deji_akuron
DOODLE落書きちょぎにゃん髪の毛かきあげちょを描きたかった。
(またかきあげてる・・・邪魔なのか?)
とおもって、後日ヘアバンドプレゼントするけど、同衾の時しか髪の毛かきあげませんよ?なちょ。
それに気がついて、顔真っ赤にするにゃ。
ヘアバンドしたままヤったら、にゃんが笑ってしまう事件も発生し、ヘアバンドはタンスの中へw
deji_akuron
DOODLEあんまり、表現されてないけど女体化。ちょぎにゃん♀(設定は百合の〜シリーズの女体化)
裸なエプロン
ノリノリってわけじゃないけど、してほしいならしてあげようか?なにゃんの攻撃に平伏すしかないちょぎ
(別に裸エプロンがいいんじゃなくて、ちょぎのモノというのを南泉が言葉にするのがクる。でもにゃんのスタイルの良さに絶対裸エプロンされたら理性なんて飛んてくという葛藤もあった) 8
deji_akuron
DOODLEちょぎにゃん桜に埋もれる薔薇のその後な小話
[R-18] 桜に埋もれる薔薇
#pixiv
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=20590863 10
京紫(けいし)
DONEちょにゃ恋3の展示作品①他所の審神者に呪をかけられた特付きすぐの初にゃんと、接触禁止令の出たカンストちょぎの話。書き始めから時間が経っているのがよくわかる春設定。
以下諸注意!
・シリアス風ほのぼのでハピエン
・ネームレス性別不明主が喋る
・まんばもよく喋る
・他の刀剣も少し出てくる
・にゃんが他の刀剣等に対し暴言を吐くシーンがある
・設定ゆるゆるの呪が出てくる など何でも大丈夫な方向けです。
【展示①】嫌よ嫌よという呪い他所の審神者に呪をかけられた特付きすぐの初にゃんと接触禁止令の出たカンストちょぎの話。書き始めから時間が経っているのがよくわかる春設定。
注意・ネームレス性別不明主が喋る
・まんばもよく喋る
・他の刀剣も少し出てくる
「嫌よ嫌よという呪い」
資材を蔵に閉まったあと、湯浴みに行くもの、腹が減ったと厨を覗きに行くもの、道中に買い求めた土産を仲の良い刀に渡しに行くものと、先に部隊長が主への報告に行ったこともあり特に解散の合図もなくそれぞれが散っていく中、長義も自室へと足を進める。
長義の暮らす本丸では特に希望がなければ、刀剣たちには個室が与えられる。そう広さはないが個人的な空間を望むものには有り難がられているし、兄弟刀や見知ったものとの同室も望めば少し広めの部屋を与えられるので、刀剣たちからも文句は上がらないし主も部屋割りに悩まなくて済むからと零していたのを聞いている。
14626注意・ネームレス性別不明主が喋る
・まんばもよく喋る
・他の刀剣も少し出てくる
「嫌よ嫌よという呪い」
資材を蔵に閉まったあと、湯浴みに行くもの、腹が減ったと厨を覗きに行くもの、道中に買い求めた土産を仲の良い刀に渡しに行くものと、先に部隊長が主への報告に行ったこともあり特に解散の合図もなくそれぞれが散っていく中、長義も自室へと足を進める。
長義の暮らす本丸では特に希望がなければ、刀剣たちには個室が与えられる。そう広さはないが個人的な空間を望むものには有り難がられているし、兄弟刀や見知ったものとの同室も望めば少し広めの部屋を与えられるので、刀剣たちからも文句は上がらないし主も部屋割りに悩まなくて済むからと零していたのを聞いている。
京紫(けいし)
DONEちょにゃ恋2展示作品④呪いが強く出た日のにゃんと追いかけっこするちょぎの話。他の刀が数振り出て話します。にゃんはほとんど出てこない。
用意周到、万全を期せ「用意周到、万全を期せ」
長義の所属する本丸では基本的に朝餉と夕餉は全振りが一堂に介してとることになっている。もちろん出陣に時間がかかったり長期遠征中の刀は除外されるし、非番で外で食べるのならば前もって連絡さえしておけば特にお咎めもない。
逆に言うとそういった用事がないものはその時刻に大広間に来なければ食事にはありつけないと思わなければならない。例えば前日に酒宴が捗り、朝起きられないものは呻きながら身内に自分の分の食事を退けておいてもらうよう泣きつけば食事にはありつけるが、まあ二日酔いのものがそこまでして食事をとろうとするかと言うと話は別である。
そういった前提がある上で、今朝は出陣中の部隊も遠征中の部隊もなく、この本丸に所属する全振りが揃う日で圧巻と言わんばかりの大広間に一つの空席があった。特に決まった席はなく各々が好き勝手座っていく中で、ちょうど長義の隣が空いているのは恐らく偶然ではないのだろう。
6515長義の所属する本丸では基本的に朝餉と夕餉は全振りが一堂に介してとることになっている。もちろん出陣に時間がかかったり長期遠征中の刀は除外されるし、非番で外で食べるのならば前もって連絡さえしておけば特にお咎めもない。
逆に言うとそういった用事がないものはその時刻に大広間に来なければ食事にはありつけないと思わなければならない。例えば前日に酒宴が捗り、朝起きられないものは呻きながら身内に自分の分の食事を退けておいてもらうよう泣きつけば食事にはありつけるが、まあ二日酔いのものがそこまでして食事をとろうとするかと言うと話は別である。
そういった前提がある上で、今朝は出陣中の部隊も遠征中の部隊もなく、この本丸に所属する全振りが揃う日で圧巻と言わんばかりの大広間に一つの空席があった。特に決まった席はなく各々が好き勝手座っていく中で、ちょうど長義の隣が空いているのは恐らく偶然ではないのだろう。
京紫(けいし)
DONEちょにゃ恋2展示作品②付き合っている二振りが夜中に夜食を食べる話。
厨の使い方、二振りの料理スキルなどは弊本丸の話なので捏造たくさんとなっています。名前だけならいろんな刀剣が出てきます。
夜更けのチャーハン「夜更けのチャーハン」
南泉たち部隊の体感的には数か月、本丸の時間の流れとしては数日の遠征任務を終え、久しぶりに帰還した本丸での生活――主への報告の後湯浴みをし、持ちだしていた荷物や武具の手入れをし、短刀たちとともにおやつを食べ、日向ぼっこと昼寝を満喫するという最高の時間――に戻った南泉だったが、今は部屋の主の戻っていない暗い部屋の前でどうしたもんかと頭を悩ませていた。
久しぶりの本丸の夕餉は一家の長に勧められたのもあり酒がよく進んだが、それでも足取りがしっかりしている間に許しを得て離席し、昼間に入ったなと思いつつも寝る前に入らないわけにもいかず湯浴みを済ませてきたのだ。
そう遅い時間ではないものの、執務室に籠りきりで戻ってきてからろくに顔を合わせていない恋刀が流石に戻ってきているだろうと思っていたのに、その姿は部屋にはなかった。
6961南泉たち部隊の体感的には数か月、本丸の時間の流れとしては数日の遠征任務を終え、久しぶりに帰還した本丸での生活――主への報告の後湯浴みをし、持ちだしていた荷物や武具の手入れをし、短刀たちとともにおやつを食べ、日向ぼっこと昼寝を満喫するという最高の時間――に戻った南泉だったが、今は部屋の主の戻っていない暗い部屋の前でどうしたもんかと頭を悩ませていた。
久しぶりの本丸の夕餉は一家の長に勧められたのもあり酒がよく進んだが、それでも足取りがしっかりしている間に許しを得て離席し、昼間に入ったなと思いつつも寝る前に入らないわけにもいかず湯浴みを済ませてきたのだ。
そう遅い時間ではないものの、執務室に籠りきりで戻ってきてからろくに顔を合わせていない恋刀が流石に戻ってきているだろうと思っていたのに、その姿は部屋にはなかった。
京紫(けいし)
DONEちょにゃ恋2展示作品①ちょぎに想いを告げられて、二振りでの遠征任務中に恋や愛について考えるにゃん。
弊本丸の設定多数。
終古朽ちるその時まで「終古朽ちるその時まで」
〝山姥切長義を隊長とし、二振りでの遠征任務に命じる〟
近侍づてに呼び出された執務室でそう聞かされた南泉の心の中を、見せられるものならば見せて回りたいほどには動揺をしていた。何故いまなのか。長義からの差し金や陰謀も考えられるけれど、目の前に座る南泉の今の主はそういった刀の我が儘を聞き入れることはほとんどなかったし、もしあったとしても全て南泉に話したうえで「山姥切はご希望らしいけど南泉はどうする?」と聞いてくれるであろう。
だからこれは本当にたまたま偶然、何も知らない主の起こした奇跡なのだろうけれど、正直なところ南泉の感想は勘弁してくれ、であった。
出来るだけ早い出発をと、先に長義には話を通したことを告げた主は南泉の否の返事を聞くこともなく、さあさあ急いでと固まる南泉を執務室から追い出した。まあ残ったところで任務を拒否出来るわけもなく、身支度も心の準備もろくに出来ないまま時間だけが過ぎ慌てて門に向かう羽目になったはずなので、その強引さに今は助かったのかもしれないけれど。
6590〝山姥切長義を隊長とし、二振りでの遠征任務に命じる〟
近侍づてに呼び出された執務室でそう聞かされた南泉の心の中を、見せられるものならば見せて回りたいほどには動揺をしていた。何故いまなのか。長義からの差し金や陰謀も考えられるけれど、目の前に座る南泉の今の主はそういった刀の我が儘を聞き入れることはほとんどなかったし、もしあったとしても全て南泉に話したうえで「山姥切はご希望らしいけど南泉はどうする?」と聞いてくれるであろう。
だからこれは本当にたまたま偶然、何も知らない主の起こした奇跡なのだろうけれど、正直なところ南泉の感想は勘弁してくれ、であった。
出来るだけ早い出発をと、先に長義には話を通したことを告げた主は南泉の否の返事を聞くこともなく、さあさあ急いでと固まる南泉を執務室から追い出した。まあ残ったところで任務を拒否出来るわけもなく、身支度も心の準備もろくに出来ないまま時間だけが過ぎ慌てて門に向かう羽目になったはずなので、その強引さに今は助かったのかもしれないけれど。
京紫(けいし)
DONETwitterで参加した第39回毎月ちょぎにゃん祭りの再掲です。お題「スイカ」
夏バテにゃんとなんとしても食べさせたいちょぎ。
おつかいという名のデートの話。でもなぜかメインはスイカじゃなくて桃。少し誤字や言い回しなど訂正しています。
第39回毎月ちょぎにゃん祭り お題「スイカ」「朝は食べてた?」
「冷や汁を少しだけ」
「昨晩も唐揚げだと喜んでいたわりには食べてなかったんじゃないかい」
「一つ食べて悔しそうにしながら後藤にあげていたよ」
「僕たちは食べなくてもそこまで生活や出陣に支障をきたすわけじゃないけど、南泉くんはやつれていってる気がするし心配だよね」
朝餉の片付けも終わり、早朝からの慌ただしさがようやく落ち着いた厨。あと一刻もすれば昼餉の準備にまた騒がしくなるのだが、その前の僅かな休息の時間帯に顔を出した長義はお目当てであった祖――燭台切光忠と、歌仙兼定を捕まえ、愚痴という名の相談をしていた。
昨年の小雪の頃に顕現した猫が、初めての夏の訪れにすでにぐったりと――主曰く夏バテというらしい――していて、ほとんど食事をとらなくなってしまったのだ。本丸内はそれなりに過ごしやすい温度に保たれているが、それが余計に外気温との温度差で体調を崩しやすく。かといって冷房もつけずに本丸内で過ごせるはずもなく、南泉は出来るだけ冷房を抑えた部屋で静かに眠ることが増えた。
4699「冷や汁を少しだけ」
「昨晩も唐揚げだと喜んでいたわりには食べてなかったんじゃないかい」
「一つ食べて悔しそうにしながら後藤にあげていたよ」
「僕たちは食べなくてもそこまで生活や出陣に支障をきたすわけじゃないけど、南泉くんはやつれていってる気がするし心配だよね」
朝餉の片付けも終わり、早朝からの慌ただしさがようやく落ち着いた厨。あと一刻もすれば昼餉の準備にまた騒がしくなるのだが、その前の僅かな休息の時間帯に顔を出した長義はお目当てであった祖――燭台切光忠と、歌仙兼定を捕まえ、愚痴という名の相談をしていた。
昨年の小雪の頃に顕現した猫が、初めての夏の訪れにすでにぐったりと――主曰く夏バテというらしい――していて、ほとんど食事をとらなくなってしまったのだ。本丸内はそれなりに過ごしやすい温度に保たれているが、それが余計に外気温との温度差で体調を崩しやすく。かといって冷房もつけずに本丸内で過ごせるはずもなく、南泉は出来るだけ冷房を抑えた部屋で静かに眠ることが増えた。
京紫(けいし)
DONETwitterで参加しました第38回毎月ちょぎにゃん祭りの再掲です。お題「傘」
学パロ、同い年、デキてる二人の爽やかなアオハルの話しが書きたかった(願望)
第38回毎月ちょぎにゃん祭り お題「傘」 「うげっ……」
指導室に呼ばれていた南泉は長い長い説教から解放されて廊下に出た途端、正面の窓越しに見える外の景色に思わず声を上げた。正直な話、室内から出た瞬間見るまでもなく確信していたのだが。曇ったガラス越しに見える外は、耳に届く音に正しく土砂降りであった。屋根や壁に打ち付ける雨粒の音に搔き消されたかと思った南泉の呟きを拾ったのは、背後から出てきた担任教諭で呑気に「早く帰らんと電車止まるぞ~」などと言っている。
「電車じゃなくてバスだけど傘持ってねえにゃ……。せんせーが長々とお説教するから」
「授業中に寝るもんが悪いんだ馬鹿タレ。どこの部も休みになってるみたいだから早く行かんと傘に入れてくれるやつがいなくなるぞ」
3627指導室に呼ばれていた南泉は長い長い説教から解放されて廊下に出た途端、正面の窓越しに見える外の景色に思わず声を上げた。正直な話、室内から出た瞬間見るまでもなく確信していたのだが。曇ったガラス越しに見える外は、耳に届く音に正しく土砂降りであった。屋根や壁に打ち付ける雨粒の音に搔き消されたかと思った南泉の呟きを拾ったのは、背後から出てきた担任教諭で呑気に「早く帰らんと電車止まるぞ~」などと言っている。
「電車じゃなくてバスだけど傘持ってねえにゃ……。せんせーが長々とお説教するから」
「授業中に寝るもんが悪いんだ馬鹿タレ。どこの部も休みになってるみたいだから早く行かんと傘に入れてくれるやつがいなくなるぞ」
京紫(けいし)
DONETwitterで参加している第37回毎月ちょぎにゃん祭りの再掲です。お題「じゃがいも」
じゃがいものおかずをたくさん並べた話
第37回毎月ちょぎにゃん祭り お題「じゃがいも」雲一つない、眩いほどの碧空の下、麦わら帽子に内番着の上着を脱いだ肌露出の多い格好でしゃがみ込んで畑仕事に勤しむ恋刀の姿を見つけ、出来る限り気配を隠し足音を潜めその背後へと近付いた。
本日は午前の出陣任務を終え、午後は事務仕事の手伝いをしているため装具を外しただけの戦装束の長義にとって、この陽射しは些か辛いものがあるが本来の用事はもう済ませてあるし、土遊びをしている可愛い猫を揶揄ったら本丸に戻る予定なので中に入ったら汗を拭おうと決めて、こめかみを伝う雫に知らない振りを決め込んだ。
よほど集中しているのか、他の内番メンバーだと思い気にしていないのか、一向に振り向かない南泉はどうやら相当機嫌がいいらしく、距離を詰めると鼻歌を歌っていることに気が付く。
2682本日は午前の出陣任務を終え、午後は事務仕事の手伝いをしているため装具を外しただけの戦装束の長義にとって、この陽射しは些か辛いものがあるが本来の用事はもう済ませてあるし、土遊びをしている可愛い猫を揶揄ったら本丸に戻る予定なので中に入ったら汗を拭おうと決めて、こめかみを伝う雫に知らない振りを決め込んだ。
よほど集中しているのか、他の内番メンバーだと思い気にしていないのか、一向に振り向かない南泉はどうやら相当機嫌がいいらしく、距離を詰めると鼻歌を歌っていることに気が付く。
京紫(けいし)
DONETwitterで参加した第36回毎月ちょぎにゃん祭りの再掲です。お題「お花見」
場所取りの重石になる(?)にゃんの話
第36回毎月ちょぎにゃん祭り お題「お花見」南泉の所属する本丸には本丸の屋敷と畑の間にある拓けた場所があり、所謂憩いの場のような扱いになっている。時にはバーベキューコンロを大量に並べてバーベキューを楽しんでみたり、時には竹を割って作られた巨大装置を使って流しそうめん大会をしたり、時には平安刀が舞をする舞台が設置されたり、時には大量の洗濯物干し台が並べられて全刀剣の布団が干されてみたり。
そんな何でもありの場所に、巨大な敷物を広げその中央に寝転がり頭上にある立派な桜の木から舞い落ちる花弁を人の身で受け止めるのが、今の南泉の仕事だった。時折吹く風に煽られた敷物が舞い上がるのが難点ではあるが、また拭いた風によって戻されるのでバサバサという音にさえ目をつぶれば心地良い陽の光を浴びる絶好のお昼寝場所であった。
3300そんな何でもありの場所に、巨大な敷物を広げその中央に寝転がり頭上にある立派な桜の木から舞い落ちる花弁を人の身で受け止めるのが、今の南泉の仕事だった。時折吹く風に煽られた敷物が舞い上がるのが難点ではあるが、また拭いた風によって戻されるのでバサバサという音にさえ目をつぶれば心地良い陽の光を浴びる絶好のお昼寝場所であった。
京紫(けいし)
DONETwitterで開催されている毎月ちょぎにゃん祭りの再掲です。お題「菜の花」
万事屋へのつかいの帰りに初めて訪れて見たもの。
第35回毎月ちょぎにゃん祭り お題「菜の花」ああ、でも、おお、でもない声が重なったのはほんの一瞬のことで、そのあとどちらともなく口を噤み、ふたりの間に静寂が流れた。
それぞれの視線はお互いになく、横に並び立った形で同じ方向を向いている。それは一面黄色の花のじゅうたんであった。時折吹く風に左右に揺られる背の高いその花は南泉の本丸で咲くものと同じだが、規模が違う。本丸でも壮大な敷地一面に咲くことがあるが、これはその倍近くあるのではないだろうか。視界一杯に広がる黄色はただただ圧巻と言うしかなかった。
今日は朝餉の当番を受け賜った以外非番であった南泉は、夕餉の当番までは非番である長義が時間を無駄に過ごすのが嫌だと、主からかっ攫って来たおつかいに付き合わされ、昼餉も食べることなく万事屋街へと足を運んでいた。
2585それぞれの視線はお互いになく、横に並び立った形で同じ方向を向いている。それは一面黄色の花のじゅうたんであった。時折吹く風に左右に揺られる背の高いその花は南泉の本丸で咲くものと同じだが、規模が違う。本丸でも壮大な敷地一面に咲くことがあるが、これはその倍近くあるのではないだろうか。視界一杯に広がる黄色はただただ圧巻と言うしかなかった。
今日は朝餉の当番を受け賜った以外非番であった南泉は、夕餉の当番までは非番である長義が時間を無駄に過ごすのが嫌だと、主からかっ攫って来たおつかいに付き合わされ、昼餉も食べることなく万事屋街へと足を運んでいた。
deji_akuron
DOODLE第40回毎月ちょぎにゃん祭り【お題】
浴衣
浴衣のうなじっていいよね!
(軽装は汚せないけど、実費の浴衣は好き放題できるので、遠慮なく汚れます設定)
南泉は長義に甘いので、長義が甘えればだいたいは許してしまう。
長義もわかってて、甘えるから南泉はちょっとどうしようか悩んでる 6
deji_akuron
DOODLE「おはよう、南泉」「〜、ぅ・・・」
(“猫殺し”じゃない。気が済むまで離す気はねぇやつだ)
長義さんの思うがままに、南泉を好き放題してヘロヘロのトロトロになるまでヤッた後に行われる至福の時までの用意。
無論、その過程もすべて幸せな時間でもある。
【南泉一文字を心ゆくまで、愛でて、愛でて愛す時間は至福の時】
(南泉のすべての世話を愛でながら出来るのは至高で ある) 8
deji_akuron
DOODLE最近ピクシブでアップしてる、ダブル山姥切×にゃんのおんぶで帰還したときのイメージ絵二作目
https://www.pixiv.net/novel/series/10620369
fuuka_xxxx
TRAININGエッチなちょぎにゃん書きたい!でもちょっとギャグも書きたい…
ということで、ちょっとエッチなちょぎにゃん(おまけの偽物くん🍜)書きました
ちょっとエッチなちょぎにゃん🍜「にゃあ……、山姥切ぃ、いいかにゃ?」
夕餉も終わり、風呂も済ませ就寝まで読書でもするか……と山姥切長義は昼間干しておいたふかふかの座布団に座りページを読み進めていた。一連の殺人事件の犯人を名指しし、今から犯行動機やトリックについて説明しようと読者も主人公もテンションは上り調子なその時、コンコンと控えめに障子を叩く音が耳についた。
「にゃあ……、入るぜ」
こちらの返事を聞かず、控えめなノック音とは異なりスパンッ! と引戸を開いて部屋の主人の許可なく入ってきたのは南泉一文字だった。
「こちらの許可なしに部屋に入ってくるなんてお行儀が悪い猫ちゃんだ」
「お前だってこっちの返事待たずにいつも部屋入ってくるだろ、おあいこだにゃ」
2978夕餉も終わり、風呂も済ませ就寝まで読書でもするか……と山姥切長義は昼間干しておいたふかふかの座布団に座りページを読み進めていた。一連の殺人事件の犯人を名指しし、今から犯行動機やトリックについて説明しようと読者も主人公もテンションは上り調子なその時、コンコンと控えめに障子を叩く音が耳についた。
「にゃあ……、入るぜ」
こちらの返事を聞かず、控えめなノック音とは異なりスパンッ! と引戸を開いて部屋の主人の許可なく入ってきたのは南泉一文字だった。
「こちらの許可なしに部屋に入ってくるなんてお行儀が悪い猫ちゃんだ」
「お前だってこっちの返事待たずにいつも部屋入ってくるだろ、おあいこだにゃ」
fuuka_xxxx
MOURNING私は三度の飯より好き女体化が好きなんですが、ちょぎにゃんではまだ書いてないじゃん??と思い書き始めたんですが、段々これ着地点どこなん????となり没決定になったのですが、もったいないので書いてる所までここで供養しようと思います🙏あと1000文字くらい続き書いたら終わる気がするので、気が向いたら書いてみようと思います
にょた南泉くんのちょにゃ(書きかけ) 泣く子も黙る刀剣男士とはオレのこと──
顕現時にそう意気揚々と口上を述べたその刀剣男士は自分自身の違和感に気付いた途端、猫のような可愛らしい語尾で叫びだしたのでした。
柔らかな猫の毛並みを思わせる豊かな金髪、くりっとした丸い瞳の上には影が出来るほどの長いまつ毛、日焼けを知らない白い肌、ぷっくりとした愛らしい唇、グラマーを絵に描いたようなバランスの取れた肢体……。演練場で見かける男士の同位体と同じ戦装束を着込んでいる目の前の刀剣男士、もとい刀剣女士はわなわなと震えている。
「小さい上に体が……体が……女だにゃあ!!!!」
政府の見解によると日本刀の付喪神である刀剣男士は若い男性の体を模して顕現するものらしい。それはかつて刀を振るっていた主たちが男性で、合戦場はそんな彼らが命懸けで鎬を削る場所だからだ。脇差以上の個体は成人男子の如く若く健康的な肉体を得て実体化している。短刀は主に子どもや女性の護身用としての歴史があるからなのか、幼く可愛らしい見た目で顕現するものが多い。
2988顕現時にそう意気揚々と口上を述べたその刀剣男士は自分自身の違和感に気付いた途端、猫のような可愛らしい語尾で叫びだしたのでした。
柔らかな猫の毛並みを思わせる豊かな金髪、くりっとした丸い瞳の上には影が出来るほどの長いまつ毛、日焼けを知らない白い肌、ぷっくりとした愛らしい唇、グラマーを絵に描いたようなバランスの取れた肢体……。演練場で見かける男士の同位体と同じ戦装束を着込んでいる目の前の刀剣男士、もとい刀剣女士はわなわなと震えている。
「小さい上に体が……体が……女だにゃあ!!!!」
政府の見解によると日本刀の付喪神である刀剣男士は若い男性の体を模して顕現するものらしい。それはかつて刀を振るっていた主たちが男性で、合戦場はそんな彼らが命懸けで鎬を削る場所だからだ。脇差以上の個体は成人男子の如く若く健康的な肉体を得て実体化している。短刀は主に子どもや女性の護身用としての歴史があるからなのか、幼く可愛らしい見た目で顕現するものが多い。
fuuka_xxxx
TRAININGはぁ〜、エッチなちょぎにゃん書くぞ!と思ってるのになかなか筆がならなくて、それなら現パロちょぎにゃんで気分転換するか!という理由から書いた、頭のネジが数本外れてるおバカさんな長義くんが出てくるちょぎにゃんです。格好いい長義くんはいません、本当ごめん…
作家長義くん×俳優南泉くんの現パロ 抜けるような青空、透き通る青い海、そして白い砂浜を駆け抜ける一人の青年。
『すっきり爽やか、夏の水分補給に』
なんの捻りもないキャッチコピーもその青年のナレーションにかかれば極上のものに思えてくる。
「はぁ、にゃんくんかわいい……。一ケースをイ◯ンで購入すれば特製クリアファイルが付くのか。今から買いに行くぞ、偽物くん!!」
リビングのテーブルに置いたノートパソコンから顔を上げて、テレビから流れるコマーシャルにこの部屋の主は反応した。山姥切長義、大学受験時にストレス発散の一環として書いた小説が出版社の目に留まり、瞬く間に人気作家になった時代の寵児である。
また始まったとばかりに目深に被ったフードを触り、偽物くんと呼ばれた男──山姥切国広、長義と同い年の従兄弟である──はジャージのポケットに捩じ込んでいたスマホを手に取り淡々と返事をした。
5619『すっきり爽やか、夏の水分補給に』
なんの捻りもないキャッチコピーもその青年のナレーションにかかれば極上のものに思えてくる。
「はぁ、にゃんくんかわいい……。一ケースをイ◯ンで購入すれば特製クリアファイルが付くのか。今から買いに行くぞ、偽物くん!!」
リビングのテーブルに置いたノートパソコンから顔を上げて、テレビから流れるコマーシャルにこの部屋の主は反応した。山姥切長義、大学受験時にストレス発散の一環として書いた小説が出版社の目に留まり、瞬く間に人気作家になった時代の寵児である。
また始まったとばかりに目深に被ったフードを触り、偽物くんと呼ばれた男──山姥切国広、長義と同い年の従兄弟である──はジャージのポケットに捩じ込んでいたスマホを手に取り淡々と返事をした。
京紫(けいし)
DONE2023.02第34回毎月ちょぎにゃん祭り(再掲)お題「かまくら」
お酒飲んでるだけのお話
※Twitterより再掲です
【ちょぎにゃん】かまくら第34回毎月ちょぎにゃん祭り
お題「かまくら」
本丸の裏手から畑へと続く通路の横手。それなりに開かれたそこは時折物干し竿を組んで一斉に布団が干されたり、竹で作った台で素麺流しが行われたり、バーベキューコンロを何台も置いて焼肉大会が開かれたりする、憩いの場と言えば聞こえがいいが使い勝手の良い広場。
そこは今一面の銀世界が広がっており、そして大小さまざまな雪山が多数造られている。その中の一つの前で、長義は手持無沙汰で佇んでいた。小さなものだと長義の膝にも達しないもので、空洞になった中にはロウソクが立てられていてさながら行燈のように、揺らめく橙色が雪の白を照らして幾分か幻想的に見える。この辺りは本丸からの灯りがそこまで届かないから電灯変わりなのだろう。大きな雪山の間を縫うようにしていくつも作られていた。
3597お題「かまくら」
本丸の裏手から畑へと続く通路の横手。それなりに開かれたそこは時折物干し竿を組んで一斉に布団が干されたり、竹で作った台で素麺流しが行われたり、バーベキューコンロを何台も置いて焼肉大会が開かれたりする、憩いの場と言えば聞こえがいいが使い勝手の良い広場。
そこは今一面の銀世界が広がっており、そして大小さまざまな雪山が多数造られている。その中の一つの前で、長義は手持無沙汰で佇んでいた。小さなものだと長義の膝にも達しないもので、空洞になった中にはロウソクが立てられていてさながら行燈のように、揺らめく橙色が雪の白を照らして幾分か幻想的に見える。この辺りは本丸からの灯りがそこまで届かないから電灯変わりなのだろう。大きな雪山の間を縫うようにしていくつも作られていた。
京紫(けいし)
DONE2023.01第33回毎月ちょぎにゃん祭り(再掲)お題「夕焼け」
夕日を背に内番するにゃんせんを書きたかっただけ。どこかで道を間違えた。疲労こんぺいとうなちょぎがいます。
※Twitterより再掲です
【ちょぎにゃん】夕焼け第33回毎月ちょぎにゃん祭り
お題「夕焼け」
「猫殺しくん」
本丸で使用する野菜のほとんどの生産を担っていると言っても過言ではないくらい、広大な土地で作られた畑の一角。井戸水を引いて野菜の泥落としであったり自分たちの汚れを落とすために作られた水場で、ひとり黙々と明日の朝餉に使われる予定の白菜を洗っていた南泉の手元に影が落ちた。
時刻は酉の刻に入って四半時過ぎたというくらいだろうか。年が変わり少し日が長くなったとはいえ、まだまだ明るい時間は短い。いまも赤い夕陽がほとんど山に隠れてしまっている。夜目の効く南泉は特に困りもしないが、直に図体のでかい刀たちが大人しく本丸に引っ込む真っ暗な夜がくるだろう。
これを洗い終えれば今日の畑当番も終わり。同じ当番についていた他の刀たちは先に洗い終えた野菜を本丸に運んでくれていて、それが終われば道具を片付けに戻ってくるだろう。だから南泉はそれまでに白菜を綺麗にしたうえで、冷たい井戸水で冷えて真っ赤になった手を何とかしなければいけなかったのだが、思いがけない来客によりそれが叶いそうにないことを悟り小さく息を吐いた。
3568お題「夕焼け」
「猫殺しくん」
本丸で使用する野菜のほとんどの生産を担っていると言っても過言ではないくらい、広大な土地で作られた畑の一角。井戸水を引いて野菜の泥落としであったり自分たちの汚れを落とすために作られた水場で、ひとり黙々と明日の朝餉に使われる予定の白菜を洗っていた南泉の手元に影が落ちた。
時刻は酉の刻に入って四半時過ぎたというくらいだろうか。年が変わり少し日が長くなったとはいえ、まだまだ明るい時間は短い。いまも赤い夕陽がほとんど山に隠れてしまっている。夜目の効く南泉は特に困りもしないが、直に図体のでかい刀たちが大人しく本丸に引っ込む真っ暗な夜がくるだろう。
これを洗い終えれば今日の畑当番も終わり。同じ当番についていた他の刀たちは先に洗い終えた野菜を本丸に運んでくれていて、それが終われば道具を片付けに戻ってくるだろう。だから南泉はそれまでに白菜を綺麗にしたうえで、冷たい井戸水で冷えて真っ赤になった手を何とかしなければいけなかったのだが、思いがけない来客によりそれが叶いそうにないことを悟り小さく息を吐いた。
京紫(けいし)
DONE2022.12第32回毎月ちょぎにゃん祭り(再掲)お題「年の瀬」
歳末大売出しと万事屋でぇとの話。
※Twitterより再掲です
【ちょぎにゃん】年の瀬第32回毎月ちょぎにゃん祭り
お題「年の瀬」
「さみい、にゃ」
口が震えてしっかりと発音できていない言葉を呪詛の様に吐けど、隣を歩く刀には露とも響かないらしく南泉の呟きは木枯らしに溶けていった。
師走に入り幾日が過ぎ、気が付けば世の中は年の瀬と呼ばれる時期に入っている。南泉が所属する本丸では先日始まった年末年始恒例である連隊戦でどこかばたついていて、それと並行に大掃除だの年越しの準備だのとどうにも慌ただしい。
南泉も今日は朝早くから打刀の交代枠として幾度も戦場に向かっていて、午後は夕餉の厨当番までに出陣の疲れを癒すためにゴロゴロする予定だったのだ。現に自室でゆっくりと過ごしていたところを、朝から年越しに向けて書類整理に駆り出されていた長義がふらりと訪れ、博多から預かったと言う甲州金の入った巾着を見せたのだった。
3079お題「年の瀬」
「さみい、にゃ」
口が震えてしっかりと発音できていない言葉を呪詛の様に吐けど、隣を歩く刀には露とも響かないらしく南泉の呟きは木枯らしに溶けていった。
師走に入り幾日が過ぎ、気が付けば世の中は年の瀬と呼ばれる時期に入っている。南泉が所属する本丸では先日始まった年末年始恒例である連隊戦でどこかばたついていて、それと並行に大掃除だの年越しの準備だのとどうにも慌ただしい。
南泉も今日は朝早くから打刀の交代枠として幾度も戦場に向かっていて、午後は夕餉の厨当番までに出陣の疲れを癒すためにゴロゴロする予定だったのだ。現に自室でゆっくりと過ごしていたところを、朝から年越しに向けて書類整理に駆り出されていた長義がふらりと訪れ、博多から預かったと言う甲州金の入った巾着を見せたのだった。
京紫(けいし)
DONE2022.11第31回毎月ちょぎにゃん祭り(再掲)お題「冬支度」です。
初めてのちょぎ視点、難産だったので暖かい目で見て頂けると嬉しいです…。
※Twitterより再掲です
【ちょぎにゃん】冬支度第31回毎月ちょぎにゃん祭り
お題「冬支度」
赤や黄に色付いた落葉樹の葉が絨毯の様に中庭を彩るのを横目に見ながら、刀剣たちの居住区である棟の廊下を足音を慣らさずに歩く。特にこれは意識しているわけでなく自然とそうなっているし、他の刀たちも静かに歩くのでもう性としかいいようがないだろう。主である審神者にはこのまま近付くとひどく驚かれてしまうので、わざと足音を立てようと意識して歩くこともあるくらいだ。
けれども気配は特に消していないので刀ならば誰かではなく誰が近付いているかも分かるだろうと思いながら、長義は目的の部屋の前で立ち止まると閉じられた入り口の障子戸の木枠を軽く三度叩いた。
中からはああだの、ううだのとはっきりとしない音だけが聞こえてきたが、否と言わないのなら構わないだろうと特に名乗りもせず戸を横に引けば、少し立て付けの悪い軋んだ音を立てながらも特にがたつくことはなく開いた。
2781お題「冬支度」
赤や黄に色付いた落葉樹の葉が絨毯の様に中庭を彩るのを横目に見ながら、刀剣たちの居住区である棟の廊下を足音を慣らさずに歩く。特にこれは意識しているわけでなく自然とそうなっているし、他の刀たちも静かに歩くのでもう性としかいいようがないだろう。主である審神者にはこのまま近付くとひどく驚かれてしまうので、わざと足音を立てようと意識して歩くこともあるくらいだ。
けれども気配は特に消していないので刀ならば誰かではなく誰が近付いているかも分かるだろうと思いながら、長義は目的の部屋の前で立ち止まると閉じられた入り口の障子戸の木枠を軽く三度叩いた。
中からはああだの、ううだのとはっきりとしない音だけが聞こえてきたが、否と言わないのなら構わないだろうと特に名乗りもせず戸を横に引けば、少し立て付けの悪い軋んだ音を立てながらも特にがたつくことはなく開いた。
京紫(けいし)
DONE2022.10第30回毎月ちょぎにゃん祭り(再掲)お題「ハロウィン」
弊本丸はちょぎのが先にきたのでこういう光景もあるのかなあと。少女漫画させたいのに全然ならない...もう少し甘い雰囲気になってくれい。
※Twitterより再掲です
【ちょぎにゃん】ハロウィン第30回毎月ちょぎにゃん祭り
お題「ハロウィン」
この本丸に属ずる刀剣たちが全振り集まって食事を摂れるほどの大きさの大広間の横を通る長い廊下。沓脱石が置かれ中庭を突っ切るようにして近道を図る横着な刀剣たち数振りの玄関替わりのようなそこに腰を下ろし、足元の石に雑紙を広げると自身とは違う小刀を片手に緑のお化けと戦う。
これこそ南泉の仕事でなく、相応しい刀がいるんじゃないかと思うんだが。化け物斬りとか。審神者の命であり、主命第一の男の指示であるので逃げられそうにないと判断して大人しく拝命したものの正直気が乗らない。だからこそさっさと済ませてしまおうと黙々と手を動かしていれば後ろに誰かが立ったのが手元に落ちた影で分かった。
2863お題「ハロウィン」
この本丸に属ずる刀剣たちが全振り集まって食事を摂れるほどの大きさの大広間の横を通る長い廊下。沓脱石が置かれ中庭を突っ切るようにして近道を図る横着な刀剣たち数振りの玄関替わりのようなそこに腰を下ろし、足元の石に雑紙を広げると自身とは違う小刀を片手に緑のお化けと戦う。
これこそ南泉の仕事でなく、相応しい刀がいるんじゃないかと思うんだが。化け物斬りとか。審神者の命であり、主命第一の男の指示であるので逃げられそうにないと判断して大人しく拝命したものの正直気が乗らない。だからこそさっさと済ませてしまおうと黙々と手を動かしていれば後ろに誰かが立ったのが手元に落ちた影で分かった。
京紫(けいし)
DONE2022.09回の毎月ちょぎにゃん祭り参加します~。初めて書いたちょぎにゃん...にゃんが日向ぼっこしてるだけの話。弊本丸設定多々あり。
【ちょぎにゃん】ねこじゃらしよく晴れた昼下がり。内番もなく午前の内に遠征も終わらせた南泉は、本丸の西側。建物内でも居住区から少し外れた一角の廊下に腰を下ろしてぼんやりと外を眺めた。
現在も第一部隊が出陣に赴いているし、二から四部隊は再編成され遠征に出ている。それに加え夜戦に備え仮眠を取っているものもいるからか、辺りはどこか静かで暖かな陽気が身体を温めているのもあって思わず欠伸が出る。
自前の枕まで持参で人が来ないこの場所まで来たのだ眠気を我慢する必要もないと、ごろりと寝転がりふと目を閉じようとした南泉の視界の先で揺れる薄茶。
本丸が存在する空間はある意味隔離された特殊なものであるらしいが、その中でも主たる審神者が設定できる季節には種類が多数ありその時期にあった木々や花々が咲くという。南泉からすれば到底理解の出来ない魔訶不思議なからくりなのだろうが、それも万全ではないらしい。
4187現在も第一部隊が出陣に赴いているし、二から四部隊は再編成され遠征に出ている。それに加え夜戦に備え仮眠を取っているものもいるからか、辺りはどこか静かで暖かな陽気が身体を温めているのもあって思わず欠伸が出る。
自前の枕まで持参で人が来ないこの場所まで来たのだ眠気を我慢する必要もないと、ごろりと寝転がりふと目を閉じようとした南泉の視界の先で揺れる薄茶。
本丸が存在する空間はある意味隔離された特殊なものであるらしいが、その中でも主たる審神者が設定できる季節には種類が多数ありその時期にあった木々や花々が咲くという。南泉からすれば到底理解の出来ない魔訶不思議なからくりなのだろうが、それも万全ではないらしい。