「うまく握れるかな?」
寝ている悟天を見ながら、未来悟飯は手をグーパーさせている。
すやすや寝ている顔が可愛いと思いながら、今日こそはこの想いを行動として移そうと考えていた。
しかし、もやもや•••どう行動していいのかわからない。
「悟天くんは、まだ小さいし小さいし•••••小さい。ごくん•••」
呟きながら喉を鳴らすも、次には緊張してきたのか口の中がカラカラに乾いてきた。
「悩むことはない、兄弟だから。いいんじゃないかなそうだよね。」
心には決めているその行動も、
「で、どうしたら父さんと母さんみたいにするんだろうか?」
「するみたいに」を強調しつつ、するってことがわからない。
そんな時には一番頼れる人を訪ねることにする。
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