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    ハルト

    poskonpnr

    DOODLEハルトの参観日に乗り込むカイトと遊馬 最終回後 特にCPの表現はありませんが検索避けのため女性向けタグを使用しています
    わたしのすきなひと ラボの天井は時間帯に応じて日光を取り込むよう、窓のガラス面が露出する幅を自動的に調節する。日がな一日、最低出力の暗い部屋で過ごしていても特に支障がないといえばそうなのだが、オービタル曰く「日光ニ当タリセロトニンノ分泌ヲ促進スルコトデカイト様ノ精神的ナ安定ヲ図ルデアリマス」とのことなのでカイトは好きにさせている。なお、カイトは現状においては自己の精神が不安定であるというつもりはない。
     時刻は午後2時。今になって昼食をとり損ねたことを思い出し、カイトは上着のポケットに突っ込んであったゼリー飲料を取り出した。
     あれから数ヶ月。
     クリスやトロンまで巻き込んで、今このラボでは異次元についての研究を行っている。地球と宇宙、人間界とアストラル世界、シリアルとパラレル、次元と次元……。アストラル、そしてヌメロンコードの存在はあらゆる「ここ以外」の可能性を提示した。自分たちが生きている間には存在を知ることすらできないかもしれないほどの広大な世界がある事実に、確かにカイトの中のロマンは掻き立てられた。
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    chiroroya_dda

    DONEバラダイWEB企画のお題「白色「私はあなたにふさわしい」」を書かせて頂きました。
    バラダイなのに、二人の会話が一切無いです。ごめんなさい。

    現パロで、パパが俳優という特殊設定です。
    ダイ君は一般人です。
    因みに、話に出てきてませんが、ラーハルトはバランの秘書です。

    とても短いので、さらっと流してください。
    決して届かない我儘晴天の今日、ポップ達と一緒に都会へ遊びに行った。そこでゲームをしたり、色々なお店を覗いたり、食事を楽しんだりと楽しい時間を過ごした。
    そう、あれを見るまでは。

    昼ご飯を食べ終え、次の目的にである映画館に向うために大通りの大きな交差点を渡ろうとした時だった。丁度信号が赤だったので立ち止まり隣のポップと会話している時、ふと顔を上げた。
    すると、向かい側にある大きなビルの液晶画面に見知った大人が映し出された。黒一色の背景に立つ大人は深紅の上下のスーツを纏い、上着の下には、同色のベスト、その更に下に黒のワイシャツとそれの襟を締める為の銀に近い灰色のネクタイが覗く。上着のボタンを止めず、ズボンに両手を入れた大人は、クラシックな音楽に合わせ緩慢に接近する。そして、映像が全身から上半身だけになると立ち止まり、大きな手をポケットから出し目の前に持ってくると、指を鳴らした。すると、何も持っていない手から手品のように白い薔薇が一本現れた。途端にBGMは鳴り止み、大人は薔薇の花弁へ大事そうに見つめながら、そっと口付け。
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