トンボ
ぴスタ
DONE #夜のaknkプラス#aknk夜のよしよしアンソロジー
🗡×主様
主様が🗡をよしよししてから逆転されるお話。
尻からトンボ感が否めない。
※♡喘ぎあります
高校生以上ですか?(y/n) 6257
終始.
MOURNING尻切れトンボ状態になってしまったヘルユルSS供養へいわなせかい+
「あーっ、忘れ物しちゃった……ごめんなさいっ、すぐに追い駆けるから先に行ってて~」
「あぁ? 何を忘れたってんだよ」
「お弁当~!」
「いっちばん重要なモンを忘れてんじゃねーよ! クソガキ!」
賑やかなやり取りが静かな庭園に響き渡る。返答待たずに駆け出し、あっという間に城内へと消え行く小さなユルグの背を、盛大な溜息を持って見送ったヘルビンディは、やれやれとばかりに傍の花壇縁に腰を下ろした。
そろそろ花も咲く頃、日中ならば未だ風は冷たくとも日射しは暖かい。厳しい寒さの続く冬は終わり、もうすぐ春がやってくる。となればピクニックがしたい、遠出は出来なくとも、せめて城の庭園で弁当を食べるくらいは良いだろう……などと散々に強請り倒され、他を当たれと言っても聞く耳持たれず、遂には引き摺られて来た ── こんなにも小さな身体であるのに、鍛え上げている己を引き摺るとは化け物かとも思ったが ── その結果が、これか。もう一度溜息を吐いたヘルビンディは、暇を持て余して天を仰いだ。
4268「あーっ、忘れ物しちゃった……ごめんなさいっ、すぐに追い駆けるから先に行ってて~」
「あぁ? 何を忘れたってんだよ」
「お弁当~!」
「いっちばん重要なモンを忘れてんじゃねーよ! クソガキ!」
賑やかなやり取りが静かな庭園に響き渡る。返答待たずに駆け出し、あっという間に城内へと消え行く小さなユルグの背を、盛大な溜息を持って見送ったヘルビンディは、やれやれとばかりに傍の花壇縁に腰を下ろした。
そろそろ花も咲く頃、日中ならば未だ風は冷たくとも日射しは暖かい。厳しい寒さの続く冬は終わり、もうすぐ春がやってくる。となればピクニックがしたい、遠出は出来なくとも、せめて城の庭園で弁当を食べるくらいは良いだろう……などと散々に強請り倒され、他を当たれと言っても聞く耳持たれず、遂には引き摺られて来た ── こんなにも小さな身体であるのに、鍛え上げている己を引き摺るとは化け物かとも思ったが ── その結果が、これか。もう一度溜息を吐いたヘルビンディは、暇を持て余して天を仰いだ。
ma-e-ka(仮)
DONE先日、節分だな…と思った時脳内に湧いた『アンデラ』のビリタチ(ビリ+タチ)ネタ…『泣いた赤鬼』モチーフで編んでみました。
自分的には短く収まった!が、尻切れトンボ感が拭えず(苦笑)
n番煎じの出涸らしネタかもですがもし宜しければお暇潰しに…
支部に上げるかは考え中です
(あれもこれもまだ未完成なのに他のCP?ネタ上げるのって
申し訳ない気が……)
金の瞳の青い鬼!!注意!!
この小説は漫画『アンデッドアンラック』の二次創作です。
何でも許せる方向けです。その旨宜しくお願い致します。
ビリー×タチアナ(ビリ+タチ?)のほのぼのネタ
(少々甘さ控えめ?)です……時系列的には、
前ループ、2020年10月~11月頃、のイメージです
……何でも許せる方向けです。
それでは、良しなに……
追記(2023/3/22):こちらの文章を加筆修正の後、
Pixivの方へ投稿いたしました。
そこそこ文字数も増えてますので、間違い探しのノリで
そちらもご覧いただけましたら幸いです。
(加筆しても変わらず、オチはありません……
尻切れトンボ感も変わってませんのであしからず(笑))
「タチアナ?君がもし赤鬼で、僕がもし青鬼だとしたら……
4726この小説は漫画『アンデッドアンラック』の二次創作です。
何でも許せる方向けです。その旨宜しくお願い致します。
ビリー×タチアナ(ビリ+タチ?)のほのぼのネタ
(少々甘さ控えめ?)です……時系列的には、
前ループ、2020年10月~11月頃、のイメージです
……何でも許せる方向けです。
それでは、良しなに……
追記(2023/3/22):こちらの文章を加筆修正の後、
Pixivの方へ投稿いたしました。
そこそこ文字数も増えてますので、間違い探しのノリで
そちらもご覧いただけましたら幸いです。
(加筆しても変わらず、オチはありません……
尻切れトンボ感も変わってませんのであしからず(笑))
「タチアナ?君がもし赤鬼で、僕がもし青鬼だとしたら……
ぶんぶん
MOURNINGR18になるはずだった尻切れトンボのガラガラ男×田畑小説旧友じっとりと重さを持った手袋を外す。
年季が入りひび割れた合皮が血液を吸い、かつての光沢を失っていた。
生白い手が露出する。
手袋ををずっと付けていたせいか肌がかぶれていた。いつか揉み合った時に力を入れすぎたのか、爪が割れて血が出ていた。
目視してやっとその痛みを認識した。
最近感覚がおかしくなっている。
鈍っているのではない。まるで体が痛みを感じることを忘れているかのように、怪我をしていると頭で認識しなければ傷に気付きもしないのだ。
商店街の方から濁った煙が出ていた。
段々と風に溶け、寺尾の元には香ばしい香りだけが届いた。
焼き鳥屋か何かがあった事を思い出す。
排気口から立ち昇る煙を眺めた。最後に食事をした日はいつだっただろうか。
1262年季が入りひび割れた合皮が血液を吸い、かつての光沢を失っていた。
生白い手が露出する。
手袋ををずっと付けていたせいか肌がかぶれていた。いつか揉み合った時に力を入れすぎたのか、爪が割れて血が出ていた。
目視してやっとその痛みを認識した。
最近感覚がおかしくなっている。
鈍っているのではない。まるで体が痛みを感じることを忘れているかのように、怪我をしていると頭で認識しなければ傷に気付きもしないのだ。
商店街の方から濁った煙が出ていた。
段々と風に溶け、寺尾の元には香ばしい香りだけが届いた。
焼き鳥屋か何かがあった事を思い出す。
排気口から立ち昇る煙を眺めた。最後に食事をした日はいつだっただろうか。
kulubosch
DOODLE前史Q攻めが見たいで描きました髪型もわりと適当で話も尻切れトンボで申し訳ない
5ページ目セリフ入れてない吹き出しがあるのはわざとです
お好きにご想像ください
まあ結局お師匠様にこのあと、、、() 6
Natale_1224
DONEレカペ2301展示 指輪・ボロアラボロボロアラボロ現代AUです。アーティストのアラゴルンと彼のモデルになるように頼まれたボロミアの話。
pass:fan-●●●●●●●(7文字)
尻切れトンボなのでまた改めて書きたいです… 1476
烏のポイピク垢
DONEウスノスwebオンリー用作品②だったものです。間に合いませんでした(死)本当に申し訳ございません…パスワードは18↑yes/no確認のみにしています。尻切れトンボなので後日また付け足し部分書きます!!! 5
とこのべ
MAIKING9月の七五Webオンリー展示作品「五条さんの秘密」の七海視点。15歳以上の方のみお楽しみください。
(最後は尻切れトンボですのでご注意ください)
前作「五条さんの秘密」→https://poipiku.com/4819056/7552228.html 10394
紅茶オレ
MEMO深夜テンションで忘れないうちにメモをガリガリと書いておくまだクリアはしてないけどセーフだよ多分。ダンバジになればいいなぁ・DMCが初代しかないタイプのifネタ
・お兄ちゃんがテメン二グらず生家襲撃のときに魔界に連れ攫われネロアンに魔改造され尚且倒したら中から襲撃時そのままの姿でズルんと出てきちゃったよって感じのネタメモ
・ネタメモなのであんまり文は繋がってないし知り切れトンボ 1051
Sui
MAIKING将校×参謀の司類🌟🎈体から落とす将校と即堕ち快楽に弱い参謀
尻切れトンボです。それでも良い方どうぞ
パスワードは鍵垢固定の数字。
途中まで供養、18歳未満は閲覧禁止
媚薬、♡喘ぎ、濁点喘ぎ、倫理観なし
この後快楽堕ちしますし、媚薬と🌟によって体が疼くようになります。 3472
sogomi
DONE🦁🖋 💛💙寝れなくて空腹にエナドリ飲んで気分悪くなる🖋と、介抱する🦁
過呼吸、嘔吐表現あり。体調不良もの。
シェアハウス時空、一応カプでは無いけど距離近いので注意⚠️
いつものごとく尻きれトンボ。終わらせ方わからん。
ok? y/n
#lucake 3285
⛰暮正⛰
DONE第四回膝髭ワンドロワンライ 「赤とんぼ」不退転 膝丸がこちらを見たまま動かなくなって、いったいどれくらいが経ったのだろう。髭切は、困ったなあと思いながら、残り少なくなった湯呑を弄んだ。膝丸が淹れてくれる緑茶はいつも熱くて、猫舌のきらいがある髭切はことさらゆっくり飲む。話題が転じたときにはまだ半分以上あったから、それなりに長いこと見つめられているという体感も気のせいではないだろう。
縁側に出て茶を飲み始めたときは、他愛もない話をしていたのだ。
外気がすっかり涼しくなって、日中はずいぶん過ごしやすくなった。
部屋から見える柿もまだらに染まり始めて、枝のしなりが強まってきている。
昼夜問わずに鳴く虫の名を挙げ連なったりしながら、秋霖の合間の晴れの日をささやかに楽しんでいた。
1697縁側に出て茶を飲み始めたときは、他愛もない話をしていたのだ。
外気がすっかり涼しくなって、日中はずいぶん過ごしやすくなった。
部屋から見える柿もまだらに染まり始めて、枝のしなりが強まってきている。
昼夜問わずに鳴く虫の名を挙げ連なったりしながら、秋霖の合間の晴れの日をささやかに楽しんでいた。
pachimura_12
DONE※ココ武※懲りもせずショタ🎍
※静かに暴走する🥥が居ます。
※反社会勢力🥥君にダル絡みするLANが出てくる
子どもミッチの可愛さを全面に出したい(願望)
私だけが楽しいssシリーズ
勝手にシリーズ化すなって話ですね。
相変わらずの尻切れとんぼですが、良かったら読んでやってください 8
pachimura_12
DONE※みつ武(未満)※前半モブおじ出てきます
※相変わらず尻切れトンボ
どれだけキモオジを文字で表現できるか、挑戦しました。
今回は🎍目線。
うぇぶおんりで🍯目線で書けたらいいなと思っています。
ちょっと長くなっちゃったけど、よかったら読んでやってください 11
cobi_brawn
MOURNING人生で初めての投稿です。慕情の内心がこんなだったらめちゃめちゃ滾るなぁという妄想の産物。自己満足の結晶です。生暖かい目で見てやってください。ぶっちゃけ尻切れトンボ。ご都合仕様で相手の内心が聞こえちゃうやつ慕情は本当にツンデレな男だ。
本心では人に感謝したり、相手を褒めたりしているのに口では素直に出せず、真逆の発言をしてしまう故に、その怜悧な相貌と相まって嫌味な奴だとか冷たい人だとか言われてしまう。それでも慕情は構わなかった。
しかし恋い慕う相手にもツンを発動してしまい、その人を毎度怒らせてしまうことだけが慕情にとっての悩みであった。
その日、風信と慕情は珍しく共同の鬼狩りの任務に当たっていた。
その任務の最中、残り一体の鬼が切られた瞬間、最後の足掻きとばかりに灰紫色の霧毒を慕情に向かって吐き出した。
「危ないっ!」
風信は慕情を突き飛ばして霧から庇い、代わりに思いっきり風信は霧を吸い込んでしまった。
ゴホゴホと咽せている風信のそばに瞬時に駆け寄り
4264本心では人に感謝したり、相手を褒めたりしているのに口では素直に出せず、真逆の発言をしてしまう故に、その怜悧な相貌と相まって嫌味な奴だとか冷たい人だとか言われてしまう。それでも慕情は構わなかった。
しかし恋い慕う相手にもツンを発動してしまい、その人を毎度怒らせてしまうことだけが慕情にとっての悩みであった。
その日、風信と慕情は珍しく共同の鬼狩りの任務に当たっていた。
その任務の最中、残り一体の鬼が切られた瞬間、最後の足掻きとばかりに灰紫色の霧毒を慕情に向かって吐き出した。
「危ないっ!」
風信は慕情を突き飛ばして霧から庇い、代わりに思いっきり風信は霧を吸い込んでしまった。
ゴホゴホと咽せている風信のそばに瞬時に駆け寄り
あんごろうまる
DOODLEシャチョコン♀+三月*モモ女体化注意
*モモは名前だけしか出ません
*デート中モモにキスした社長が勇気を出して告白しようと呼び出したら、ヨリを戻そうとした元カノに無理矢理キスされた現場を待ち合わせ場所に来たモモに見られるという地獄展開です。そこからモモを追いかけるも捕まらなくて、ゲームでも会えなくなってしまった!どうする社長…!?みたいな話しです。
*進捗なので尻切れトンボ
お互い「ユキ」「モモ」と呼び合ってますが、地の文章は千斗と百瀬で書いてます。
*千斗
ベンチャー企業の社長。オンラインゲームで百瀬と知り合い、心惹かれる。恋愛童貞。
*百瀬
就職浪人のフリーター。高校時代サッカーをやっていたが怪我をしてしまい、そこから無気力になっている。惰性で始めたゲームで千斗と知り合い、交流を深めていく。なかなか就職活動をしないので姉の瑠璃から心配されている。
*三月
アイドルを目指している青年。アルバイト仲間の百瀬とは仲が良く、プライベートでも遊ぶほどだが恋愛感情は全くない。
千斗は百瀬が働くコンビニの社員通用口にいた。アルバイトが終わってから近くで待ち合わせする場所がない千斗のために百瀬が教えてくれたのだ。
5653*千斗
ベンチャー企業の社長。オンラインゲームで百瀬と知り合い、心惹かれる。恋愛童貞。
*百瀬
就職浪人のフリーター。高校時代サッカーをやっていたが怪我をしてしまい、そこから無気力になっている。惰性で始めたゲームで千斗と知り合い、交流を深めていく。なかなか就職活動をしないので姉の瑠璃から心配されている。
*三月
アイドルを目指している青年。アルバイト仲間の百瀬とは仲が良く、プライベートでも遊ぶほどだが恋愛感情は全くない。
千斗は百瀬が働くコンビニの社員通用口にいた。アルバイトが終わってから近くで待ち合わせする場所がない千斗のために百瀬が教えてくれたのだ。
owarishima
MOURNING2021年にかいた影犬 長くなりそうだったのと「こういう犬飼もいるかもな〜」で書き出したら遠征試験編で本編と解釈違いになったのもあって尻切れとんぼになってます(続き書く予定は今の所ありません…)青く底抜けのかなしみよ 空気に満ちる水が、体表にまとわりつく日々が続いていた頃のことである。空は毎日にび色を塗りこめて重苦しかった。たまに殴るような大粒の雨がやってきてうんざりさせられることもあり、とにかく不快な季節。特に影浦にとっては、サイドエフェクトがもたらす感覚と合わさって苛つかない日が無いくらいだった。
この毎年恒例の不快の上に、今年はある事件の余波が重なっていた。一月以上前、同級生が起こしたボーダー隊務規定違反による除隊処分である。
A級でも名高い二宮隊がこれによりB級への降格処分を受けたことは多大なインパクトを周囲に与えたが、二宮隊のメンバーに親しい者たちは、そうでない者以上にその影響を肌で感じていた。二宮隊の銃手、犬飼澄晴──そして除隊された鳩原未来と同学年の隊員たちなど、まさに。
11115この毎年恒例の不快の上に、今年はある事件の余波が重なっていた。一月以上前、同級生が起こしたボーダー隊務規定違反による除隊処分である。
A級でも名高い二宮隊がこれによりB級への降格処分を受けたことは多大なインパクトを周囲に与えたが、二宮隊のメンバーに親しい者たちは、そうでない者以上にその影響を肌で感じていた。二宮隊の銃手、犬飼澄晴──そして除隊された鳩原未来と同学年の隊員たちなど、まさに。
nashireonnn
MAIKINGなんぼでも見たい芸能人×一般人パロの鯉月書きかけ。ダレちゃったので尻切れトンボだし鯉登は本人が出てきてない。
気が向いたら完成する。ちょっと健康的な月島とちょっと不健康な鯉登が書きたかったはず。
潮騒は誰の名を告げるのか(仮) 潮騒が耳に馴染む。聴き慣れた故郷の海とは違う、穏やかな波音だった。聴いたことはないはずなのに、何故だか妙に懐かしく、どこか寂しい心地になる。
遠くの方で波が揺れ、不規則に自分の足下の岸辺に飛沫が舞う。ウミネコが鳴く声が潮騒と混じり合い、世界を内包するような共鳴音に耳が満たされていく。
感傷に耽りながら海を眺めていると、後ろから誰かに呼ばれたような気がして振り返る。そこに佇む人物を見やり、ゆっくりと海を背にして歩み寄れば、その人は柔らかく微笑んだ後、もう一度自分の名を紡いだ。
「 」
──聴き慣れた、けたたましいアラーム音で目を覚ます。慣れた手付きで目覚ましを止め、のそりと起き上がる。カーテンから差し込む朝日に照らされた布団をぼんやりと眺め、くぁ、と大きな欠伸を一つした。
3578遠くの方で波が揺れ、不規則に自分の足下の岸辺に飛沫が舞う。ウミネコが鳴く声が潮騒と混じり合い、世界を内包するような共鳴音に耳が満たされていく。
感傷に耽りながら海を眺めていると、後ろから誰かに呼ばれたような気がして振り返る。そこに佇む人物を見やり、ゆっくりと海を背にして歩み寄れば、その人は柔らかく微笑んだ後、もう一度自分の名を紡いだ。
「 」
──聴き慣れた、けたたましいアラーム音で目を覚ます。慣れた手付きで目覚ましを止め、のそりと起き上がる。カーテンから差し込む朝日に照らされた布団をぼんやりと眺め、くぁ、と大きな欠伸を一つした。
あめだま
PROGRESSフロントライン続き/尻切れトンボ蒼穹のフロントライン・2 もうもうと砂塵が舞う。雲ひとつない、雨の降る兆しなど全くない空はどこまでも青く、抜けるように高かった。それも今は吹き渡る風が巻いあげた砂粒にまみれ、うっすらと黄土色にかすんでみえる。暑く乾燥した空気が皮膚や口腔内の水分を奪い、眼球さえも乾涸びさせていくようだった。
ここはアメストリス東部の辺境、大砂漠に面した戦地イシュヴァール。イシュヴァラなる一神教に支配された、褐色肌に赤い瞳の異人達が住まう土地。過酷な環境のせいか民族同士の結束は高く、ゆえに七年もの間、内戦は終わる気配もなく続いている。既に多くの人間が敵も味方も問わず犠牲になった。とても、たくさんの。
ここに送られてから、もうじき半月が経つ。軍人として、また国家錬金術師として在る上で決して逃れられない絶対的な責務。一度、招集がかかれば人間兵器として軍の求めるままに力を振るわねばならない。軍の狗として。今回、大総統はついに国家錬金術師の派兵を決断した。最大で約一年間を想定とした大規模掃討戦──否、殲滅戦だ。
12321ここはアメストリス東部の辺境、大砂漠に面した戦地イシュヴァール。イシュヴァラなる一神教に支配された、褐色肌に赤い瞳の異人達が住まう土地。過酷な環境のせいか民族同士の結束は高く、ゆえに七年もの間、内戦は終わる気配もなく続いている。既に多くの人間が敵も味方も問わず犠牲になった。とても、たくさんの。
ここに送られてから、もうじき半月が経つ。軍人として、また国家錬金術師として在る上で決して逃れられない絶対的な責務。一度、招集がかかれば人間兵器として軍の求めるままに力を振るわねばならない。軍の狗として。今回、大総統はついに国家錬金術師の派兵を決断した。最大で約一年間を想定とした大規模掃討戦──否、殲滅戦だ。