タイトル詐欺
amaama1205
MOURNING一佐と准将いっそ早く結婚しろの続き、というかミレニアム女子会を離脱したTS准将が自室で一佐とスケベェする話。自己肯定感マイナス値の准将を一佐がヨシヨシするだけ。
タイトル詐欺なので結婚はしてませんが一応くっつきます。
あんまりスケベェじゃないですが一応パス有りです。
Q.18↑??
A.○○○(アルファベット3文字のお決まりのやつ) 4995
ゆめの
DOODLE浮葉様キャラスト14話後をイメージした話。……ですが、おそらくこんな展開を思いつくのはこの世界で私しかいないはず。
そしてタイトル詐欺です。
そんな変な話です。
コメディに見せかけたいつも通りの真面目なお話をお楽しみください。
あなたに残して欲しい桜の痕跡温かい……
そう思いながら朝日奈唯が目を開けると、いつもとは違う天井が見えた。
目を覚ますと強い力で抱きしめられているのを感じる。
え、何!?
そして、ここはどこ?
そう思うものの、羽交い締めにされているため身動きが取れず、そんな中、記憶を探る。
昨日は確か学校で友達とテストの話をしていた。するとマインの通知が来て、それが御門からのものであり、誘われるがまま京都に来た。
夜の御門の家に来るのは初めてで、窓から光が見えない光景を新鮮に思った。
そして、案内されるがまま離れに来て、そして彼の父親ー衣純の盗作の真相や、御門自身の父親との思い出に耳を傾けた。
そして、おそらく彼が久しぶりに奏でたであろうピアノ。その透明感ある旋律に心打たれていると窓から雪が降っているのが見えた。それはまるで御門が父に呼び掛けたことに呼応するかのように。
6866そう思いながら朝日奈唯が目を開けると、いつもとは違う天井が見えた。
目を覚ますと強い力で抱きしめられているのを感じる。
え、何!?
そして、ここはどこ?
そう思うものの、羽交い締めにされているため身動きが取れず、そんな中、記憶を探る。
昨日は確か学校で友達とテストの話をしていた。するとマインの通知が来て、それが御門からのものであり、誘われるがまま京都に来た。
夜の御門の家に来るのは初めてで、窓から光が見えない光景を新鮮に思った。
そして、案内されるがまま離れに来て、そして彼の父親ー衣純の盗作の真相や、御門自身の父親との思い出に耳を傾けた。
そして、おそらく彼が久しぶりに奏でたであろうピアノ。その透明感ある旋律に心打たれていると窓から雪が降っているのが見えた。それはまるで御門が父に呼び掛けたことに呼応するかのように。
azu_3925
TRAININGちまちま作業してるふたりをニコニコ書いてて。起きたらさらに素敵な言葉があったので。タイトル詐欺です。シリアスな素敵な感じではありません。私の妄想の吐き出しを寛容な心でお付き合いいただける方よろしくお願いします。パスワード 界隈アルファベット4文字 1665
てゐと
DONEタイトル詐欺です!お付き合いしてるセイジとニコと休日の話。
直接描写はありませんが、事後を匂わす書き方をしました、反省していません!w
お布団ラビリンスお題【冬眠】【さえずり】
「セイジ。朝ごはん出来た」
朝の香ばしい香りを纏いながら、ニコはベッドルームを覗き込む。
朝の眩い光、鳥達のさえずりとそれから街が目覚める音――で微睡みから覚めたと言うよりニコは自分のお腹から鳴り響く、それこそ窓辺に集う鳥すら驚いてしまうくらいの腹の虫を鳴かせて目を覚ました。
欠伸をしながらも朝から相も変わらず食欲求に満たされ、寝ぼけ眼を擦りながらキッチンへと誘われる。
隣にいたセイジは未だに夢の中にいるようで、起こさないようにと気を使うあまり、セイジが履いていたシューズを履いてしまう程度にはニコもまだ眠たい様子だった。
最も履き直すのが面倒なのでそのままぶかぶかなシューズを履いたまま我が物顔でセイジの部屋のキッチンに立ったのだが。
2062「セイジ。朝ごはん出来た」
朝の香ばしい香りを纏いながら、ニコはベッドルームを覗き込む。
朝の眩い光、鳥達のさえずりとそれから街が目覚める音――で微睡みから覚めたと言うよりニコは自分のお腹から鳴り響く、それこそ窓辺に集う鳥すら驚いてしまうくらいの腹の虫を鳴かせて目を覚ました。
欠伸をしながらも朝から相も変わらず食欲求に満たされ、寝ぼけ眼を擦りながらキッチンへと誘われる。
隣にいたセイジは未だに夢の中にいるようで、起こさないようにと気を使うあまり、セイジが履いていたシューズを履いてしまう程度にはニコもまだ眠たい様子だった。
最も履き直すのが面倒なのでそのままぶかぶかなシューズを履いたまま我が物顔でセイジの部屋のキッチンに立ったのだが。
kuro_fuji
DOODLE豪凛。●ッキース●ベ(タイトル詐欺)(事前申告)こっそり耳打ちしたかったお兄ちゃんと呼ばれたから振り向いたら危うくマウストゥーマウスしそうになってめちゃくちゃ恥ずかしがる弟くん
これは弟のみがテンパってるのがポイントです
多分これがメモに残していたラッ●ー●ケベの元だと思います。
全然スケ●要素ない……タイトル詐欺もいいとこ……すみません…
2023/10/16 2
大魔王くん
DONE五夢/微ホラー「君があまりにも無邪気に僕を・・て笑うから」
『まじ神~』と軽いノリで五を崇めていたら五が満更じゃなくなって来た話
※現パロ?
※タイトル詐欺です...
※没作供養中の為、いつにも増して駄文です
※念の為、背後注意の表現があります
※原作要素無/オリジナル要素しかありません
※とにかく何でも許せる方のみどうぞ
君が無邪気に笑うから『悟まじねもうすだわ。』
「ちょっと待て、今なんつった?」
『いや、だからねもうす!知らないのー?』
「お前のその知らないの〜?いじりにはもう騙されねーからな。大体知ってるって返したら本当に誰も知らねーような内容で俺に恥をかかすやつだろ!」
『騙してないってば。なら傑とか硝子に聞いてみてよ。』
「はいはい良いから正解教えろ。」
夢主は仕方ないなぁと言いながらノートにカタカナのネと申し込みの申と書いた。
「神?」
『神の漢字をバラしたらネと申だからねもうす。』
「うわ...頭悪そ〜」
『知らなかったくせに。』
「知らなくて良いような事だったわ。あと崇めるなら普通に神って言えや。それも語彙力ねーけど」
そんな軽いやりとり。気付けば文句を言っていた悟は夢主からねもうす(神)と言う造語で崇められる事に慣れてしまっていた。しまいには自ら夢主に貸しを作っていつもドヤ顔で夢主から『悟まじねもうす』と言われるの待っていた。
7427「ちょっと待て、今なんつった?」
『いや、だからねもうす!知らないのー?』
「お前のその知らないの〜?いじりにはもう騙されねーからな。大体知ってるって返したら本当に誰も知らねーような内容で俺に恥をかかすやつだろ!」
『騙してないってば。なら傑とか硝子に聞いてみてよ。』
「はいはい良いから正解教えろ。」
夢主は仕方ないなぁと言いながらノートにカタカナのネと申し込みの申と書いた。
「神?」
『神の漢字をバラしたらネと申だからねもうす。』
「うわ...頭悪そ〜」
『知らなかったくせに。』
「知らなくて良いような事だったわ。あと崇めるなら普通に神って言えや。それも語彙力ねーけど」
そんな軽いやりとり。気付けば文句を言っていた悟は夢主からねもうす(神)と言う造語で崇められる事に慣れてしまっていた。しまいには自ら夢主に貸しを作っていつもドヤ顔で夢主から『悟まじねもうす』と言われるの待っていた。
城井禰󠄀子
DONE前ループ、終末のビリテラ。タイトル通りの話ですが、最終的にやる直前で終わってるのでタイトル詐欺かもしれません。やってないけどやるための話なのでR18にしたいんですがやってないのでだめですか…20230727
20230731公開範囲変更と台詞追加
色々考えた末公開範囲を変更しました申し訳ありません。あと台詞を若干(6文字)足しました、話の流れは変わりませんすみません…! 5729
りんご
DONEK暁デーどっちも『おはよう』を楽しみにしている。
タイトル詐欺みたいなほのいちゃK暁(当社比)
おはようまでお楽しみ音をたてないようにノブを限界まで回してからドアを開けると、すっかり穏やかな寝息を立てて眠る彼の姿があった。起きててほしかったという残念さと、でもしんどいだろうから寝ていてほしい気持ちが混ざり合って、それが『やっぱり会えてうれしい』になってしまう自分の甘さに苦笑する。職業柄なにかと敏感なので、間違っても起こしたりしたくない。いつからか後ろ手のドアは金具に差し込めるギリギリまで元に戻して、締め切らないようになってしまった。
依頼や他の行事で二人の時間がずれることが増えた。大半はKKが戻ってこないことが多いが近ごろはその逆で、就職活動や卒業間近のあれこれで帰りが日付線を超えることもしばしばだ。かつては一人で先走るところもあった典型的な前時代型の彼だが、意外にも気を揉んだりあからさまに機嫌が悪くなるようなことはない。内弁慶気味な彼をして当初は肩透かしを食らっていたが、これが彼なりの気遣いなのだと、最近になって分かり始めている自分がいる。時間が経つのは、楽しい。大切なものばかりすり抜けていた日々の、本来の在り方を初めて暁人に教えてくれた人だった。だからこそ少しだけ、ほんの…少しだけ、寂しさはあってもこの瞬間を損ないたくなかった。傍らにしゃがみ込み、暗がりに浮かぶ彼の寝顔をじっと眺める。以前はこの時点で起きていたことを思えば、これはとんでもない進歩だ。渋谷事変の時のような魂が結び合う感覚とはまた違う、気配が混ざっていると分かる瞬間に頬が緩むのを止められない。弾む気持ちのままに乱れた髪を撫で、顔をつついたのはまずかっただろうか。眉を寄せ寝返りを打ったので、息を止めて見守っていた。そこから変化のないことをよく確認しつつ、こちらを向いたKKをつぶさに観察する。
2791依頼や他の行事で二人の時間がずれることが増えた。大半はKKが戻ってこないことが多いが近ごろはその逆で、就職活動や卒業間近のあれこれで帰りが日付線を超えることもしばしばだ。かつては一人で先走るところもあった典型的な前時代型の彼だが、意外にも気を揉んだりあからさまに機嫌が悪くなるようなことはない。内弁慶気味な彼をして当初は肩透かしを食らっていたが、これが彼なりの気遣いなのだと、最近になって分かり始めている自分がいる。時間が経つのは、楽しい。大切なものばかりすり抜けていた日々の、本来の在り方を初めて暁人に教えてくれた人だった。だからこそ少しだけ、ほんの…少しだけ、寂しさはあってもこの瞬間を損ないたくなかった。傍らにしゃがみ込み、暗がりに浮かぶ彼の寝顔をじっと眺める。以前はこの時点で起きていたことを思えば、これはとんでもない進歩だ。渋谷事変の時のような魂が結び合う感覚とはまた違う、気配が混ざっていると分かる瞬間に頬が緩むのを止められない。弾む気持ちのままに乱れた髪を撫で、顔をつついたのはまずかっただろうか。眉を寄せ寝返りを打ったので、息を止めて見守っていた。そこから変化のないことをよく確認しつつ、こちらを向いたKKをつぶさに観察する。
somakusanao
DONEココのすきなおにぎりを考えていたら、いつのまにか書いてました。ドラケンとイヌピーの話。
おにぎりは作らないことになったので、タイトル詐欺です。
そうだ、おにぎりをつくろう「ドラケン、おにぎりの具はなにが好きだ?」
「うーん。鮭かな」
「鮭か……。作るの面倒くせぇな」
「待て待て。オマエがオレに作るのか?」
言葉が圧倒的に足りていない同僚をソファーに座らせて説明を求めてみたところ、「ココが忙しそうだから、おにぎりでも作ってやろうと思って」と言う。それはいい。全然いい。九井はきっと喜ぶだろう。
「なんでオレに聞くんだよ……」
乾は九井にサプライズをして喜ばせたいんだろう。それは安易に想像できる。
だがしかし、イヌピー同担拒否過激派九井が面倒くさい。きっと今もこの会話をどこかで聞いているはずだ。最初の頃は盗聴器盗撮器の類を躍起になって探していた龍宮寺だったが、ある時期に諦めた。ようするに九井は乾の声が聞こえて、乾の姿が見られればいいのだ。盗聴器と盗撮器の場所を固定にしてもらった。盗聴盗撮される側が指定するっていうのもなんだかなと思いながらも、あらかじめ場所を知ったことで龍宮寺の心の安定は保たれる。ちなみに乾は中学時代から九井につねに居場所を知られている生活をしているので、慣れ切っている。
2132「うーん。鮭かな」
「鮭か……。作るの面倒くせぇな」
「待て待て。オマエがオレに作るのか?」
言葉が圧倒的に足りていない同僚をソファーに座らせて説明を求めてみたところ、「ココが忙しそうだから、おにぎりでも作ってやろうと思って」と言う。それはいい。全然いい。九井はきっと喜ぶだろう。
「なんでオレに聞くんだよ……」
乾は九井にサプライズをして喜ばせたいんだろう。それは安易に想像できる。
だがしかし、イヌピー同担拒否過激派九井が面倒くさい。きっと今もこの会話をどこかで聞いているはずだ。最初の頃は盗聴器盗撮器の類を躍起になって探していた龍宮寺だったが、ある時期に諦めた。ようするに九井は乾の声が聞こえて、乾の姿が見られればいいのだ。盗聴器と盗撮器の場所を固定にしてもらった。盗聴盗撮される側が指定するっていうのもなんだかなと思いながらも、あらかじめ場所を知ったことで龍宮寺の心の安定は保たれる。ちなみに乾は中学時代から九井につねに居場所を知られている生活をしているので、慣れ切っている。
hana_kayuyuaida
DONE男性妊娠と妖怪パロが大好き故、前あげた「変化と変化と不安と耐久の妖怪バージョンです!!展開とかもろもろ少し違います。今回耐久ないです。タイトル詐欺です。
大きな屋敷を持ってる鬼×九尾のヴォ×ミです!
なんでもいい方のみどうぞ..!!
❤️🧡 『変化と不安と耐久と〜妖ver』大山の茂みのその奥の、鬼の屋敷の大広間。
どんちゃん騒ぎの大宴会。
大鬼と九尾の元に集まりしは百を超える妖共。
飲めやあかせや百の酒。歌えや歌え千の歌。
やんや、やんやと大盛り上がりだった夜も次第にふけていき、酒の気配は残しつつしだいにしとやかな空気が漂い始める。
「……。」
居間に居りますは一匹の鬼。
宴会から早くに引っ込んだあと、ずっと悩ましげに床をにらめつけている。
「……。わざわざこんなに数を集めたというのに、あいつに懸想していたのはこんなに小さな妖か。」
いかにも気に入らん。と言いたげに、鬼はカツンカツンと爪先を文机で打ち鳴らす。
「なぁ…?」
鬼の見つめる先に握り拳ほどの未熟な妖が一人
まだ発生したばかりで存在があやふやなその妖は、まだ鬼に返答する術を持たない。
3396どんちゃん騒ぎの大宴会。
大鬼と九尾の元に集まりしは百を超える妖共。
飲めやあかせや百の酒。歌えや歌え千の歌。
やんや、やんやと大盛り上がりだった夜も次第にふけていき、酒の気配は残しつつしだいにしとやかな空気が漂い始める。
「……。」
居間に居りますは一匹の鬼。
宴会から早くに引っ込んだあと、ずっと悩ましげに床をにらめつけている。
「……。わざわざこんなに数を集めたというのに、あいつに懸想していたのはこんなに小さな妖か。」
いかにも気に入らん。と言いたげに、鬼はカツンカツンと爪先を文机で打ち鳴らす。
「なぁ…?」
鬼の見つめる先に握り拳ほどの未熟な妖が一人
まだ発生したばかりで存在があやふやなその妖は、まだ鬼に返答する術を持たない。
ねねねのね
SPUR ME試しに投稿してみる。副タイトル・真夜中の杏さん小芭さん (それじゃ腐向けだよ、タイトル詐欺だよ😂)
煉獄歌舞伎 千両役者ああ。人生を巻き戻したい。
この時ほどそう、思ったことはなかった。今のこの知識を持ったまま、十代の頃に巻き戻りたい。そうすれば私は『あの時』選択を間違ったりしなかっただろう。
ほんの少しの無知、ちょっとしたすれ違い、そんなもので人生の舵は簡単に変わってしまう。それはいい方向のこともあるし、悪い方向の時もある。けれども大概は、あの時が分かれ目だった、と気づいた時には、すでにどうしようもないくらい進んでしまっている。全ては後の祭りなのだ。
彼は、平伏し頭を地面につけたまま、畳の匂いを吸い込んだ。真新しい藺草の青臭い匂いに混じって、微かに香る甘い匂い。それは彼の前に居るあるじが放つ香りだった。どこでも嗅いだことのない、高貴さと酷薄さが混じった匂い。あるじの匂いは誰とも違う、唯我独尊の匂いであった。
2772この時ほどそう、思ったことはなかった。今のこの知識を持ったまま、十代の頃に巻き戻りたい。そうすれば私は『あの時』選択を間違ったりしなかっただろう。
ほんの少しの無知、ちょっとしたすれ違い、そんなもので人生の舵は簡単に変わってしまう。それはいい方向のこともあるし、悪い方向の時もある。けれども大概は、あの時が分かれ目だった、と気づいた時には、すでにどうしようもないくらい進んでしまっている。全ては後の祭りなのだ。
彼は、平伏し頭を地面につけたまま、畳の匂いを吸い込んだ。真新しい藺草の青臭い匂いに混じって、微かに香る甘い匂い。それは彼の前に居るあるじが放つ香りだった。どこでも嗅いだことのない、高貴さと酷薄さが混じった匂い。あるじの匂いは誰とも違う、唯我独尊の匂いであった。
百合菜
PAST遙か6・有梓「恋心は雨にかき消されて」
2019年有馬誕生日創作。
私が遙か6にはまったのは、猛暑の2018年のため、創作ではいつも「暑い暑い」と言っている有馬と梓。
この年は気分を変えて雨を降らせてみることにしました。
おそらくタイトル詐欺の話。先ほどまでのうだるような暑さはどこへやら、浅草の空は気がつくと真っ黒な雲が浮かび上がっていた。
「雨が降りそうね」
横にいる千代がそう呟く。
そして、一歩後ろを歩いていた有馬も頷く。
「ああ、このままだと雨が降るかもしれない。今日の探索は切り上げよう」
その言葉に従い、梓と千代は足早に軍邸に戻る。
ドアを開け、建物の中に入った途端、大粒の雨が地面を叩きつける。
有馬の判断に感謝しながら、梓は靴を脱いだ。
「有馬さんはこのあと、どうされるのですか?」
「俺は両国橋付近の様子が気になるから、様子を見てくる」
「こんな雨の中ですか!?」
彼らしい答えに納得しつつも、やはり驚く。
普通の人なら外出を避ける天気。そこを自ら出向くのは軍人としての役目もあるのだろうが、おそらく有馬自身も責任感が強いことに由来するのだろう。
「もうすぐ市民が楽しみにしている催しがある。被害がないか確かめるのも大切な役目だ」
悪天候を気にする素振りも見せず、いつも通り感情が読み取りにくい表情で淡々と話す。
そう、これが有馬さん。黒龍の神子とはいえ、踏み入れられない・踏み入れさせてくれない領域。
自らの任 1947