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    りおん

    葵(緒都)

    DONE小次郎とぐだ子のお付き合い後の、二人のボーダーラインが違ったって話…。
    最初の方オリオンとアルテミスが出てきます。
    きちんとハッピーエンドです。ページ変えられたらよかったんですけど出来ないので、話の区切りの「◆」←これが多くなっちゃいましたがお許しを…。

    ちょっとずつ距離を縮めて、許せる範囲がお互いのちょうどいいところを見つけられたらいいですよね…。
    ボーダーライン好きです。特別な関係になってください。…これを言っていい返事をもらった翌日。わたしはまだ浮ついた足でぽやぽやしていた。
    (今日…休みでよかった…)
    多分いつも通りのお仕事があれば、何も手につかなかっただろう。幸せ過ぎて変になりそうだから。
    「…」
    彼、小次郎とは結構長い付き合いだ。カルデアの初期からずっと傍で守ってくれていた人でもある。こんなことを言うのも失礼だけど、わたしは彼が、こういう色ごとには興味がない人だと思っていた。ただ遊べたらそれでいいものなのかと。…だからいい返事をもらえた時は夢なのかな?って…一瞬思考が停止した。
    (う~…どうしよう…うれしい…)
    一人ベッドで足をばたつかせていると、部屋の外から声がする。いくら嬉しいからとはいえ、休みで何もしないというのは勿体ない。廊下から聞こえた声につられて、もそもそとベッドから体を起こす。特にしたいこともないけれど、たまには廊下を散歩するのもいいのかもしれない。
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    りう_

    DONE11/14逆トリオンリー「月よりのエトランゼ」で展示していた作品です。
    逆トリで晶くんの世界にやって来たフィガロと晶くんが買い物デートして二人でダーツをしています。
    ご都合主義なので、厄災がどうにかなって、二人はお互いの世界を行き来出来るようになっている…という想定です。
    ※ちょっとだけフィガロ親愛ストのネタバレがあります。
    勝者の願い そこそこ人の多い、昼下がりの商店街。自分と同じく買い物に出ている人や外食に来ている人が多いのだろう。
     彼と連れ立って歩くとちらちらとすれ違う人たちの視線を感じた。その視線は、俺では無く隣を歩く人へと一心に向けられている。それはそうだろう、俺の横にはこの国では見かけない珍しい色彩と、頭一つ飛びぬけた長身、それに整った顔立ちを持った麗人が居るのだから。
     そっと斜め上を見遣ると、彼は珍しそうに立ち並ぶ建物たちを眺めているようだった。色とりどりの看板がひしめき合うように集まり、その身を光らせ主張している。建物の入り口には所々のぼりがあるのも見えた。
     その一つ一つに書かれた文字を確認するように、時折フィガロの唇が開いては、音もなく動く。どうやら看板に書かれた文字を読み取っているようだ。
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