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    bell39399

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    bell39399

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    短いけど切りどころがわからなくて😂

    #バンエレ誕2024

    ジジイの紹介だけで1話使ったその23「あああっ! あなた、まさか……!」
    「エレイン、まさかこのジジイと知り合いなのか?」
     田舎暮らしのよぼよぼ爺さんとエレインとの接点がまるで見えない。けれどもエレインは村長なる年寄りを見て驚いているし、その態度から察するに初対面ではないようだ。ならば危険はないだろうとバンは抱えていたエレインを下ろしてやった。
    「知り合いも何も、やだもうビックリしたわ! どっちかと言うと貴方が知り合いというか」
     エレインは腕をブンブン振り、視線をバンと老人の間を往復させてあわあわしている。慌てるエレインも可愛いぜ、などとバンは考えた。
    「流石は妖精の姫、ひと目でバレたか。はっはっは」
     なんとなく聞いたことがあるような笑い方に、現実に引き戻されたバンは老人をしげしげと眺めた。
    「俺の知り合いだって? 悪ぃ、わかんねぇ♬」
    「すっかり成長しててわからなかったわよね! お人形も成長するのね!」
    「お人形? オイオイ……」
     老人の片腕がスッと上がる。その腕は敬礼のように曲げられ、額の前で指を揃えたピースマークをビシッと作った。
    「キュピーン☆」
    「ゴウセルかよ!!」

    つづくぞ☆
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    bell39399

    DOODLE遡って読んでくださってる方もいらっしゃるようで本当にありがとうございます!うれしいうれしい😆♥💕🎶
    さてバンエレちゃんは不思議な村に来たようですね!(すっとぼけ)

    所で今回のタイトル(?)の元ネタわかった人はお友達です。
    山奥の村で〜バンとエレインが出会った〜 その22! 丘を超えた先に、唐突に集落らしきものが見えた。大きな岩のモニュメントのようなものが目立つが、それ以外は何の変哲もない村に見える。
    「それにしてもこんな恐ろしく何もねぇ、山奥でよく暮らすよな♪」
    「そう? 森に囲まれたいい場所じゃない」
     エレインの言葉にそれもそうか、とバンは思い直す。そもそも《なにもない度合い》からいうとベンウィックもどっこいだ、と気づいてしまいむしょうに可笑しくなってきた。
    「人間にとっては確かに不便かもしれないわね」
     そんな事にも気がつくようになったのよ! と薄い胸を張るエレインを、バンは考えるより先に抱きしめて頬ずりした。
     ともかく鳥から頼まれた用事もある。二人はじゃれ合いつつ村に入ると、人懐こい笑顔を浮かべた村人が集まってきた。が、なんとも奇妙な雰囲気だ。まず、笑顔ではあるが異様に無口である。バンとエレインの表情は自然と険しくなった。
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    bell39399

    MAIKINGバンエレ水浴び一人アンソロその1(2以降があるかは謎)

    途中まで書いたやつポイ。
    一人称に直すかも。なんとなく
    それを見た時、バンは幻を見たのかと思った。もしくはまだ寝ぼけているのか。
     

     夜中、水音を聞いた気がしてふと目が覚めた。もとより熟睡することのないたちだったが、この森に来てからは妙によく眠れる。にもかかわらず、だ。それに何故か少し冷える。
     その原因に気づき、思わず自嘲した。なんの事はない、隣で寝ていたこの森の聖女がいなかっただけの事だ。
     この森も、この森である秘宝を守っているという少女も奇妙な事だらけだった。安らぎやぬくもりとは無縁の生活を送ってきたバンだったが、ここに来てからは気持ちが凪いでいる。不思議なことだが本能で警戒する必要がないと感じていた。
     エレインと名乗る妖精少女(本人曰く千年は生きているらしいが)とのやり取りも実に愉快だった。彼女はバンの他愛のない話を夢中で聞いて、四季のようにくるくると表情を変えながらバンの言葉の一つ一つにいちいち反応する。時には金色の睫毛を伏せ、時には頬を膨らませ、そして何よりよく笑った。バンは彼女の笑顔で初めて「花が綻ぶような」という形容の意味を知った。
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