デイリー
あじの
DOODLEデイリー単発でご降臨なすった…!FF7本編でぼろ泣きした思い出感慨ぶかぁい
描いたの××年くらいぶりじゃないかな
その時はカラーインクだったけど紛失したかもしれん
育成追いつかないのでお留守番させてますが
余談でその前あたりに描いてたSkebとポーズが似通ってしまったので本格的インプット不足を実感 インプット足りないと描けねえ人間なん…
edzurin
MEMOアプリ立ち上げるの辛いからロンドくんの追憶を見るために起動→その後の流れでなんとかデイリーだけやってる。そしてこれは自分用のメモ。わざわざソなんとかさんから炎継がなくても自分由来の種火は持ってるっぽいんだよな(ブーストしたときのオーラにも見えるけど)
そして出会った初めから最新話まで、ずっと彼ら二人に流れるテーマは「覚悟」なんだなあ。 4
みつき💐🚿
DONEキラキスデイリーメーカーからお題お借りしました🥝🌃✨ (19:09更新)・甘えたい気分のれいちゃんと声が聞きたいミューちゃんがキスをしています。
・我慢しているれいちゃんとひそかにごきげんなミューちゃんがキスをしています。
#キラkiraDailyキス #shindanmaker
カミュ嶺お好きな方はよろしくお願いいたします✨
キスはこのあとするとおもいます。
pass⇒18歳以上ですか? 7
Pii/Rikka
SPOILER6.2おわったあとのニャン、セリフが変わってる〜って思ってスクショしてたやつ😆また捕まってたw2枚目はデイリーの荷物運びクエで
ニャンの周りウロウロするとめっちゃこっち見てておもしろかったwウロウロしてみてwスクショじゃうまく伝わらんけど。
そして荷物受け取ってくれんかったけど😡笑 2
狭山くん
TRAINING2022-08-31/空閑汐♂デイリー8月分これにて完結!今後はまた気が向いたら遊ぶかもって感じでよろしくお願いします。それはそうと再会すけべはそのうち書く。空閑汐♂デイリー【Memories】31 目の前に居たのは帽子を目深に被るひょろりとした長身の男だった。それでも汐見よりは背が低く、捻りあげるのは簡単で。汐見はその男の腕を捻りあげ、壁へと押し付ける。男が被っていた帽子が床へと落ち、汐見の後ろに立っていたシェルツが小さく声を上げた。
「お嬢、知り合いか」
思わず低く出た声に、自身の苛立ちを自覚する。気を取り直すように幾度か咳払いを漏らした汐見は「お嬢?」と今度は意識して柔らかい声を作った。空閑の真似みたいな声に、小さな息を吐いたシェルツは小さな声で言葉を返す。
「あの、私が担当した患者さんです……この間退院した……」
「そうか。因みにこの男と知人友人恋人もしくはそれに類する関係になってたか?」
2440「お嬢、知り合いか」
思わず低く出た声に、自身の苛立ちを自覚する。気を取り直すように幾度か咳払いを漏らした汐見は「お嬢?」と今度は意識して柔らかい声を作った。空閑の真似みたいな声に、小さな息を吐いたシェルツは小さな声で言葉を返す。
「あの、私が担当した患者さんです……この間退院した……」
「そうか。因みにこの男と知人友人恋人もしくはそれに類する関係になってたか?」
雑談🍀
INFOデイリーの日課で撫でに行くとバンジ高確率でホーク隊のベッドにいる
撫でた後わりとやろうとしたこと中断するイメージなんだけど
撫でた後見てたらそのまま寝てバンジらしくて可愛かったですねー
バンジですねー
狭山くん
TRAINING2022-08-17/本日の空閑汐♂デイリーは汐見♂編。これから空閑と汐見♂のそれぞれの1年づつを上げていきます。空閑と汐見♂だと別れてダメージ強いのは汐見♂の方だよなぁ。空閑汐♂デイリー【Memories】17 荒涼とした赤い大地を見つめ、密かに嘆息する。そんな汐見の態度を横目で見ていたフォスターは困ったように笑いながらも、彼の背中を景気付けとでも言うように叩いていた。
「今日も一日、働くぞ」
「解ってるさ、今日も一日墓場で飛んでやる」
航宙士学院を主席で卒業した汐見は、フォスターと共に軍人としての道を進み始めていた。新兵教育を修了し、出された辞令は二人揃ってモハーヴェ宇宙港勤務。近くには飛行機の墓場と呼ばれる場所があるその地では、地球と軌道ステーションを結ぶスペースプレーンが飛んでいた。
在学中に各種ジェット戦闘機の飛行ライセンスを取得し、航宙徽章を持つ二人は殆どが航宙士学院卒業生で構成される部隊へと配属されたのだ。
1313「今日も一日、働くぞ」
「解ってるさ、今日も一日墓場で飛んでやる」
航宙士学院を主席で卒業した汐見は、フォスターと共に軍人としての道を進み始めていた。新兵教育を修了し、出された辞令は二人揃ってモハーヴェ宇宙港勤務。近くには飛行機の墓場と呼ばれる場所があるその地では、地球と軌道ステーションを結ぶスペースプレーンが飛んでいた。
在学中に各種ジェット戦闘機の飛行ライセンスを取得し、航宙徽章を持つ二人は殆どが航宙士学院卒業生で構成される部隊へと配属されたのだ。
狭山くん
TRAINING2022-08-16/今日の空閑汐♂デイリーは空閑の再起動編。夢を絶たれて全てを失った気分になっても、夢の為に努力したものは決して消えることはないんですよね。空閑汐♂デイリー【Memories】16 手を伸ばせば後少しで届きそうだった夢が、指先から零れていったあの日から一年が経った。傷跡こそ残ったが、後遺症と言えるような不具合もなく――医者からもう大丈夫だと言われた日に「鉄棒で大回転も出来ますか?」と訊いてみた空閑へ、医者は笑って頷くという太鼓判でもって放免されていた。
「空閑、明日の授業俺の代わりにやってもらって良いか?」
「一年の航空機概論でしたっけ? 良いですよ」
そうして空閑は、古巣でもある国際航空宇宙学院日本校の高等部へと戻り吉嗣のアシスタントとして日銭を得ているのだ。
空閑が軌道ステーションの医療センターから地球へと移る入院先に決めたのは、日本校に併設された医学部附属病院で。そこで空閑を迎えてくれたのが、吉嗣だった。
1286「空閑、明日の授業俺の代わりにやってもらって良いか?」
「一年の航空機概論でしたっけ? 良いですよ」
そうして空閑は、古巣でもある国際航空宇宙学院日本校の高等部へと戻り吉嗣のアシスタントとして日銭を得ているのだ。
空閑が軌道ステーションの医療センターから地球へと移る入院先に決めたのは、日本校に併設された医学部附属病院で。そこで空閑を迎えてくれたのが、吉嗣だった。
狭山くん
TRAINING2022-08-15/今日の空閑汐♂デイリーは汐見♂の卒業話である。夢を叶えたのにどうにも気持ちが晴れない汐見♂の話。逢えない時間が愛育てる……のさ……ッ!空閑汐♂デイリー【Memories】15 渡されたのは、精巧な銀細工のブローチだった。八年半もの間、この徽章を求めてきたのは嘘ではない。手のひらの上で真新しい光を放つ細い銀の線で構成された楕円形の徽章を見つめ、今この場に居ない男の事を想う。
「ミスターシオミ、受領のサインを」
流石に重要な受領確認は未だに紙で行われるらしい。教員が差し出したバインダーとペンを受け取って、少し考えてから肩口のペン差しに入れていたボールペンを抜き出す。
「良いものを持ってるな」
「これならずっと使えると思って、高校卒業の記念に買ったんですよ」
汐見の言葉に教員は鷹揚に頷き、サラサラと書かれていくサインを見つめていた。それはかつて同じ場所を目指していた愛しい男と揃えで買った白銀色に輝くボールペンだった。
1084「ミスターシオミ、受領のサインを」
流石に重要な受領確認は未だに紙で行われるらしい。教員が差し出したバインダーとペンを受け取って、少し考えてから肩口のペン差しに入れていたボールペンを抜き出す。
「良いものを持ってるな」
「これならずっと使えると思って、高校卒業の記念に買ったんですよ」
汐見の言葉に教員は鷹揚に頷き、サラサラと書かれていくサインを見つめていた。それはかつて同じ場所を目指していた愛しい男と揃えで買った白銀色に輝くボールペンだった。
狭山くん
TRAINING2022-08-14/空閑汐♂デイリー3日ぶりの更新です!こんな感じの話が多分2週間弱続きます……2週間後には楽しい話になれば……いいよね……(決意)空閑汐♂デイリー【Memories】14「なぁ、ヒロ……じゃない、な」
テキストから顔を上げながら溢された汐見の声に、フォスターは呆れたように息を吐く。航宙士学院の五年生として軌道ステーションにある国際航空宇宙学院のサテライトキャンパスで勉学に励むフォスターは、自習室で隣に座る汐見へ掛ける言葉に迷っていた。
「なぁ汐見」
フォスターの声に視線だけを向ける汐見の瞳は冷め切っていて、その事実に苦々しい気分になる。数ヶ月前までは、その瞳には自信だとか熱だとかそういった感情があった筈なのに。視線だけでフォスターの呼びかけに反応する汐見に、少しだけ逡巡するように言葉を探しながらも空気を震わせていく。
「もう、三ヶ月経つんだ。気晴らしでもした方が、いいんじゃないだろうか」
1090テキストから顔を上げながら溢された汐見の声に、フォスターは呆れたように息を吐く。航宙士学院の五年生として軌道ステーションにある国際航空宇宙学院のサテライトキャンパスで勉学に励むフォスターは、自習室で隣に座る汐見へ掛ける言葉に迷っていた。
「なぁ汐見」
フォスターの声に視線だけを向ける汐見の瞳は冷め切っていて、その事実に苦々しい気分になる。数ヶ月前までは、その瞳には自信だとか熱だとかそういった感情があった筈なのに。視線だけでフォスターの呼びかけに反応する汐見に、少しだけ逡巡するように言葉を探しながらも空気を震わせていく。
「もう、三ヶ月経つんだ。気晴らしでもした方が、いいんじゃないだろうか」
狭山くん
TRAINING2022-08-09/今日のデイリーはヴィンと篠原(と高師くん)卒業おめでとう回!汐見♂と空閑は5年制なのであと1年!空閑汐♂デイリー【Memories】09 掲げられるグラスの数は四。高師だけが居ないその席でフェルマーは上機嫌だった。
「兎にも角にも、卒業おめでとう」
「ありがと! アマネとヒロミはあと一年だね」
カルアミルクをちびりと飲みながら上機嫌で頷くフェルマーを空閑は不思議そうに見つめて。
「ヴィン、高師と別の会社に行くっていうのに、寂しがらないんだね」
空閑の疑問は尤もだとフェルマーは頷いて「寂しいは寂しいし、今日来なかったのも意地っ張りだなぁって思うけど、ボクらは結局同じ場所を目指してるからね。すぐにまた逢えるでしょう?」と笑う。
高師と篠原はフェルマーが採用された企業の同業他社への入社を決めていた。それでも、同じ業界でこれからも暮らす事が分かっていれば、そこまで寂しさはない。
955「兎にも角にも、卒業おめでとう」
「ありがと! アマネとヒロミはあと一年だね」
カルアミルクをちびりと飲みながら上機嫌で頷くフェルマーを空閑は不思議そうに見つめて。
「ヴィン、高師と別の会社に行くっていうのに、寂しがらないんだね」
空閑の疑問は尤もだとフェルマーは頷いて「寂しいは寂しいし、今日来なかったのも意地っ張りだなぁって思うけど、ボクらは結局同じ場所を目指してるからね。すぐにまた逢えるでしょう?」と笑う。
高師と篠原はフェルマーが採用された企業の同業他社への入社を決めていた。それでも、同じ業界でこれからも暮らす事が分かっていれば、そこまで寂しさはない。
Pii/Rikka
SPOILERアルカソーダラのデイリーやってたらニャンたちがいたんだけど、これいつから…?ww
6.1以降ずっといたのかな
気付かなかったわ…
下宿生活してんのか、とか感想書いてたけど
一食一飯の意味まちがえてたw恩義とかかっこよいじゃん…
…でもニャン教えるのヘタそう……という自覚をもちつつ根気よく教えてはくれそう(…) 4
狭山くん
TRAINING2022-08-08/今日の空閑汐♂デイリーは空閑とフォスター。フォスターは良い奴だよな……私は君の事がだいぶ好きだよ……空閑汐♂デイリー【Memories】08 エンジンが空気を震わせていた。バリバリと空気を引き裂くエンジン音を轟かせ、その機体は空へと舞い上がる。
「お、今日もやってるな」
「やってるねぇ」
教室で座学の復習をしていた空閑とフォスターは窓の外へと視線を向ける。雲を描き空を自在に舞うのは汐見が操縦するジェット練習機で。眩しげに目を細めて見つめる空閑に、フォスターは呆れたようにため息をひとつ零していた。
「それにしてもあいつ、課外で取れるライセンス全部取り終わってるのにまだ乗ってるのか」
五年目の大気圏外実地訓練に進む為に必要なライセンスは授業中の訓練で取れるようなカリキュラムを組んであり、希望者の中から実技成績順に選抜される課外訓練ではその他にもこの場所で取れるライセンスの取得が出来るシステムで。一年次から成績上位をキープし続けている汐見はその課外訓練の全てに参加していたのだ。
1230「お、今日もやってるな」
「やってるねぇ」
教室で座学の復習をしていた空閑とフォスターは窓の外へと視線を向ける。雲を描き空を自在に舞うのは汐見が操縦するジェット練習機で。眩しげに目を細めて見つめる空閑に、フォスターは呆れたようにため息をひとつ零していた。
「それにしてもあいつ、課外で取れるライセンス全部取り終わってるのにまだ乗ってるのか」
五年目の大気圏外実地訓練に進む為に必要なライセンスは授業中の訓練で取れるようなカリキュラムを組んであり、希望者の中から実技成績順に選抜される課外訓練ではその他にもこの場所で取れるライセンスの取得が出来るシステムで。一年次から成績上位をキープし続けている汐見はその課外訓練の全てに参加していたのだ。
狭山くん
TRAINING2022-08-03/空閑汐♂デイリー8月分3本目!!学院2年目の空閑汐♂、以前書いたハッピーエンド空閑汐♂+シェルツちゃんネタを入れとかねばならぬと思った。
空閑汐♂デイリー【Memories】03「アマネ! この間女の子に熱烈な告白されたんだって?」
久々にご飯でも、と顔を合わせた瞬間に楽しそうにそう口にするのはフェルマーで。そんなフェルマーの第一声に汐見は肩を竦める。
「よく知ってるな、女の子って言っても本当に小さな子供だったからな。すぐに忘れるだろ」
「あれは本気の目だったよ、俺あの後ヴィンに泣きついたもん」
汐見の肩口から不満げに声を上げるのは空閑で。ズシリと体重を掛けられた汐見は、その重量には文句を言わず「出所はお前かよ」と呆れたように深いため息を一つ零した。
「空閑は相変わらずだな、クラスでもこんな感じなの?」
「入学したての頃にヒロミが牽制しまくったせいで、同期達から生暖かく見守られるようになった」
1079久々にご飯でも、と顔を合わせた瞬間に楽しそうにそう口にするのはフェルマーで。そんなフェルマーの第一声に汐見は肩を竦める。
「よく知ってるな、女の子って言っても本当に小さな子供だったからな。すぐに忘れるだろ」
「あれは本気の目だったよ、俺あの後ヴィンに泣きついたもん」
汐見の肩口から不満げに声を上げるのは空閑で。ズシリと体重を掛けられた汐見は、その重量には文句を言わず「出所はお前かよ」と呆れたように深いため息を一つ零した。
「空閑は相変わらずだな、クラスでもこんな感じなの?」
「入学したての頃にヒロミが牽制しまくったせいで、同期達から生暖かく見守られるようになった」
狭山くん
TRAINING2022-08-01/空閑汐♂デイリーも3ヶ月目に突入!ここからは怒涛のハッピーエンドまで駆け足です。ハッピーエンドになる筈なんだ。空閑汐♂デイリー【Memories】01 視界に現れたスラリとした細い体躯を持つ青年に、エリアス・フォスターは眉を寄せる。線が細いアジア人と思しき青年は、彼よりも体格の良い青年と連れ立ってこの場所にやってきた。
航宙士学院の入学生に指定されたこの教室に居るという事は、厳しい選抜を潜り抜けたフォスターの同期である筈だ。しかしフォスターから見た細身の青年の姿は、とてもではないがストレートで入学していたフォスターと同い年かそれよりも年上だとは思えなかった。
「なぁ君……たち? 高等部と間違えてないか?」
隣接する本校に設置された高等部への留学生が迷ってしまったのだろうか、そして彼らは英語を聞き取れるのだろうかと思いながらも恐る恐る声を掛けたフォスターに細身の青年は呆れたように眉を寄せ、その隣の青年は面白そうにカラカラと笑う。
1320航宙士学院の入学生に指定されたこの教室に居るという事は、厳しい選抜を潜り抜けたフォスターの同期である筈だ。しかしフォスターから見た細身の青年の姿は、とてもではないがストレートで入学していたフォスターと同い年かそれよりも年上だとは思えなかった。
「なぁ君……たち? 高等部と間違えてないか?」
隣接する本校に設置された高等部への留学生が迷ってしまったのだろうか、そして彼らは英語を聞き取れるのだろうかと思いながらも恐る恐る声を掛けたフォスターに細身の青年は呆れたように眉を寄せ、その隣の青年は面白そうにカラカラと笑う。
狭山くん
TRAINING2022-07-31/空閑汐♂夏祭りは最終日!明日からは空閑汐♂デイリーは大学から40代までの空閑汐♂切り抜きダイジェストです!8月のデイリーもよろしくお願いします〜⸜(๑'ᵕ'๑)⸝文披31題・夏の空閑汐♂祭:Day31 年に数度あるかどうかといった混雑に眉を寄せる汐見に、空閑は困ったように笑いながら「校舎からも見れるけど戻る?」と問いかける。
「良い、折角良い場所取れたんだから此処で見る」
「そ? まぁ、人混みに押し合いへし合いして見れずに帰るってのも本末転倒か」
「だろ?」
彼らが三年間と数ヶ月を過ごした学び舎に隣接する北部国際宇宙港。その屋上に作られた展望デッキのの柵にもたれながら、汐見は辟易とした表情を浮かべそんな彼を見つめる空閑は苦笑を隠さない。
この宇宙港で年に一度行われる夏祭り、一年の頃に一度来てその混雑っぷりにもみくちゃにされてから二年目と三年目は足を向けてはいなかった。
空閑はどちらでも良かったのだが、汐見が人混みを厭ったのだ。汐見が行かないのであれば、空閑も一人で行こうとは思えないと毎年果敢に宇宙港へと足を向けるフェルマー達を寮のロビーで送り出していた。
1115「良い、折角良い場所取れたんだから此処で見る」
「そ? まぁ、人混みに押し合いへし合いして見れずに帰るってのも本末転倒か」
「だろ?」
彼らが三年間と数ヶ月を過ごした学び舎に隣接する北部国際宇宙港。その屋上に作られた展望デッキのの柵にもたれながら、汐見は辟易とした表情を浮かべそんな彼を見つめる空閑は苦笑を隠さない。
この宇宙港で年に一度行われる夏祭り、一年の頃に一度来てその混雑っぷりにもみくちゃにされてから二年目と三年目は足を向けてはいなかった。
空閑はどちらでも良かったのだが、汐見が人混みを厭ったのだ。汐見が行かないのであれば、空閑も一人で行こうとは思えないと毎年果敢に宇宙港へと足を向けるフェルマー達を寮のロビーで送り出していた。
雑談🍀
INFOこれ同じ機体でも出れるの?全員隊長で揃って出たい!!(自分を見失いそう)
多分マルチシステムで変えてくるんだよなー!
私もだもん!同じ機体で出れるなら言ってやー!
チャットで隊長3人で出ませんかって声かけるかフレで時間合わせるしか無理だよな!!
こういうデイリーのマルチを消化出来るミニゲーム大好きです
保育園に子供預けた親の気持ちが疑似体験できるゲーム(?) 4
PrzmStar
DOODLE深夜だけど別に深夜枠ではないアイアコス。お誕生日絵描けなくてごめんよ落書き…最近色々飛び回っててライコスのデイリーすら怪しい
もっとオリエンタルさを活かしたキャラにして欲しいなーとは個人の勝手な祈り
gainen
PASTデイリーであげたやつより実はこっちのほうが自分好み。途中で筆をカスタマイズしたんですけど、それにハマって、水彩っぽい塗りが上手くいったと思う。でもまぁ背景つけだすとそれがほとんどわかんなくなるっていう…。くまる。
DONETwitterで掲載した時よりリムルを男子らしく書き直してます。BLになりそうでならなさそうなのが大好きです!!(ぁ
有難うございます!
支部ランキング入り記念で置いてます!
漫画デイリーランキング 第189位!!
すごい・・・いつか創作漫画で取ってみたい順位やでぇ・・・と思いつつ精進したい。
ほんと有難うございます。 5
狭山くん
TRAINING2022-06-30/空閑汐♂デイリー6月完走!と共に高校卒業おめでとう!!明日からは文披31題参加も兼ねて高校卒業後、航宙士学院入学前の夏の空閑汐♂を1ヶ月書いてく予定です(*•̀ᴗ•́*)و ̑̑空閑汐♂デイリー800字チャレンジ:30 特に約束はしていなくても、やっぱりこの場所に集まってしまう。そんな事を思いながら、三年ないしは二年間共に過ごしたフェルマーと高師と共に篠原は道場へと足を踏み入れる。そこには既に後輩達が集まっており、パイロットコースに所属していた同期たちもピッタリとくっついて――というよりも空閑が汐見の後ろから抱きつくような形で立っていた。
後ろにくっ付いている空閑の存在を気にもせず、普段通りの態度でひらりと手を振った汐見は彼らへと向けて言葉を投げる。
「お、エンジニアコースも解散したのか」
「パイロットコース、解散早くない?」
おんぶお化けの様相を呈している空閑の存在を完全にスルーしたフェルマーの言葉に「センセのホームルーム短いからな。卒業式でも通常営業」と汐見もなんて事ないように答えて。後輩達も何のツッコミも入れていないらしいその体勢へと言い難そうにツッコミを入れたのは高師であった。
1411後ろにくっ付いている空閑の存在を気にもせず、普段通りの態度でひらりと手を振った汐見は彼らへと向けて言葉を投げる。
「お、エンジニアコースも解散したのか」
「パイロットコース、解散早くない?」
おんぶお化けの様相を呈している空閑の存在を完全にスルーしたフェルマーの言葉に「センセのホームルーム短いからな。卒業式でも通常営業」と汐見もなんて事ないように答えて。後輩達も何のツッコミも入れていないらしいその体勢へと言い難そうにツッコミを入れたのは高師であった。
狭山くん
TRAINING2022-06-29/空閑汐♂デイリー何とか日付変わる前に書けたねヤッター!!吉嗣先生が空閑汐♂に巻き込まれてるの見るのは楽しいね……空閑汐♂デイリー800字チャレンジ:29 第一格納庫の隅に作られた教官室。そこはパイロットコースを担当する教員達に割り当てられた部屋で。校舎から離れた場所に位置する格納庫に仕事を持ち込む教員は少なく、その部屋は吉嗣が占有してしまっている。
そしてその場所では安っぽいデスクチェアに腰を下ろし軋ませる吉嗣の他、二人の青年が立たされていた。一人はぴしりと制服を纏い、一人は学校指定のジャージ姿で。
「空閑に汐見も。お前らこの卒業前のクソ忙しいタイミングで呼び出された理由は解ってるよな?」
既に自由登校になっている三年生の中でも、この二人は既にパイロットコースの生徒が一番に目指す場所である航宙士学院への入学資格を手に入れていた。他の生徒達とは異なり、受験勉強からも解放され校内の雑務を請け負うアルバイトもこなしながらモラトリアムを過ごす二人の男達へと吉嗣はじとりとした視線を向ける。視線を向けられた本人達は揃いも揃って――制服を隙なく纏った空閑は面白そうに、ジャージ姿の汐見は不思議そうに、首を傾げる。
1743そしてその場所では安っぽいデスクチェアに腰を下ろし軋ませる吉嗣の他、二人の青年が立たされていた。一人はぴしりと制服を纏い、一人は学校指定のジャージ姿で。
「空閑に汐見も。お前らこの卒業前のクソ忙しいタイミングで呼び出された理由は解ってるよな?」
既に自由登校になっている三年生の中でも、この二人は既にパイロットコースの生徒が一番に目指す場所である航宙士学院への入学資格を手に入れていた。他の生徒達とは異なり、受験勉強からも解放され校内の雑務を請け負うアルバイトもこなしながらモラトリアムを過ごす二人の男達へと吉嗣はじとりとした視線を向ける。視線を向けられた本人達は揃いも揃って――制服を隙なく纏った空閑は面白そうに、ジャージ姿の汐見は不思議そうに、首を傾げる。
狭山くん
TRAINING2022-06-28/季節感もへったくれもない今日の空閑汐♂デイリーは汐見♂のヤキモチ回。これは前から書きたかったのでにっこにこ。言うてチューしてるだけ。空閑汐♂デイリー800字チャレンジ:28「ハッピーバレンタインです!」
そんな声と共に廊下へと呼び出された汐見へ可愛らしい柄の付いた紙袋をひとつ渡すのは彼の後輩である女子生徒――皆川で。
「あぁ、何か机の上に山積みになってると思ってたけどバレンタインか」
ようやく合点が入ったとでもいうように頷いた汐見に紙袋を渡した女子生徒の隣に立っていた彼女の同期であり汐見の後輩でもある東間は「汐見先輩それマジで言ってます?」と眉を寄せた。
「マジだな。ヒロミも何か大量に渡されてたから、一体何事かとは思ってたが」
「名もなき女子達が地縛霊になりそうですね」
ナンマイダ、なんて言葉と共に手を合わせる東間を横目で見ながら、汐見は「でも何で東間まで来てんだ? お前ら二人って珍しい組み合わせだけど」と問う。
2353そんな声と共に廊下へと呼び出された汐見へ可愛らしい柄の付いた紙袋をひとつ渡すのは彼の後輩である女子生徒――皆川で。
「あぁ、何か机の上に山積みになってると思ってたけどバレンタインか」
ようやく合点が入ったとでもいうように頷いた汐見に紙袋を渡した女子生徒の隣に立っていた彼女の同期であり汐見の後輩でもある東間は「汐見先輩それマジで言ってます?」と眉を寄せた。
「マジだな。ヒロミも何か大量に渡されてたから、一体何事かとは思ってたが」
「名もなき女子達が地縛霊になりそうですね」
ナンマイダ、なんて言葉と共に手を合わせる東間を横目で見ながら、汐見は「でも何で東間まで来てんだ? お前ら二人って珍しい組み合わせだけど」と問う。
狭山くん
TRAINING2022-06-27/今日の空閑汐♂デイリーは空閑汐♂喧嘩編後半戦!これだけでも読めないことはないかな……仲直りする空閑汐♂が尊いね……空閑汐♂デイリー800字チャレンジ:27 三人の男達を廊下に残し、一人道場へと足を踏み入れた篠原は眼前に広がる光景に思わず片手で顔を覆っていた。突然現れた先輩の姿に救いを求めるように後輩達の視線が向けられる。
「何の事件現場だ?」
篠原の口からは、あまりにも物騒な言葉が溢れていた。
「篠原先輩……! いい所に!」
「息はあります!」
「汐見先輩の上段蹴りで空閑先輩が宙を舞ったんです!」
「よし分かった。すげぇ分かりたくないんだけど、大体分かった」
汐見も頬を腫らしていたが、空閑はその比ではない。完全に伸びてしまっている空閑の元にしゃがみこんだ篠原は軽く彼の頬を叩く。ぼんやりとしていた焦点が篠原へと結び、空閑は幾度か瞳を瞬かせる。
「空閑、今の状況分かるか?」
3587「何の事件現場だ?」
篠原の口からは、あまりにも物騒な言葉が溢れていた。
「篠原先輩……! いい所に!」
「息はあります!」
「汐見先輩の上段蹴りで空閑先輩が宙を舞ったんです!」
「よし分かった。すげぇ分かりたくないんだけど、大体分かった」
汐見も頬を腫らしていたが、空閑はその比ではない。完全に伸びてしまっている空閑の元にしゃがみこんだ篠原は軽く彼の頬を叩く。ぼんやりとしていた焦点が篠原へと結び、空閑は幾度か瞳を瞬かせる。
「空閑、今の状況分かるか?」
狭山くん
TRAINING2022-06-26/本日のデイリー後半戦!思った以上に長くなってもう800字デイリーって何????みたいな感じになってる。汐見って割と何も言わずに極端な事するタイプだと思ってる。空閑汐♂デイリー800字チャレンジ:26.2「で、何があったんだよお前ら」
ギャラリーを押し退け、フェルマーと共に空き教室へと汐見を押し込んだ高師は呆れ混じりの声色で前置きもなくそう切り出した。
「あ! シュンメ誤解しないでね、これはビジネス浮気みたいなもので」
「フェルマーお前には訊いてないし、ビジネス浮気って何なんだそれは!」
あまりにも能天気なフェルマーの言葉へ思わず叫んでしまう高師を追うように「ヴィン、俺をダシにすんな」と不機嫌そうな声色で汐見の声が刺さってくる。
「汐見、お前は本当に何なんだ。いきなりこっちの教室まで来て」
「……別に」
尊大な態度で椅子に座りながら高師の言葉にはふい、と顔を逸らし一言だけを口にする汐見の態度は完全に拗ねた子供の仕草で。そんな汐見の態度にこの短い時間だけで何度吐き出したのかも分からない二酸化炭素を再び口から漏らした高師は、フェルマーへと視線を向ける。
2948ギャラリーを押し退け、フェルマーと共に空き教室へと汐見を押し込んだ高師は呆れ混じりの声色で前置きもなくそう切り出した。
「あ! シュンメ誤解しないでね、これはビジネス浮気みたいなもので」
「フェルマーお前には訊いてないし、ビジネス浮気って何なんだそれは!」
あまりにも能天気なフェルマーの言葉へ思わず叫んでしまう高師を追うように「ヴィン、俺をダシにすんな」と不機嫌そうな声色で汐見の声が刺さってくる。
「汐見、お前は本当に何なんだ。いきなりこっちの教室まで来て」
「……別に」
尊大な態度で椅子に座りながら高師の言葉にはふい、と顔を逸らし一言だけを口にする汐見の態度は完全に拗ねた子供の仕草で。そんな汐見の態度にこの短い時間だけで何度吐き出したのかも分からない二酸化炭素を再び口から漏らした高師は、フェルマーへと視線を向ける。
狭山くん
TRAINING2022-06-24/空閑汐♂デイリー2本目!たまには先輩っぽい空閑汐♂も書いておきたかった。近しい後輩には面倒見がいい先輩ぶる空閑汐♂可愛いな?空閑汐♂デイリー800字チャレンジ:EX「剣道着姿のアマネ、久々に見たなぁ。ヒロミもだけど」
「そもそも会うのが久々って感じだけどな」
短い夏休みを終えて、秋学期が始まってから少し経った頃。道場に姿を現したのは、アメリカに行っていた筈の汐見と空閑であった。『放課後、剣道部顔出すわ』という汐見からの端的なメッセージを受け取った篠原とフェルマーがその場所へと向かえば、既に剣道着を纏い面手拭を首に掛けた二人の男がそこに居た。
「今日の昼にこっちに戻って来たんだ」
「学校の定期便、ホント便利だよね。流石にアメリカからだと体バッキバキでさ。運動しよっかって話になって」
世界各地にある系列校間では、生徒や教員の移動の為定期的に専用機が飛んでいる。彼らはそれに乗りアメリカへと渡り、そして日本校へと戻って来たらしい。大きく伸びをしながらそう口にした空閑に、篠原は呆れたように「お前も含めて、俺ら引退した筈なんだけどな」と肩を竦めた。
1594「そもそも会うのが久々って感じだけどな」
短い夏休みを終えて、秋学期が始まってから少し経った頃。道場に姿を現したのは、アメリカに行っていた筈の汐見と空閑であった。『放課後、剣道部顔出すわ』という汐見からの端的なメッセージを受け取った篠原とフェルマーがその場所へと向かえば、既に剣道着を纏い面手拭を首に掛けた二人の男がそこに居た。
「今日の昼にこっちに戻って来たんだ」
「学校の定期便、ホント便利だよね。流石にアメリカからだと体バッキバキでさ。運動しよっかって話になって」
世界各地にある系列校間では、生徒や教員の移動の為定期的に専用機が飛んでいる。彼らはそれに乗りアメリカへと渡り、そして日本校へと戻って来たらしい。大きく伸びをしながらそう口にした空閑に、篠原は呆れたように「お前も含めて、俺ら引退した筈なんだけどな」と肩を竦めた。
狭山くん
TRAINING2022-06-24/空閑汐♂デイリー1本目。乗り物だったらだいたい何でも好きな空閑汐♂がツーリングをはじめる話。空閑汐♂デイリー800字チャレンジ:24 片道で約一八〇〇キロ、今回は往復で三六〇〇キロ。それが今回の旅程で。飛行訓練を他のクラスメイト達よりも早く修了する事が出来た空閑と汐見は、日本校に帰る事なく数ヶ月の滞在に必要だった荷物だけを送り返し寮を出た。
二週間かけてルート66の一部を往復しようという計画を立て、必要最低限の荷物だけを手に飛び込んだのは訓練期間中にレンタル契約をしておいたバイクショップ。日本ではまだ乗ることの出来ない大型バイクに跨った汐見は楽しげに頬を緩めていた。
「相変わらず、乗り物なら何でも好きだよね」
「それはお前だってそうだろ。アメリカでハーレーに乗れるってのに、真顔でいられるわけないだろ」
揶揄うような空閑の言葉に、汐見は頬を緩めたままで言葉を返す。トランシーバーをセットしたヘルメットを被り、通信テストとばかりに二人は会話を交わしていく。
957二週間かけてルート66の一部を往復しようという計画を立て、必要最低限の荷物だけを手に飛び込んだのは訓練期間中にレンタル契約をしておいたバイクショップ。日本ではまだ乗ることの出来ない大型バイクに跨った汐見は楽しげに頬を緩めていた。
「相変わらず、乗り物なら何でも好きだよね」
「それはお前だってそうだろ。アメリカでハーレーに乗れるってのに、真顔でいられるわけないだろ」
揶揄うような空閑の言葉に、汐見は頬を緩めたままで言葉を返す。トランシーバーをセットしたヘルメットを被り、通信テストとばかりに二人は会話を交わしていく。
狭山くん
TRAINING2022-06-23/今日の空閑汐♂デイリーはアメリカ校に行ってる2人である。空閑汐♂デイリー800字チャレンジ:23 はじめて、空を飛んだ。誰かに乗せてもらう事もなく、誰かを乗せる事もなく。自分ひとりの命を操縦桿に乗せて、艶やかなプロペラ機を一人だけで飛ばした。
その事実を思い出し、汐見はひとり暗いベッドの中でほう、と息を吐く。両耳に入れた無線イヤホンからは陽気なメロディが流れていた。
すっかり慣れてしまった寮の硬く狭いベッドに良く似た――しかし彼が普段暮らしている寮ではないその場所で、ベッドと部屋を仕切るカーテンを締め切った一人だけの空間でごろりと寝返りを打つ。背中に空閑の体温はない。しかしそれでも、実家に帰った時に感じた一人寝の寂しさはなく――汐見の胸に残るのは高揚感だけだった。
自家用操縦士ライセンスの取得を目的にやって来た、カリフォルニアにある国際航空宇宙学院のアメリカ校。短期滞在用の四人部屋に用意された二段ベッドの上段。それが汐見に与えられた今の寝床で。下段には空閑が、そして反対側の壁にもう一つ置かれたベッドの上下段には同じ日本校から選抜されたクラスメイトがそれぞれ一人づつ。
1335その事実を思い出し、汐見はひとり暗いベッドの中でほう、と息を吐く。両耳に入れた無線イヤホンからは陽気なメロディが流れていた。
すっかり慣れてしまった寮の硬く狭いベッドに良く似た――しかし彼が普段暮らしている寮ではないその場所で、ベッドと部屋を仕切るカーテンを締め切った一人だけの空間でごろりと寝返りを打つ。背中に空閑の体温はない。しかしそれでも、実家に帰った時に感じた一人寝の寂しさはなく――汐見の胸に残るのは高揚感だけだった。
自家用操縦士ライセンスの取得を目的にやって来た、カリフォルニアにある国際航空宇宙学院のアメリカ校。短期滞在用の四人部屋に用意された二段ベッドの上段。それが汐見に与えられた今の寝床で。下段には空閑が、そして反対側の壁にもう一つ置かれたベッドの上下段には同じ日本校から選抜されたクラスメイトがそれぞれ一人づつ。
狭山くん
TRAINING2022-06-22/今日の空閑汐♂デイリーは海を見る汐見と汐見を見る空閑の話。汐見には夕暮れの海辺を添えたくなる。汐見だし。空閑汐♂デイリー800字チャレンジ:22 既に太陽は山の向こうへと沈み、空には昼の名残のような淡い青空とそれに影を付けるような雲の深い青が混ざり合い美しいコントラストを作り出している。
その濃淡がまるで水彩画かちぎり絵のようだなんて、ぼんやりと思いながらバイクを走らせていた空閑はようやく目的の人影をその視界の中に収めていた。
静かに舗装された道から逸れ、砂と礫と少しの雑草が生える地面にバイクを停める。そこには彼が乗るそれと同じフォルムをした一台のバイクが既に停められていた。後輪の泥除け部分に剥がれかけた校章のシールが貼られている事を確かめて、その先に積まれている消波ブロックの上に腰掛ける人影のシルエットを見上げる。
顔を確かめなくてもわかる。そこに佇んでいるのは、汐見だった。
1752その濃淡がまるで水彩画かちぎり絵のようだなんて、ぼんやりと思いながらバイクを走らせていた空閑はようやく目的の人影をその視界の中に収めていた。
静かに舗装された道から逸れ、砂と礫と少しの雑草が生える地面にバイクを停める。そこには彼が乗るそれと同じフォルムをした一台のバイクが既に停められていた。後輪の泥除け部分に剥がれかけた校章のシールが貼られている事を確かめて、その先に積まれている消波ブロックの上に腰掛ける人影のシルエットを見上げる。
顔を確かめなくてもわかる。そこに佇んでいるのは、汐見だった。
狭山くん
TRAINING2022-06-21/デイリーもういっちょ!空閑汐♂と担任がわちゃわちゃしてるのは楽しいなぁ。空閑汐♂デイリー800字チャレンジ:EX「お前ら相変わらずニコイチなのな。まぁ、丁度良かったが」
廊下を連れ立ち歩いていた二人の男に声を投げかけたのは、彼らの担任である吉嗣宇浩で。吉嗣の声に仲良く足を止めた空閑と汐見は同じタイミングでくるりと振り返る。それはまるでダンスのステップのようで、吉嗣は喉でくつりと笑い声を漏らしていた。
「で、何すかセンセ」
「課題は出したと思うんですけど」
口々に問いかける汐見と空閑の言葉にひらりと片手を振りながら、吉嗣は彼らの答えを否定する。
「違ぇよ、お前らだけだぞ。飛行訓練の日程希望出してねぇの」
ため息混じりの言葉に彼らの声は「あぁ!」とユニゾンする。しかしそれでも彼らは不思議そうに一方は首を傾げ、一方は眉を寄せる。
2645廊下を連れ立ち歩いていた二人の男に声を投げかけたのは、彼らの担任である吉嗣宇浩で。吉嗣の声に仲良く足を止めた空閑と汐見は同じタイミングでくるりと振り返る。それはまるでダンスのステップのようで、吉嗣は喉でくつりと笑い声を漏らしていた。
「で、何すかセンセ」
「課題は出したと思うんですけど」
口々に問いかける汐見と空閑の言葉にひらりと片手を振りながら、吉嗣は彼らの答えを否定する。
「違ぇよ、お前らだけだぞ。飛行訓練の日程希望出してねぇの」
ため息混じりの言葉に彼らの声は「あぁ!」とユニゾンする。しかしそれでも彼らは不思議そうに一方は首を傾げ、一方は眉を寄せる。
狭山くん
TRAINING2022-06-21/今日の空閑汐♂デイリーはデートに行こうぜって誘う汐見♂の話である。昨日のデイリーで恋の自覚をした汐見♂がちょっとだけ積極的になった……のかもしれない。空閑汐♂デイリー800字チャレンジ:21 唯一部活も授業もない日曜の朝、常ならば空閑の腕にすっぽりと抱き寄せられている筈の体温は既になく。空閑はその違和感に寝ぼけたまま、幾度か深い海と同じ色をした瞳を瞬かせる。
腕から消えた体温を探すようにのそりと起き上がった空閑は、窓際のデスクに腰掛け文庫本を開いている男の姿を視界へと入れた。
「起きたか」
いつもながらに短い言葉で空閑の起床を確かめた汐見の声に、半分以上寝惚けたままで空閑は笑みを彼へと向ける。
「早いねぇ、どしたの? いつもならまだ寝てるじゃん」
「寝てるっつか潰されてんだけどな、お前に」
幾分か不貞腐れた声で返ってきた言葉に空閑は眉を下げ、汐見の機嫌を伺うように言葉を探す。
「だって奥まで許してくれるの土曜の夜だけじゃん……嫌だった?」
1009腕から消えた体温を探すようにのそりと起き上がった空閑は、窓際のデスクに腰掛け文庫本を開いている男の姿を視界へと入れた。
「起きたか」
いつもながらに短い言葉で空閑の起床を確かめた汐見の声に、半分以上寝惚けたままで空閑は笑みを彼へと向ける。
「早いねぇ、どしたの? いつもならまだ寝てるじゃん」
「寝てるっつか潰されてんだけどな、お前に」
幾分か不貞腐れた声で返ってきた言葉に空閑は眉を下げ、汐見の機嫌を伺うように言葉を探す。
「だって奥まで許してくれるの土曜の夜だけじゃん……嫌だった?」