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    bell39399

    @bell39399

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    bell39399

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    ゴウセル(ジジイ)が登場した回でどなたか♐スタンプ押してくださっているのに気づいて、その発想はなかった〜!目からウロコポロリ!!ってなりました。いつもありがとうございます!

    #バンエレ誕2024

    これ書いてる人はゴウセルひいきです。その24「まさかお前が村長しているとはな、成長したな〜♬」
     団ちょが言っていた《面白いもの》ってコレかと、元の姿に戻ったゴウセルの頭をぐりぐり撫でた。
    「有難う、バン。お誕生日おめでとうございました」
    「今それいう流れか? しかも過去形。やっぱゴウセルだぜ〜♪」
    「私も急成長したのかと驚いちゃった。変身できるなんて妖精みたいね」
    「妖精ほど色々は変身できないけどね」
    「イヤ、デブにしかなれないキングより上手い」
    「真顔だね、バン」
    「プッ! クスクス……もうやだ、バンったら!」
    「フォローなしだね、エレイン!」

     奇妙な村人たちもゴウセルの村民とわかれば警戒する理由はない。彼らは相変わらず無口だが、笑顔でバンとエレインをもてなしてくれた。
     小さいが恰幅のよい坊やが、やはりニコニコしながら二人に絵を描いた紙を見せに来た。どうやらバンとエレインを描いてくれたらしい。そこに何か文字が添えてあるが、まだ字があまり読めないエレインにも、バンにも解読不能だった。
    「ガキの文字は難解だな♪」
    「お誕生日おめでとう、だって」
     ゴウセルが説明するとバンは満面の笑みを浮かべ「感激だぜ♪ サンキュな、ボウズ♬」と坊やの頭をクシャクシャにする。坊やはキャッキャと小さく叫びながら村人の大人の方に戻っていった。

     出された料理や酒はどれも見たこともないものだ。しかもエールも村で作っているという。それはバンにも未知の味覚だが妙にくせになる味で、すぐにお気に入りの一つとなった。
    「コレめちゃくちゃ酔うやつだぜ〜♪ だがそれもいいッ! ラベルはねぇの?」
    「ラベル?」
    「私達、エールの瓶のラベルを集めているの」
    「ああ、そっか。でも樽酒だからなぁ」
    「瓶詰め作って売れよゴウセル♪ 村も潤うぜ〜♬」
    「ふふ、考えておく」
    「おう、考えろ♬ で、ゴウセル。ここの連中一体なにモンだ?」
     酔っ払いのくせに目だけは鋭い。仲間にも容赦のないその態度に、ゴウセルは懐かしさを覚えて睨まれているにもかかわらずふっと微笑んだ。
    「平和と平穏を愛する、ただの村人だよ」
    「……全員魔神族の、ね」
     エレインが静かに告げる。その言葉に流石のバンも目を見開いた。
    「まだブリタニアにいたのか! あ、いやまぁ団ちょもいるしな……」
    「エレインも心が読めるんだったね」
     そこでゴウセルは説明した。聖戦で戦を嫌い、逃げてきた下位魔神たちであること。その彼らが安心して暮らせる場所を作り、守りたかった事など。
    「エレインは一度魔神族に殺されたんだもんね。ごめんなさい、いい気分はしないかもしれないけど……」
     そう謝罪し、瞳を伏せるゴウセルはつらそうだ。
     ……お前、そんな顔もするようになったんだな♬
     その話の内容よりも、バンは暫時じんわりと感慨にふけった。本当の意味で空気が読めず言わなくてもいい事を言いっては周囲の怒りを買い、その理由も理解できなかったゴウセル。誰彼構わず心を読みちらかして、勝手に記憶の改ざんまでしたというゴウセルが。
    「いや、マジで面白い……いいもん見たわ♬」
    「私も驚きはしたけど、怒ってないわ。貴方なら本心とわかるでしょ、ゴウセル」
    「……有難う、ふたりとも」



    つづくんだぞ☆
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    bell39399

    DOODLE遡って読んでくださってる方もいらっしゃるようで本当にありがとうございます!うれしいうれしい😆♥💕🎶
    さてバンエレちゃんは不思議な村に来たようですね!(すっとぼけ)

    所で今回のタイトル(?)の元ネタわかった人はお友達です。
    山奥の村で〜バンとエレインが出会った〜 その22! 丘を超えた先に、唐突に集落らしきものが見えた。大きな岩のモニュメントのようなものが目立つが、それ以外は何の変哲もない村に見える。
    「それにしてもこんな恐ろしく何もねぇ、山奥でよく暮らすよな♪」
    「そう? 森に囲まれたいい場所じゃない」
     エレインの言葉にそれもそうか、とバンは思い直す。そもそも《なにもない度合い》からいうとベンウィックもどっこいだ、と気づいてしまいむしょうに可笑しくなってきた。
    「人間にとっては確かに不便かもしれないわね」
     そんな事にも気がつくようになったのよ! と薄い胸を張るエレインを、バンは考えるより先に抱きしめて頬ずりした。
     ともかく鳥から頼まれた用事もある。二人はじゃれ合いつつ村に入ると、人懐こい笑顔を浮かべた村人が集まってきた。が、なんとも奇妙な雰囲気だ。まず、笑顔ではあるが異様に無口である。バンとエレインの表情は自然と険しくなった。
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