひいた。人間でいうところの所謂風邪とは似て非なるものらしい。
トリエル曰くモンスターのかかる風邪とはつまり「魔法の流れがおかしくなる」ことらしく、症状は発熱、頭痛、倦怠感などなど。普通の風邪とよく似ている。
暑さ寒さや疲れ、寝不足などがきっかけで身体を構成する魔法に綻びが出来ると罹りやすいようで、いかにも身の回りを適当にやっていそうなサンズが罹ってしまったのも納得だ。
モンスター達が地上に戻って数年。太陽の下での暮らしにも慣れつつある今、緊張が解けて気が抜けてしまったのかもしれないとトリエルが心配そうに眉を下げていた。
「フリスク!いらっしゃい!お迎えにきてくれたんだね」
「こんにちはアルフィー。サンズの具合どう?」
2060トリエル曰くモンスターのかかる風邪とはつまり「魔法の流れがおかしくなる」ことらしく、症状は発熱、頭痛、倦怠感などなど。普通の風邪とよく似ている。
暑さ寒さや疲れ、寝不足などがきっかけで身体を構成する魔法に綻びが出来ると罹りやすいようで、いかにも身の回りを適当にやっていそうなサンズが罹ってしまったのも納得だ。
モンスター達が地上に戻って数年。太陽の下での暮らしにも慣れつつある今、緊張が解けて気が抜けてしまったのかもしれないとトリエルが心配そうに眉を下げていた。
「フリスク!いらっしゃい!お迎えにきてくれたんだね」
「こんにちはアルフィー。サンズの具合どう?」
むくげ
MAIKINGシリーズものに決着をつけたいきもち傷の手当や、事故後の処理はその日の夜までかかった。フリスクは多少擦り傷を作ってはいたが、トリエルに至っては驚いて尻もちをついただけで全くの無傷。
フリスクは事故後の容態を心配したトリエルによって強制的に翌日一日の安静を命じられていた。
ノックの後10秒待っても返事が無いドアをサンズは薄く開く。さっと目を走らせても部屋の中に特に変わったところはなく、キルトのマットがかけられたベッドの上でうずくまる塊が見えた。
「おーい、ちびっ子?」
声をかけると、フリスクが寝返りを打ってうめくような返事を寄越す。入室の許可を得たことにして、サンズはズカズカと部屋に入り込む。ベッドの隣、フリスクが日頃使っている勉強机に備え付けられた椅子を引いて座った。
883フリスクは事故後の容態を心配したトリエルによって強制的に翌日一日の安静を命じられていた。
ノックの後10秒待っても返事が無いドアをサンズは薄く開く。さっと目を走らせても部屋の中に特に変わったところはなく、キルトのマットがかけられたベッドの上でうずくまる塊が見えた。
「おーい、ちびっ子?」
声をかけると、フリスクが寝返りを打ってうめくような返事を寄越す。入室の許可を得たことにして、サンズはズカズカと部屋に入り込む。ベッドの隣、フリスクが日頃使っている勉強机に備え付けられた椅子を引いて座った。
むくげ
CAN’T MAKE「プレゼント」をテーマに書く気でいたらしいけれどどこにも繋がらず、どう終わらせるつもりだったのかもナゾの書き散らし。あんまりマメにプレゼントとかしなさそうだけど、たまにクリティカルなものをあげたりしそう。「サンズからもプレゼント!?ありがとう!」
初めてのプレゼントはマヌケな顔の犬がプリントされた靴下とピンク色の子供用スリッパ。
浮かれた柄の包装紙に巻かれたそれを受け取った小さな手と、喜びに弧を描く口元をよく覚えている。
まだまだ縞模様の服を好んで着ているようなちびっ子で、たまに出るマセた言動が生意気で可愛らしい。フリスクはそんな子どもだった。
「ほい、これやるよ」
ぽんと放るような気軽さで渡したのは、2冊の古本。世界のダジャレ集と、星座についての本だ。
フリスクが少し大きくなった頃だった。地上に出て、学校に通いだし、親善大使として持て囃され、疲れたような顔を見せることが増えていた。
「読む時間あるかな…」
1463初めてのプレゼントはマヌケな顔の犬がプリントされた靴下とピンク色の子供用スリッパ。
浮かれた柄の包装紙に巻かれたそれを受け取った小さな手と、喜びに弧を描く口元をよく覚えている。
まだまだ縞模様の服を好んで着ているようなちびっ子で、たまに出るマセた言動が生意気で可愛らしい。フリスクはそんな子どもだった。
「ほい、これやるよ」
ぽんと放るような気軽さで渡したのは、2冊の古本。世界のダジャレ集と、星座についての本だ。
フリスクが少し大きくなった頃だった。地上に出て、学校に通いだし、親善大使として持て囃され、疲れたような顔を見せることが増えていた。
「読む時間あるかな…」
cheese_UT
DONEきみ選6で頒布した、既刊の描き下ろし後日談に付けたあとがきペーパーです。万が一付け忘れていた時のために上げます。
ネタバレというほどではないですが、後日談読了後に読むこと推奨です。 2
むくげ
MAIKING子フリとサンズの朝ごはん作りとろとろとした生地にぽこぽこといくつもの泡が沸く。そのタイミングで生地の下にフライ返しを挿し入れてひっくり返せば、なんとも綺麗な焼き色がついていた。返した生地は目に見えてふくふくと膨らんで、香ばしい香りがあたりに漂う。
「膨らむの面白いか?」
「…うん」
じっと生地を見つめるフリスクの視線に気づいてサンズがニマリとした。フリスクが何かを解明しようとしているとき、サンズはそれを面白がるようにこちらを見ていることが多いように思う。
「ふくらし粉を混ぜたらすぐ焼かなきゃならないのは、こう…水っ気に粉が反応して、ブクブク泡が沸くからなのかなって思って」
「ふーん?」
「生地にこまかい泡がいっぱい入るとフワフワになるでしょ?時間が経つと泡が消えちゃうから、なのかな」
387「膨らむの面白いか?」
「…うん」
じっと生地を見つめるフリスクの視線に気づいてサンズがニマリとした。フリスクが何かを解明しようとしているとき、サンズはそれを面白がるようにこちらを見ていることが多いように思う。
「ふくらし粉を混ぜたらすぐ焼かなきゃならないのは、こう…水っ気に粉が反応して、ブクブク泡が沸くからなのかなって思って」
「ふーん?」
「生地にこまかい泡がいっぱい入るとフワフワになるでしょ?時間が経つと泡が消えちゃうから、なのかな」
むくげ
MAIKING被観測者シリーズのフリの演説シーン。細切れに書いて繋げるやり方どうなんだ。
壇上に立ったフリスクはマイクを少し調整した後、手にしていた原稿用紙をチラリと見て、そしてそれを小さく畳んでしまった。
白いパンツスーツ姿のフリスクは、もともと細身で小柄だというのに、大勢の人間達に囲まれ、広い壇上でますますちっぽけに見える。
深呼吸をして唇を引き結び、聴衆の中の一点をまっすぐに見つめ、
そして明確に、誰かに向けて微笑んだ。
「…まず、少し砕けた言葉を使うことをお許しください。ご覧のとおりわたしは子供…ガキンチョで、これからお話することはわたしの友人たちについてのことです。
いま、世界中の人間の皆さんはとても戸惑っているのではないかと思います。
姿形が違い、文化も違う。突然押し寄せた隣人を愛せよと言われても困る。そうだと思います。
1470白いパンツスーツ姿のフリスクは、もともと細身で小柄だというのに、大勢の人間達に囲まれ、広い壇上でますますちっぽけに見える。
深呼吸をして唇を引き結び、聴衆の中の一点をまっすぐに見つめ、
そして明確に、誰かに向けて微笑んだ。
「…まず、少し砕けた言葉を使うことをお許しください。ご覧のとおりわたしは子供…ガキンチョで、これからお話することはわたしの友人たちについてのことです。
いま、世界中の人間の皆さんはとても戸惑っているのではないかと思います。
姿形が違い、文化も違う。突然押し寄せた隣人を愛せよと言われても困る。そうだと思います。
むくげ
SPUR MEまたお尻を引っ叩いて貰えませんか…フリの成人お祝い続き。サンフリになる予定ながら、ここからどうやってフリを口説いたものか悩ましい。
「よう、もうホームシックかい?」
突然真隣から聞こえた声に、フリスクはハッと振り向く。細長いグラスを片手に、もう一方の手ではベンチの手すりで頬杖をついて、まるで一時間前からここで寛いでいたかのような様相のサンズがそこにいた。
驚いた顔のフリスクを愉快そうに眺め、グラスの中で小さな気泡が上がる黄金色の飲み物をゆらゆらと揺らしている。
「違うよ」
涙を見られたことと、驚かされたこと、そのどちらもがフリスクには気恥ずかしい。急いで目の端に残る涙を手で払い、サンズが寄りかかる手すりとは逆の方の手すりに少し寄りかかるようにして、サンズから距離を取った。
実のところ、フリスクは今日…いやもう何ヶ月も前からサンズを少し避けていた。決して意地悪でということはない。むしろ、その逆の理由で。
1282突然真隣から聞こえた声に、フリスクはハッと振り向く。細長いグラスを片手に、もう一方の手ではベンチの手すりで頬杖をついて、まるで一時間前からここで寛いでいたかのような様相のサンズがそこにいた。
驚いた顔のフリスクを愉快そうに眺め、グラスの中で小さな気泡が上がる黄金色の飲み物をゆらゆらと揺らしている。
「違うよ」
涙を見られたことと、驚かされたこと、そのどちらもがフリスクには気恥ずかしい。急いで目の端に残る涙を手で払い、サンズが寄りかかる手すりとは逆の方の手すりに少し寄りかかるようにして、サンズから距離を取った。
実のところ、フリスクは今日…いやもう何ヶ月も前からサンズを少し避けていた。決して意地悪でということはない。むしろ、その逆の理由で。
むくげ
DONE素敵タグに乗りたくて書きました酔っ払いサンズとフリのSSです。サンフリ気味ですがフリは無自覚。おチビフリなので、大人フリでも書きたいところ…
「よお、ちびっ子。まだ起きてたか」
「サンズ…お酒くさい」
スケルトン兄弟宅にお泊まりに来ていたフリスクが眠る前に読む本を選ぶ頃、今日一日姿を見せなかったサンズがようやく帰ってきた。
「あっ、兄ちゃんやっと帰ってきた!今日はフリスクが遊びに来るって言ってたでしょ!」
「へっへ、だから、寝る前には帰って来たんだろ」
歯磨きしながら洗面所から顔を出したパピルスが責めるも、サンズは少しも悪びれない。
ソファにどっかりと座ると、ニヤニヤ頬杖をつきながらパジャマ姿で今夜の絵本を吟味していたフリスクを眺めた。
「お前パジャマもシマシマなんだな」
「このパジャマ何度も見てるじゃん…」
「そーだっけ?いちいち覚えてないな」
「もー、フリスクに絡むのやめなよねッ」
2052「サンズ…お酒くさい」
スケルトン兄弟宅にお泊まりに来ていたフリスクが眠る前に読む本を選ぶ頃、今日一日姿を見せなかったサンズがようやく帰ってきた。
「あっ、兄ちゃんやっと帰ってきた!今日はフリスクが遊びに来るって言ってたでしょ!」
「へっへ、だから、寝る前には帰って来たんだろ」
歯磨きしながら洗面所から顔を出したパピルスが責めるも、サンズは少しも悪びれない。
ソファにどっかりと座ると、ニヤニヤ頬杖をつきながらパジャマ姿で今夜の絵本を吟味していたフリスクを眺めた。
「お前パジャマもシマシマなんだな」
「このパジャマ何度も見てるじゃん…」
「そーだっけ?いちいち覚えてないな」
「もー、フリスクに絡むのやめなよねッ」
むくげ
MAIKINGTwitterアンケートで2位だった「フリの成人お祝い」の冒頭になりそうな雰囲気。何故2位から書き出してしまったのか。そしてまだサンフリじゃありません。自分ルールで「食べ物を登場させる」ことにしてます。フリの成人お祝い温い夏の夜風が吹き抜ける。すっかり陽の落ちた庭先は暗く、フリスクは足元に気をつけながらベンチに腰掛けた。白いペンキの塗られたそれは、この家に引っ越してきたばかりの時にアズゴアと一緒に作った物だ。
地上での新しい暮らしのために借りた古い家はこじんまりした二階建て。悪い魔女が住んでいそうな汚れた壁と荒れ放題の庭。外装も内装も全て好きにして良いとオーナーからの許しを得て、トリエルと二人で毎日張り切って素人が出来る範囲のリフォームをした。
剥げたペンキを塗り直し、壁紙を変え、カーテンを選んだ。庭の草を刈り、季節ごとの花を植えた。ちょっとした茂みのようになっている低木の白い花は夏に咲くフリスクのお気に入りだ。星のような形で、甘い香りを漂わせる。暗い中で見ると花が月の明かりを受けて薄ぼんやりと光って見える。すぐそばに星があるようだった。
1056地上での新しい暮らしのために借りた古い家はこじんまりした二階建て。悪い魔女が住んでいそうな汚れた壁と荒れ放題の庭。外装も内装も全て好きにして良いとオーナーからの許しを得て、トリエルと二人で毎日張り切って素人が出来る範囲のリフォームをした。
剥げたペンキを塗り直し、壁紙を変え、カーテンを選んだ。庭の草を刈り、季節ごとの花を植えた。ちょっとした茂みのようになっている低木の白い花は夏に咲くフリスクのお気に入りだ。星のような形で、甘い香りを漂わせる。暗い中で見ると花が月の明かりを受けて薄ぼんやりと光って見える。すぐそばに星があるようだった。
むくげ
SPUR MEpixivで書いてるシリーズものの、エンディング後世界線。ネップリで出した「まちがいさがし」の続きにして、R-18部分の前半になります。モチベのために投稿。パスワード:18歳以上ですか?yes/no 3420
むくげ
MAIKING見事な書きかけサンフリ。書きたいシーンだけ先に書くから溜まるのです。
被観測者は拒絶するシリーズのどこかに入る話 あとからあとから零れる涙は透明で、それがするすると頬を滑っていく様子を見てサンズはなぜだか「もったいない」と感じた。
何かを考える前に指が涙を掬い、それでも流れ落ちそうになる雫を口づけて舐めとる。
フリスクが驚いたように息をのむ音が聞こえた。
「なっ…んで、なめるの」
珍しく開いた目が戸惑いと涙に揺れている。
何でと聞かれてもな。
「アンタが泣き止まないのが悪いんだろ」
両手でフリスクの頬を挟み、ミトンの手袋で拭いてやる。瞬きの拍子にポロリと落ちた雫がフリスクの唇の右端に滑り、サンズはそこにも丁寧に口づけた。塩辛い味がした。
「お、止まったな?」
「へへ」といつものように笑えば、フリスクは大人しく縮こまったまま顔を赤くしている。
419何かを考える前に指が涙を掬い、それでも流れ落ちそうになる雫を口づけて舐めとる。
フリスクが驚いたように息をのむ音が聞こえた。
「なっ…んで、なめるの」
珍しく開いた目が戸惑いと涙に揺れている。
何でと聞かれてもな。
「アンタが泣き止まないのが悪いんだろ」
両手でフリスクの頬を挟み、ミトンの手袋で拭いてやる。瞬きの拍子にポロリと落ちた雫がフリスクの唇の右端に滑り、サンズはそこにも丁寧に口づけた。塩辛い味がした。
「お、止まったな?」
「へへ」といつものように笑えば、フリスクは大人しく縮こまったまま顔を赤くしている。