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    #カイアサ

    oburuta14

    DONEフィガロ視点
    ログストのパジャマパーティする日の朝妄想
    カイアサ前提のアーサー愛され
    パジャマパーティに至るまで オズと他愛のない話をしていた。別に今話す必要もなかったけど、そこにオズがいたし、それに自分の寿命がわかっていたからこそ心残りが少しでもないように、オズの城にある古い酒を飲み干してしまおうと酒の話をしていた。ミチルもルチルも魔法舎にいなくて暇だったってのが一番だけど。
     丁度魔法舎の入り口での立ち話でまだ昼前だったから、オズの機嫌さえよければこのままオズの城に酒を取りにいこうかな。今誘えば断ることはないだろう、なんて考えていた時だった。
    「オズ様!!」
     アーサーの元気いっぱいな声が響いて、それからどすっと後ろからオズに飛びつくように抱き着いた。
     俺もオズもアーサーが近づいてきていたことなんてわかっていたけど、それでもまさか後ろから抱き着いてくるなんて想定もしていなかった。オズはそれこそ無言でその衝撃に耐えていたけれど、もしこれがアーサーではなかったら飛び掛かった時点で消し炭になっていただろう。あぁ、でも魔法舎の若い魔法使いたちだったら大丈夫かな?そう思うとこいつも本当に情緒だとかがやっと芽生えてきたんだなと本当に思う。
    1970

    nayutanl

    DONEカイアサWebオンリー【気高いあなたにふれる朝】専用新婚さんお題です。
    指輪をなくしちゃったアーサーと、なくしもの慣れしてるカイン。

    #けだふれ_アフター
    #けだふれ_お題
    指輪がない……と言い出したのは、意外にもアーサーの方だった。
    カインの両親、特に母は料理の時にはずしてそのまましばらく見つけられなかったといったことが何度かあったことや、カイン自身片付けが苦手な自覚を持っているのもあって、初めて指につけたその瞬間からなくさないように彼にしては神経質に注意を払っていた。
    それでもなくすことがあるとすれば絶対に自分だろうと思っていたが、どんなものでも、誰の持ち物でも、なくなるときはなくなるということをいま目の当たりにしている。

    城の自室のあちこちをひっくり返しながら、アーサーは迷子になっていることに気づいた子どものようになくした指輪を探している。カインも話を聞いてから手伝っているが、心当たりがないので探す場所にもまず迷う。ひとまず、アーサーの邪魔にならない位置で床に這いつくばって家具の下を中心に探してみたものの、埃らしいものさえ見当たらなかった。とすると、清掃後になくしたか普段と違う場所にしまっておいたのを思い出せなくなったか―考えを巡らせながら、カインはアーサーに向かい励ますように言った。
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