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    bell39399

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    れんごくばんちゃん26にちめ。
    このおはなしのジャンルはSF(すこしふしぎ)です。

    #バンエレ

    バンさんRE:BORN26 れんごくばんちゃんは、ちょっぴり寂しがり屋さん。ずっと一人で孤独に生きてきたけれど、大好きな仲間と一緒が好き。今は七つの大罪のみんなはここにいないけど、エレインやもりのなかまたち、それにジバゴやキリアも一緒ににいる。
     ……そのはずだったんだけれども、今日は何故かどこを探しても、ジバゴもキリアも見当たらない。お出かけしてしまったんだろうか? おおん、おおん、と鳴いて呼んでいたらエレインが心配して駆けつけた。というか文字通り飛んできた。
    「バン、寂しくなっちゃったの? ごめんね一人にして」
     そういう訳では無い、オヤジと妹を探しているんだとばんちゃんはエレインに訴える。するとエレインはなんとも言えない、苦い切ない顔をして、ギュッと大きいばんちゃんを抱きしめた。全然腕は回ってないけど、たくさんギュッと抱きついた。「姿は見えなくても、バンの側にいるよ……」
     エレインは謎めいた事を言った。ああそうか、かくれんぼか、そういうことか!
    「バン兄」
    「バン」
     あ、ほら。二人とも見つけた! 木陰にキリアとジバゴが立っている。随分遠くの方にいるのだろうか、その輪郭はなんとなくはっきりしない。少しぼやけて見える。いや、けものの赤い瞳のせいかもしれない。
     ていうかおまえたち、そっちから出てきたらかくれんぼにならねーぜ♪ よし、今度は俺が俺が隠れる番だ♫
     ばんちゃんは小さくなってエレインの胸の中に飛び込んだ。
    「きゃあ?! もー、バン!!」
     エレインは笑いながらバンをつまみ出す。キルアとジバゴも笑っていた。
     れんごくばんちゃんは一人ぼっちしらず。今日もみんなと楽しい一日。
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    bell39399

    MAIKINGバンエレ水浴び一人アンソロその1(2以降があるかは謎)

    途中まで書いたやつポイ。
    一人称に直すかも。なんとなく
    それを見た時、バンは幻を見たのかと思った。もしくはまだ寝ぼけているのか。
     

     夜中、水音を聞いた気がしてふと目が覚めた。もとより熟睡することのないたちだったが、この森に来てからは妙によく眠れる。にもかかわらず、だ。それに何故か少し冷える。
     その原因に気づき、思わず自嘲した。なんの事はない、隣で寝ていたこの森の聖女がいなかっただけの事だ。
     この森も、この森である秘宝を守っているという少女も奇妙な事だらけだった。安らぎやぬくもりとは無縁の生活を送ってきたバンだったが、ここに来てからは気持ちが凪いでいる。不思議なことだが本能で警戒する必要がないと感じていた。
     エレインと名乗る妖精少女(本人曰く千年は生きているらしいが)とのやり取りも実に愉快だった。彼女はバンの他愛のない話を夢中で聞いて、四季のようにくるくると表情を変えながらバンの言葉の一つ一つにいちいち反応する。時には金色の睫毛を伏せ、時には頬を膨らませ、そして何よりよく笑った。バンは彼女の笑顔で初めて「花が綻ぶような」という形容の意味を知った。
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